666 :
名無し野電車区:
昨夜20時40分過ぎのことです。
友達と会った帰り、登戸駅の北側から、踏切を渡って
改札に向かう途中でした。
川崎行き電車が近づいてきており、遮断機が下りています。
ふと見ると、線路で何か動いています。目を凝らしてみると、人。
最初は何か作業でもしているのかと思ったのですが、どうやら
転んでうずくまっているようでした。
近づいて、引っぱり出そうと思ったら、もう目の前に川崎行き電車が
目の前に来ていました。足が震えてました。
妙に冷静に
「足は線路にかかっていないし、身体は線路の外側にあるし、転んで
姿勢が低いから電車にひっかからないだろう。最悪でも死なないだろうな」
などと思っていました。
とっさに「電車だ、危ない!」と叫び声をあげるのが精一杯です。
非常警報ボタンを押そうか、踏切に入ってその倒れている人を
引っぱり出そうか、一瞬躊躇しました。
遮断機を持ち上げて身体を入れた時には、近くにいた20代前半くらいの
男の人が踏切に入り、その倒れていた人をフェンス際まで引き寄せました。
直後に電車が急ブレーキをかけながら、通過していきました。
667 :
名無し野電車区:04/03/14 05:43 ID:rKFjZngB
電車がほとんど停まりそうになってから私も踏切に入り、その倒れて
いた人を別の人と一緒に踏切外に引きずり出しました。
その後、近所の商店の人に警察への連絡を頼んだり、その倒れていた
人の靴を踏切外に出すよう近くの人に頼んだり、車掌に事情を説明したりと
していたようですが、記憶がこの辺あいまいです。
倒れていた人は酒臭く、酔っぱらって足がもつれて転んだようでした。
しばらくして、駅員と警官が来て、事情を説明したり、氏名住所を
尋ねられたので伝えたりしていました。
この時に「人命救助したんだな」と、内心得意になっていました。
その直後、倒れていた酔っぱらいから
「お前が電車を止めたんだよな。俺じゃない。余計なお世話しやがって」
というような嫌みを言われました。
ちょっと得意になっていただけに気持ちが落ち込みました。
得意になっていた自分が恥ずかしくなりました。
ちょっと嫌みを言われただけで、気にする小心さも嫌になりました。
何というか、冷水を浴びせられたような気持ちです。
一番活躍したのは、最初に踏切に入って引き寄せた若い人。
私はただ声をあげただけ。電車が低速になって、安全になってから
踏切に入って引きずり出しただけ。
それなのに、得意になっていた。
酔っぱらいから嫌みを言われて、うじうじと気にしている小心さ。
なんか、それらで気持ちが沈んでいます。
お目汚しすみませんでした。
皆さんも踏切ではお気をつけ下さい。