鉄道トラブル:JR田沢湖線、車掌が勘違い休憩で26分遅れる /岩手
◇係員呼び掛けにも気付かず
7日夜、盛岡市のJR盛岡駅で、乗務する列車を勘違いした車掌が休憩していたため、
田沢湖線下り列車の発車が26分遅れ、約50人に影響が出るミスが起きた。
JR盛岡支社によると、車掌は雫石発の田沢湖線上り列車に乗務、午後7時46分に
盛岡駅に着いた。その後、午後8時11分盛岡発赤渕行きの同線下り列車に乗る予定だった。
車掌は運転士や同支社の輸送指令と無線が良好かどうかの確認をするため原則、
発車10分前までに乗務する。しかし午後8時を過ぎても無線連絡がなかったため
車掌の不在が分かった。
係員が車掌を探し、駅構内の休憩室にいた車掌に「午後8時11分盛岡駅発の
田沢湖線の車掌はいませんか」などと話したが、車掌本人は田沢湖線の乗務と
思っていなかったため「いません」と答えたという。ほかの待機場所でも見つから
なかったため、係員が休憩室にいた車掌に再び話しかけ、持っていたスケジュー
ル表などで確認したところ、田沢湖線乗務ということが分かった。
車掌は慌てて8時10分ごろに列車に乗ったが、8時25分盛岡発秋田行きの
秋田新幹線こまち25号の発車時間が近づいたため、こまちの出発を待って
26分遅れの8時37分に発車した。
JR盛岡支社は「乗務員の指導を徹底し、再発防止に努める」と話している。
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