涙涙涙泣ける恋愛経験スレッド涙涙涙

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1ジュエル
皆さんの泣けるような恋愛経験話を教えてください。
泣いた一言 悲しかった事 うれし泣きでも可
ボケは一切ナシでお願いします。
2スパイダーマン :2000/09/21(木) 22:33
職場の後輩に仕事の引き継ぎをしていたら,恋が芽生えてしまった話でいいですか?
3ジュエル :2000/09/21(木) 22:35
>スパイダーマン
お願いします。
4スパイダーマン :2000/09/21(木) 22:58
>ジュェル
失礼,ちょっと仕事が入ってしまって書けなくなってしまった.
今から書くからちょっと待っててくれ.
5スパイダーマン :2000/09/21(木) 23:11
その娘と仲良くなり,一緒に帰るようになって一ヶ月.
自分で,これじゃあ他の後輩に示しがつかないって気付いてしまい,気持ちを押さえたんだよ.彼女は自分から告白するようなタイプじゃなかったんだ.だから,ずぅーと待ってたみたいだったんだな.他の人達には,オレたちは付き合っていないって言ってたんだけど,周りから見れば付き合っているようにしか見えない.
その内,彼女の友達からみんなで海に行こうって誘われて,一泊二日で遊びに行った.
それからがもう大変だった!
6ランエボオーナー :2000/09/21(木) 23:22
で?で?で?で?
き・気になる〜〜〜〜!!
早く書け〜〜〜〜〜〜〜!!!
7ジュエル :2000/09/21(木) 23:29
気になる〜〜〜〜〜
8名無しさんの初恋 :2000/09/21(木) 23:56
9スパイダーマン :2000/09/21(木) 23:59
>ジュエル
またまた失礼.ちょっと仕事中だったんで...
で,今からまた書く.
10スパイダーマン :2000/09/22(金) 00:10
海に行ったメンバーは男女合わせて12人ぐらいだったと思うけど,カップルは2組で後はみなフリーだったんだ.
朝,集合場所に行ってみるとなぜか彼女はオレのことを避けていて,オレもそれが不思議でたまらなかった.
車に乗るときもいつもは一緒なのになぜか今日に限って別々の車になってしまった.
11ジュエル :2000/09/22(金) 01:03
>スパイダーマン
なんか急かしちゃってスイマセン。
仕事が終わってからでいいので続きを書いてください。
楽しみにしています。
12家・夢男 :2000/09/22(金) 01:39
できればまとめて書いてくれ。
しかし、小出しにするテクニックがまたたまらんな。
このスレは面白く、ためになるのでageである。
13スパイダーマン :2000/09/22(金) 02:19
どうしたんだろ?って考えてみたら,彼女ずーとオレから告白されるの待ってたみたいで,それが彼女を怒らせた原因だったみたいだ.海に着いてからもオレに話しかけるチャンスを与えず,男友達とばかり話していて無視されてしまった.挙げ句の果てに,見せつけるように彼女はその男と仲良くしだしてしまった.だんだん怒りがこみ上げてきて,彼女を見切ってオレも他の連中と会話をはじめたんだけど,耳は彼女の方に集中して全然気が気でなかった.
14スパイダーマン :2000/09/22(金) 02:28
そのまま一日が過ぎて,次の日の夜になると周りの連中が次第に感付きはじめてしまった.オレと彼女のことを知ってる連中はオレに同情を示してくれたんだけど,知らない連中はカップル誕生!とかなんとか言ってもてはやし,オレはもうズタズタ.もう後には戻れないってその時気付いた.

その後,彼女はその男と付き合い出したみたいでオレはホントにくやしかった.
職場では,先輩後輩の関係だったけど,プライベートなことはいっさい彼女の口から聞けなくなってしまった.
今はお互い遠く離れてしまい,もう二度と会うことはないと思う.
15スパイダーマン :2000/09/22(金) 02:46
>ジュエル
これ去年の夏のことだったんだぜ.今でも思い出すと胸がこみ上げてくるよ.

また明日な.おやすみ.
16ランエボオーナー :2000/09/22(金) 04:08
グググググッ!!!(泣)
17夢男 :2000/09/22(金) 15:32
他にも誰かないか?という意味でage。
18ジュエル :2000/09/22(金) 21:29
>スパイダーマン
どうもありがとうございます。
悲しい話ですね。
19スパイダーマン :2000/09/22(金) 21:35
>ジュエル
うん,そうなんだ.
これに懲りてからは,職場ではいつも周りを男でかためるようにしてるんだ.

ジュエル,君の話を聞かせてくれない?
20ジュエル :2000/09/22(金) 21:35
自分の話も1つ。

今から4年くらい前 当時ポケベル全盛〜下降期くらい
そのころ ベルともなるものができて 色々メール交換していました。
そして会う事になりました。 別にメールのやり取りは普通の会話程度で
けっして疑似恋愛てきな事は言わなかった。
むしろそおいうような平面状の恋愛には疑問を感じていた。
いざ出会ってみたら 一目惚れしていました。
21スパイダーマン :2000/09/22(金) 21:36
わぁお,いいねえ.
それで?
22ジュエル :2000/09/22(金) 21:44
続き

4回目に会った時に告白して付き合う事になりました。
その頃は、恋愛初心者で異性との付き合い方もあまりわからず
今から思えば、その彼女を傷つけた事も多かったと思います
何ヶ月かたって彼女から「別れよう」と言われました。
その時も(今も)あまりにも恋愛に無知だった為
「わかった。 それじゃな!」ってな感じで別れました。(意地を張って)
今となっては 連絡も取れなくなってしまい
別れの原因も解かりませんが
自分の気持ちに正直生きていればと 現在も後悔しています。
23ジュエル :2000/09/22(金) 21:49
スパイダーマンさんと近い心情だと思うのですが。

高校生時代の思い出です。
もうそれから何人目かの彼女もできて現在に至っています。
しかし後にも先にも もう巡り会う事のできない
最高の人だったと今も思っています。
いつか自分に娘ができた時に 彼女と同じ名前にしたいと思います。

終わり
24スパイダーマン :2000/09/22(金) 21:56
そっか,もうちょっと意地を張って続ければよかったのにねぇ

その後,誰かと恋愛したかい?

オレは,職場恋愛する前とした後もしてたよ.去年は滅茶苦茶女関係で苦労したなぁ...
25スパイダーマン :2000/09/22(金) 21:59
悪い,ジュエル.順序逆さまになったよ
26ジュエル :2000/09/22(金) 22:02
>スパイダーマン
現在、彼女はいますが 時々当時の彼女の事を考えています。
一生この思いからは解放されないような気がします。
いっそバラ珍に応募してスッキリしていまいたいんですけど
相手に迷惑がかかってしまうのでは?と思ってできません。

他の皆さんのエピソードも色々書いてください。
27ユー :2000/09/22(金) 22:03
その日は彼の誕生日だったんです。
私はレポートを明日までに提出しなければならない状況にいて…
本当に忙しかったんですね。
でもやっぱり付き合ってるんだから、
どんなに忙しくても誕生日ぐらいは一緒に過ごそう!!
って思って彼に会いに行ったんですね。
そうしたら…あ、来たの?ってかんじの態度しかとってくれないし、
帰り道は彼の友達も一緒で…ふたりっきりにはなれないし、
挙げ句の果てに帰る途中あたしと一言も話さないで友達とばっか話してる…
結局「お誕生日おめでとう」という言葉が言えなかった。
あたしって何のためにわざわざ会いに行ったんだろうって、
夜中の3時過ぎまで泣きながらレポ−ト書いてました。
28名無しさんの初恋 :2000/09/22(金) 22:07
そりゃ、泣くよな。
俺も同じ立場だったら泣く。。
29ジュエル :2000/09/22(金) 22:11
ヒドイ彼氏ですね。今も続いているのでしょうか?
ユーさんは心の優しい人ですね。 彼氏にここを読ませたいくらいです。
30ユー :2000/09/22(金) 22:13
>28
ですよね…
あううー思い出したら涙出て来ちゃいました…
31ユー :2000/09/22(金) 22:18
>ジュエルさん
今も続いています…
私は全然優しくないですよ。
こんなこと(他にもいっぱい)されても彼を嫌いになれないなんて
バカな女だと自分で思います。
32スパイダーマン :2000/09/22(金) 22:19
>27
あっ 思い出した...

じつは,先月オレの誕生日だったんだけど,その週は,今付き合っている娘が仕事の出張でいなかったんだよ.で,帰って来たら今度はオレの方が出張でいなくなってしまったんだ.やっと会えたのがオレの誕生日から一ヶ月後.オレは,もう誕生日なんてすっかり忘れてしまっていたんだけど,彼女の方はまだ覚えていて...

33名無しさんの初恋 :2000/09/22(金) 22:25
あたしも誕生日ネタ。
彼の誕生日の2日前ぐらいに体調崩してしまった。
あたしはあまり体が丈夫な方でなく、
さらに体調が悪化して誕生日前日にそのまま入院。
誕生日当日の昼間、彼から携帯に連絡があった。
その携帯に母親が出て事情を説明してくれた。
あたしは、多分状況を判ってくれただろうと思って
3日間の入院後、帰宅してから連絡した。
「誕生日だったのにごめんね。」って謝った。
ところが彼から帰ってきた言葉は、
「ホント最悪の誕生日だったよ」
周りから聞くところによると、あまりにも最悪だったので、
友達に愚痴って女集めてコンパしてたんだって。
彼はその年、26を迎える誕生日だったんだけど、
26にもなる男が1人で誕生日過ごすことに
そんな卑屈にならなくてもいいんじゃないかって思った。

34ランエボオーナー :2000/09/22(金) 22:30
う〜ん、みんな悲しい話だな〜。
俺も何か書かなくちゃ。
でも思い出せない!
悲しい思い出はいっぱい有るはずなのに・・・
やっぱ、悲しい事はすぐに忘れるように努めているからかな?
マジネタは多いので思い出したら書く。
35スパイダーマン :2000/09/22(金) 22:39
一ヶ月に再会したとき,彼女誕生プレゼント何がいい?って聞いてきたから,時計がほしいって言ったんだよ.で,二人で店に行っていろいろ見たあげく,これにするっていうことになり,いざお金を払う段階で,店員さんが「このクレジットカードは使えません」って言ったんだ.その日は日曜日ですでに夜6時を過ぎていて銀行のキャッシュコーナーもすでに閉まっていた...
36ぷー太郎 :2000/09/22(金) 22:42
泣ける(自分だけ)片思いの話でもいいか?
37ジュエル :2000/09/22(金) 22:53
>初恋
それだけ貴方と誕生日を過ごしたかったのでは?
それができなかったから貴方に憎しみをおぼえてコンパという行動に出たと思います。
好きだからこそ憎い事ってあるじゃないですか。

>ランエボオーナー
お願いします。
38ジュエル :2000/09/22(金) 22:55
>スパイダーマン
貴方のじらし戦法はうますぎる・・・

>ぷー太郎
どうぞどうぞ、
39スパイダーマン :2000/09/22(金) 22:56
なんかだんだん怒りがこみ上げてきて,「しょうがないから自分で買うよ」って言って,その場で現金で買っちゃった.すごーく,傷付けたなぁ...反省してます.
40ぷー太郎 :2000/09/22(金) 23:05
>ジュエル
おおっ!いいのか!
ありがとう。では、聞いてくれ
俺の片思いの話・・・次回へ続く
41ぷー太郎 :2000/09/23(土) 00:32
俺は中学の時にすごい好きな子ができた。
その子は、同じ部活のバスケにしても、
勉強にしても、俺のいいライバルであり、
目標でもあった。
(女子なのに、男子の俺から見てもすごかった!)
幸い同じ高校に入学できて、
俺は彼女に認められたくて、バスケも勉強もすごい頑張った。
それである時、自分が彼女を超えた!って思える出来事があって、
告白したんだけど、見事にダメだった。
あの時の「そんな・・・いいよ・・・」の言葉は
おそらく一生忘れられないだろうなぁ。
俺の中学、高校時代はそんな片思いをずっとしていて、
つらかったし、自己嫌悪しまくってたし、
他の女の子からの好意も受け止められなかったし、
なにより何回彼女をあきらめるか否かで悩んだかわからんし・・・
だけど自分でもよくやったなと思えるくらい頑張れた、
そんな時期だった。
ただ、今でも彼女が振り向いてくれなかった事
を思い出すとほんと泣きそうになる。
42スパイダーマン :2000/09/23(土) 01:36
>41
いるんだよね,そんなすごい人が.
勉強も運動も人より,飛び抜けてるって魅力的だよなぁ.

で,そんな娘を好きになってしまったら,さあ大変!
だから,オレはなるべく近付かないようにしてるんだ.
43通行中の高校生 :2000/09/23(土) 01:45
な〜んか切ないっすね。
44T :2000/09/23(土) 06:03
高3の時ずっと好きで友達以上恋人未満の関係まで行った同級生がいた。
大学に合格したら告白しようと思っていたのだが、俺は某国立大学落ちて浪人。
彼女は現役で私大に合格しちまった。そうしたら、彼女は俺の先輩と付き合って
バイバイ。

しかし、まだ彼女のことがあきらめられなかったので、必死になって勉強して
大学に入り彼女に連絡をとったら「結婚します」だって・・・。

ちくしょう。まだ立ち直れそうにない・・・。
45ランエボオーナー :2000/09/23(土) 14:18
思い出したから書くが、これは俺が大学生の時の話だ。
結構可愛いタイプの同級生が俺にアプローチして来た。
講義の時必ず俺の隣の席に座り、喋りかけてきた。
「こりゃ完璧に俺に惚れてるな。シメシメ。」
と、余裕をブッコキ得意のトークで色々話をしていた。
だが、俺には他に好きな女がいたので、
「まあ、告白してきたら付き会ってやっても良いかな。」
ぐらいの軽い気持ちでしかなかった。
ところが突然俺の近くに寄り付かなくなった。
想像通り、他に男が出来てしまった。
その時気付いた。
「俺、惚れてたんだ。」てな。
しかし、何だか分からんが腹がたったので、その女に
「俺、実はお前の事が好きだったんだぜ。」って言ったら、
「言ってくれるのを待ってたのに。」だってよ。
さらに、「別れたら付き会ってくれる?」って聞きやがるもんだから、
つい逆切れして、「今更遅いんだよ!ふざけんな!」って言ってしまった。
あの頃は若かったなあ。
さらに、他の好きだった女にも振られ、最悪の大学1年生だった。
まあ、その後の3年間は楽しかったけど。
時期を逃した失敗に関しては、スパイダーマンと一緒だな!

46ランエボオーナー :2000/09/23(土) 14:21
あれ?
泣ける話じゃ無いか?
失敗!
47スパイダーマン :2000/09/23(土) 14:26
>ランエボオーナー
恋愛ってタイミングが重要だよ.
いくら経験積んだって,これだけは学習出来ない.

関係ないけど,ランエボ乗ってのかい?
48ランエボオーナー :2000/09/23(土) 14:30
>スパイダーマン
そうだな!本当にタイミングだな!
俺も結構な年だけど、今でも難しいと思う。
早すぎても遅すぎても駄目!
肌で感じて勝負だな!(笑)

俺のはエボYの黒だ。
車板に俺のスレがある。
49スパイダーマン :2000/09/23(土) 14:41
かっこいいな!エボVIか.
後で見に行く.

今,中古でエボIVを買おうと思ってんだよ.
50ランエボオーナー :2000/09/23(土) 14:53
>スパイダーマン
そうか!エボオーナーになるのか!うむうむ!
でもエボの中古は当たりハズレがあるからな。
気を付けてくれ!
オーナーになったら下記に来てくれ!

http://www2.to/yoidoresabaku/
51スパイダーマン :2000/09/23(土) 16:04
さっき彼女から電話あったんだけど,その時の会話をここで紹介したい.

彼女「もしもし,○○ちゃん?」
オレ「うん」
彼女「ただいま〜」
オレ「はぁ?どうしたの?」
彼女「今,帰ってきたの」
オレ「どこから?」

この瞬間,顔から血の気が引いた(そうだ,彼女出張に行ってたんだ).

オレすっかりここの住人になっていて,彼女のことすっかり頭から離れていた.

