>>452 続き↓
雄山「お前は今、重大な過ちを犯してしまった」
山岡「何だと!?」
雄山「いいか、お前は150円やるからその席ゆずれ、と今口にしてしまったではないか」
山岡「はっ・・・まさか」
雄山「吉野家の醍醐味は、隣の奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな殺伐とした雰囲気にある。
そこで実際に席をゆずるように持ちかけるとは言語道断。」
栗田(確かに海原雄山の言う通りだわ。本当に言ってしまえば、
Uの字テーブルを囲むお客さん同志の微妙な均衡が崩れてしまう・・・
それに私たちも一応カップル、この場にふさわしくないのかもしれないわ・・・)
山岡「くっ・・・では雄山、お前の言う最強のメニューとやらを言ってみろ!」
雄山「まだわからないのか、士郎・・・
最強のメニューとは海のものと山のものの取り合わせが基本なのだと」
山岡「まさか、雄山・・・!?」
雄山「店主、牛鮭定食を頼む」
山岡「牛鮭定食!?そんな素人の食べるようなものが最強だと・・・!?」