河北新報3月23日付
ttp://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/03/20050324t13042.htm (完成予定イラスト入り)
新車両乗降しやすく 仙台空港アクセス鉄道
JR東日本仙台支社は23日、2006年度下期に開業予定の
仙台空港アクセス鉄道(JR名取―仙台空港、7.1キロ)に、
仙台駅から直通で乗り入れる新型電車の概要を発表した。
新車はステンレス車体で、車いす利用者が乗降しやすいように、
東北地方の従来型車両にあった乗降口のステップを廃止した。
東北のJR線ホームの高さ(約90センチ)は、首都圏のホーム
(約110センチ)より低く、乗車にはステップ付きが普通だったが、
今回は車輪の直径を小さくして低床化を図った。
車内は前向きのクロスシートと、ベンチ式のロングシートを配置。
外国人向けに英語の自動放送をするほか、旅行用などのスーツケースを
置ける荷物置き場も設ける。
JRは今年12月ごろまでに1編成(2両)を新製し、開業までに
さらに3編成をそろえる。アクセス鉄道を運営する第三セクター
「仙台空港鉄道」も、ほぼ同型の車両を3編成新製する予定。
一編成当たりの総工費は2億5000万円から3億円程度となる見通しだ。
これらの車両は仙台―仙台空港間を最短17分で走る。将来は
仙山線にも乗り入れられる性能を備えているという。