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192名無しさんから2ch各局…
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201106080275.html
三陸沿岸にアマチュア無線網 被災地の愛好者ら構築
2011年6月8日17時30分


 被災地のアマチュア無線愛好家たちが、三陸沿岸のほぼ全域から世界中と交信
できる無線ネットワークを自前で構築した。インターネットと組み合わせること
で、出力の小さい携帯型の無線機でも、遠方の人と交信できる。愛好家らは「災
害時の通信モデルになればいい」と期待する。

 今回の震災では広い範囲で電話などの通信網が断絶された。山と入り江が続く
リアス式海岸の三陸沿岸では携帯型の無線機による交信も難しく、被害や救助要
請がなかなか被災地の外に届かなかった。

 その教訓からネットワークの構築に取り組んだのは岩手県一関市の医師岡崎宣
夫さん(61)ら約10人。4月から、釜石市、大船渡市、山田町など沿岸を中心にし
た同県内5カ所で中継局(アンテナと無線機)を増設・整備。近くの住宅に置いた
パソコンを経由してネットにつないだ。

 災害時の停電に備え、中継局などには非常用電源も置いた。必要な機材は自ら
購入したほか、全国の愛好家や無線機メーカーから提供された。

 今回カバーできたエリアは同県北部の久慈市から福島県北部まで。送信した音
声は、ネットを経由した後、遠方の中継局から再び無線として発信されるため、
三陸沿岸から首都圏や海外にも直接、救助を求めることが可能になった。