【単行】走れ!第3セクター 4社目【高規格】

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33名無し野電車区
先日の岐阜新聞3面より

樽見鉄道 来年度運賃20%値上げ 経営改善計画提示 機関車、客車は廃止へ

 赤字を減らす合理化を検討してきた第3セクター鉄道・樽見鉄道(本巣市曽井中島)が、
沿線市町村に経営改善計画を提示していることが23日、明らかになった。
来年度から運賃を約20%値上げし、2006年度から機関車・客車を廃止、レールバスのみとすることが
柱となる。06年度以降の経営赤字は、毎年五千万円前後と予測している。運賃改定は、県内の
他の3セク鉄道の運賃が樽見鉄道より平均で13−26%高いのを踏まえ、1997年以来の引き上げを行う。
機関車などの廃止は住友大阪セメント岐阜工場からの貨物輸送がら05年度末で打ち切られるため。
機関車4両とともに動力を持たない客車十両を廃止し、修繕費を削減する。

 さらに06年度から列車本数を三十九本から二十九本に減らし、車両の廃止や駅(北方真桑、大垣)の
無人化で人員も五十三人から三十九人に減らす。その一方で、企画列車を充実させて、沿線市町村の
六十五歳以上の運賃は区間に関わらず一区間分の百八十円に設定し、乗客を増やす方針だ。
樽見鉄道の経常赤字は01年度は約五千七百万円、02年度は約一億二千四百万円、03年度は約六千五百万円と
推移。02年度分から沿線市町村が半額を負担している。また主力の貨物輸送の打ち切り後は沿線市町村は毎年
五千万円前後の経常赤字の全額を穴埋めする必要に迫られる。