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名無し野電車区:
新LE−CAR
LE−CARの設計思想を現代風にアレンジしたもの。富士重工が撤退したため
西日本車体が富士重工のアドバイスの元、設計・開発を新規に行った。車体は
西日本車体の路線型のバスをベースとしているので、ヘッドライトつきバンパー
が付いた個性的な顔立ちとなっている。
昨今のバリアフリー対策などが随所に見られるものとなった。車高を下げて
ホームとの段差を低くした。さらにサスペンションをエアサスとして、
ニーリング機能を用いて、停車時に限りさらに車高を下げることに成功。
またノンステップバスの技術を生かしてドアの段差をなくした。
また扉を大型化し、スロープを設置して、車椅子利用者の乗降性の
向上を図った。また、オプションで格納式ステップを設置。ただし、ホームの
かさ上げなどの対策を施さないと、せっかくのノンステップ構造があまり生きない
と言う弱点が指摘された。
走行機器類は基本的には日産ディーゼルの物が採用されている。ギアはマニュアル
とオートマチックが選べる。技術の発達で、マニュアルでも総括運転が可能となって
いる。なお、走行機器類は日産ディーゼルのほか、いすゞ、三菱ふそう、日野が選べる
ようになった。台車は1軸が基本だが、2軸も選べる。
面白いギミックとして、バスにおいてはナンバープレートとなっている部分は
通常は格納されている連結器が飛び出す仕組みとなっている。ほかにも機器の
故障時にバスの部品が大いに流用できることから、故障時に何かと融通が利く
のも特徴である。
老朽化が進む旧LE−CAR導入路線や盲腸路線に導入が予定されている。