小田急電鉄を語ろう!Part21

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466名無し野電車区
そろそろ25時を回ったが繁華街の人通りは減りもしない。だが終電も迫ってきたので席をはずし新宿駅の小田急線乗り場へと向かった
コンコースの照明はこうこうと照らされて、ごった返している通路は昨年新たに2つ追加され
出口が合計7箇所になったにもかかわらず、溢れ返る人の波がホームに入ることすら困難にしていた。
ホームに下りると25時32分の相模大野行き最終急行を待つ人が数千名
沿線住民の急激な高齢化にもかかわらず小田急沿線のブランドで人口が増えつづけ、3年前から国道246号は終日渋滞で動かなくなった
以来当線の利用者はさらに激増し、列車本数は限界一杯まで増やされ、利用者が10万人を切る駅が消えた
やがて8分遅れて急行が入線。20両分あるホーム一杯に列車が入る
すでに満員の列車に無理やり詰め込まれ、あちらこちらから悲鳴が聞こえる
ほどなく浮かび上がる不気味なシルエットは人だらけの南新宿駅
ホームから人が落ちそうな込み具合の代々木上原で乗り降りは長引き、20両で8万7千人余りの乗客を乗せた急行は二子玉川から地上に出る
前が詰まり25kmくらいしか出していないが並行する国道246号の車はまったく動く気配が無い
地上に出て目に付くのは超高層ビル、40階建てのマンションの類ばかり。
あれは5年前に増築した高島屋かと思えば頭上を15両編成の大井町線が跨ぐ
溝の口で客の大半が乗降りするが全く空かない、まだ私を含めて数万人が苦痛に喘ぐ
人ごみあふれる梶ヶ谷を過ぎて、ホームから改札に出られない人だらけの宮崎台、宮前平を通過すれば
左には鷺沼の大検車区である、もう60年は使われたであろう8500系もある
今は毎朝始発列車を待つ人で殺傷事件すら起きたと聞く上りホームはさらに拡張工事を行っている
ここから先は各停の客も乗り込み、異常な混み具合の状態で列車は青葉台までの7kmを走る
青葉台でやっと空き始めたが、いまだ乗車率250%超の列車は長津田へと走り去る
この駅も改札が増やされて久しく、改札口が横50mに広がる
ホームから降りるのに15分近くかかり、大渋滞している環状4号線を動かないバスで自宅へ向かった