☆☆山陽電鉄(神戸高速)スレッド 15☆

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326名無し野電車区
>>325
山陽・阪急・阪神(と能勢電)のATSは、レールに流れた信号電流を読み取って
現在の信号現示を解析し、それぞれの制限速度(青−フリー・青黄−75キロ、
黄−45キロ、黄黄−25キロ、赤−0キロ)を超えていた場合に常用最大制動で
適正速度まで減速させるシステムで、それとは別に各線の認可最高110キロに
対する速度照査(山陽・阪急は速度計の誤差を見込んで115キロ、阪神だけは
誤差を内側に見込んで106キロ)を行い、青信号でもそれぞれの最高速度照査を
超えた場合には常用最大制動で90キロまで減速されるシステム。
点制御(地上子)式に比べると連続的に速度を照査している点で安全なことと、
各閉塞区間内を走行している時に信号現示が変わった場合にも即座に反応し
加速が可能になること(点制御式の場合は次の信号を超えるまで制限が残る)で
無駄な制限運転がなくなり効率的な運行ができるのが最大の特徴。

しかし信号に関連しない速度制限をかけることは考慮されておらず、今回の
指導に準拠させるには何かしらの工夫が必要になる。もしくはこの安全性の高い
ATCに限りなく近いATSを破棄し、点制御式のATSに「グレードダウン」させるか。