東電の原子力ムラの奴らはどうしょうもないが、一方、火力発電のグループは素晴らしい人達だと思う。
昨年3.11以降、あっという間に、火力発電を増設させたし、地震、津波で破壊された火力発電所も復旧させた。
今年の東電の電力供給試算が+4.5%になったのも、火力発電のグループの努力のおかげだ。
東電はせっかくこんな素晴らしい仕事をしているのに、それを公式HPの奥深く、人の目の触れないところに隠している。
マスコミも一切それについて触れない。
これでは、東電火力発電グループの人達がさっぱり浮かばれない。
可哀想だから、俺がここで公表してやろう。
昨年3.11以降の火力発電の増設状況については、Wikiで各火力発電所を丹念に読めば書いてある。
大変な作業だが、頑張ってやってみた。
東電管内火力発電所 既設合計 新設合計
(万kW) (万kW)
広野火力発電所 380 0
常陸那珂火力発電所 100 25.323
常陸那珂火力発電所 200 0
鹿島火力発電所 440 124.8
千葉火力発電所 288 150
五井火力発電所 188.6 0
姉崎火力発電所 360 0.56
袖ケ浦火力発電所 360 11.22
富津火力発電所 504 0
品川火力発電所 114 0
大井火力発電所 105 20.9
川崎火力発電所 150 12.8
東扇島火力発電所 200 0
横浜火力発電所 332.5 0
南横浜火力発電所 115 0
横須賀火力発電所 227.4 32.96
新地発電所* 200 0
勿来発電所* 162.5 0
鹿島共同発電所* 140 0
君津共同発電所* 121.2 15.29
合計 4688.2 393.853
*関連会社運営
新設は2011/3/11以降のもの
東電は、この1年余りの間に、約394万Kwの火力発電を増強した。
しかも、昨年7月中に320万Kw、8月中には総計360万Kwを既に増設していた。
3ヶ月で原発3基分の火力を増設し、この1年では4基分を増設したことになる。
原発1基作るには構想段階からだと10年掛かり、工事だけだって5年くらい掛かるはずだ。
しかも、建設費だけで1基5000億円、それに交付金や核燃料税、地元民を丸め込むための工作資金まで加えたら1兆円くらい掛かるのだと思う。
3ヶ月で原発3基分の火力が増設でき、その建設費も、おそらく全部で数千億円しか掛かっていないのだろうと思う。
本当に、原発なんかまったく必要無いことを、東電火力発電グループの人達は証明してくれた。
発電なんか、火力が安くて早くて安心だ。
こんなに簡単に火力の増設ができるのに、それをまったくやらずに1年以上放置してきた関電の連中の罪は重い。
奴らは、電力供給責任をまったく果たそうともしていない。
大飯原発再稼動:関電発表の揚水発電量の数字マジック(モーニングバード2012/4/12頃)
http://www.youtube.com/watch?v=qHJkhPmWMpA ここでも飯田は、「火力供給力に対する関電の試算はだいたいこんなものでしょう」と軽く流している。
つまり、こういうことだ。
飯田は自然エネルギー推進したいから、火力を増やすことをタブー視しているのだと思う。
こんなに簡単に安く火力の増設ができることを国民に知られてしまうと、自然エネルギーが見捨てられてしまう。
自然エネルギー利権の甘い汁をこれから吸いたいのに、それができなくなることを恐れているのだろう。
連中のカラクリがだいぶわかってきたわ。