埼玉の武州鉄道について語って〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
32名無し野電車区
昔走ってたんですよ、蓮田の省線の駅から川口の神根ってとこまでね。
で、明治41年に会社創立したわけですわ。正直、鉄道会社の経営って簡単だと
思ってたのよ。みんな普通に経営してるからさ。
あのね、俺が間違ってた。汽車は人が走らせるもんじゃない。神だね、神が走らせるものだよ。
最初に工事を着工させる時さ、めちゃめちゃびびってそろ〜って着工したのよ
そしたら資金難でさ。でなんか怖くなって破産申告を申請しちゃったりさ。
そしたら株主がさ「蕨まで延長、いや赤羽まで敷設だぁ!」とか言うの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。
だからなんとか開業したのさ。えぇ、そりゃもう開業しましたとも。
最初は日光へも伸ばす壮大な計画もあったんですよ。
だって株主が伸ばせって言ったからね。
そしてらエライ事になった。
もうすごい大赤字。すごい大赤字。開業以来の毎年連続赤字。ホントの「武州鉄道必死だな(w」
線路の状態なんて
「線路ではなく畦道を走つて居るのでは無いかと思ふ位ひで」
「草の中に2本の鐵の棒がうねうねとつゞいて」
とか雑誌に書かれたしね。
それで鉄道省からすごい勢いで補助金打ち切り勧告でてんの。
そして廃線、会社解散・・・、ホントごめんなさい。
正直「男ならガソリンカーで急行運転だぜ!」なんて見栄張らないで素直に電車にすりゃよかったと思ったよ。
心の底からガソリンカーにした事を後悔したね。
でも埼玉高速鉄道が開業して「やっと東京から鉄道が来たよ!これだから地下鉄は。」とか言っちゃてんの。
ホント俺ってダメ鉄道。
誰か成仏させて下さい