明日の夜は,彼女にサービスしよっと.
52名無しさんの初恋 :2000/09/23(土) 16:27
純恋スレらしくてよい!!もっと聞きたい!!ので、あげ。
53yasu :2000/09/23(土) 16:28
>スパイダーマン
そうなっちゃったの仕方が無い、頑張ってくださいね
54>スパイダーマン :2000/09/23(土) 16:46
リロード ってください

55憂いのGYPSY :2000/09/23(土) 18:08
俺の住んでいるところは人口が少なく、中学校は
A小学校の卒業生とH小学校の卒業生によって構成される。
(かなりの田舎です。(笑)
そんでそのとき、俺はA小の卒業生だったのだが、
中学になって初めて会ったH小出身の女の子に一目惚れ。
でもその子とは中学の間一度も同じクラスにはならなかったし、
まともな会話は一切しなかった。(2クラスしかないのに)←絵に描いたような田舎

中二のとき、俺には仲のいい男友達Mがいた。Mは俺より背も低く、
勉強もさっぱりで、同じ部活の陸上も俺はキャプテンだったがMは
落ちこぼれ的存在で、容姿もイマイチ。
だからMは、内心、俺の引き立て役のように感じれるときさえあった。
しかし、その年のバレンタインでなんとMは後輩からチョコをもらったのだ。
(その年チョコをもらったのはMだけ)
で、みんなにからかわれたMはそのとき、
「俺にはちゃんと好きな人がおるんじゃ!!!」
と言った。その時俺はピーンと来た。
もしやそれは俺の好きなあの子のことではないか・・・と。
56憂いのGYPSY :2000/09/23(土) 18:21
どうしてもMの好きな子が知りたかった俺は、
少しずつヒントを聞き出していった。
するとやはり、どう考えてもMの好きな子は俺の好きなNさんだった。
ある日俺は思いきって、Mに「オマエの好きなんNさんだろ」
と言った。するとMは、
「ハハ、何言ぃよんなだ・・・・まぁそうやけど。」
と答えた。確信はしていたが実際に言われると嫌な感じだった。
でも俺はNさんへの思いは誰にも話さず、Mにも何も言わなかった。
それにそのとき、俺は(どうせMなんだから、振られるのは分かってる)
と思っていた。

ところが、ある日Mは突然Nさんに告ると言い出した。
親友である俺はしかたなくそれに協力することにした。
そしてその計画は一部の女子にも広まり、女子の協力も
得て、MがNさんに告白するというプロジェクトは着実に
進められた。
俺はそのときもやはり、(どうせMなんだし・・・)と思っていた。
その日、一人の女子がNさんにMがNさんに惚れているということを
バラし、もしMが告ってきたらOKするかどうか聞いたところ、
なんと、そのとき彼女は笑顔で「うん。」と答えた・・・

57憂いのGYPSY :2000/09/23(土) 18:32
それを知って歓喜に狂うM、俺もいっしょに狂ったように喜んだ
(フリをした。)。
なんてことだ・・・こんなことがあっていいのか?
なぜなんだ・・・・
俺にとってこれほど悔しく、腹が立つことはなかった。
Mといっしょにはしゃぎまくりながら、俺は悲しくてしかたなかった。
自分の心境と正反対な振る舞いをするということはここまで悲しいことなのか・・・
あのときの心境はとにかく形容しがたい。ただとにかく、悲しくて、悔しかった。

そしてそれから2ヶ月ほどたったころ、Mの後輩の一人がMに
「NさんってブサイクやけんほんまはもうM先輩飽きとるんでしょ?」
と言った。(Nさんは絶対ブサイクデはないです。)それに対し、
馬鹿なMは、
「まぁ、確かにブサイクといえばブサイクやけど・・・」
などと答えたところ、偶然通りかかったNさん本人に聞かれてしまい、
沈黙の自然消滅、めでたく破局。
神は俺を見放さなかった・・・
58憂いのGYPSY :2000/09/23(土) 18:56
二学期に入ってから、俺のNさんへの想いはピークに達した。
あのときはほんとにすごかった。ほんとに何も手につかなかった。
もうすぐ受験なのに、このままではヤバイと思い、ケジメをつけるべく
告白を決意。計画は一人でたて、Mのときには成功率が低いという理由で
ボツになった電話での告白に挑んだ。成功率が高くても、好きでもない
のにOKしてくれるよりも、少しでも俺に好意を持っていてくれるなら、
どんな方法でもOKしてくれるだろうと思った。自信はあった。
電話で告るとき、すっごいドキドキした。
告ッた後、何を根拠にか、とにかく自信があった。
多分MでもOKだったからからだろう・・・
それと同時に、これは今でも不思議なのだが、とにかく
振ってほかった。だから振ってくれたときは嬉しかった。
「ごめんなさい」というかなりオーソドックスな振り方だったが、
俺はそれに対し、思わず「あ、あぁ、ありがとう」と答えてしまった。
でも、家に帰ってきたとき、初めて悔しさに気付いた。

それからしばらくたってNさんは一つ年下と付き合いだした。
かなり仲よさそうだった。嫌だった。でも高校に入るとき分かれたっぽい。

Nさんは今俺と同じ高校に進み、奇遇にも俺と同じクラスになり、
俺の真後ろの席に座っている。特に何も話はしない。
Nさんは今俺以外の男に惚れていて、そいつに今アプローチをかけている。
でも俺はそんなことはもうどうでもよかった。気にはなるけど。
59名無しさんの初恋 :2000/09/24(日) 01:03
私の彼は、子供の頃に虐待されてたみたいなんです。
本人の口から聴いたわけじゃないのですが、彼の周囲の話や、夏でも長袖しか着ない
様子から「やっぱりそうなんだろうなぁ……」って感じ。
はじめてエッチするまでも1年くらいかかりました。裸を見られるのが嫌なのね。
少しでも明かりがある場所でした事が無いので、つきあって2年になる今でも顔と
手足くらいしか見た事ありません。
見ようと思えば見る事は出来ますが、本人が見せたくないものを見ようとは思い
ませんし……。
暗闇の中で触れた彼の背中にたくさんの傷跡があるのが解って、私はいつも泣いて
しまいます。(彼はたぶん、私が気持ち良くて泣いてると思ってるのかな(笑))
自分から話してくれるまで待つつもりですが、ただ待っていても話してくれる日は
こないかもしれません。なんとなく。
何も悪い事してないのに、どうして隠すんだろう。私の前でも。
メロメロのほわほわの幸せに浸らせてあげられたらいいのにと思うんだけど、どっか
自分から不幸になってるみたいで、もしかしらた駄目になるかもしんないと思う今日
このごろなのです。
60名無しさんの初恋 :2000/09/24(日) 01:48
ううぅー、せつなすぎる!よってage!!!
61ジュエル :2000/09/24(日) 01:48
皆さん 色々な体験をしているのですね。
普段泣かないような人でも恋愛関係等で泣いたりするんだろうな・・・
62名無しさんの初恋 :2000/09/24(日) 02:28
ageずばなるまい
63名無しさんの初恋 :2000/09/24(日) 02:42
>>59
がんばれー
64名無しさんの初恋 :2000/09/24(日) 03:02
<独り言>

ちょっと!
もしかして・・、他がダメだったから私、なの?   今になって?
冗談じゃないよ、そんなの。
バカにしないでね。
勘弁勘弁!ホント勘弁して、そういうの(w
65名無しさんの初恋 :2000/09/24(日) 03:04
>>64
どした?電波受信中?
66名無しさんの初恋 :2000/09/24(日) 03:09
>64
つまらん
67名無しさんの初恋 :2000/09/24(日) 11:38
誰か他にないのか??
68おじさん :2000/09/25(月) 20:05
先日、同窓会で約20年ぶりに彼女に会いました。
話をすると彼女は俺を傷つけたと思い俺は彼女は
戻ってくると信じたまま・・・・20年
2次会が終わり彼女と二人で街を歩きながら
俺はまだ好きなんだと確信した。でも何も言えなかった
タクシーに乗せる時に見た彼女の横顔は確かに泣いていた
お互いに家庭がある身、このまま綺麗な想い出にするのが
一番とは判っているんだが・・・・・・・
69スパイダーマン :2000/09/25(月) 20:21
くぅ〜 泣ける
こんな悲しい話があるなんて...

>68
続きを聞かせてください
70おじさん :2000/09/25(月) 20:56
数日後、俺は彼女の家に電話した。
予想に反して彼女は驚きもしないで普通に話している
「初めて好きになった女に告白して初めて女と付き合って
最後には振られたけど、俺にとってお前は昔も今も特別な
女なんだ、お前は最高の想い出を俺にくれたんだ。
だからもう、何も気にしなくていいんだよ」俺は言った。
本当はそれで終わりにするつもりだったけど
自分からはもう電話はしないと、俺の携帯の番号だけを教えた
あれからもう1週間、俺の電話は鳴らない。
考えてみれば彼女と別れて以来、俺はずっとあいつからの
電話を待っていたような気がする。
71名無しさんの初恋 :2000/09/25(月) 21:34
好きな子が出来た。毎日毎日その子とどうやったら仲良くなれるか?と考えていた。
話しかけるチャンスがあっても、話しかけられなかった・・・そして彼女に告白した
しかし彼女は俺の事をストーカーだと思っていたらしく、俺はいままで彼女に気付かぬ
うちに精神的に追い詰めてしまっていた。「男子校だったから慣れてなくて・・・」と
言い訳してしまった。その後「同じ男子校」の人に「もう彼女に近づくな」と言われた。
「同じ男子校」の彼は彼女と仲良くなっていた。なぜ?俺はなぜ彼女と仲良くなれなかった?
その後彼女から直々に「二度と話しかけないで」と言われ、俺は「悪かった」と言った。
「ごめんなさい」とは言ってない。本気で謝りたいのにもう話しかけられないなんて・・・
正直に言うとまだ彼女の事はまだ完璧には忘れられない。
でもたとえ彼女とすれ違ったとしても俺は気付かないフリしてなきゃならない。
彼に対する嫉妬、彼女に対する罪悪感とそれを伝えられないもどかしさ・・・
この気持ちは他人には分からないだろうな。
72ジュエル :2000/09/26(火) 00:38
皆さんたくさんの涙話を書き込んでくれてありがとう。


73名無しさんの初恋 :2000/09/26(火) 01:53
あげちゃいます
74名無しさんの初恋 :2000/09/26(火) 02:01
初めての彼氏。
本当に気が狂いそうなくらいだいすきだった。
向こうも私のことを愛してくれて、目もくらみそうに幸せだった。
結婚しようねって約束してた。

でもあっさりふられちゃった。

どうしても忘れられなくって、
彼と共通の友達に、しょっちゅう電話かけては相談してた。
いつだって彼女は優しく話を聞いてくれてた。

数ヶ月後、ふいに彼から電話。
「実はUさんとつきあっています……」
Uさんとは、その友達。
その言葉を聞いた瞬間頭が真っ白になった。

その後Uさんに電話して、笑って許してみせた私。
でも本当は、辛くて辛くて死にそうだった。

未だに辛い。
彼と彼女のことを思い出さない日はない。
彼女とはそれっきり会っていない。会いたくない。会えない。
彼以上に好きになれる人も、まだ見つかっていない。
75>74 :2000/09/26(火) 02:05
ドラマみたいなハナシ・・。
最低だね・・彼氏も、友達も。

友達の方が許せないけど。良い友達ヅラしちゃって最低ね。
76名無シーク :2000/09/26(火) 04:24
ネタじゃなくて本当の話。
もう10年以上も前、私が12歳の時。
知り合いのお兄さん(当時27歳独身)の事が好きで何かあるとお兄さんの所に行って遊んでもらっていた。
ある日お兄さんに「僕の事、好きなの?」と言われてびっくりした。
そしてただうなづくとお兄さんは「僕は好きだよ」と言ってくれた。
最初の内はただキスとか軽くお互いの体を触り合うだけだったけれど、じきにすぐSEXをする段階になった。
私はとっても幸せだった。
だってお兄さんは大人でカッコ良かったし、何より他の友達より大人になれたんだって思えたから。
ただ、だんだん行為がエスカレートしていったけれど、みんなそうしている物だと思っていた。
お兄さんは必ず私を「愛している。大好き」って言い続けていてくれたし、何をされても私はお兄さんしかいないって信じていた。
私の体に付いた傷に親が気付くのに時間はそんなにかからなかった。
親が私を連れてお兄さんの家に怒鳴り込んでいった時、お兄さんは青ざめてて引きつった表情になったけれど、話し合いの時には何所かほっとした表情になっていた。
お互いの家の話し合いで、「もう二度と会う事が無い様に」と決められた時もお兄さんは私と目を合わせる事が無かった。
お兄さんはよく「このままどうなっちゃうんだろう」って言っていたからこれで楽になるんだなぁって思ったら物凄く苦しくなった。
自分はもうただの負担になっていたんだってのが悲しかった。
その時はもう14歳になっていた。
77>76 :2000/09/26(火) 04:32
で、オチは?
7876 :2000/09/26(火) 04:47
>77
オチなんてない。
それでお終い。それ以降本当に彼とは会っていないし。
その件があって数日後には彼とその家族は引っ越してしまったし、それっきり。
噂では彼だけ海外に移住してしまったらしい。
十数年たった私の倫理観や貞操観念は普通一般とちょっとずれているけれど、その件があったからとは断定できない。
ただ、私の泣いた恋愛経験ってこれぐらいしか思い付かなかったから書き込みしてみただけだよ。
79名無しさんの初恋 :2000/09/26(火) 10:57
すごい経験をしている人がいるもんだ。
みんな、もっと聞かせて、聞かせて。
80punyu :2000/09/26(火) 11:16
昔付き合っていた同じクラスの彼に振られた。
振ったくせに、なぜか彼は泣きながら私の部屋を出ていった。
次の日学校で彼に会いたくなくて、休んだ。
それからは彼はいないものと思いこんで学校生活を送ることにした。
ほんとうは苦しくて苦しくて、毎日泣くくらい好きだったけど。

それから二ヶ月後、私の手元には一枚のコンサートチケットがあった。
彼と別れる前に二人で行こうねと一緒に買ったある人のコンサート。
私はずっと行こうか行くまいか迷った。
バスにのってホールに向かいながらも、ずっと迷っていた。
振られたのは私。ずーずーしく行って、隣の席に座ったりできるんだろうか?って。
81punyu :2000/09/26(火) 11:22
ホールの前には、沢山の人がいて、どんどん会場に吸い込まれく。
私はそれを遠くから眺めるばかり。
近くの電話ボックスから友達に電話をかけて、不安を訴えたりした。
とうとうホールの前には誰も居なくなった。
しばらくして、会場から演奏が漏れてきた。
数曲終わったところで、やっとの思いでホールの入り口に入った。

階段を昇り、重い扉を開けたら、みんな立っていて楽しそうだった。
指定の席はすぐ近くだと、係の人が誘導してくれようとしたのに
私はその場から走って逃げてしまった。
やっぱり行けなかった。

そのあと、ずっとホールの待合室で泣きながら音だけ聞いてた。
アンコールが終わるか終わらないかのうちに、一人で帰った。

その数日後、彼の友達から彼が
「待ってたのに、あいつは来なかった」って言ってたと聞いた。
なにもかもすれ違ったままだったけど
今は結構切なくてイイ想い出です。
82>punyu :2000/09/26(火) 11:29
なかなか、いい話だねえ
83ジュエル :2000/09/26(火) 22:29
>punyu
なんかドラマみたいな話ですね。
涙しちゃいました。
84ジュエル :2000/09/26(火) 22:41
みんなの話を読んでいて 自分も書かねばっと思いました。
でもそんな思い出も少ないので
20、22、23の続き

大好きだった彼女に振られて 彼女を忘れる為に住所・電話番号すべてをメモリーから
削除して 自分から連絡は取れないようにしてしまった。
もう2人が再会するのは彼女から連絡がくるのを待つか
街で偶然出会うしかない環境だった。
何回も何回も頭の中で偶然、再会する場面を想像して
何を話そうかと考えた
そんな毎日が1年半続いた時に彼女と出会ってしまった。
 
85ジュエル :2000/09/26(火) 22:50
それは、あるターミナル駅の通路での再会だった。
向こうからは友達4人と仲良く話しながら元彼女が歩いてきた。

その時、自分には新しい彼女がいたが
一瞬で1年半前の気持ちに変わってしまった。
あんなに何回も考えていたセリフもすべて飛んでしまい。
相手と目があったにもかかわらず話しかける事も
会釈する事もできなかった。
その夜 自分に素直に生きていなかった事と
話しかけられなかった自分へのくやしさで涙しました。

今でも好きです・・・・・
86名無しさんの初恋 :2000/09/26(火) 22:54
らい
87名無しさんの初恋 :2000/09/27(水) 14:32
ほんげえ!!!!!
88名無しさんの初恋 :2000/09/27(水) 17:17
高校の時の部活の先輩だった。そのまま部活の卒業生が集まって楽団を
結成。自分の居たパートは人数集まらなくってその先輩と二人きりだった。
厳しくて、不良っぽい人で学生時代からずっと怖いと感じてた人だった。

