【原発事故関連】茨城県情報3

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147名無しに影響はない(やわらか銀行)
今日の東京新聞に貴重なデータが載ってた。ネット上では見つからなかった。
地図上の数字を表に直した。

核のごみ増殖 保管余力3割 全国54基1万4000トン 東京新聞1面 2012/3/9

全国原発の使用済核燃料保有量
         (2011年9月末現在)
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原発       炉数  使用済
               核燃料 t
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泊原発      3基   380
東通原発    1基   100
女川原発    3基   420
福島第一原発 6基  1,960
福島第二原発 4基  1,120
東海第二発電 1基   370
柏崎刈羽原発 7基  2,300
志賀原発    2基   150
浜岡原発    3基  1,140
敦賀発電所   2基   580
もんじゅ     1基   ?
美浜原発    3基   390
大飯原発    4基  1,400
高浜原発    4基  1,180
島根原発    2基   390
伊方原発    3基   590
玄海原発    4基   830
川内原発    2基   870
-----------------------------
原発合計   55基  14,170
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六ヶ所再処理      2,860
東海再処理         41
-----------------------------
総合計          17,071
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東京新聞1面 2012/3/9
東海再処理は、自分で加えた。

記事要約
全原発の使用済核燃料プールの保管容量は20,630t。
このうち7割近く(14,170t)が埋まり、残りは6,400t分しかない。
全原発が通常通り運転した場合、発生する使用済核燃料は年間1,000t。
6年ほどで満杯になる計算だ。
六ヶ所再処理施設の限界は3,000tなので、あと140t分しか余力は無い。
148名無しに影響はない(やわらか銀行):2012/03/10(土) 19:34:01.64 ID:B7VG7Mgr
福島第1原発4号機がヤバイとは前から言われていたが、想像していた以上にヤバそうだ。

広瀬隆×ガンダーセン対談 「核燃料火災を阻止せよ」 カレイドスコープ 2012.03.08
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1159.html

大地震でなくとも、震度5強程度が来たら、4号機燃料プールのコンクリートや配管に亀裂が入り水漏れする可能性がある。
その程度の地震は、近いうちに必ず来るだろう。
水漏れして燃料プールから水が無くなれば、燃料棒は溶けてメルトダウンし、放射性物質を撒き散らす。
ここまでは自分も予想していた。
しかし、放射性物質大量放出までの時間があまりに短いのと、その放出量が尋常ではないということは、知らなかった。

4号機プール、一時燃料損壊の恐れ 6月時点の解析公表 朝日新聞 2011年10月14日
http://www.asahi.com/science/update/1014/TKY201110140525.html
経済産業省原子力安全・保安院は14日、東京電力福島第一原子力発電所4号機の燃料貯蔵プールが余震で壊れ、燃料の冷却ができなくなれば、
2時間余りで放射性物質が漏れ始めるおそれがあったという6月末時点の解析結果を発表した。
東日本大震災が起きた当時、4号機の燃料プールには使用済み燃料1331体、新燃料204体が入っていた。
事故で爆発が起き、4号機の建屋の壁が吹き飛んだ。東電はその後、プールの強度について、補強しなくても余震に耐えられると評価したが、念のために耐震工事に着手した。
一方、保安院は補強が完了する前に余震が起きてプールに亀裂が入ることを想定。燃料を冷やしているプールの水が漏出し、まったく冷やせなくなった場合を試算した。
温度が900度に達し、燃料を覆う金属管が壊れて放射性物質が漏れ出すのが2.3時間後、2800度に達して燃料溶融が始まるのが7.7時間後だった。

プールの水が無くなれば、
放射性物質が漏れ始めるまで→2.3時間後
燃料溶融が始まるまで     →7.7時間後
逃げる暇なんかありそうにない。

カレイドスコープ
官邸では、「日本列島壊滅の最悪のシナリオ」を作成していました。
その内容は、4号機の使用済み燃料プールで核燃料火災が起これば、少なくとも福島第一原発から半径300km以内は立ち入り禁止にせざるえないほどの高濃度汚染に見舞われるというものでした。
そのときの「最悪のシナリオ」は、EX-SKF-JPさんのサイトに上げられています。
http://ex-skf-jp.blogspot.com/2012/02/blog-post_5776.html

最悪のシナリオが、4号機の使用済み燃料プールでの核燃料火災を想定して作られていたということは、4号機の使用済み燃料の実力は相当なもののようだ。
7.7時間で燃料溶融が始まり、300Km圏内が危ないのでは、避難なんか不可能だ。
これは、今すぐ300Km圏外に逃げるか、あるいは、逃げないのなら、観念したほうがよさそうだ。
俺は、逃げられないから、もう諦めた。
149名無しに影響はない(やわらか銀行):2012/03/10(土) 21:25:20.66 ID:B7VG7Mgr
使用済み燃料プール内の燃料棒の危険性について認識したところで、>>147に書いた表を見ると、暗澹たる気持ちになる。
3.11以降、日本中、いつどこで大地震が起こってもおかしくはない。
現在稼働中の原発は2基のみなので、殆どの原発で核燃料は使用済み燃料プールに納めてあるはずだ。
(再稼働していなくとも、定期検査の終わった大飯原発3,4号機等は、既に原子炉内にも燃料が仕込まれている。)

大地震がきて、使用済み燃料プールの循環冷却水の配管に亀裂が入れば、どの原発でも使用済み燃料棒がメルトダウンすることになる。
大地震で配管が無事で済むことのほうが奇跡に思える。
建屋が健全だから、まず建屋の水素爆発が起こる。
水素爆発を防ぐ手段は、屋上に設置された電気ドリルが頼りだ。
水素が溜まったあとに穴開けたら火花で爆発するので、水素が溜まる前に、ドリルで穴を開けるそうだ。
こんな対処法しかないのに、ストレステストもクソも無いだろう。
ドリルなんか頼りにしている時点で、全原発とも安全性について完全に失格だと、俺は思うがな。

大地震が来て、燃料プールの水を喪失すれば、まず建屋が水素爆発し、その後、燃料棒がメルトダウンする。
大量の放射性物質が放出される。
このままいくと、福島原発事故と同様の事故が、他の原発でも起こりそうだ。
福島第1原発4号機のプールが先か、他の原発の事故が先か。
いずれにせよ、日本は近々、原発事故の第二幕を迎えると思う。