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名無し野電車区:
JRと西武鉄道が埼玉県とさいたま市・所沢市の要請を受けて飯能〜大宮間の
直通電車を走らせることとなった。これは直接の移動手段がない県都さいたまと
所沢・飯能方面の交通網を整備し、県民生活の利便性を計るためである。
直行電車は所沢〜新秋津間の連絡線を経由してJR線に入り、新秋津駅南側の
側線に新たに設けられた乗務員用ホームで乗務員の交代とスイッチバックをして
武蔵野線に入るというルート。1時間あたり2本、1日36往復運行される。
列車は1本交互に西武とJRが運行する。通常は8両編成だが朝ラッシュ時のみ
増結して10両となる。増結用2連は西武の車両で統一することが決まった。
西武2000系JR乗り入れ仕様車
上記乗り入れに対応するため、西武鉄道は池袋線の2000系にJR用の保安設備
を載せた対応車を用意した。
付属の2連にはJR205系連結対応工事が行われ、池袋側のみ自動解結装置が
取り付けられた。電気連結器は黄色に塗られている。
JR205系西武鉄道乗り入れ仕様車
上記の乗り入れ運転でJR側が用意した205系。武蔵野線向けの205系に
西武鉄道用の保安設備をつけ、府中本町側先頭車には西武2000系との連結
に対応した電気連結器と自動解結装置が取り付けられた。
なお、改造はすべて0番台車からとなっている。
この改造によってラッシュ時のみ西武2000系2連+JR205系8連という
運用も見られるようになり、205系を従えて武蔵野線で先パンを振りかざして
走る205系の姿にヲタたちの人気が集まることになる。
運行発表時には秋津駅前商店会が運行反対の声明を出すが、利用者に全く聞き入れ
られず、署名も集まらなかったというエピソードが存在する。
直通電車には「さいたま西武ライン」と名付けられ、特にラッシュ時に人気がある。