3.駅の概要
ここでは、「琵琶湖リゾートライン」の駅の配線を紹介したいと思います。
●近江今津駅
現状の近江今津駅は、高架の島式ホーム2面4線の配置と、待機場所を上下2本取り付けています。
ここのホームでは、主に湖西線「新快速」の始発駅及び、北陸本線の始発駅として賑わっています。
●日置前・駅中心 :近江今津起点5.15km・施工基面高 :TP129.750m・ホーム :1面2線(島式ホーム)高架式
(1)優等列車の通過線を設けるため、1線を直線スルーとする。(2)行き違い設備を設置
●角川駅・駅中心 :近江今津起点9.6km・施工基面高 :TP220.200・ホーム :1面1線 高架式
●熊川駅・駅中心 :近江今津起点15.1km・施工基面高 :TP89.000m・ホーム :1面1線 高架式
●上川駅・駅中心 :近江今津起点19.78km・ホーム :島式ホーム1面2線+1線
なお、日置前駅に行き違い設備を取り付けるのは、以下の理由からみたいです。
・近江今津駅の直近駅であり、分岐器の支障事故のトラブルがあった場合にも、早期な対応が出来るように。
・路線の中間付近の角川駅と比べ、分岐器の凍結等が少ないと考えられ、メンテナンスに必要な費用も少ない。
※施工基面:軌道の高さを示す基準面(基準路盤面)
4.湖西線及び小浜線の相互乗り入れの問題点
ここのページでは、湖西線と接続しています「近江今津駅」
小浜線と接続しています「小浜駅」の新線乗り入れ時の駅の配線について考えて見ます。
(1)近江今津駅
●≪A案≫湖西線立体交差案●≪B案≫湖西線平面交差案
概要 湖西線との相互乗り入れ 問題点 A案 ・駅西側に島式ホームの
設置・湖西線乗り越し橋梁
設置・相互乗り入れする場合は、湖西線ホームを完全使用。
・駅構内の在来線に対する近接施工
・湖西線の橋梁の設置
B案 ・駅西側に、島式ホームの
設置・湖西線線路を逆行する列車があります。
・湖西線への乗り入れが平面交差な為、運転保安上支障をきたす恐れがあり。