`N,ishitetsu 西鉄天神大牟田線16【筑紫車庫】

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864名無し野電車区
西日本新聞2027.11.03付

新宮沖に2033年6月をめどにに開港する九州国際空港と同市内などを接続する交通手段のうち、
鉄道による運行ルートが固まった。西日本鉄道(ふくおか市)は、新空港とふくおか市内を
つなぐ連絡鉄道路線を新たに設ける方針だ。

 新空港との接続では、福岡高速鉄道箱崎地下鉄線を延長する形で整備する案も検討されていたが、
採算性などの面で実現は難しいと見られている。このため、現在の西鉄花どんたく線(千早-アイ
ランドシティ-みなと公園)を新空港へ延長する案が主力となる。

 新設路線は、西鉄花どんたく線の終点、みなと公園駅から北西に2.7キロ延長し雁の巣と開発中の
りんくうシティ(仮称)に2駅、空港島に3駅の計5駅新設する。みなと公園駅-雁の巣(仮称)間は
海底トンネル、りんくうシティ駅(仮称)-新空港間は現在の自動車専用橋「山笠ブリッジ」に
並行して鉄道橋を設置する案が有力という。ふくおか市中心部から新空港へは、JR博多駅より
千早駅へ向かい、同一のホームで西鉄花どんたく線との乗り換えが必要となる。

 主な所要時間は、博多駅から新空港までが30分、JR香椎駅からが25分となる。
 西鉄が鉄道路線を新設するのは、2013年に開業したアイランドシティ線(現 花どんたく線)
コンテナターミナル-みなと公園間1.1キロ以来20年ぶり。
 新空港への交通手段を巡っては、九州運輸局、福岡県、学識経験者らでつくる「九州国際空港バ
ス等アクセス検討委員会」が昨年8月、「千早、アイランドシティ方面と新空港を結ぶ鉄道路線と、
最寄り駅からのシャトルバスの運行が望ましい」と提言し、同様のメンバーで組織する
「福岡国際空港軌道系アクセス検討委員会」は、新空港と福岡市中心部を結ぶ他の鉄道整備の
可能性を検討しており、来年度中に報告書をまとめる予定だ。