【ウマー?】中国製短波ラジオを語れ16台目【ダメポ?】
AGCオフは文字通りAGCをOFFにするということ。
RFゲインはAGCは切らずにRF段の利得を調整する機能
よってRFゲインはAGCの補完的要素が強い。
AGCには時定数ってのがあって、それを可変できるものもある。
さて、AGCオフ機能はたとえばパルス性のノイズや抑圧などを受けている場合などに
AGCを切って受信しやすくするなどの効用がある。(特にSSB受信の場合)
要するに受信しようとする信号は弱いのだが、他の信号によって受信感度が
AGCによって低くされているのをAGCを切って受信しやすくしようという試み
よってまったく使用目的は違う。
RFゲインは受信機のDレンジが十分とれていて、受信素子のAGC特性が良好なら
そもそもいらないもの。1970〜80年代のアマチュア無線機などはFETの素子の
特性があまり良くなかったのでRFゲインのつまみは必ずあった。
今のアマチュア無線機にもついてはいるが、殆ど出番は無い。
ようするに中国製ラジオの受信性能は40年前のレベルと同等でそれに現代のチンケな
マイコンによって制御されている受信機と言えよう。
(1980年代のラジカセなどに採用されていたICチップでここまでの性能を出すのは評価したい。しかしそのICは日本製であることを忘れてはいけない)
ましてPLLノイズやマイコンのノイズによって当時の真面目に作られた受信機より
ノイズの点では明らかに劣っている。適当に整備された40年前の受信機の方が
すべてにおいて現在の中国製ラジオを基本的な受信性能は上回っていると思われる。