でも練習にいくうちに少しずつ話すようになって、ある時意を決してライブに
誘った。あまり良い席ではなかったけどお互い満足し、帰り道はふざけあい
ながら帰った。その後2回程遊びに行き、とってもいい雰囲気になっていた。
けど、まだ私の友人達には彼があまり評判の良くない人という事もあり、
そのことは黙っていた。

ある日、その事を知らない友人がポツリと言った。
「Sさん(彼)って、ホント遊び人だよねー。私の妹もかなり遊んでるけど
 以前、意気投合してホテル行ってヤっちゃった事あるんだって」
その友人の妹とは面識もあっただけに、その一言はかなりショックだった。
確かに、華やかな感じの人ではあったがまだその人との間には何も無かった。
自分は一人の女として、恋愛対象として見られていないのだと意気消沈し、
早合点した自分を情けなく感じ、その人とは話も、視線すらも合わせなく
なった。何より、まだその時には男性経験に無かった自分にとって、その
友人の妹との事は耐えられなかった。…そしてそのSさんとは疎遠になった。
8988 :2000/09/27(水) 17:18
何年か後、Sさんの友人と話す機会があった。
「あいつ…、結構本気だったんだぜ?」
本気だからこそちゃんと付き合おうと思っていたと。大事にしてたんだと
聞かされた。でもその時にはもう私は今の夫になる人と付き合っていた。

「好き」という言葉も無く始まり、すれ違ったまま終わった恋。
もうちょっと私に恋愛経験があったら、意地を張らないでもっと素直に
ぶつかっていけたならどうなっていたんだろうと、今でも思う時がある。
でも…もう時計の針は元には戻らない。戻すつもりも、無い。
90名無しさんの初恋 :2000/09/27(水) 17:30
処女の子に一言

他の男とやりたい・・・
91名無しさんの初恋KK :2000/09/27(水) 17:34
好きだった人に告白したらその次の日
わたしに告られて自信をもったその男は別の女に告白した。
その男には彼女ができた。
その彼女はわたしと仲が悪い後輩の女だった。
以来、そのカップルに笑われる日々。。
悲しい・・・・・(笑)
92名無しさんの初恋 :2000/09/27(水) 19:49
友達よりは、ちょっと親密な感じでその彼と付き合っていた。
彼はめちゃめちゃかっこいいし、当然凄いもてて女友達(Hあり)もいっぱいいるって噂だった。
私もHはしていたけれど、当然そういう遊び友達なんだろうなってある部分諦めていた。
彼も私もよくお互いを、「お気に入り〜」とか「大好き〜」とか「大嫌い〜」なんて言ってふざけ合っていた。
彼の本命になれないなら一番近くでふざけ合えているのが幸せなんだってずっと考えていた。
ある日彼が「好きだぞ」って言った時は、本当にドキっとしたけれどついいつもの軽い調子で「あ。私も私も。大好きだよ〜ん。」なんて言ってふざけた。
すると彼ははははって笑いながら「やっぱし〜。俺って愛されまくり?」なんて返して来た。
私は笑って答えながら心の中で、(そんな言葉いい加減な気持ちで言って欲しく無い。期待しちゃうじゃん)って苦しいぐらい悲しかった。
それから暫くそのままだったんだけれど、ある日突然彼が「好きな子が出来た」って言った。
私は未練たらしい女になるのを恐れて、「えー。そうなんだー。へー。とうとうねー。やるじゃん。じゃあ私と遊んでいると誤解されちゃうね。そっか。もう終わりかー。友達っつってもなんかあれだしね。でも無視するってのは無しにしてね」
って一方的に言いまくって退散した。仲の良い女友達の恋愛相談なんてパターンは絶対嫌だったから。
だって涙臨界点ギリギリで、泣くのを堪えて上向きに話して笑うのがどれだけ辛いか分かっているから。
自分で「無視しないでね」なんて言った癖に、自分から彼を避けてた。
友達は私と彼が付き合っているものと思っていたらしく、びっくりしていたけれどあえて触れないでいてくれた。
親友に一言「好きな子が出来ちゃったんだって」って笑って言ったら「(私に対して)馬鹿だね。」とだけ言って背中をあやすように叩いてくれた。
その時は堪えきれなくて号泣したけれど、親友は何も言わないで背中を叩いていてくれた。
少しして彼が別れたって噂を聞いて、胸が痛んだ。
だからといって前みたいには絶対戻れないのが分かっていたから、私からは何も言わなかった。
もう好きな気持ちを隠して無理に付き合うような片思いだけは絶対したくない。
93名無しさん@1周年 :2000/09/27(水) 20:27
仕事にも日常の生活にもすっかり疲れて、バイクで旅に出た。
そのとき、旅先で、以前東京であったとき、電話番号を教えて
もらっていた女の子に連絡をとり、泊めてもらった。
旅先の街を案内してもらい、そのあとまた彼女の部屋に
あがりこんだとき、自分の欲望を押えきれずかなり強引に
セックスをしてしまった。彼女はそのあとしばらく泣いて
いた。翌日、フェリーに乗りこむと、彼女が見送りに
きていた。大きく手をふってくれて、見えなくなるまで手を
振りつづけてくれていた。何で僕にこんなに優しくして
くれるのか、わからなかった。その手を振りつづける姿が
小さくなるのをみながら、僕は涙があふれて仕方がなかった。
涙がたくさん流れて、僕はそれをぬぐうことすら出来なかった。
東京に帰れば、また過当競争の職場で、間抜けな自分が
苦しむのはわかっていたし、ただひたすら、自分に優しく接し
続けてくれる彼女にただ甘えたままで去っていく自分が
何者なんだかわからなかった。でも胸は暖かい思いで一杯に
なり、生まれてあんなに涙を流したことはなかった。
94名無しさんの初恋 :2000/09/28(木) 02:24
そろそろあげねばなるまい。
95>91 :2000/09/28(木) 03:37
悲しいね〜...
96スパイダーマン :2000/09/28(木) 07:10
久しぶりに見たら,このスレずいぶん立派に成長してるねー
久しぶり行ってみっか!!!

今週は金曜まで仕事がめちゃくちゃ忙しいんだけど,先週から彼女にそのことを教えておいたのにも関わらず,昨日の夜遊びに来た.ったく,何考えてんだよ!

案の定,昨日は一睡も出来なさそうだったので,朝4時くらいに自分のアパートから仕事場へ脱出してきた.おそらく,今日は睡眠との戦いが待っている.
出てくる時,オレめちゃくちゃ不機嫌だったんで彼女はたぶんオレののアパートで泣いてるだろう...
そろそろ,潮時かなぁ...って思いはじめてる.
オレは女より,仕事の方を選ぶんで長く続かないんだ.
10ヶ月,今までの中で最長だなぁ...
あ,ちなみに最短は1週間かな?1回,Hして1週間後に別れた.

97スパイダーマン :2000/09/28(木) 07:19
もう,女なんてうんざりだ!
しばらく,純恋の住人になって恋愛のアドバイスでもしてみようかな?
これまでの豊富な(!?)経験を基にアドバイスしてれば,また恋愛したくなるかも知れない.
そうだな,しばらくそうしよう.
夢男みたいにシブいスレでも立てようかな?
98スパイダーマン :2000/09/28(木) 07:24
んー 今度の土曜日,パソコン買いに行こうっと.
で,アパートと仕事場から24時間フルタイムで2chやろう...

あー でも眠い.8時から仕事開始だ.ちょっと一眠りしよう.
99マヒャド :2000/09/28(木) 07:38
お前らは不器用な生き方してるな。
俺にしてみれば
ウジウジしてる暇があったら
バンバンヤりまくれって感じだけど
まあいいか。
100punyu :2000/09/28(木) 09:06
>>99
参加したかったのね。
照れずに、どうぞ。
101スパイダーマン :2000/09/28(木) 19:20
今日は疲れた!
今日のスレをいろいろ見て回ったけど,オレと同じハンドルネームを使ってる輩がいるじゃないか.
ったく,ひどいなぁ...
しかも人生相談にまで出現してるじゃないか!
なんで?スパイダーマンはオレだぞ!
このハンドルネームの由来知ってるかい?
102名無しさんの初恋 :2000/09/28(木) 19:50
忘れられない恋といえば、中学生の頃、
放課後に多分お互いに好きなんだろうけど
いつも喧嘩している彼女とふたりきりになったときのこと。
もう夕焼けももうすぐ暗くなりそうで、静かな教室で、
その時だけは二人ともあんまりしゃべらずに、気まずいような
雰囲気が流れた。そして、いつのまにか俺は彼女にぎゅっと
抱きついていた。
103スパイダーマン :2000/09/28(木) 19:52
>102
やるねぇ その後どうなった?
104森本レオ :2000/09/28(木) 22:49
age
105名無しさんの初恋 :2000/09/29(金) 00:33
定期あげ。
102は続きを書くべし。
106ジュエル :2000/09/29(金) 01:40
みなさんどうもレスありがとうございます。

>スパイダーマンさん
ここのスレを見るのがあなたの生活の一部と化してきているのは大変 光栄です。


まだ泣ける話がございましたら みなさんご協力お願いします。
107chp :2000/09/29(金) 02:07
いいスレッドだなぁ。俺が書き込むと場の雰囲気悪くするからROMだな
108きゃは :2000/09/29(金) 02:17
>>102
中、高時代良いね〜〜
あの頃ってなんか意味もなく楽しかったよ

>>107 chp
ROMってないじゃん(笑)
109名無しさん :2000/09/29(金) 02:31
おじゃましますー。
一通り読ませていただきました。

は〜ぁ、泣けるなぁ。
恋愛なんてもう勘弁!って気持ちもあるのに
やっぱまだ枯れるには早いよなぁ。
また泣いてもいいから恋愛しよっと。
110名無しさんの初恋 :2000/09/29(金) 02:37
生まれて初めて本気で惚れて、でもほかに好きな人がいるからと断られて。
それでも友達関係を続けたがる彼女……。「もう会えないの?」なんて、
涙声で言われたら突き放すこともできず。友達関係でも続いていれば、
もしかしたらなにかが変わるかもしれないと淡い期待を寄せて覚悟はしたけど。

「これからの私も今まで通り。だから普通にしてようね。私たちは今まで通り。この話はここでおしまい。もうしない」

メールに書かれたその一文は本当につらかった。マウスに爪を立てて下唇を噛むほど。
なぜか俺はそのメールをわざわざ印刷して、部屋を暗くして布団にもぐった。
きっと泣いてすっきりしたかったのだと思う。何度も何度も読み返しながら、涙を流した。
結局、思いっきり泣くことなんてできなかったけど。
111109です :2000/09/29(金) 02:40
私も頭の中を整理したいので書いちゃいます。

去年の今頃お付き合いしていた彼は私の2コ下でした。
年下の彼は初めてだったのでお姉さんぶって強がってばかりでした。
彼は仕事もできて賢く、とても尊敬していました。
完全に私の方が舞い上がっていて滑稽なほどでした。
それがツラくて自分の気持ちを抑えようとしていたところで
妊娠が発覚。
112109です :2000/09/29(金) 03:01
続きです。

生理が遅れていることを彼に伝えたら、彼はすごく悩んでしまいました。
まだまだこれから仕事!!!って矢先に「できちゃった結婚」はあまりに酷ですよね。
この時点ではまだ「遅れてる」だけだったんですけどね。

彼の苦悩は私まで余計に気が滅入るほどでした。
それまでは私も結婚願望などは全くなく、「結婚生活」は想像もできませんでした。
でも、「生理がこない!」ってあせりと不安で過ごすうちに彼となら
結婚したいな、と思うようになっていました。

でも、彼は「いずれは結婚したいけど今は・・・。」と。
いろいろと私を気遣う言葉や愛情表現はしてくれたけど、やっぱり
中絶することを前提で将来を語っていました。
「好きなようにしていいから。」と言われた時に、自分がしっかり
しなければいけないこと、彼に頼れないってことを痛感しました。
ショックだったなぁ。

結果的には1人で決断しました。
彼には「生理きたよ。」としか言えませんでした。
多分、嘘をついていることに気付いていたと思います。
でも、何も言いませんでした。
幸い遠距離だったので、手術や入院についてもバレませんでした。
113109です :2000/09/29(金) 03:23
さらに続きです。

書いてて胃が痛くなってきました。
でも書いちゃいます。

私が「おろせない」と言えば彼も腹をくくったと思います。
私としては27にして初めて「結婚したい」と思えた相手なので
彼とのズレが非常にショックでした。
自分が年上であることを再認識したことで、彼の人生を曲げてはいけない
と思い独断で突っ走りました。
今でもそれで良かったと思います。

そんなことがあっても家族や友達に見破られることなく、普段通りに
振る舞うことができました。
自分がしっかりしなきゃ!というプレッシャーがあったからこそ、です。

彼にも明るく接し、彼も私の言葉を信じてまた平穏な日常を送るように
なりました。
時々、手術の日のことを思い出し鬱に襲われましたが、私って
つくずく図太い女だなぁ、と我ながら不思議でした。
114109です :2000/09/29(金) 03:29
ああ、支離滅裂ですね。
どうも申し訳ありません。

手が震えちゃってるし、頭の中を整理するどころか封じ込めていたものを
中途半端に吐露したことでパニクッてます。
お恥ずかしい。。。

何が泣けるって、この混乱が泣けるのです。
書かなきゃよかったと今になって後悔。

どうもご無礼致しました。
一晩寝たら復活しますので、また寄せて下さいね。
では、おやすみなさいませ。
115名無しさん@1周年 :2000/09/29(金) 03:49
>114
かなしすぎる・・・
116名無しさん :2000/09/29(金) 03:56
>109
同じ女として、なんか煮え切らない物を感じてしまう・・・
頑張ってくださいとしか言いようがないけど、いつかまた心から
笑える日がきっと来るよ。
117名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/29(金) 04:19
109さん、がんばってください。
僕は、逆の立場で悔やんでも悔やんでも悔やみきれません。
1年近く経つけど毎日彼女の事を考えてしまい眠れません。
もう、ずっと学校に行っていないし自己嫌悪の日々です。
自分がもっと強ければ、あの時自分の思うままに動いとけばと。
109さん、僕が書くと嘘っぽいかもしれないけど本当に体を大切にして
がんばってください。
118スパイダーマン :2000/09/29(金) 07:55
昨日アパートに帰ったら,彼女の置き手紙があった.
とうとう別れる決心したのかと思いきや,昨日の夜のことを詫びる手紙だった.
しかし,手紙の内容はなぜか開き直っていたという印象があった.
どうしたんだろう?何が彼女を変えたのか?自答自問した...
よくよく考えてみると,彼女に隠しておいたエロビが発見されていた.
119名無しさんの初恋 :2000/09/29(金) 09:38
>>110
泣ける、マジ泣ける

それ、オレやん
120punyu :2000/09/29(金) 10:45
>>109
とてもとても辛そうで、近くにいたら肩ポンポンしてあげたひ。
でももう同じことは絶対繰り返さないよね。
体、大事にして。

あのさ、あのね。
お願いだから、みんな、避妊はちゃんとしようね。
笑顔でできる恋愛も、それで形かわっちゃったりするし
それよりなによりも・・・・・・・ううううう。
121ぶるーすかい :2000/09/29(金) 11:30
ほんとに悲しすぎる・・・。
こんなのいやだよぉ・・・

避妊はぜっったいしようね;;
読んでてしんみりしちゃいました。
122あうあう :2000/09/29(金) 13:41
何か皆さん凄い話で、感情が高まってしまいました。
私も今年の夏に最悪な出来事がありました・・・。

今年になって唯一の男友達のIのことが気になりはじめて
2月にメールで告白したのです・・・・結果はもちろんNOでしたが(笑い)
友達として付き合っていく事には同意してくれました。
月日が流れて、とあるメル友にあったその日に告白されました。
生まれてはじめて告白されたのですが、まだIのことが忘れられずにいた私は
1ヶ月時間を下さい、と言った。
悩みに悩んだ末に付き合うと決め、その事を伝えに会いに行ったのが悪かった。
友達の男を取るNを一緒に連れていったのだ。
結果は案の定、Nはメル友と付き合い、私の悪口でいまだに盛り上がっている。
メル友は告白は冗談だといい、本名も偽名を使っていたことが分かった。

Iと私はお酒の勢いで男と女の関係になってしまった。
初めての夜に私は彼の胸で泣き続けた。
こんなにも好きなのに、セックスしても振り向いてくれない
・・・すごく惨めになった。そんな関係が1ヶ月ほど続いた後
私がIの関わりでトラブルを起こしてしまい、2ヶ月も連絡を取れなくなってしまった。
最近Iに初めての彼女ができたとNから聞いた。
いまだに好きな気持ちは変わってない。
今度の日曜に会うかもしれない。
会っていいのか、それとも会わずにいた方がいいのか・・・・

