【原発事故関連】茨城県情報4

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232名無しに影響はない(やわらか銀行)
>>231の続き
フクイチに溜められた汚染水の放射能総量を計算してみる。

先ほど教えて貰ったWEBニュース記事
【福島第1原発の現状】 タンク増設で森林伐採 行き詰まる汚染水対策 (2013年4月15日、共同通信)
http://www.47news.jp/47topics/e/240390.php
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東京電力は、福島第1原発で増え続ける汚染水を保管するため、敷地南側に残る森林を伐採し、タンク設置場所の造成を始めた。
地下貯水槽から汚染水が漏えいし、タンク増設計画を前倒しするためだが、対策は行き詰まりつつある。
1〜3号機では、事故で溶けた燃料を冷やすため原子炉に水を注入し続けている。
冷却を終えた水は放射性物質で汚染されているが、これを回収して放射性セシウムや塩分を取り除き再び原子炉に注入、循環させている。
これだけでは汚染水は増えないが、原子炉建屋などに1日約400トンの地下水が流れ込むため、新たに汚染水となって増え続けている。
東電はタンク増設で対応、置き場所確保のためこれまでも森林を伐採してきた。今回の場所は敷地南側の森林約10万平方メートル。
30万トン分のタンク設置を見込み、既に地盤調査を終え夏にも設置を始める。
第1原発内のタンクの容量は約26万6千トンで、9日現在、約25万4千トン入っている。今月5日、地下貯水槽からの汚染水漏れが発覚。
地下貯水槽の約2万3600トンを6月中に地上タンクへ移送することが決まり、一気に切迫した。
東電は計画を前倒しして9月末までにタンクの貯蔵容量を約45万トンまで増やす。
森林を伐採して設置するタンクを含め2015年中に70万トンまで増設するが、根本的な解決にはならない。
(2013年4月15日、共同通信)
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>9日現在、約25万4千トン入っている。
これに、今回の汚染水漏れをした貯水池の水、2万7千t (2013/4/9東京新聞1面記載)をプラスしてみる。
25万4千t+2万7千t=28.1万t ということになる。

これまで、さんざん書いたが、汚染水の放射能の濃度は、29万Bq/cm^3→2億9千万Bq/Lだ。
汚染水、28.1万tは、何リットルか?
28.1万t=28.1×10^4×10^3 L=28.1×10^7 L

それでは、28.1万tの汚染水は、いったい何ベクレルなのだろう?
28.1×10^7 L×2億9千万Bq/L=28.1×10^7 L×2.9×10^8 Bq/L=81.49×10^15 Bq=8.1×10^16 Bq=8.1京Bq

フクイチに溜められた汚染水の放射能総量は、8.1京Bqだ。
数字が大き過ぎて、もう何が何だかわからん。

しかも、セシウムを除外して、この数値だ。
汚染水の実態を把握するために、この計算を試みたが、また解らなくなってきた。

処理前の汚染水の主要な放射線源は、セシウムだったはずだ。
汚染水におけるセシウムの除去率がどれくらいなのか。
汚染水の放つ放射線におけるセシウムの寄与率がどれほどなのか。
セシウム除去後の汚染水の、核種比率はどうなっているのか。主要核種はいったい何なんだ。

わからないことだらけだ。
今回の汚染水よりもはるかに高線量の、濃縮セシウムのタンクも、どこかにあるのだろう。
そうなると、先ほど計算したフクイチに溜められた汚染水の放射能総量は、8.1京Bqの、100〜1000倍とかになるのかもしれない。
新聞もテレビも、重要な数字は何も知らせない。
こうやって、四苦八苦しながら、一般庶民が計算しなければならない。