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ラジコンヘリ死亡事故 操縦者を書類送検 明石署
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2005/02/02
明石市内で一昨年秋、墜落したラジコン・ヘリコプターが男性の頭にぶつかり死亡した事故で、明石署は一日、業務上過失致死の疑いで、操縦していた神戸市兵庫区の無職男性(73)を書類送検した。
調べでは、男性は二〇〇三年十一月三十日午後一時二十五分ごろ、明石市大久保町松陰新田の空き地で、ラジコン・ヘリ(全長約一・五メートル、重さ約五キロ)を飛ばしていたが、
操縦を誤って墜落させ、愛好家仲間の神戸市中央区の男性=当時(65)=の頭にぶつけて死亡させた疑い。
同署は、男性がいったん後方に移動させていたラジコン・ヘリを前に戻す際、通常なら旋回させて距離感をつかみながら操縦しやすく飛行させるべきところを、
まっすぐ前へ戻したためラジコン・ヘリが予想以上に接近、慌てて操縦を誤ったとみている。ラジコン・ヘリは時速約百キロが出るものもあり、操縦を、危険と注意義務が伴う「業務」と判断した。
前例の無い事故だったため、同署は、専門家に意見を聞くなど慎重に捜査していた。
男性は「責任を感じている」と話しているという。