昨日イベント会場でi-comのデジ簡易を使う機会がありました。
【良い点】
・建物の中や外の通話ではアナログ簡易より飛距離は長い (以前届かなかった場所まで届いた)
・音質はスケルチ切れで途切れるまでほぼ一定
【悪い点】
・大容量バッテリーがばかみたいに大きくて重い
・腰のベルトに挟むとベルトとズボンが垂れ下がる
・アンテナが長くなり、腹によく刺さる(材質は従来よりかなり柔らかだが)
・電源を入れた時にボリューム調節しようとしてモニターボタンを押しても、
ザー音が出ないので全くボリューム調節できない!
誰かが送信するまでボリューム調節が出来ないのは非常に不便。
・エンコード/デコードのタイムラグが0.5秒ほどあり、
自分の声が近くの受信中機から聞こえると感覚がおかしくなり、
喋っている内容(言葉)が続かなくなったり日本語が変になる!
・受信中に近くで別チャンネルで発信されると抑圧で受信中のチャンネルが
全く聞こえなくなる。アナログだと多少モニョモニョ音になる程度だったが、
デジタルはいきなりぷっつりと受信音が消える。
試してみたが、チャンネルを20ほどずらすと抑圧はほとんど無くなった。
イベント会場などで複数チャンネル使う場合に20チャンネル離せ!とは
とても実用的では無い。(30チャンネルぶんの幅しか無いのに・・・)
・通話開始時の送話不能時間が長い。受信側のバッテリーセーブ機能の
せいではなく、デジタル特有の何かでPTTを押しても最初の0.5秒以上は
音声のエンコードが始まらない模様。PTT押してすぐ話すとアナログの時
よりずっと頭切れ部分が長く、かなり使いにくい代物。
・通話終了時のスケルチ切れ音「ザッ」が全くしないので、終話時に
「どうぞ」などをきちんと言わないと相手が終話したのがどうかが音からは
全く判別できない。スタンパイピー機能が必要では?
こんなところですか。
自分の会社の簡易は当分デジタルには変えたく無くなりましたよ・・・。