長い文章・下手な文でごめんなさい・・・。
123ななし :2000/09/29(金) 13:49
気持ちだけでも伝えておくとか・・・・。

読んでるだけでせつなくなった
124名無しさんといつまでも一緒 :2000/09/29(金) 13:55
伝えることは大事だと思う。
辛いと思いますががんばってください。
125名無しさん…? :2000/09/29(金) 15:57
前の彼女と別れたきっかけは「記憶喪失」でした。
好きだった人との時間が幻になっていくあの切なさは、今でも忘れない。
一緒にいった公園も、楽しんで食べたはずの料理も、あの綺麗だった星空も、
彼女はなにも思い出せず、覚えているのは私だけ。
「…ごめんなさい、よく、覚えていないから…」と本当にすまなそうに呟く
彼女の言葉を聞いて、1人で泣いていた夜。もう一年以上も前の話。

書くと長くなっちゃうから(本当に) でもつい話したくなって見たりしました。
126夢男 :2000/09/29(金) 16:05
>>125
時間があるなら是非長く書いてくれ。

キミの言葉、相手の言葉、キミの気持ち…そして今。

もっと聞きたい。
127名無しさん…? :2000/09/29(金) 16:15
ココって長文だとロックされちゃうから、時期にどっかのフリースペース
借りてきてテキストあげます。
テキスト……というか、私が自分の恋愛系のHPやっているので、
そこを公開するのが良いのだけど。

安全面を考えて、近いうちにフリーのサーバースペースもらってきて、
自分のHPのミラーを作ります。それから公開しますね。

少し待っていてくださいな。
128名無しさん…? :2000/09/29(金) 16:22
って、掲示板のログを読みなおしたら偉い量だった(汗
それにIPアドレス表記される掲示板だからコピペも難しいし…。

本業シナリオ書いているので、長文テキスト書いてもいいですか?
もちろん、ノンフィクションなんですが。

(前の)彼女には了解をすでにもらってあるのですよ。実は。
ずっと以前に
「私とあなたの恋愛を、いつか話として書いてみたい」って。
私の夢が小説家になる事だと知っていた彼女は。
「うん」
と応えてくれました。

「読む事で癒される事もある。書くことで癒される事もある」というのは、
私の(恋愛の)師匠の言葉。
129>125 :2000/09/29(金) 16:43
長くたってかまわんから、ここに書いちゃってよ。
130夢男 :2000/09/29(金) 16:48
実は129に同意だったりする。
本業シナリオライターなら何話かにわけて書くなどしていただけ
れば非常に嬉しい。
無理なら違う方法でもかまわないが2ちゃんに書くことに意義が!

ないか?
131名無しさん…? :2000/09/29(金) 18:02
>129、130
了解。そのかわり、続きは月曜以降になると思うけど(状況次第。
週末の予定によりけり<今は仕事場から)
さっきまで書き溜めていた分を放出します。でもまだ半分も進んでない(汗
記憶喪失のところまでぜんぜん書けてないけど、それでもいいなら。
(急いで書いたので、読みづらいところは勘弁してください)


2年ほど前に出会ったその人は、当時、名古屋に付き合っている彼氏がいて、
別れそうだけど、別れられない、っていう状況だった。
相手は北海道で、自分は横浜。知り合ったのは、私が何気に書き込んだ掲示板
(内容は遠距離恋愛について<当時、大阪の女の子と付き合っていて別れたばかり
だった)がきっかけだった。
始めはその彼氏との話を聞いているだけだった。メールのやり取りが続くうちに、
彼女とだんだんと打ち解けた私は、彼女と電話で話すようにもなっていった。
そして、彼女が生まれてから今までのことを、いろいろと知る事になる。

実の父親は、戸籍上の父親の実の弟であること。それが原因で実家では子供の頃から
敬遠されていた事。そんな自分を初めて理解してくれたのが高校で知り合った先生だったこと。そしてその先生が初恋だった事。その先生が今はもうこの世にいないこと。
そして、自分の体が弱く、原因不明の発作があり、いつ死んでしまうかもしれないこと。
もちろん、一気に話してくれたわけじゃない。少しずつ、メールや電話で、まるで
遠い昔の昔話をするみたいに、彼女はいろいろと話してくれた。そのたびに、
私は自分の思っている事を素直に告げた。

名古屋の彼氏は、そんな彼女が数年前に旅の途中で(彼女は一人旅が好きだった)
出会った人で、家庭環境が彼女にとてもよく似ている人だった。ただ、
ある理由から、彼女と彼氏はその頃、何度も別れ話が出るような仲だった。
そんななか、彼女が「お父さん」に会うために、こっちにくるという。
聞いてみると、彼女のお父さんは横浜に住んでいるという。
会って見たいなぁ、と口に出したのは、確か私が先だったように思う。
「私も○○さんに会ってみたい」と、彼女は同意した後、こう言った。
「でも、私…極度の男性恐怖症だから…○○さんのこと、嫌いじゃなくても、
手もつなげないし、目も見れないかもしれないから」
彼女は、苦手な雰囲気をもつ男性が近寄ってきただけで発作を起こしてしまう、
というのは前から聞いていた話だったから、私は深く考えずに、うんいいよ、
それでもあなたに会いたい、と告げた。
そして、彼女はずっと教えてくれなかった発作の原因や
名古屋との彼氏と不仲になっている理由を
「…会ったら、告白するから」と、そう言って、少しつらそうに笑った。
「一緒に、歩いてくれるんだよね?」
「うん」
発作をもっている彼女は、いつ自分が発作になってしまうかと怯えるあまり、
ずっと1人で過ごしてきたらしい。発作を起こすと、一緒に歩いている人に
迷惑がかかってしまうから。彼女はその理由から、ずっと1人で歩いていた。
一緒に街を歩く事。それが、彼女の願いだった。
132名無しさん…?(その2) :2000/09/29(金) 18:08

待ち合わせは、私の地元の駅。彼女は夜行列車でやってきて、私と会ったあと、
お父さんのところに行く、という予定だった。
「宿は?」「決めてない」「じゃあ、一緒に泊まる?」「無理だよ。私、
彼氏と一緒に寝るのでさえ、発作のせいで3ヶ月もかかったんだから」
そんな会話をしながらも、彼女は私から少し離れた場所で、電車から見える
外の風景を見ていた。
私が彼女をつれていきたかったのは、鎌倉の由比ガ浜。ただ、一緒に歩きたい。
そう願った彼女のために、私は自分が一番好きな場所につれてきた。
子供みたいに無邪気にはしゃぐ彼女は、やっぱり私と一定の距離をあけながら、
それでも隣、と呼べる場所を歩く。
「そんなに波打ち際にいると危な…」「きゃぁ…!」
悪戯な波が足元をすり抜けたとき、彼女はいつのまにか、私の腕に捕まっていた。
男の人に触っても発作が起きないことに自分が1番驚いたらしく、しばらく
固まっていた彼女は、それから小さく「すごい…」と呟いて歩き出した。
もちろん、腕はそのまま。

結局、その夜はホテルに一緒に泊まることになった。もちろん予約なんてしてないし、
二人ともお金がないから、山下公園の近くにあるラブホテルに決めた。
「ソファーで寝るから大丈夫だよ。お風呂のときは、ベッドで毛布かぶってる」
「うん」
「でも、腕、つなげたね」
「波に感謝しなくっちゃね」
「発作、おきなかったね」
「うん」
コンビニで買っていたお弁当を食べながら、そんな会話が続く。約束通り、私は
お風呂に彼女が入っている間、うつぶせにベッドで寝そべっていた。

いざ、眠ろうという段階になったので、私は彼女にベッドを譲って、
1人がけのソファーをふたつくっつけるとベッドを作り、そこで横になった。
「体、いたくない?」「あ、へーき。なれてる」
そんな会話のあと、また話をしていた彼女が、不意に黙り込んだ。嫌な予感がして
断ちあがってベッドのほうを見ると、彼女が苦しんでいた。
初めて彼女の発作を見て、気が動転してどうしていいのか分からなくなった。
ただ、自分にできる事を探して、彼女に駆け寄ると、その手を取った。
「大丈夫。大丈夫だから」
根拠のない言葉。でも、いまここで自分が不安になる事だけは避けようと思った。
彼女が私の手を、爪の跡が残るほどにきつくきつく握り締める。
そしてその発作が楽になったのか、彼女の表情から苦しみが消えたとき、
彼女が約束していてくれた、告白が始まった。

数年前、彼女が唯一心を許していた高校の先生がバイクの事故で死んだとき、
彼女はその現場にいたのだそうだ。正確にいうと、その事故が発見されたとき、
その現場で意識不明で倒れていた。
先生は教え子である彼女と付き合っていた事を両親や周囲から叩かれ、精神的に
まいっていたらしい。バイクの事故は、そんな先生が雨で濡れた路面で滑った
ものだということになった。
ただ、彼女は重要な参考人としていろいろ聞かれたらしい。
しかし、彼女はいっさい覚えていなかったのだ。彼と一緒にバイクに乗っていたのか、
それとも目の前で彼が自殺したのか。事故だったのか。それとも、精神的に
病んでいた先生が、自分を轢き殺そうとしたのかも。
その記憶を、まるまる失っていた。
彼女は先生の両親からも実家の両親からも問い詰められることに疲れ、
入院中だった病院を抜け出し、そして美術を教えていた先生のアトリエに忍び込み、
そこで死のうと考えた。しかし、そこにある人が現れた。
133名無しさん…?(その3) :2000/09/29(金) 18:08
「それが、いまの夫なの」
彼女はそこまで話して、私の顔を見た。
「私は、その人と入籍した。でも、それは結婚じゃなかった。実家から逃げるために、
その人は私に「家族」という場所を提供してくれたの。私の苗字は新しくなって、
私は実家ではなく、そこの家族になったの。ごめんね、隠していたけれど、私は…
結婚しています」
横浜に住んでいるお父さんは、旦那さんのお父さんであって、実は今、お母さんと
不仲になり別居している事も、彼女は付け足して教えてくれた。
名古屋の彼氏と不仲になっている理由は、結婚をしたい名古屋の彼氏と、彼女の
環境がすれ違って起きているということ。そして、彼女の発作の原因は、そのバイクの
事故に前後する、記憶障害からくるものだと知った。
彼女は、仲が良くなって、そしてだんだんと好意を感じるようになった私にこの真実を
打ち明けたら、名古屋の彼氏がそうであったように、ぎくしゃくしてしまうのではないかと
恐れていたらしい。でも、私がその話を聞き終えたときに呟いた言葉は、
「だからなに?」だった。
その言葉を聞いて驚いた彼女の顔は、いまでも忘れない。
過去は、どんなに辛い過去でも、陰惨な過去でも、幸福な過去でも、
その人が確かに積み重ねてきた時間の記憶であり、それはその人の
今を形作る、大切なもの。
何が欠けても、今のその人は居ない。
私が好きになったのは「今」ここにいるあなたなのだから。
だから、私は、たとえ誰であろうと、どんな過去であろうと、
それを否定したりはしない。もちろん、自分の過去も。
その過去があるからこそ、今、私はここに居て、
そしてあなたと出会うことが出来たのだから。

「…一緒に寝よう」「大丈夫?」「…うん」
話し終わった後、ベッドに二人で横になった。
「○○さんこそ大丈夫…? 男の人って、女の人が隣に寝てても…我慢できる?」
「大丈夫だよ」「…私ってそんなに魅力ない?」「あーのーねー(笑)」
ふざけあったあと、その日の疲れからか、私は先に眠ってしまった。
彼女はそれからしばらく起きていたらしい。いくつか小さな発作も
あったらしいが、彼女がくるしくなって私の手を握ると、私は
無意識に「だいじょうぶ」と呟いていたらしい。
彼女はこの寝言を、とても気に入ったようだった。
134夢男 :2000/09/29(金) 18:10
> 131
非常に良い感じだ。月曜が楽しみだよ。ありがとう。
135名無しさん…? :2000/09/29(金) 18:10
ほら、長いでしょう(汗

しかもこれでも、まだお話の半分も書いてないんだけど(滝汗

当時のことを思い出そうとじぶんのHP見てたらなんだか泣けてきて、
自分にもこんな恋愛ができたんだな、って思ってしまいました。

続きはまた(おそらく)来週にでも。

それまでこのスレ、下がりませんように(笑)
136夢男 :2000/09/29(金) 18:20
>>135
非常に続きが楽しみだよ。

ところで、スレが下がっていても大丈夫なようにお気に入り
(ブックマーク)に登録しておくと良いのではないか?
137名無しさん…? :2000/09/29(金) 18:37
む、ではそうしますか。ひっそり書くのも素敵かもしれないし(笑)
月曜日、どうなってるかなぁ。
138ころちゃん :2000/09/29(金) 21:01
・・・・グスッ(涙)
139夢男 :2000/09/29(金) 21:09
>名無しさん…?
偉そうですまんのだが、彼女との出会いの部分の描写がもう少し
欲しかった。
140名無しさんの初恋 :2000/09/30(土) 14:12
んー、泣ける掲示板だね。
心にしみるよ。
141>名無しさん・・…? :2000/09/30(土) 19:40
月曜日までおあずけなんて、連ドラみたいだなぁ。
早く読みたい。
続きが聞きたい。

142名無しさんの初恋 :2000/09/30(土) 22:39
揚げます。
143名無しさん…? :2000/10/01(日) 12:56
家のパソコンからです。なんだか反響があるみたいなので、
自分のHPの掲示板のログを使って、少しだけ続きを書いてみました。
月曜日は、たぶん夕方過ぎになると思います。ので、間をつなぐ意味で。
144名無しさん…? :2000/10/01(日) 13:05
結局、彼女はお父さんに会うことなく、北海道へ帰って行った。
発作は何度かあったものの、結局、大事にはいたらなかった。
彼女が言うには「大きいのは、一回もきてないから」らしく、
「こんなに調子がいいのは初めて」と、ずっと笑顔だった。
ただ、私の目から見て、彼女の「小さい」発作でさえとても
苦しそうに見えたのだから、これが大きな発作になるとどうなるのだろう、
という不安も、正直、胸をかすめていた。
彼女が北海道に帰ってから、そのことを含めたやりとりが続いた。
電話。メール。恋人と呼ぶには少しおかしい、そんな関係だった。
ただ、確かに彼女を愛しいと思い始めている私がいた。
そして彼女も、私のことを特別な想いで見てくれるようになった。
そんなある日、私のやっている恋愛系のホームページにこんな
書き込みがあった。
(ハンドルネームは仮名。また、内容は一部改変<ほかの人の
書き込みなどもあったので、なるべくわかり易く)
_______

No.41 (1998/11/02 14:55) title:誰かに言いたくて
Name:F
突然、ごめんなさい。
いつも、読ませてもらってます。
今、いつも一緒にいる子が病気なんです。
だから、今、その子の好きなようにさせてあげています。
もしかしたら短い人生、だから。
けど、その子、好きな人ができたみたい。
幸せそうな顔と好きな人の事で悩む顔。
見ていられなくなるほどせつないです。
「天国でも好きな人、できるかな?」って言われました。
「けど、今の好きな人が天国にくるまで待つかもね」って微笑む。
治らない病気ではない、生きる力さえあれば。
でも彼女は、自分から好きな人に向かってはいかない。
待ってばかり。
だからきっと天国で待つっていう。

彼女の好きな人にお願いをしたい。
彼女を引張ってほしいと・・・この地に。
_______

これを読んだ私は、なんだか彼女に似ているな、と思いながら、
いつもと同じようにレスを書いた。
_______

No.44 (1998/11/02 23:45) title:生きる意志
Name:管理人
私の知り合いで、発作をもっていた人と結婚した人がいます。
いろいろ問題もあったそうですが、今では子供も出来て、家庭を、
家族という絆を築いています。
そうなったのも、その知り合いの人の努力と、
その奥さんの生きる意志の力ではないかなと思います。

たとえどんな病気でも、その人に生きる気持ちさえあれば、
生きていけるものだと私は信じています。
その生きる力の源として「恋」というものは、充分過ぎるほどの
力をもっているのではないでしょうか。

今、私が愛している人も、いつこの世の中から消えてしまうとも
限りません。
でも、私は元気になった彼女と歩けることを信じているし、
彼女も、生きる意志をもってくれました。
また一緒に私と歩きたいからと。
私はそんな彼女を信じて、今、待っています。

Fさん、この伝言板に書き込んでくださったこと、素直に嬉しく思います。

私が出来ることはあまりないけれど、でも、信じることは
出来ます。その彼女がいつまでも元気でいることを。
彼女がきっと生きるための一歩を踏み出すことを。

いつかいつか「生きて」彼女が幸せになるように。
_______

それから、そのFさんは何度か掲示板にきてくれて、
私もほかの常連の人と同じように、レスを返していた。
そして、書き込みは続いて行く。
145名無しさん…?(その5) :2000/10/01(日) 13:08
_______

