私鉄最上位に君臨する京急快特と2100マンセー

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195名無し野電車区
と、その時!
左側に赤い棒のようなものが延びてきた。
そう、120でかっ飛ばしてきた赤い怪特が追いついてきたのだ。
「なんだよ!新子安で追いつかれちまったのか!横浜まで引っ張らんのか!」
と、再び運転席へと目を戻す。ほらほら、東海道の、113の根性見せたれやー!

・・・心の中の応援もむなしく、あっという間に追い抜かされ、気づいた
時には怪特のテールが豆粒のように小さくなって行った。
こちら東海道はというと、成田エクスプレスとともに 必 死 に 走っていた。
100キロで。
このやる気の無さにはほとほとあきれ果てた。通常のダイヤならまだ分かるが、
今回は遅れているのである。提示運転にもっていかないと、他の列車運行の
妨げになるし、余裕のあるダイヤでさえ回復させる気がないのでは、と
考えざるを得ない。
結局東海道普通は一度も成田エクスプレスを追い抜くことが出来ず、横浜に
到着した。後に考え付いたことだが、成田エクスプレスは特急であるから、
横をかぼちゃの113がかっ飛ばして追い抜いて行くのは、さすがに
まずかったのではないか。特急の乗客が車窓を眺めていたら、かぼちゃに
抜かされる。確かにあまり気分の良いものではないかもしれない。
横浜まで1分2分縮めるより、成田エクスプレスの特急としてのメンツを
保ちたかったのかな、と邪推をしてしまう今日この頃であった。

倒壊道普通、成田エクスプレスが横浜駅に同時到着すると同時に、怪特は
軽快なドレミを響かせ、ウネウネと京浜東北の隙間をかろやかに
抜けていった。