瓦礫問題 裏とってないので参考程度に・・・・(´ω`)あるスクープブログからの簡易まとめ
会見内で東電社員の寺澤氏が「東京都の要請により一民間事業者として協力をさせて頂く
ものでございます」と繰り返し発言をした。そしてそれに食い下がるように質問を繰り返
す記者に逆ギレし、一方的に「出入り禁止」を伝えた。
だが、東電・寺澤氏の認識は間違っていた。もしくはウソを付いていたが、あるいはごま
かそうとしていた。
東京都の汚染瓦礫処理の「焼却処理」の業者は、東京電力のグループ企業「東京臨海リサ
イクルパワー」たった1社です。
東京都環境局側の言い分は、「基準を作って公募したら、なぜか結果的に瓦礫焼却業者が、
東電グループ企業「東京臨海リサイクルパワー」になってしまった」というものでした。
さて、焼却処理業者が東電グループ企業1社であることに対して、
都民の方は「なんだと?」と思うかもしれません。しかし、実はこれは、東京都民だけの問題ではないのです。
実は、全国民の問題です。金銭的な負担の意味では。
というのも汚染瓦礫の東京での受け入れと処理に関する費用は、被災地がまかなうからで
す。その被災地がまかなったお金は、国がまかなうわけです。
つまり、東京都が汚染瓦礫を受け入れて処理する費用は、国民の税金で賄うということに
なります。つまり、国税が、東京臨海リサイクルパワーに1社に流れるという形です。
国税で瓦礫を処理して東電に流れるという図式です。
気になったのは、東京電力の会見の中で寺澤氏がの放ったひと言でした。
寺澤氏が、記者を出入り禁止にしたのですが。その後、その記者が「こんなことしててい
いの? カメラ回ってるよ」と言い、それに対して寺澤氏が「カメラが回っていても構いま
せん」という内容の発言をしたことです。
当然その発言を僕らはネットで見ることが出来ます。
会見簡単内容 問題の部分
田中「瓦礫の処理を御社の下請けが引き受けたと、受注したと。この経緯をちょっと伺い
たいのですけれど。おー……」
寺澤「(遮って)はい、それは先ほど申し上げましたように。東京都の、ほうからの要請
により一民間企業として協力させていただいたということでございますっ」
田中「そういう抽象的な言葉で言われても困るんですが。あのー、例えばね?」
寺澤「(遮って)それ」
田中「東京都の……」
寺澤「それ以上は、もうお話ができませんっ」
平等党の田中氏が、東電のグループ企業が東京都の瓦礫焼却処理を行うことになった経緯
について会見にて質問していたのを、東電の寺澤氏が一方的に「お話ができません」と会
話を打ち切った場面。
このあと、食いさがる田中記者に、東電の寺澤氏は感情的になり、会見の出入り禁止を一
方的に伝えた。
さて、上記の会見の論点をせいりすると
・東電・寺澤「東電グループ企業には入札で決まった」
・東電・寺澤「東京都の要請で東電グループ企業に」
という趣旨の発言を東電の寺澤氏が行っていた。
だが、事実は違った。
入札で決まったのでもなければ、東京都の要請で決まったわけでもなかった様子。
まずは入札に関して調べていたので検索したら、東京都のプレスリリースのページをみつ
けた。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/10/20laj400.htm ちょっと瓦礫処理の工程についてかんたんに頭に入れておく必要がある。
この廃棄物処理の肯定を簡単に説明すると。2つの工程で行われる。
【1】破砕・・・細かく壊すこと
【2】焼却・・・燃やして灰にすること
上記のプレスリリースでは、「破砕業者」が入札によって決まったことをメインに取り上
げている。めんどくさいかもしれないが順番にみて、理解していこう。
破砕業者は、その役目から2通りある。区分1、区分2に別れている(このへんは理解し
なくていい)。
この破砕業者は公募によって決められたという。
肝心の焼却処理会社が東電のグループ企業「東京臨海リサイクルパワー」に決まった経緯
が書いてある。
『 先行事業分から発生する可燃性廃棄物の焼却施設は、募集要領に示された要件を満た
した焼却施設を選定することになっています。今回は、すべての処分業者が東京臨海リサ
イクルパワー株式会社(江東区青海三丁目地先)を選定しました。』
つまり
東電の言い分と、東京都プレスリリースに矛盾があるので整理。
●東電・寺澤の会見での発言「東京都の要請」
●東京都プレスリリース「処分業者が選定」
という事で、これを確認するために東京都連絡先に電話で突撃した人がいた。
Q「焼却処分業者が決まった経緯に関する質問です。HPにて、処分業者が選定した、と書か
れてあったのですが。詳細を教えてください」
A「やはりある一定の処理能力以上で安全性の基準を満たすの会社でなければいけませんの
で。具体的にはバグフィルターの設備、湿式戦場、活性炭の(※詳細忘れた)などの設備
を考慮して焼却処理業者が決まりました」
Q「6日の東京電力の会見では、『東京都の要請によって東京電力のグループ企業『東京臨
海リサイクルパワー』に決まった』と東京電力側は発言していたが」
A「いえ、処分業者が選定しました」
Q「なるほど。では、さかのぼって質問です。東京都には、先ほど教えていただきましたよ
うに、ある一定以上の規模でかつ安全基準を満たす焼却設備を持つ会社は、いくつあるの
ですか」
A「2つです」
Q「1つじゃないんですね。もう1つの会社を教えてください」
A「シンシアです。品川区の」
Q「ありがとうございます。この一定の基準を満たす2社の焼却処理業者を選んだのは、東
京都と考えていいですか」
A「はい。東京都が、シンシアと東京臨海リサイクルパワーの2社を選定して。そして処分
業者がおのおのの事情で、これまでの関係や費用などの側面から、東京臨海リサイクルパ
ワーを選んだということになります」
Q「では東京電力が、東京都が東京臨海リサイクルパワーに要請したと発言しているのは、
事実ではないのですね」
A「はい。」
瓦礫受け入れ決定から、平等党田中記者が出入り禁止になるまでの流れを整理
【1】岩手県の瓦礫受け入れ決定。
【2】瓦礫処理には「破砕処理業者」と「焼却処理業者」が関わる。
【3】瓦礫の破砕処理業者を決定。
【4】東京都が基準を設けて、焼却処理業者を「シンシア」と「東京臨海リサイクルパワ
ー」の2社にしぼった。
【5】全ての破砕処理業者が、焼却処理業者を「東京臨海リサイクルパワー」を選んだ。
【6】東電の寺澤氏が「東京都が焼却処理業者を「東京臨海リサイクルパワー」に要請し
たと、事実誤認の発言をする。
【7】その経緯を追求した平等党の田中記者に、事実誤認をしたままの東電・寺澤氏が一
方的に会見への出入り禁止を伝えた。
以上 こんな感じで以後の東電のこの問題の動向は注意かもね(´ω`)