No.48 (1998/11/03 15:10) title:信じること
Name:F
人を好きになる力は、私が思うよりすごかったです。
その子が変っていく。
好きな人が「病気が治る事を信じている」って言っただけで。
きっと、その子自身が信じられなかった事を彼は信じて
くれたんでしょう。

いつも冬が来ては
「冬が好き。一年、生きてこれたって想うから」って
言っていた。
その言葉を聞く度に、私はほっとしていた。
私自身、その子がこれから先、生きていく事が
信じられなかったんでしょう。

私はその子の「好きな人」になる事はできなかった。
けど、今はその子のそばにいたい。
そしてその子が生きていくところを見たい。
いつかその子が笑って明日の話、未来の話をした時に
私もまえに進む事ができるとおもう。

その子を信じようとおもう。
そしてその子の好きな人を信じてみようと・・・
_______

No.49 (1998/11/03 23:04) title:「これから」を作っていく、ということ
Name:管理人
未来というものは、すごく不安定で、あまりに不透明なものだと思う。
「現在」の積み重ねは、今の行動は、振り返ることが出来るし、
それはすぐ「過去」や「思い出」になる。
「未来」というものは、思い描くことが出来るけれど、
それ自体を現実にしようと思ったら、それを叶えていく
ことが必要になると、私は思ったりする。
時として「未来」は「夢」なんて言われたりするけれど。

「未来」を思い描くには「力」が必要で、「夢」を叶えるにも
「力」が必要だと思う。
じゃあその「力」って何だろう、って思うけれど、それは
人それぞれによって違うはず。
ただ、私の場合は、それがなにかを「好き」だと思う気持ちだと思っています。

たとえば、写真家になるのが夢だという青年がいるとして、
彼にはまず、その夢を見るための「力」として、写真を取るのが
「好き」だというものがある。
それはもちろん充分な「力」があるけれど、でも、もしも
誰かを撮影するのが好きだとしたら。
「あの人」を撮影するのが好きだとしたら。きっとそれは、
彼の夢を叶えるのに、大きな「力」くれるでしょう。
もっと綺麗に撮りたいと、きっと彼は思うはず。
そして思い続けることで、それはきっと「力」になる。

恋をすることは、誰にでも出来ることで、その人と一緒になりたいと
思うその「力」は、「未来」を叶える「力」になるはず。
その思いが、大きければ、大きいほど。

たとえば、好きな人と一緒に歩きたいと思うことは、小さい願いかも
しれないけれど、でも、それはその人の「これから」を作っていくための、充分過ぎるほどの「力」になると思う。

人は「これから」を作っていこうとする意志があれば、
「未来」を思い描くことが出来れば生きていけるし、
それを叶えたいと思えば、それに向かって努力すれば、
「未来」を「今」に出来ると、私は信じている。

目標がある人は輝いて見えるというけれど、それはきっと本当で、
私は、自分の愛している人に、もっと輝いて欲しいと思っている。
自分が、彼女のおかげで輝き始めたのだから。

彼女と「これから」を作っていきたい。彼女がいる「これから」を
「今」にしながら歩いていきたい。
そう思いながら「今」を、毎日を暮らしています。

>Fさん
貴方のような人がいること、それが嬉しいです。

彼女と最近よく話すことに「出会い」というものがあって、
きっとそれに無駄なものはひとつもなくて、きっと今まで好きになった
人も、そしてこれから出会う人も、誰一人として、自分に要らない出会い
なんてないのだと思う。

今まで出会えた人、言葉、話、光景、出来事。そのすべてが
優しくなるころに、きっと本当に思いやりのある人間になれるのじゃ
ないかなと思って。

_______

そのレスを書いたあと。なんだか気になったので、
なんとなくその書き込みのことを彼女に電話で話してみると、
予想もしない答えが返ってきた。
「それ…○○じゃないかな…」
書き込みのハンドルの名前と、彼女の旦那さんの名前は一文字違い。
彼女は私の存在を旦那さんに話していたのだそうだ。きっと
自分のパソコンのブックマークから見つけたんだろうと、
それが彼女の意見で、私もたぶんそうなんだろう、と思った。
なにより彼女が、一番驚いていたようだったけれど。

そして、また、掲示板の書き込みは続いて行く。
146名無しさん…?(その6) :2000/10/01(日) 13:12
_______

No.53 (1998/11/05 17:40) title:そばにいたくて
Name:F
>管理人さん
貴方は私のような人がいる事が嬉しいって書き込みをして
くれた。
ありがとうございます。

パソコンで仕事の資料をつくるっていう理由を作って、
仕事の途中にこのホームページを見に来ているのです。
このパソコンはその子のものなんです。
このホームページをその子は見ているのでしょうね。
これを見ながら好きな人の事でも考えているのでしょう。

もしその子の好きな人も見ているのなら、伝えたいです。
その子のそばにもう少しいたいのです。
同じ辛い立場にたった者として・・・
_______

No.54 (1998/11/05 20:55) title:幸せ
Name:○○さん(仮名)
誰かと思う人もいるかもしれませんが、管理人です。この名前は、
彼女が私とメール交換をするにあたって、本名の「○○」から
名付けてくれた名前で、いま、一番呼ばれると心地よい名前でもあります。
だから、今回の書き込みはこの名前で。

彼女との出会い、それは、私が前の恋人である大阪の女の子と
別れたときに、某パソコン通信ネットの掲示板に「遠距離恋愛」
というタイトルで書き込み、彼女がそれにメールをくれたことです。
彼女は、それに対して返事を期待していなかったそうですが、
私はそれに返事を書き、そうしてメール交換が始まりました。
やがて、メールの交換から電話をするようになり、その電話で彼女の声を
初めて聞いたときに、彼女に自分の出来ることをしてあげたい、
守ってあげたい、そう思った。

そんな彼女の周りには、私が彼女を知る以前から、
彼女を支えてきてくれた人たちがいます。
その人たちがいるから、彼女と出会うことが出来た。
そして同じように、私の周りにも、彼女が知る以前の私を支えて
きてくれた人たちがいます。
きっと、誰が欠けていても今の私はいないし、それはきっと
彼女も同じだと思うから。

私の好きな人に、Fさん、貴方のような人が側にいてくれたら、
私は嬉しい。
私は横浜に住んでいて、彼女は北海道だから、遠く離れているし、
心がいくら側にあっても、なにかがあったとき、急には
駆けつけることが出来ない。
でも、貴方のように、その人のことを本当に想ってくれている
人がいるのなら、私は安心して、彼女が病気を治したとき、
彼女と一緒に暮らせる場所を用意しておくことが出来る。

きっとFさんの「その子」が好きなその人は笑って言うのじゃないかな。
私は、彼女を好きになって辛いと想ったことは無い、って。

私は、今好きな彼女と出会ったことが、心から幸せです。
辛いなんて思ったことは、正直、一度だって無い。
彼女が以前、聞いてきたことがありました。
「私よりも側に住んでいて、健康で綺麗な人がいるかもしれないでしょ?」
でも、それの答えは、決まっていたし。

彼女と会ってから、強くなれる自分がいます。今までは、
人を好きになると弱くなってばかりだったのに。
そして、そんな自分の強さに触れて、彼女も少しずつだけれど、
変わろうとしている。

そう、人は人に触れることで生まれ変わることもできるから。

Fさん、私は「その子」の側にいても、いいと思います。
むしろ、その側にいてほしい。
そして彼女の元気になっていく姿を見て、貴方も元気になってほしい。
そのとききっと「その子」も嬉しいと思うんじゃないかな。

昔、尊敬している人が言っていました。
「命を無駄に捨ててはいけない。この世に生まれてきた全ての命は、
生きる権利と同じ重さの、最後まで生き抜く義務をもっているのだから」
だから、私は思う。
「生きる命、その全ては幸せになれる」

彼女は、いま、過去形で話すけれど、でも、言ってくれたから。
「幸せになりたいなぁ」
きっと「これから」の彼女はたくさん言わなくちゃいけなくなる。
「幸せだったよ」ではなく「幸せだよ」って。

Fさん、私だったらその子の側にいてあげてほしい。
少しといわずに。
だってきっとそれは、貴方が思ったからではないですか?
元気になっていく彼女を、側で見ていたいと。
幸せになっていく笑顔を見てみたいと。

「その子」が好きになった人も、思っているのではないかな。
Fさんにも、その子の笑顔を見て欲しいと。
147名無しさん…?(その7) :2000/10/01(日) 13:12
_______

No.60 (1998/11/06 19:06) title:支えます
Name:F
その子を今は迷わず支えてあげようと思います。
今日の朝からその子は呼吸困難で倒れました。
これは私しか知りません。
そしてその子は誰にも知られたくないと思うから。
今、私にできる事はその子が無意識に持っていた携帯に
充電をしてあげる事でしょう。
本当は私が手を握ってあげたいのですか、仕事もあるし、
そんな事よりもその子が喜ぶのは好きな人の声の一言
なのだから。
_______

No.61 (1998/11/06 23:17) title:つれづれと
Name:管理人
(ほかの方のレスのため中略)
そして、Fさん。
ありがとうございました。きっともう、そう言えば
貴方には伝わるのでしょうね。
私が言える言葉ではないのかもしれませんが、側に、
その子の側にいてあげてください。
私の代わりとしてではなく、貴方自身として。

人はみな、誰かの代わりでなく、自分自身として生きているのだと
思うから。
私にしか出来ない事があるように、貴方にしか出来ないことも
同じようにあるのと信じています。

今夜もまた、祈り、信じながら夜空を見上げつつ。
_______

No.63 (1998/11/07 01:19) title:管理人さんへ
Name:F
私の事、貴方にばれていたのですね。(苦笑)
それじゃあ、その子にも?
お願いがあります。
その子がこのホームページを見るまで、私が書いている
言葉を教えないでほしいのです。
今からでもいいですから・・・お願いします。

○○さん(私の本名)として貴方に書き込みをしているわけでは
ありません。
もし、○○さん(私の本名)として貴方に書き込みをすると、ひどい事
を書いてしまうかもしれない。
管理人さんとして聞いてはもらえないでしょうか?
_______

No.64 (1998/11/07 01:47) title:Fさんへ
Name:管理人
貴方のことに気づいた、そのきっかけをくれたのは「その子」です。

お願いのこと、わかりました。
今朝のこと、感謝しています。心から。

私が言える言葉ではないのかもしれない。でも、
側にいてください。彼女の側に。
_______

この時点で、私は彼女の「旦那さん」とも交流をもち始める。
他人に話したら変に思われるのかなぁ、とちょっと笑ったのを覚えている。
だって、好きになった人はすでに結婚していて、その旦那さんと
こんな風に会話をしていたのだから。

その人(旦那さん)を、私は今でも尊敬している。
なんの見返りもなく、彼女を見守ってきたその人を。
148名無しさん…? :2000/10/01(日) 13:13
コピペが多いので見づらかったらごめんなさい。
じゃあ、続きは月曜日に。
149ぷぷ :2000/10/01(日) 18:12
150名無しさんの初恋 :2000/10/02(月) 00:27
>名無しさん…?
本当に切ない話ですね。続きを期待しています。

150のような厨房が煽らないようにさげて書きました。
151名無しさん…? :2000/10/02(月) 10:17
会社につきました。
まあ、厨房にあおられようがなにしようが、実際にあった話ですので、
私は事実をちょっと整理して書くだけです(笑)
今日中に、仕事の合間に書ければいいのですけれど<続き

好意を無駄にしないために、さげのまま。
152名無しさんの初恋 :2000/10/02(月) 13:20
切なすぎて・・・。でも続き期待してます!!
153名無しさんの初恋 :2000/10/02(月) 16:47
やべ…仕事中に泣きそうだ。
っていうかこんな話書かれたら、自分のことなんか書けん…。
続き待ちます。
154名無しさん…?(その8) :2000/10/02(月) 17:09
2回目に会おう、という約束をしたのは、11月も中旬だったように思う。
「自分が1週間以上も先のことを考えて行動してるなんて、なんかすごい」
話す言葉、その全てが過去形で、今だけを見てきた彼女にとって、
何日か先でも「予定を立てる」ということは、かなり珍しいことだったらしい。
けれど、発作はおきてしまう。
__________

No.95 (1998/11/30 18:52) title:焦り
Name:F

この間、その子と病院の外で逢いました。
いつも病院の中であうその子とは全然違いました。
髪型を元気いっぱいにハネさせ、真っ赤なオーバー、
それにあわせた口紅、そしてミニスカートにブーツ。
病人には全然見えなかった、雪の中を子供のように
喜んで歩く姿を見ると普通の恋している女の子でした。
とてもキラキラして、奇麗で映画のワンシーンを見ている
ようでした。
けど発作がきた時、私は現実を見ました。
病院の先生は私に言いました「この発作を持つ人は二度
と外には出たくなくなる。でも彼女は外に出たがるのは
きっと昔は死への恐怖感がなくて・・・今は好きな人の
逢うためなのだろう」と。

その子のゴールは「好きな人に逢う事」。
「逢わないと・・・」という焦りが生きている支えにもなる。
けど生き急ぎでもある、体がおいつかない。
あの時、その子が奇麗に見えたのは一瞬の時を大切に
生きているからだと思いました。
その子には一瞬の幸せではなく、永く幸せでいてほしい。
__________

No.96 (1998/11/30 20:34) title:生き急じゃだめだよ
Name:管理人
先日の電話で、彼女にそう話したことがありました。
その後、彼女から来たメールには

生き急いだらだめだよね。(^^;
もしかしたら.....もしかしたら、治っていく可能性だって
1%はあるかもしれなし。

そう書かれてありました。

逢ったとき、初めて彼女の発作を目の当たりにしたとき、
そして全てを話してくれたとき、私はなんて楽観的に物事を
考えていたのだろうと強く思いました。
発作なんて治るから、だなんて。
簡単にそんなことを彼女に言っていたということが居た堪れなくて、
すぐにその場で彼女に素直に話したんです。

ごめん、俺、簡単に発作が治るよだなんて、言っちゃって・・・。

泣いていた記憶があります。
いろいろ、自分の気持ちを打ち明けました。
彼女は、そんな私に、どうして貴方が泣くの? と、
少し微笑みながら応えてくれました。
そんなことないよ、と。

発作と言う現実を見せられたとき、私も躊躇いました。
発作が治らなかったらどうしたら良いのだろう。
だから、もしものとき、その場合、どうするかも話し合いました。
でも、今ではまた、以前と同じように発作が治ることを信じている。

それは誰でもない、彼女が私に見せてくれた生きたいと言う意志から来ています。

恋人失格だね。

色々書かれたメールの最後は、そう書かれていましたが、
そんなことはなくて。
私が彼女を信じていられるのは、誰でもない、彼女のおかげなのだから。

最高の恋人だよ。

私が言わなくても、いつか気がつく日がくるように。
_________

No.100 (1998/12/02 23:53) title:恐れ
Name:F

過去は大切っていう事を教えてもらいました。
私は未来と現在があれば生きていけると思ったのです。
私の好きなその子は大切な過去の記憶がないのです。
それで自分の事を信じる事ができないのでしょう。
過去を少しだけ思い出したその子はパニックになりました。
現在の好きな人の事を忘れそうになってしまったからです。
その子の恐れは過去を思い出す事じゃなく、過去を思い出
して現在を忘てしまう事でした。
だから失った過去よりも、今の好きな人との思い出を強く
したい、だから生き急いででも逢いに行きたいのだと。
私はその子の失った過去を知っています。

管理人さん、貴方だったら知りたいですか?
好きな人の発作の原因を・・・過去を。
__________
155名無しさん…?(その9) :2000/10/02(月) 17:11

No.101 (1998/12/03 01:49) title:何が欠けても
Name:管理人
きっと、何が欠けてしまっても、私の彼女は、今、私の好きなその彼女は
彼女じゃなかったと思います。

私は彼女と初めて逢ったとき、彼女が自分が知っているであろう過去の話を
全て打ち明けてくれたとき、応えた言葉があります。

だからなに?

