旭川周辺に関しては、何段階かに工事を分けて、振り分けながら高架させ
てゆくのではないでしょうかね?
昔話・その68 将来への準備
札沼線が市内を走る他の2線と大きく遅れている点は、
>>621さんがおしゃ
るように「電化」です。
前述しましたが、道内の電化計画を遂行できれば、今は函館本線(全線),
室蘭本線(全線),千歳線,宗谷本線(旭川−永山)には、颯爽と電車が抜
けていたこととなります。
ですが、現状は周知の通りです。これには、深川−旭川間のように電化に
あたりトンネル高の限界で新線切り替えを求められる区間や、単線でしかも
通票閉塞を行なうようなレベルの輸送量区間に電化が求められているのか?
といったことからであります。
仮に、以前お話したように「既存のトンネルをそのまま拡張できる技術」
が応用できれば、電化はもちろん、複線化も飛躍的に延びることとなります。
さて、この電化計画が作成された後に新線切り替えが行なわれていながら、
目的が「電化」ではなかったために、せっかくの電化に対しては何の準備も
しないまま、という線があります。千歳線です。
苗穂分岐から白石分岐となり、複線化と市内の高架化とが達成されました。
が、高架橋脚には架線を支える支柱を立てる構造にはなってませんで、後の
電化に際して10年も経たないうちに再度工事を行なっております。
これほどに、高架化と複線化と電化とは「別モノ」だったわけです。
で、札沼線はどうか?となれば、架線を支える支柱を立てる部分はすでに
存在しております。沿線にはまだ変電設備を設けられる土地はあります。つ
まり…
ただ、実際には苗穂運転所の大掛かりな改装を要されるところで、難しい
部分があります。
続きは次回に。