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名無し野電車区:
そろそろ9時になりラッシュも終わりかけ、次の電車も迫ってきたので宝塚駅の福知山線乗り場へと向かった
コンコースの照明は明るくホームレスなどいない
出口は数箇所に設けられているので悲しいほどの狭さは感じられない
ホームに上がると9時3分の同志社前行き快速を待つ人が数百名
沿線住民の急激な増加に加えJR化後のスピードアップなどによって
以来当線の利用者もますます増加し、列車本数も増発され、利用者が大幅に増加した駅は拡張された
やがて快速が入線。7両編成の1両目に乗る
ロングシートに身を沈めて窓外に目をやる
ほどなく浮かび上がるシルエットは中山寺駅
川西池田で乗り降りは数十人で1両で80人余り、全部で580人余りの乗客を乗せた快速はスピードを上げ走る
70kmくらいは出してるだろう
目に付くのはビル、マンションの類ばかり。ライバルの阪急宝塚線も見える
伊丹で客の少しが乗り降りし、残るは私を含めて数百人
ところが、ここで少しオーバーランしてしまったようだ。列車は少し遅れる
猪名寺の駅を過ぎ、列車は猛烈にスピードを上げる
塚口を100kmくらいで通過する。遅れはかなり縮まった
毎朝列車を待つ人で殺気立った雰囲気さえあると聞く上りホームも今は静かである
ここから先の立客は数十人で列車は尼崎までの2.5kmを走る
電車は、快調に飛ばしていく。
名神高速道路の高架をくぐると何年か前に出来たマンションが見えてくる。
マンションの前は、急カーブになっており、電車は減速する。
しかし、なぜか減速しない。100km超のまま走り続ける
車内がにわかにざわめきはじめる。
そしてマンションの目の前である。
あ!なぜか曲がらない!曲がらない!ドカーーーーーーーーーーーーーン