その言葉を聞いて驚いた彼女の顔は、いまでも忘れません。

過去は、どんなに辛い過去でも、陰惨な過去でも、幸福な過去でも、
その人が確かに積み重ねてきた時間の記憶であり、それはその人の
今を形作る、大切なものなんです。
何が欠けても、今のその人は居ない。
私が好きになったのは「今」ここにいる彼女なんです。
だから、私は、たとえ誰であろうと、どんな過去であろうと、
それを否定したりはしません。もちろん、自分の過去も。
その過去があるからこそ、今、私はここに居て、
そして彼女と出会うことが出来たのだから。

過去の記憶がない。そのことも、きっと今の彼女を作る材料、
といったらいいのかな、そのひとつなんだと思います。

知りたくないと言えば嘘になると思います。
でも、知っても、きっと私の中では何が変わるわけでもない。
彼女は彼女のままだと思います。

私がもしも過去を全部思い出したとき、どうするか。

彼女と、そんな話もしました。
でも、どうするかなんて、そのときに決めるものだし、
なにより、私の気持ちは決まっていますから。

信じていると言う、気持ち。

「昔の恋人を好きだった、今でも好きかも知れない。ちょっとだけ
そのことを思い出しただけで、そのことで頭がいっぱいになってしまう。
でも、私はそれを含めて、そんな気持ちをもっていて、悩んでいるのも
含めて、貴方のことが好きなんだよ」
__________

彼女は、二十歳のとき、初恋の人を失ったとき、それを追いかける覚悟があった。
1人、なにもしないまま(する気力を失い)命を絶とうとした。
それだけ愛していた人の記憶が、彼女の奥でぼんやりと揺れている。
156名無しさん…?(その10) :2000/10/02(月) 17:13
__________

No.102 (1998/12/04 14:55) title:少しだけ過去の話
Name:F
その子と待ち合わせしていたのに、すっかり避けられて
しまいました。(苦笑)
少しだけ、ほんの少しだけ過去の話をしたかったのです。
せめて私との本当の出会いを思い出してほしくて。
その子と出会って実はもう十年以上たちました。
その子は私との本当の出会いも忘れているでしょう。

その子が過去を忘れてしまったのは、その時の自分を抹消
したかったのだと思います。
自分が許せなかった、自分が憎かったのだと。
はじめて憎んだものが自分だったのだと思うのです。
その子は人を憎む事も知らない人でした。
__________

No.104 (1998/12/05 18:34) title:時期
Name:管理人

なにごとにも、きっと適切な頃合、というのがあると思っています。
早すぎたら傷つけてしまうかもしれない。
遅かったら手遅れになるかもしれない。

話すほうにも、聞くほうにも、心の準備がいる。
その準備を人は「勇気」というかもしれないですし「時期」と、
呼ぶかもしれません。

私の彼女がその「過去」の出来事を話してくれたのは、
電話でも手紙でもなく、直接会って、でした。
それは事前に彼女から聞いていたので、初めて逢ったとき、
私は心構えを・・・・あまりしていなかったような気もしますが(笑)
でも、
「どんな過去でも、過去は今の人を作ってきたもの」
と思っているので、さして驚きませんでした。
それをいうと、私の過去だって、結構なものですから(笑)

いまの一瞬を後悔しないように。
この生きている瞬間が過去になったとき、それを思い出した
自分が悔やまないように今を選ぶこと。

あとから思い出して、後悔をするぐらいなら、はじめから
選ばないように、出来るだけしてます。
その努力って、大切なものだと思います。

流されるのではなく、自分の足で歩くと、景色一つさえ、
変わって見えてくるものではないかな、と思います。
__________

彼女の体調は思わしくなく、会う約束の日から1週間が過ぎた。
彼女は病院で精密検査を受ける事になり、その結果次第で、
先生からこちらにくることができるかどうか決まるらしかった。
彼女は、病院でずっと自分を担当してきた先生に私のことを
いろいろと話したらしい。
「先生がね、あなたのこと、すごい人って言ってたよ」
彼女は少し嬉しそうに、そんなことを電話で呟いていた。
当時の自分は、ただ彼女のために一生懸命だった。つらいと
感じる事もなく、何事にもまっすぐに向き合っていたように思う。
いま思い出してみると、あの頃の自分、彼女のため、そして
なによりも自分のために行動していた自分を、自分自身で
すごいと感じる。

「あなたが幸せになってくれることが願い。それが自分の願い。
あなたのために側にいるんじゃないんだ。自分の幸せのために、
私はここにいるんだよ」

あなたのため、きみのため。そんな押しつけが嫌で、当時はずっと
そう言っていたのをなんとなく覚えている。
157名無しさん…?(その11) :2000/10/02(月) 17:14
そして精密検査の結果。彼女は金曜の夜から月曜まで、という条件つきで、
先生から許しをもらった。それは、月曜に再検査を行うから、という
ことだった。
再検査がある、ということは、きっと検査の結果は灰色だったんだろう。
私はそんなことを漠然と考えていた。

そして彼女は、私に今すぐにでも会いたいからと、すぎにチケットの
とれない飛行機でなく、急行列車と東北新幹線をのりついで、
夜の10時、上野駅にやってきた。
Fさんのメールにあった、赤いコート。1ヶ月前とはくらべものにならないほど
綺麗になった彼女は、駅の構内で私を見つけるなり、走りよってきて
抱きつき、そして私を見上げて小さく笑った。

私たちは終電まで待って、空いている電車に乗った。終点は桜木町駅。
ついたころにはもうすでに時間は1時近くで、私は彼女と一緒に
山下公園のほうに向かって歩き始めた。ちょっと曇った空に、星が少し。
彼女は歩きながら、電車の中での話などを聞かせてくれた。
結局、山下公園で夜を明かして、朝からサービスタイムをやっている
山下公園近くのラブホテルに泊まろう、という話になった。
通りがけのコンビニで、飲み物と食べものを買う。山下公園の、
人形の家まで続く歩道橋が見える噴水の、その縁に腰掛ける。
時間はまだ、夜の2時。
少し風の吹く中、彼女と私はゆっくりといろいろな話をした。
この1ヶ月のお互いのこと。話しているうちに、どこからか
野良猫の親子がやってきて、彼女はそれをじっと見ていた。
ちょうど持っていたパンをあげると、子猫(3匹いた)がよってきて、
遠巻きに一匹、母猫らしい白い猫がこっちを見ていた。
子猫は、白、茶トラ、黒の3匹。白と茶トラは警戒心がないのに、
黒だけは少し遠くでこっちを見ていた。
「あの子、抱きたいなぁ…」
一匹だけ遠く離れている子猫を見ながら、彼女がぼそっと呟いた。
いつのまにか、辺りが明るくなっていた。

ホテルに泊まって、それから外で食事を食べた後は、早い時間から
宿泊を受けつけているホテルに向かった。
「○○さんて、ほんと、ホテル好きだよね」
「安いし。二人きりの空間だし。ベッド広いし、お風呂広いし」
「ふふふ、○○さんらしい(笑)」
コンビニで飼ってきたご飯を買いながら、ぼーっとテレビを見る。
家から持ってきた、私の好きなアーティストのライブビデオを見る。
「いつか一緒に行こうね」
「うん」
のんびりとした時間。一緒のベッドに、ホテルによくあるガウンのような
寝巻きを着て一緒に寝転がる。いろんな話。昔の話。夢の話。
もしもの話。未来の話。
性欲なんて、本当に感じなかった。側にその人のぬくもりがあることが、
ただただ本当に嬉しかった。
そして夜が明けたとき、彼女の中で、少しずつ、覚醒が始まる。

ずっと停止していた二十歳の記憶。バイクの事故の記憶。
「○○さん、あのね、夢を見たの。事故の…夢」
初めて会ってから1ヶ月。会うのは二回目。ずっと封印されていた記憶は、
突然、彼女の中から染み出してきた。
158名無しさん…?(その12) :2000/10/02(月) 17:18
翌朝、彼女が北海道に戻る日になった。私は朝ご飯を外で食べようと、
コンビニで買ったお弁当を持って、日当たりの良い公園で鳩を見ながら
食事をした。
「コンビニ弁当ばっかりだね、なんか」
「ん、でもいい」
公園で、彼女の支えてくれた一人の人の話を聞く。その人も、いつ死んでしまうか
分からない人なのだそうだ。その人と、旦那さんと、3人で暮らしていたことも
あったという。
言葉では語り尽くす事などできない過去、思い出。

帰りの列車は、夜行列車。ホームで座り込んで、夜行列車を眺める。
「俺、乗った事ないや。小さいときに1度だけしか」
「乗って見る?」
「えっ?」
「発車前なら大丈夫だよ」
そう言って、彼女と一緒に列車に乗り込む。彼女がこれから10時間以上過ごす
場所に、自分の荷物を置く。着たときよりも増えているのは、私がたくさんの
お土産をあげたせいだった。
荷物を置いて、ホームに戻ると、発車まで、まだ少し時間があった。
横浜で過ごした短い時間のことを振りかえり、そして、キスをした。
今まで、1度もキスをしなかったわけじゃない。ホテルに泊まっていたとき、
体こそ重ねなかったけれど、ほとんど半裸のような格好で
寄り添いあって眠りっていたのだから。

ただ、なんだかそのキスは少し、寂しかった。

そして時間が過ぎ、掲示板に書き込みが残る。
それは、彼女からのものだった。
__________

No.121 (1998/12/21 01:35) title:この掲示板を借りて
Name:H(仮名)
管理人さん、はじめまして・・・かな?!(笑)

Fさん、久しぶり。
それとも昔のように<○○(本名)>の方がいいかな?
同じパソコンを使って、同じこの掲示板を見て・・・
けど、すれ違いが多かったね。気持ちのすれ違いが・・・
今、幸せだから。
たとえ「生き急いでいる」って言われても。
「生きよう」って想える、それだけで幸せ。

__________

私はその書き込みに、管理人としてレスをした。
私とFさんと彼女と。私のページが、掲示板が、
書き込みで綴られていった。
そして、彼女から話を聞く。年始は、知り合いの人の
仕事の手伝いで、バリ島に行くことになったということ。
ただ、それは彼女のなかで「心の整理」というものをしよう、
という行動だったのかもしれない。
__________


No.129 (1998/12/25 00:14) title:何を考えている?
Name:F

好きな人の心の傷がどれだけ深かったなんて、知っている
つもりだった。
それにこの頃は元気だったし、笑ってもいた。
けど今日、逢ってみて何か隠しているのがわかる。

過去を想い出したのですか?
何か・・・自分から話をしてください。
____________

失っていたはずの過去の記憶。彼女の発作の原因である、バイクの事故の記憶。
それが横浜の一夜をきっかけにだんだんと彼女の中に蘇ってきていたことを、
私は思い出していた。

そして、ずっと連絡をとらずにいるものの、まだちゃんと別れていないままの
名古屋の彼氏のことも、脳裏をよぎっていた。


新年を迎えた。電話での挨拶も、なんだかいつもと同じ電話の同じ。
掲示板の書き込みは続き(全部乗せると長くなるので割愛しますが)
そして彼女は、バリ島に旅立った。
バリ島は、初恋の人が好きだったとずっと言っていた島らしかった。
彼女はいろいろな気持ちを整理するため。思い出してきた事を整理するため、
その島に向かったんだろうと、今にして思う。

そしてここから、短いようで長い、4ヶ月が始まる。
159名無しさん…? :2000/10/02(月) 17:20
頑張った…。今日はなんとかここまでです。
そして、明日で完結できるといいのだけれど。

余談。土曜日、この話の中に出てくる彼女からメールが届きました。
その内容も、できたら書ければ…。
160名無しさんの初恋 :2000/10/02(月) 20:02
>160
マジで泣きました。
急かすつもりはないけど、早く続きを読みたいです。
161名無しさんの初恋 :2000/10/02(月) 23:45
>160
今晩もいい話をありがとう。完結編にも期待してます。
162名無しさん :2000/10/03(火) 00:43
>160
同じく話の続き待ってます。
あなたはホントにすごい人だと思います。色々な意味でね・・・
163名無しさんの初恋 :2000/10/03(火) 01:23
今日4年間付き合った彼女と別れました。
ほとんど毎日一緒にいてお互い結婚も考えてて彼女は結婚のために
貯金もしてたんですけど俺はいま大学4年で就職がまだ決まってなくて
貯金とかしないでバイトした金は好きなように
使ってました。いろいろ原因はあると思うけど今となってはそういう
のもだめだったのかなと思います。
いくら口で結婚したいって言っても将来が全く見えない奴は
愛想つかされますよね。
会社の友達の結婚式の2次会に行ってから何かおかしくなって
問い詰めたら浮気したって・・・。
最初は頭に来てガーッて言っちゃったんですけど
冷静になって考えたら俺にも原因があるからそうなったんだと
思って、浮気したことはもういいからまたふたりでやっていこう
って言いました。
でも浮気した事実は消えないし裏切ったことには違いないから
もう一緒にはいられないって言われました。
浮気相手から付き合ってくれって言われてるみたいです。
ひとりでいるのが嫌だからその男と付き合うって言い出して。
俺と一緒にいたいけど後ろめたいからそれはできないらしい。
最初に別れ話をされてから10日ぐらいお互いいろいろ
考えたんですけど彼女は一向に冷静になりません。
もうどうしようもないから、とりあえずその男と付き合ってみて
気付いたら戻って来いって言っておきました。
戻って来なかったらそれまでだと思ってとりあえず待ちます。
164名無しさん@栄光の背番号3 :2000/10/03(火) 01:33
>163
…まあ、飲め。
165名無しさんの初恋 :2000/10/03(火) 02:44
>163

(その実態、結婚式2次会にて)

浮気男:OOさん、彼氏いるの?
彼女 :えー、一応居るけど・・・
浮気男:一応って?
彼女 :うーん、もう4年も付き合ってるんだけど、最近ちょっと気持ちがさめちゃって・・・
浮気男:どんな彼氏なの?
(内輪話色々)
浮気男:ふーん、そうかぁ、それはちょっと彼氏に問題あるよね。
彼女 :でしょー。もう別れようかと思ってるの。
浮気男:じゃあ俺彼氏に立候補しようかな
彼女 :本気?
浮気男:もちろん本気。俺一目見てOOさんのこと気に入ったもん
彼女 :そういってくれると嬉しいな(笑顔)
浮気男:ね、そんな男とは別れて俺にしなよ。
彼女 :うん、いいよ・・・

(そして二人は一つになりました。)

浮気男:じゃあ元彼とはちゃんと別れてきてね!
彼女 :うん! でも話を切り出すのに少し時間が掛かるからちょっとまっててね。彼氏結構しつこいタイプだから・・・
浮気男:まってるよ。もうそいつとHしちゃ駄目だよ!
彼女 :うん

という話です。
彼女がバリ島から帰ってくる予定の日。結局彼女は帰ってこなかった。
_________

No.165 (1999/02/01 11:51) title:伝言
Name:F
「お金を少し持っているので、もう少し滞在してくる。
心配しないでと伝えてほしい。」

そう親戚の叔父に言われました。
この伝言は私に言われたものではないので、掲示板に
書かせてもらいました。
叔父から出た名前は貴方の名前でした。
__________

親戚の叔父、とは彼女をバリ島につれていった人のこと。彼女は、
絵画の買い付けなどをしているその叔父さんの手伝いとして、
バリ島に出かけたのだった。

しかし、事態は動いていく。
__________


No.168 (1999/02/04 11:25) title:大阪に行ってきます
Name:F
明日、名古屋で会議があるのですが一足先に大阪に行って
彼女に逢ってきます。
一応、今日の関空行きの便を予約しているので飛行機に
乗っているでしょう。
昨日、ヌサ・ドゥアのホテルにTELをした所、少し記憶の
混乱を起こしているみたいです。
私は過去にかかわっているので、もっと混乱をさせてしま
ったのです。
現実の貴方の声を聞けば落ち着くでしょうか?
それとももう遅いでしょうか?
とにかく、彼女の携帯をもってこれから大阪に飛びます。
居場所はきっと、彼女の親友の所にいると思うので。

逢える事を祈っていてください。
__________

彼女は過去を少しずつ、しかし確実に思い出していた。
そして、帰国したとき、親友から携帯を受け取った彼女は、
その混乱からある人に咄嗟に電話をかけてしまったらしい。
それは、「名古屋の彼氏」のところだった。

ずっと連絡がないところへ、混乱した声で助けを求める電話。
それを聞いた名古屋の彼氏は、すぐに大阪に向かったらしい。
しかし、彼女は会わなかった。
名古屋の彼氏がやってくるまでの時間、
彼女は私と電話で話していたから。
その後の電話でいくらか落ちついた彼女は、名古屋の彼氏には会わず、
そのまま北海道に戻っていった。
しかし、バリ島で彼女がなにを思い出し、なにを考えたのか。
結局、その部分が電話での話題にのぼることはあまりなかった。

私の誕生日は、ホワイトデーだった。3月14日まで1ヶ月と迫ったころ、
彼女はひとつ呟いて、そして突然名古屋に飛んだ。
「名古屋の彼氏と…前の彼氏とちゃんと別れてくる」
日本に帰ってきた日、彼女がかけてしまった1本の電話をきっかけに、
ほとんど自然消滅だった名古屋の彼氏が、彼女のことを想い、
なんども連絡をとろうとしつこく電話をかけてくるようになっていた。
彼女はその呼び出し音に半分ノイローゼになっていて、それを
区切る意味でも、彼女は名古屋に向かった。

