堅い話が続いたので、ちょっとわかりやすい話にしよう。
で、6スレ以降ついている大胆スレタイの根拠は、航空機との競争のための目標所要時間を訴えるため。
で、とりあえず東京〜札幌間3時間30分という根拠を計算したものを示そう。
前提は次の通り
・最高速度は360km/hとし、大宮〜札幌間の殆どの区間をこの速度で走る。
(R=4000、C=200の曲線区間は車体傾斜方式の車両で2.5度傾ければ走行可能である)
・停車駅は上野・大宮・仙台・新青森・新函館とし、停車時間は各1分とする。
・加減速によるロスタイム及び各駅間でもつ余裕時分の和を4分とする。
(加速性能の高い車両を導入すること、新ATCの導入により、ロスタイムはこの程度に収まるものと想定している。)
・規格外の曲線については、車体傾斜方式と新ATCにより現行より速度制限はゆるいものと想定する。
・東京〜大宮間の最高速度は160km/hとし、上野〜大宮間は現行より5分程度短縮させる。
(地元自治体との協議により現在は最高速度110km/hに制限されているが、車両の置き換えに伴う静粛性向上に合わせて地元と調整を図り、速度向上を実現する。)
東京〜上野 4分(余裕時分等の見直し)
上野〜大宮 14分(最高速度160km/hに引上げ)
大宮〜仙台 53分(294km÷360km/h×60+4)
仙台〜新青森 64分(349km÷360km/h×60+4+1)(盛岡駅付近通過のロスタイムを1分とする)
新青森〜新函館 29分(150km÷360km/h×60+4)
新函館〜札幌 39分(210km÷360km/h×60+4)
東京〜札幌 計 4+14+53+64+29+39+5駅×1分/駅=208分=3時間28分
以上の前提は、最高速度360km/hで70dB以下で走行できることを仮定している。
仮に360km/hで75dBとなった場合、70dBで走るには300km/hまで減速する必要がある。
この場合減速が必要なのは大宮〜宇都宮間であり、これにより2分程度ロスタイムが生じる。
また、青函トンネルについては、貨物列車とのすれ違い時に減速する必要が生じるが、その速度水準は貨物列車との相対速度で定められる。
仮に400km/hとした場合、貨物列車が160km/hで走行すれば新幹線は240km/h運転する必要があるが、
その必要距離は高々5km程度であり、その場合の所要時間のロスタイムは1分以下であることが計算上想定できる。(12kmで所要時間差1分)