拝島駅4年かけ大改造
駅改札を2階に 南北に自由通路 南口広場を拡大
昭島、福生両市にまたがり、JR青梅、八高、五日市線、西武拝島線が乗り入れる
拝島駅が大改造される。四年かけて、駅改札を二階にする橋上駅化、百メートル
の自由通路建設、八高線ホームと駅南口広場の拡幅を行う。駅前広場拡幅事業
を除き総事業費55億8000万円を見込み、二〇〇八年三月の完成を予定してい
る。
同駅の一日の乗降客はJR、西武線合わせ約六万一千人で、青梅線では立川駅
の約二十九万人に次ぐ多さ。しかし、自由通路もなく、南口の広場は約二百平方
メートルと狭いため、バスの発着が出来ない状態で、利用者から整備を望む声が
上がっていた。
こうした声を受け、両市とJR、西武鉄道の四者が三月三十日、「拝島駅整備改良
に関する基本協定」を締結した。今年度中に設計をし、来年度から三年間で工事
を完成させる計画だ。
計画によると、自由通路は長さ約百メートル、幅十メートルで、南口から西武拝島
線改札の北口までの二階部分に建設、自転車も通行できるという。駅舎はレール
上約五・五メートルに設け、橋上から各ホームと南北の広場へエレベーターとエス
カレーター計十二機設置する。八高線ホームは現在の六メートルから十メートル
に広げる。
一方、南口広場の拡幅は昭島市の単独事業で、現在の約三十倍の五千七百平
方メートルに広げ、バスやタクシーの発着が出来るようにする計画。同事業は今
後、地権者に説明し理解を得たい意向で、完成までには時間がかかる見込みだ。
ttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news002.htm