彼女は、私より長い間、その名古屋の彼氏と一緒にいた。交流もあった。
名古屋の彼氏のお姉さんも知っているし、仲もよかった。
彼女は、そのお姉さんに事情を話し、その人の家に泊まって、ちゃんと
話し合ってくる、と私に告げて北海道から名古屋に向かった。

私がそれを知ったのは、彼女からの電話だった。
「いま、名古屋の彼氏の家で寝てるんだけど…」
彼女独特の、ちょっと苦笑するような声。すぐに状況がわからなかった。
彼と出会い、話をしている最中、その精神的なプレッシャー、
そして彼と会うことによって蘇るさまざまな記憶から、
彼女は倒れてしまったらしい。名古屋に入ってからずっと治せないでいた
風邪が、彼女の体力を削ってしまっていたらしかった。
「まこちゃんって子がね、看病してくれてるの」
「へ? 誰?」
「まこちゃん。名古屋の彼氏のことすごく好きで、ずっと片思いを
している人」
まこちゃん、というのは、大阪に住んでいる人らしい。ずっと
前から名古屋の彼氏のことが好きで、大阪から通ってきているらしい。
名古屋の彼氏はその気はないものの、彼女は強引に通っているらしかった。
そんな「まこちゃん」は、当然、彼女を敵視していた。
ただ、好きな人の家に別れ話をしにきたとはいえ、彼女が寝ている事は
まこちゃんには許しがたいことだったらしい。
だから、まこちゃんは看病したらしい。早く元気になってもらうため。

「まこちゃん、看護婦さんだから看病うまいの」
彼女は小さく笑った。嬉しそうに聞こえた。
女同士なんだから、話してみれば分かる事もあるとおもうよ。
私がそう呟いてから数日、彼女とまこちゃんは打ち解けていた。
病気も回復してきたようだった。完全に回復したとき、
彼女は別れ話をして、そしてその家を出て北海道に帰る。
「良い子なんだよ、まこちゃん。あの人にはまこちゃんがいるのにね。
でも、私がいいんだって…」
語尾が少しつらそうに、そう呟いて彼女は眠った。
しかしその夜、また事態が変わる。体調が回復した彼女と名古屋の彼氏との
話し合いがこじれてしまい、それの影響で、彼女の体調がまた落ち込んで
しまったのだ。
次の日の朝。最初で最後のケンカが、その電話だった。

「会いたいよ」
「じゃあ、すぐ行く」
「すぐっていつ?」
「仕事終わったら、夕方、始発の新幹線に乗るよ」
「すぐじゃないよ」

同じ内容の繰り返しのあと、そして彼女は風邪で掠れた声で叫んだ。

「会いたいって言ってるんだよ…!」

電話は切れた。私はただ、なにもできずに電話を見つけた。
私は、自分が情けなくて、彼女にもう1度電話することもできず、
ある人に電話をかけた。
その人は、私のHPの掲示板に書き込みを続けてくれていた、
私と彼女の恋を、なによりも応援してくれていた人だった。
短い会話だった。電話の向こうで泣いている私の様子を察して、
いろいろと聞いてくれた。そして導いてくれたように思う。

その人が、そのときの電話で話してくれたことと同じことを、
後日、掲示板にかきこんでくれた。
__________

No.186 (1999/02/28 06:50) title:傷
Name:M(仮名)
傷つかない恋愛なんてきっとどこにもない。

傷もつかないようなつきあいなんて、
きっと恋とはいえないのです。
だからこそ、いっぱい悩んで
いっぱい迷って
離してはいけない手を離しそうになったり
時には後悔したりして
必死に最善の道を探すのでしょう。

愛してるなら
そばにいたいなら
できることを やるしかない。

そうでしょう?
__________

電話を切り、そして彼女のところにかけなおす。
コール4回。すぐ側に置いてあるはずなのに、この感覚はきっと、
出るまでに悩んだ証拠だったように思う。
だから、つながった電話で私はただ告げた。

「今からそっち行くから。新横浜についたら電話する」

身支度なんて15分あれば充分で、私はその電話の1時間後、
新横浜の新幹線のホームに立っていた。
名古屋駅で私を待っていたのは、少しかすれ声の彼女だった。
「ひげ、伸びっぱなし。全身黒い。あやしい人みたい」
「急いで支度したし。その辺の服、適当に着たから」
黒いコートに黒いジーンズ姿の私を見て、彼女は笑った。
会えば伝わるのに。
きっと、遠距離恋愛を1度でも経験した人なら感じた事のある感覚。
それがまさに、目の前にあった。

その日の名古屋は風が強くて、とても外を病み上がりの彼女を
つれて歩くような事はできなかった。
適当に歩き回ったけれどよい場所がなく、結局、駅から伸びる
地下通路のような場所のベンチに座って、4時間、話をした。
手渡したのは、写真の入った名刺と、小さなぬいぐるみ。
そして一冊の本。

「ちゃんと帰ってね。こっそり名古屋に居残りしてたら、
信用してないって思うから」
「だからって、ここまで見送りにこなくても。ちゃんと
帰るから」
「キスしたいっていったら怒るでしょ。人、いっぱいいるし。
夜行列車のホームとは違うもんね」
「…」

私の、半分本気、半分冗談の言葉の名残だった笑い声は、
柱の陰に引っ張る彼女の腕とその唇が消してくれた。

「誕生日は、横浜に行けるように頑張るから」
「待ってる」

新幹線の改札口を過ぎた階段から振りかえると、そこで
彼女が小さく手を振っていた。

それが、私が最後に見た、彼女の笑顔。

結局、別れ話は中途半端のままだった。別れ話は終わったはず、
だったのに、彼からの電話は続いていた。
彼女はそれに疲れてしまったらしく、携帯を変えた。
同じグループだから、と契約した携帯でのメールのやり取りも
できなくなってしまい、連絡は携帯での通話と留守電だけになった。

これで少しずつ。そう思った矢先、彼女の友達から、彼女に1本の電話が
あった。その友達は、今まで書いたようないきさつは知らなかった。
だから、それは本当に運命の悪戯だったんだろう。
友達から連絡のあった彼女が私に電話してきたとき、今まで聞いた事がない
くらい、気の動転している彼女の声を聞いた。

「前の彼氏が、車を運転しながら、わたしの友達と電話で話してたんだけど、
その最中に急ブレーキみたいな音がして、電話が切れちゃったんだって。
かけてもかけても、つながらないんだって。ねえ、どうしたらいいの?」

もちろん、こんなに冷静な言葉が出てきたわけじゃないけれど、
こういった内容の電話だった事は覚えている。
そのあと、どんな会話をしたのか、よく、覚えていない。
__________

No.190 (1999/03/08 16:58) title:心がボロボロに・・・
Name:F
傷ついている、それも奥深く。

私は好きな人を亡くしているので、また好きな人を亡くすとそれは
大きな傷になる。
それを恐れながら暮らしている時は気が狂いそうになる時があった。
私の好きな人は、事故で好きな人を亡くしてしまった。
その子はそれは自分のせいだと想っている。
今また、その子の好だった人が事故を起こしてしまった。
大きな傷がその子の心の中に・・・
発作が止まらない、血圧も80代に下がっている。
けどその体で「私のせいだから側にいかないと・・・」と言うのです。
救急センターで処置をしてから、千歳空港に向かう途中にその子の
携帯から「夜空のむこう」が流れてきました。
その後、何度も着信音が・・・貴方ですよね?

私はずっとその子の側にいました。
そして何度も携帯から「夜空のむこう」が流れると少し安心してます。
今、その子を病院につれていきました。
貴方と話す気力があるその子を見て、「まだ手後れじゃない、まだ
心がある、大丈夫」と信じながら。
そう信じないと私自身も心が壊れそうなので・・・

今日は入院はしないそうです。
体はボロボロでもその子が入院を絶対拒否をしている。
___________

夜空、は私が彼女のためにカラオケで歌った曲。それを彼女は覚えていて、
私専用の着メロに設定していると名古屋で会ったときに行っているのを思い出す。

Fさんからメールが届いたのは、その書き込みが見たあとだった。
170名無しさん…? :2000/10/03(火) 16:39
4ヶ月を1日で書き込むのは無理のようです(苦笑
というか、話が1ヶ月しか進んでないですね(汗
要点をまとめて短く読みやすく、っていうのは難しいです。
全部、書かないと事実ではなくなるし、説明のために
言葉を使うと、まぎらわしくなってしまうし。

でも、私の誕生日を過ぎると、話はあっという間だと思います。
後日談、みたいなものですから。

明日、終わらせられると良いのですが、どうでしょうか。
171夢男 :2000/10/03(火) 17:57
こんなに長いとは思わなかった。が、良い。
これはキレイに推敲した方が良かったな。
無理言ってここに書いてもらってしまって申し訳なかったかもしれん。

とりあえず続きを待ちます。
172161 :2000/10/03(火) 22:41
今日も読ましていただきました。
「夜空のむこう…」のくだりで、目頭に熱い物が…
明日も期待して、読みたいと思います。
173名無しさんの初恋 :2000/10/04(水) 00:10
本当にいい話ですね。
実話なのだから当たり前ですが、リアリティあるし。
明日もまた読ませてくださいね。
174名無しさん…? :2000/10/04(水) 15:01
旧な仕事が入ってきたので、今日中に続きをかけるかどうか怪しいところです。
なるべく努力はしますが、場合によっては週末あたりにずれ込んでしまうかも
しれません。
>夢男さん
誤字脱字多くって、読み返すと結構恥ずかしいものです(苦笑

1日1日書き足しているので、直せないのが(前の文章を)つらかったですが、
でも、良い思い出、というか、いい経験になりました。
こうして掲示板に書く事によって、自分の心野の理にもなりましたし。

では、また。
175名無しさん…? :2000/10/04(水) 18:12
いま、書いていますが、忙しいので掲示板からの転載がほとんどです。
やっぱり今日も完結までは遠いようです。

ただ、読みたいと思ってくださっている人が1人でもいるのなら、
なんとか続けていきたいと思っています。
176名無しさんの初恋 :2000/10/04(水) 18:26
ドラマみたい・・・。でも切なすぎ!!
涙が・・・。
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No.191 (1999/03/08 20:33) title:信じているから
Name:管理人
きっと、ずっと、いつまでも、なにがあっても一緒にいたい。
失ってしまうことが怖いから一緒にいるわけじゃない。
失うことが怖いといえば嘘になる、じゃない。失うわけにはいかない、でもない。

信じているから。

今朝、仕事に向かうぎりぎりに、この掲示板をのぞき込む。昨日の深夜の電話で、
あなたが側にいることをしって、きっとなにかここに残してくれるような気がしていたから。

いま、仕事を辞めてでも彼女の側に行くべきかもしれない。でも、今の仕事場の店長は
私この事情を理解した上で私を雇ってくれたので、その気持ちに答えたい。

「仕事の合間に、電話をかける時間をください」
「もちろん」

Fさんとメールでそんな会話があったんだよと聞かせたら、
また泣かせてしまうかもしれない。

入院したくない理由がわかるから。
だからこそ、いま、ここで、自分にできることを全てしていく。
側で一緒にいること以外にできること。
好きな人にしか、できないこと。

きっと良くなるよ、と語りかける言葉に確かな根拠なんてない。
ただ、そう信じているだけ。絶対に良くなると信じているから。

いままでがそうだったように、これからも信じていく。
好きだからこそ、生きてほしいからこそ、選択する。

安心して還ってこれる場所を用意しておいてあげるからね。

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Fさんのメール。それを読んで、返事を返し、そして掲示板に書き込む。
誕生日まで1週間。奇跡を信じていた。ずっと。
出会った頃からそうであったように、きっとまた、起こると信じて。

名古屋の彼氏。彼女が好きだった人の安否は、まだ、分からずに居た。

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No.193 (1999/03/10 19:06) title:お願い
Name:F
その子は携帯を片時もはなさない。
病院で処置をする時も、私と話す時も、寝ている時も・・・
きっと電話を待っているのだろう。
好きだった人が無事だという連絡。
それと貴方の声。
充電する事も忘れるぐらいにずっと携帯をはなさない。

私はその子の好きだった人の自宅の電話に、その子の新しい携帯の
電話番号を教えておきました。
その子が「新しい携帯にした意味がない」と貴方は思いますか?
けど早く無事な連絡が来ないと、その子が壊れてしまう。
早く入院をさせたいのです。

貴方からも入院をすすめてください。

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この書き込みの後、私は彼女に電話をかけて、そして話し合った。
電話の内容は、あまり覚えていない。ただ、説得していたように思う。
これだけの体調にあっても、横浜へ向かおうとする彼女。
入院して欲しいと。

会いたい自分。来て欲しい自分が居る。
でも、未来があった。未来を信じていた。だから、入院を。
--------------------------------------------------------------------------------
No.195 (1999/03/11 04:07) title:Fさんへ
Name:管理人
この掲示板を読むのがいつ頃になるかはわかりませんが、今まで彼女と話した中で、
二人で話して決めたことをいくつか書いておきます。
ここに書き込んで貴方に知らせることは、彼女も知っています。

入院は金曜日の朝から日曜日の夕方までする、と言っています。
明日は一日、待って、そして金曜日になれば担当の先生が来るので、
それから入院をする、とのことです。今日は入院をする、ということだけ
伝えておいて、明日の朝から病院に入る、という予定みたいです。
なぜ日曜までか、といえば、日曜が私の誕生日で、その日は病院からでなく、
自分の部屋からの電話で、おめでとう、と伝えたいから、なのです。

日曜以後のことはわかりませんが、それはまた、日曜日に話せばよいことなので、
ぜんぜん決めていません。元気になってる可能性だって、十二分にあるわけですから。

それと、携帯の番号をあの人に教えたこと、間違っていた、なんて思っていません。
むしろ、感謝しています。彼女も、わかってくれていましたから。
これがきっかけで悪い結果には絶対になりません。

私が言えたことではないのですが、信じてあげてください。彼女は、
私と出会って半年と少しの間に、見違えるほど強くなっていると、私は思います。
過去の彼女を、私は知ることが出来ませんが、しかし、今の彼女はもう以前の彼女とは違いますから。
ちょっと不安かもしれません。でも、お願いします。

貴方につらい思いをさせているのは、承知しています。でも、
横浜にいる私に出来ることは、全てしているつもりです。

明日と明後日の病院への付き添い、よろしくお願いします。

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No.196 (1999/03/11 21:39) title:入院が決まりました
Name:F
金曜日からです。
そして日曜日は外出許可で、退院は体の調子を見てからと言う事です。
その子はそれで納得はしていないようでけど。(苦笑)
そしてできれば長期入院をしてもらいたいと病院の先生の希望です。
白血球の数値も下がっているので様子も見たいようです。

そしてその子の好きだった人からの連絡は来ました。
あまり良い状態ではないのです。
手術をしたそうです。
やっぱりその子は傷ついてしまいました。
「今は眠りたい」と言って薬でずっと寝ています。

ありがとうございました。

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No.197 (1999/03/12 02:59) title:さよならの代わりに
Name:管理人

仕事の疲れでつい寝てしまって、電話が出来たのが夜中の一時。
「おこしてくれてありがとう」の声に、一時間ちょっとのお話。
眠っている頭でお互いに話しながら、彼女は私の早口にちょっと呆然と
しながらも、ありがと、と言って小さく笑っていた。
事故にあったその人のこと、入院のこと、これからのこと。
やっぱり彼女は事故にあったその人の側に行きたがるけれど、それを話し合って、
もしも行くとしても元気になったらね、と言い聞かせてみる。
・・・うん、と頷き、そうだねと続けるあいずちの癖が今夜も聞こえる。

いま、なにが大切で、なにから守っていけば、この状態が良くなっていくのか。
その自分なりの考えを教えたり、話し合いながら、彼女はそんな中で、
だんだんと強くなっていたのかもしれない。

好きだと言って、そして涙ぐむように、でも怖いんだよね、と呟く。
なにが? と聞き返して、その答えは私。
彼女自身にもわからないほどに、好きと怖いの同居で、涙ぐみながら、
でも誤解しないでね、と続けるそのいつもの言葉に、大丈夫だよ、といつもの言葉で応える。

数日前に比べれば、電話をかけたときの反応も、声も、だんだんと上向きに
なっているのがわかる。
頷くことしかできなかったのに、でも今は、自分の言葉が話せる。

いつだったか、電話で「電話でさよなら、っていうとなんだか寂しいから、
いつも、じゃあまたね、って言っちゃうんだよなぁ」と言ってから、
いつも電話を切るときは、さよならの代わりに
「じゃあまたね」
そういって、受話器を置いてきた。
今夜もその言葉で電話が終わって、そしてまた明日になると明日も明日で。

