阪急宝塚線・箕面線・能勢電鉄スレッド Part17
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名無し野電車区:
そろそろ23時を回り繁華街の人通りも少なく、終電も迫ってきたので梅田駅の宝塚線乗り場へと向かった。
「第三の男」のメロディはコンコースの照明が薄暗いから何気に不協和音を感じてしまう。
1階のホームに下りると23時10分発の雲雀丘花屋敷行き普通最終を待つ人が数十名。
沿線住民の急激な高齢化と減少により、当線の利用者も激減し、
列車本数も大幅に削減され、利用者がゼロに等しくなった駅は廃止された。
やがてホームに西宮から転属した8201F(通称「スナック電車」)が入線。
10両分あるホームに2連はやはり不釣合いだ
駅構内の店で買ったカレーライスを中央のテーブルで立ち食いする。
車内からはたこ焼きかお好み焼の匂いがしてきた。
以前これと同型の車両内で酔いつぶれた中年の男が、
車庫内に閉じ込められた為に、高血圧と寒さで死ぬ事故があった。
平井の入庫線の旧国道高架下に行けば出るらしいな。
その事故以来は検地機がついて飲酒禁止になったばかりだ。
窓外に目をやると、ほどなく浮かび上がる不気味なシルエットは一昨年廃止された中津駅の残骸。
荒れ果てた十三で乗り降りはゼロで2両で0人余りの乗客を乗せ高架に上る。
高架に上っても目に付くのは廃ビル、廃マンションの類ばかり。
三国で僕1人だけを降ろした列車は豊中へと走り去る。
この駅も無人化されて久しく、改札口すら跡形もない。
ホームから降りた階段の下に止めておいた自転車で自宅に向かった。
途中、潰れたボーリング場の建物の中から女の叫ぶ声が聞こえてきた。
おそらく例のマスクの少年グループにレイプされているのだろう。
この前もこの近くの某教団関係の新聞販売店の一家が、
玄関に難解な詩を掲げ、変死する事件があったから物騒だ…