ケッチンとは、手動でクランク、フライホイールを回す、キックスターターで始動するエンジンに見られる反トルク現象。
エンジン始動に失敗し、くるっと逆回転した時に、圧縮→爆発の工程が起きると、強い反トルクでクランクを持っている腕が持っていかれる。
これがケッチン。ものすごいトルクで腕が持っていかれるので、大きなエンジンでは骨折などの大怪我の原因となり得る危険な現象だ。
キックスターターでケッチンが起こると、強い反トルクでキックペダルが猛烈にガシャンと戻るので、ひどい場合は膝の骨を折ったりすることもあるという。