【魅惑の真紅】名鉄パノラマカー【当然名電】

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228[1/5] ◆aPwp0KSVC6
○環状
毎度ながら桜田家には、翠星石と蒼星石がおじゃましている。
お菓子をかりぽりしながら人形たちは楽しい会話をしてるものの、だんだんとネタが尽きてきた。
そんな真紅が、とある提案をした。
「山手線ゲームをしてみない?このゲームは終わりがないから、楽しいものよ」
「そうですぅ!今から山手線ゲームするですぅ!」
「するのするの〜!!」
「お題は何にする?僕はそのまんま山手線の駅でいいと思うけど。」
「山手線の駅は29駅。それでは先に駅名をいえなくなった方が負けということにしようかしら」
「賛成ですぅ!」
「はやくするのするの〜!」
「僕から先に行かせてもらうよ」
「どうぞ、蒼星石」
229[2/5] ◆aPwp0KSVC6 :05/03/05 20:20:36 ID:3Rt4crTm
「では、東京」
真紅が口ずさむ、
「新橋」
翠星石が次に
「有楽町ですぅ」
雛苺が、
「池袋なの〜!」
「品川」
「新宿」
「秋葉原ですぅ」
「え、え〜、え〜と、ヒナ、池袋以外わかんないなの〜!」
「ハイ雛苺脱落ですぅ!」
「無様ね」
230[3/5] ◆aPwp0KSVC6 :05/03/05 20:21:35 ID:3Rt4crTm
「雛苺の次だから、僕からだな。目白」
「目黒」
「渋谷ですぅ」
「五反田」
「恵比寿」
「巣鴨ですぅ」
「日暮里」
「西日暮里」
「田端ですぅ」
「駒込」
「大塚」
「神田ですぅ」
「御徒町」
「上野」
231[4/5] ◆aPwp0KSVC6 :05/03/05 20:22:31 ID:3Rt4crTm

その後一巡し、延々と続くと思われるものの
「上野ですぅ」
「田端」
「目黒」
「真紅、目黒はさっき私が言ったですよ。」
「真紅の負けだね…。」
「…」
そして山手線ゲームは、双子の一騎打ちとなってしまった。
「秋葉原」
「上野ですぅ」
「渋谷」
「新宿ですぅ」
「大塚」
「池袋ですぅ…もういい加減疲れてきたですぅ!」
「でもゲームだから仕方ないよ翠星石、駒込」
「もう秋葉原ですぅ!」
232[5/5] ◆aPwp0KSVC6 :05/03/05 20:25:58 ID:3Rt4crTm
「あっ、それ僕がさっき言ったよ。」
「もう私の負けですぅ!勝利の女神を蒼星石に譲るですぅ!」
「へへへ、僕が勝っちゃったな。」
こうして蒼星石が勝利ということで、真紅が提案した山手線ゲームは終了した。
負けて地団駄を踏んでいる真紅はその後ジュンにこう言った。
「ジュン、今から2人で山手線ゲームをやるのよ!」
「ははぁ、真紅、何かあったんだな」
「お黙り!」
ジュンは乗る気がないまま真紅の相手をしてやることにした。
「はい池袋」
「新宿」
「東京」
「田端」
「渋谷」
……(終)