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名無し野電車区:
そろそろ25時を回ったが繁華街の人通りは減りもしない。だが終電も迫ってきたので席をはずし鶴見駅の鶴見線乗り場へと向かった
昔ながらのコンコースの照明はこうこうと照らされている。
昔から変わらない2面2線のホームはやはり供給不足で、溢れ返る人の波がホームに入ることすら困難にしていた。
改札を抜けると25時32分の扇町行きを待つ人が数千名
10年前の大地震で東京湾は隆起し陸地となり、そこには避難民のための住宅建設が相次いだ。
以来当線の利用者はさらに激増し、列車本数は限界一杯まで増やされ、利用者が10万人を切る駅が消えた
やがて8分遅れて新型車両E239系が入線。3両分しかないホーム一杯に列車が入る 。
始発とはいえ、すぐに列車は満員になり無理やり詰め込まれ、あちらこちらから悲鳴が聞こえる
ほどなく浮かび上がる不気味なシルエットはホームドアに人が押し付けられたyする実駅 、
3両で700人余りの乗客を乗せた電車は鶴見を出てすぐ京浜東北線の線路と別れ、単独路線として走行する。
目に付くのは緑に囲まれた50階建てのマンションの類ばかり。あれは高架の国道駅かと思えば
隣ををE237系3両編成の普通鶴見行きが過ぎ去る
浅野で客の大半が乗降りするが全く空かない、まだ私を含めて数百人が苦痛に喘ぐ 。
最新のコンピューター制御で200kmで走行しながら、浜川崎からの2連と併結し5両編成となる。
浜川崎を過ぎれば、 もうすぐ終点扇町である。
この駅も改札が増やされて久しく、改札口が横50mに広がる
ホームから降りるのに10分近くかかり、高速船に乗り換え自宅へ向かった
…スマソ