【大阪】北陸新幹線・長野新幹線 Part7.0【東京】

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79611月21日Web北日本新聞より
◆ 国交省に財源試算支持 整備新幹線与党会合
 北陸など整備新幹線の建設促進を求める自民、公明の与党プロジェクトチーム(座長・
久間章生自民党幹事長代理)の第二回会合が二十日、東京・永田町の衆院第一議員会館で
開かれた。未着工区間の整備に向けた建設計画(スキーム)見直しで最大の課題となって
いる財源問題について、整備に回せる財源がどれだけ見込めるか試算するよう国土交通省
に指示した。

 自公与党はスキーム見直しについて異論はないが、政府合意に至るには財源問題で一定
の展望が必要と判断した。財源の試算は、北陸新幹線の富山−長野間など現行スキームの
整備が完了する平成二十五年以降が対象。

 運輸施設整備事業団交付金(年額七百二十四億円)が二十九年まで支払われることか
ら、公共事業費や地方公共団体の負担が現行通り維持されることを前提に、久間座長は
「(二十五年以降の)五年間で最低一兆円ある」と説明。さらに、新幹線貸付料収入や新
幹線開業による消費税増収などが試算の対象に含まれる見通し。

 久間座長はこのほか、石原伸晃国交相が見直し時期を「九州新幹線新八代−西鹿児島間
開業後の来年四月以降」との考えを示したことについて「(十二年の政府与党合意は)完
成後であって開業後ではない」と述べ、「今年のうちにできるならいい」と年内見直しに
含みを持たせた。

 プロジェクトチームの自民側メンバーは、法務相に就任した野沢太三参院議員や衆院選
で落選した議員の代わりに久世公尭参院議員(富山市出身)、町村信孝自民党総務局長が
加わった。公明側メンバーは財務副大臣になった石井啓一衆院議員が抜け、解党した保守
新党の三人もメンバーから外れた。