小田急電鉄を語ろう!Part21

このエントリーをはてなブックマークに追加
468名無し野電車区
そろそろ25時を回ったが繁華街の人通りは減りもしない。だが終電も迫ってきたので席をはずし新宿駅の小田急線乗り場へと向かった
コンコースの照明はこうこうと照らされて、ごった返しているのりばは昨年新たに1階分追加され
合計3階建てになったにもかかわらず、溢れ返る人の波がホームに入ることすら困難にしていた。
地下4階のホームに下りると25時12分の小田原行き最終準急を待つ人が数千名
沿線住民の急激な高齢化にもかかわらず小田急沿線のブランドで人口が増えつづけ、3年前から津久井道は終日渋滞で動かなくなった
以来当線の利用者はさらに激増し、列車本数は限界一杯まで増やされ、利用者が10万人を切る梅ヶ丘駅が消えた
やがて8分遅れて準急が入線。20両分あるホーム一杯に列車が入る
すでに満員の列車に無理やり詰め込まれ、あちらこちらから悲鳴が聞こえる
ほどなく浮かび上がる不気味なシルエットは人だらけの代々木上原、
ホームから人が落ちそうな込み具合の下北沢で乗り降りは長引き、20両で11万5千人余りの乗客を乗せた準急は世田谷代田から地上に出る
地上に出て目に付くのは超高層ビル、40階建てのマンションの類ばかり。
登戸で客の大半が乗降りするが全く空かない、まだ私を含めて数万人が苦痛に喘ぐ
前が詰まり全ての信号で常に停止するが並行する津久井道の車はまったく動く気配が無い
人ごみあふれる新百合ヶ丘を過ぎて、ホームから改札に出られない人だらけの柿生、鶴川を通過、
あれは5年前に増築した小田急百貨店かと思えば頭上を15両編成の横浜線が跨ぐ
前方には相模大野の大検車区である、もう60年は使われたであろう8000系もある
今は毎朝始発列車を待つ人で殺傷事件すら起きたと聞く上りホームはさらに拡張工事を行っている
ここから先は江ノ島線の客は降りたが、それでも異常な混み具合の状態で列車は本厚木までの13kmを走る
本厚木でやっと空き始めたが、いまだ乗車率250%超の列車は伊勢原へと走り去る
この駅も改札が増やされて久しく、改札口が横50mに広がる
ホームから降りるのに15分近くかかり、大渋滞している国道246号を動かないバスで自宅へ向かった