http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news006.htm 伊勢鉄道の新車両、納入中に損傷
【写真】前部の排障器が曲がるなどした伊勢鉄道の新型車両
県や鈴鹿市などが出資する伊勢鉄道が10月1日から津―四日市間で運行する予定だった新型車両が、27日未明の納入作業中
にクレーンのつり下げ金具が外れて車体の一部が損傷、使用開始が遅れることが確実になった。
事故は同日午前1時半ごろ、本社のある玉垣駅(鈴鹿市)構内で起きた。車両製造会社から運ばれた台車を線路に降ろした後、
車体の前後を2台のクレーンでつり上げ、台車の上に置こうとしたところ、突然金具が外れ、車体が台車の上に落ちた。車体に傷が
できたほか、スカートと呼ばれる車両前部の排障器が曲がった。損傷の程度は製造会社で検査を受けなければ分からないという。
新型車両はステンレス鋼製で約1億円。車体の長さ18メートル、重さ30・4トン、定員は旧型を25人上回る125人で、10月9日に
決勝レースがあるF1日本グランプリでの輸送量アップが期待されていた。
同社では所有する4両の車両を順次更新しており、事故が起きたのは最後の車両だった。
(2005年9月28日 読売新聞)