「じゃあまたね」

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様様な人のいろいろな思いと、自分自身でさえ抱えきれない感情。
そんななかで、私はたぶん、懸命だった。
正直、このころのことはあまり覚えていない。
たくさんの物語は進んでいたはずなのに、あのころはただ、
携帯電話と信じる心、そして見上げた空だけが絆だった。

M(名古屋の1件で私を導いてくれた人)は、ずっと掲示板に書き込みをしてくれていて、
私は彼女に、M(もちろん女性)を紹介していた。
「きっとなにか、もらえるものがあるから。素敵な人だよ」
12月に横浜で会ったとき、私は彼女と一緒に歩きながらMに電話をかけて、
彼女とMとで話をしてもらったりした。

彼女は、どうしても私にも言えない悩みを、Mにメールで相談していたりも
したらしい。
その話を聞いたのは、ちょうどその頃だった。

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No.198 (1999/03/12 03:28) title:好きだからこそ
Name:M

好きになればなるほど、その人はこころの奥にすみついてしまって
自分の気持ちすら、ままならなくなる。
恋愛をすれば避けて通れない、嫉妬や怯懦、とてもずるくて卑怯な自分、
そして、それでも気持ちを止められないという、その事実。
悲しい思いをしてきた人ほど、
その人が自分に与えることができる痛みの大きさを知っているから
あるいは、失うときの痛みを知ってるから
どんなにその人が言葉をくれても
好きだからこそ 怖くなる。
そういう気持ちが確かにある。

道は一度選んでしまったら、けっして後戻りはできない。
編んだ毛糸をほどいてまた編み直すように
心をふたたび編み直すことなどできないのです。

好き「だった」人に会いたいという彼女の心配はわかります。
もしかしたら、ひどい言い草かもしれないけれど
もう過去形になってしまったその人に
彼女がしてあげられることは ないでしょう。
会いにいけば、それは確かに一時のなぐさめになる。
自分に心のないその人が隣にいるというのも
やはり辛いことには間違いないなのです。
彼女がその人の未来の中にいられないのなら
これ以上彼の側にいかないほうが 彼のためだと思います。
好きという気持ちは 自分自身のものでしかなくて
だからこそ、自分で始末をつけなくてはならない。
自分を責めてもいい、泣いてもいい。
それでもその人の未来はそのひとのもので
そして、彼女の未来は彼女自身のものだから
誰もかわってあげることはできないのだから
迷いながらでも、未来へ向かって歩いていけますように。

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No.199 (1999/03/13 00:19) title:更新延期
Name:管理人
ちょっと仕事が忙しいので、今日の更新はもう無理と言うことで、
明日更新します。

M、いつもありがとう。これからもよろしく。

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No.200 (1999/03/13 00:57) title:側にいて
Name:M
いつだって、その人の言葉に心を揺り動かされてしまう。
好きで好きで、でもなんて言っていいかわからなくて
屈折した言葉で甘えてみれば、
笑いながら「しかたないなぁ」って、答えがかえってくる。

わがまましか甘え方をしらないからいつも不安になるんだよ。
逃げられるのが怖いから、素直に気持ちを言えないの。

それでも あなたが必要だから
今だけでいい。 私の側にいてね。

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No.201 (1999/03/15 17:19) title:行きたいの、側に
Name:H(仮名。彼女です)

逢いたい、そうじゃないの。
逢いたいならあなたを呼んだら来てくれるでしょう。
行きたいの、あなたの所に。
「行きたいと思えば行ける距離だよ。」ってあなたは言ったでしょう?
行きたいと思えばあなたの側に行けるって私もそう思っていたの。
けど体が壊れて行けなかった、すごく悲しかったの。
この気持ち、わかってくれるかなぁ。

私にとってあなたに逢う事が重要じゃなく、いつでもあなたの側に
いけると言う事が重要なの。
もしかすると言葉にすると同じ事かもしれない、でも、気持ちは違うの。
この気持ち、わかってください。
だから今日もあなたの側に行きたい。

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No.202 (1999/03/15 18:12) title:すれ違い
Name:F

病院に行ってみると今日もその子は帰っていない。
そしてその子の家でこの掲示板を見る。
すれ違いだった、もう少し早ければ・・・
何ども携帯に電話をかけているけど出ない。
あまりかけると携帯の充電がなくなってしまう。

千歳空港までバスで一時間半。
ぜったい体がもたない、熱もある、発作も出る。

Mさん、お願いします。
彼より早く掲示板を見たのなら知らせてあげてください。
その子が倒れたのなら私に連絡は来ます、けど、どこかで一人で
苦しがっているのならきっと彼からの電話を待っていると思うのです。

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No.203 (1999/03/15 21:14) title:ありがとうございます
Name:F

連絡がありました。
もう飛行機の便がないのであきらめたみたいです。
まさか電車で行くとは思わなかったです。
「行く事ができなかったの」と泣いています。
意識があるので大丈夫みたいですが、多分、熱の方は上がっていると
思うので病院に行ってからその子の家に送ります。

「行きたくても行く事ができない、それなら彼が来ればいい」
そう言う言葉で片づける事をした私が間違っていました。
その子にとって「行く事ができる」と言う事は「生きる事ができる」と
同じぐらい大切な事とわかりました。

迎えにいってきます、高速で往復二時間ぐらいの距離にいました。

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No.204 (1999/03/16 04:19) title:ごめんなさい
Name:M
力になれなくてごめんなさい。
彼女は今、病院でしょうか。

そんなに自分を痛めつけないで と
彼女に伝えて下さい。
会いに行きたい気持ちは 彼にもちゃんと
通じてるはずだから。
会いたいのではなく、会いに行きたいという
その気持ちも、きっとわかってくれてるはずだから。

待つことはとても辛くて
だからこそ、人は焦ってしまうものだけれど
時にはじっと待つ勇気も必要なのです。
彼女の体はまだ弱っていて
そのことで、よけいに彼女の気持ちも弱ってしまっているのでしょう。
とてもずるい言い方ですが、こう言わないと
彼女は聞いてくれないかも知れない。
あなたが自分の心と体を痛めれば痛めるだけ、
やはり心を痛めてしまう人が いるのです。
あなたが大事にしている人を 守る勇気を持って下さい。
愛されているということは
一人ではないということです。

彼女はもしかしたら
自分の未来をどこか信じきれてないのかもしれない。
それでも

愛してる人のために
自分と戦って下さい。

あなたの祈りはきっと通じるはずだから。

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No.205 (1999/03/16 04:22) title:Fさんへ
Name:管理人
明日(明けて今日)、もう携帯で知っているとは思いますが、彼女が入院すると
言っているでの、付き添いをお願いしたく思います。
今回の入院は長丁場になる可能性が高いと思うので、色々大変かとは思いますが、
電話で話し合って決めたんです。なにがあっても、ずっと一緒にいるって。

あなた以上に好きな人なんて出来ない。そう彼女に伝えたとき、
「私も「先生」のとき、そう思った。でも、私には貴方が現れてくれたから。
きっと、貴方にも現れてくれるよ」
そう言われて、なにも言ってあげる事が出来ませんでした。
自分が自分自身の存在で、こんな思いをするなんて、まさか思いもしていなかった。

彼女が入院している間、病院内では連絡手段が限定されてしまうので、先生の方から
許可も取ってある、とのこと、携帯が受信(留守電とメールのみ)できることは
知っています。
こんな事を頼むことは、すごく失礼なこととは思いますが、電話での話し合いの中で
NTTの「ポケットボード」を利用しようか、という案があったので、
もし迷惑でなければ探してきてはもらえないでしょうか。
もちろん、病院側の許可が取れたらでかまいません。

現在、私の仕事場の店長が異動になる可能性があります。その人は、
私と彼女との事情を全て理解した上で応援してくれていた、彼女にもとても
会いたがっていた人物で、彼女もまた、会うのを楽しみにしていました。
私は今、横浜で、彼女が元気になったとき、私の仕事場に遊びに来たとき、その店長が
いられるように、店長の異動命令が出ないように努力をしています。
彼女の側に行こうとも思いましたが、これも二人で話し合って決めました。

それに、Fさん。貴方がいてくれるから、安心して横浜で頑張ることが出来ます。

身勝手で一方的なお願いばかりですが、お願いします。
また、なにかあったらここに書き込んでおいてください。
私に出来ることなら、どんなことでもする次第です。

それと、Mの言葉も、伝えておいてもらえると幸いです。

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めまぐるしい中で、私の誕生日は過ぎ去っていった。
しかし、彼女は確かにプレゼントをくれた。
それは、ある言葉だった。

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No.206 (1999/03/16 04:26) title:はじめて
Name:管理人

彼女から「愛してる」という言葉をもらった。
いままでのどんな言葉より、好きという気持ちを表現する言葉より、
優しくて暖かくて涙が零れて止まらなかった。

ずっと言えなかった言葉。愛してるって言葉、好きじゃないから。

そんな言葉を呟いていた彼女のその言葉を、私は一生忘れない。
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No.207 (1999/03/16 21:58) title:長期戦
Name:F

今日、熱が40度近く出て意識が薄っすらとしかありません。
心電図もつけているので携帯はその子の側から少し遠くにあります。
留守電は気が付いた時にその子に聞かせてあげています。
(看護婦さんがしてくれています)
ポケットボードを販売しているところはありますが、その子の体力が
元に戻ってから病院の先生と相談してみます。
それからこの掲示板をプリントしてその子のベットに置いてきました。

今日、明日までに熱が少しでも下がらないとその子の体はもたないと
言われました。
もし熱が下がらない場合、その子にとって一番嫌な事をしないといけ
ない。家族への連絡です。
その時は貴方にも連絡します。
熱が下がったとしても長期戦になります。

また明日の夜でも掲示板に書き込みをします。
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No.208 (1999/03/16 23:49) title:ありがとうございます
Name:管理人。

貴方には、どんな言葉でお礼を申し上げてよいのかわかりません。
書き込みのおかげで、現状を把握することが出来るので、自分が今、なにをしたら
彼女のためになるのか、漠然としか分からなかった以前より行動がとりやすく助かります。

明日は、彼女の熱が下がることを願って一日を過ごします。そしてなにより、
貴方が私に連絡をしなくてもよいように。
長期戦になるのは、分かっていたことです。逆に言えば、今回の入院以後、
もう入院をしなくてもしなくてもよいぐらいに元気になるぐらいの気持ちで
彼女を病院に見送ったのですから。
きっと意識の底の部分で、彼女も色々なものと戦っているのでしょう。ずっと側に、
どんなことになって側にいると誓ったのですから、なにがあっても大丈夫です。

もちろん、私の思い描く未来には笑顔で笑う彼女がいます。

これから彼女の具合が安定するまで、いろいろと今以上に迷惑をかけると思います。
このお礼は、彼女が元気になることでお返ししたく思っています。

明日一日は、メールではなく声主体で連絡をとっていきます。その方が、
いくらも彼女の支えになることと思うので。
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No.209 (1999/03/17 01:06) title:頑張って。
Name:N(仮名。Mと同じ頃にしりあった女性。事情を知っている一人)
「頑張って。」
月並みな言葉ですが、Fさん、Hさん、○○(私の名前)の書き込みを読んでいて、
心でつぶやいてしまいました。

○○が、Fさんが、Hさんのことを、とても大切に思う気持ちが
たくさん伝わってきました。
それに加えて、今度は、Hさんが小夜さん自身のことを、いっぱい
大切に思って欲しいな・・・と思いました。

Nの独り言でした。

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No.210 (1999/03/17 22:25) title:ありがとうございます
Name:F
Mさん、Nさん、いろいろな励ましの言葉をありがとう
ございます。さっそくその子に伝えました。
(私の言葉が聞こえていれば伝わっているでしょう)

今日もあまり意識ははっきりしていないのですが、電話の留守電の
メッセージは聞いているそうです。
イヤホンで聞いているのでなかなか内容までは聞こえていないと
思いますけど、彼の声と言う事だけわかれば満足かもしれません。
熱の方はまだ油断ができない所ですけど、やまは超えたようです。
39度前後まで下がりました。

許可をもらったのでポケットボードを買ってきました。
私自身が買いたかったのです。
「これをその子が使う」という事を信じて買ってきました。
それを信じるという事はその子が元気になるという事を信じる事ですから。

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No.211 (1999/03/17 23:04) title:鳴らない携帯
Name:管理人
これほど携帯が鳴らないことを望んだことは初めてだったのではないかと思います。

仕事の途中で何度もトイレに行っては、そのたびに電話をかけました。
不安はなく、ただ、声を届けようと。
仕事場ではその職場の性質上、うるさくてかけれたものではないのです。
回数にすれば10回もなかったと思いますが、間隔があくのがつらく、
出来るだけすぐかけられるように時間ばかり気にして今ような気がします。

店長の異動を現時点では阻止することは難しくなってきましたが、
しかし、自分に出来ることをすることによって、そこに後悔やわだかまりは
ありません。

明日も、そして明後日も。いくらでも。
声を届けることを続けていきます。

このページを読んでいる全ての方に、ありがとうございます。

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No.212 (1999/03/18 14:16) title:発信履歴
Name:F
久しぶりに長い有休をとりました。
パソコンでできる仕事はしなくてはいけない、それでも久しぶりに
ゆっくりその子の側にいる事ができる。

貴方に電話をしたそうですね。
少し笑い話ですが、貴方に電話をするために力を振り絞って酸素の
管を外したり、点滴を外してその辺りが血だらけになったり。
看護婦さんがその状況を見た時、事件が起きたと思ってあわてたそうです。
そう、側の携帯電話を見るまでは・・・
貴方に<発信履歴>がありました、ということはその子から電話を
かけたという事ですよね。

何を貴方に伝えたのでしょうか?話す事はできましたか?
今も熱が39度少しあり、やっぱり意識がはっきりしません。
もちろんその子が動くなんてこともありません。
けどあの<発信履歴>を信じて希望を持ちます。

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No.213 (1999/03/18 21:30) title:実は
Name:管理人
着信履歴のところに「18日 01:20 H」とあるのに気付いたのは、
仕事場での休憩時間でした。

私はその時間、疲れていたので眠っていたんです。
でも、不思議なことに、その着信履歴には「不在」という二文字がついていない。
私の電話にかかってくると、私が出れなかった場合は履歴に「不在」と追記され
記憶されているはずなんです。ところがそれがなかった。
おそらく、眠っていても携帯電話の音に無意識に反応して、それをとって話そうと
したのでしょう。
だから、なにを話したのか、記憶がありません。覚えていないと言うよりも、
すっぽり抜けているという感覚です。

ただ、それで思い出したのが彼女が以前に話してくれた話で、
一緒に泊まった夜に、彼女があまり眠れなくて目を覚ましたとき、私は
その隣で眠っていたのですが、彼女がかすかに動くと「だいじょうぶ」
と呟いたらしいのです。
らしいと、というのも私には記憶がないからで、どうやらそれは寝言と
同じ感覚で呟かれたらしいのですが、彼女はそれがおそらく寝言だろうな、
と気付いたにもかかわらず、その言葉に安心して、久しぶりの熟睡の床についたと。
もちろん、その話をされたときに私が「そんなこと呟いた覚えがない」といったことで、
この話は私の無意識の寝言である。というふうに解決(?)したのですが、
彼女はその無意識の寝言がすごく気に入ったらしいのです。

私が携帯電話でなにを話したのか、それはまるで覚えがないのですが、
しかしながら、おそらくはいつものように「だいじょうぶ」という言葉を
何度も繰り返し呟いていたのではないでしょうか。
ただ、その前に眠そうな「もしもし」という言葉も聞こえていたことだと思いますが。

動かない植物も、声をかけることによって成長が優れます。あれは、声や音楽が
空気を振動させることによって、植物の脳波のようなものを刺激して、
成長をうながす、ということらしいのですが、しかしながら、声をかけることによって
きれいに咲いたり、枯れかけていた花がまたつぼみを付けたりするように、
声をかけていく、という事が、生命力に対していかに偉大な影響力があるのかを
自分の身をもって体験している私は、たとえ携帯電話越しといえども、
彼女の耳元に声を届けることを忘れません。
まず初めに、私の声から好きになってくれた彼女のためにも。

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No.214 (1999/03/20 23:58) title:距離を越えて
Name:M

熱でもうろうとして、自分がどこにいるのか
わからなくなる。
○○さん(私の名前)の声を聞くことだけが、彼女が自分を確認する
唯一の手段なのかもしれません

大丈夫、まだ、あなたの声を聞ける。
まだ、あなたに話ができる。
私はここにいる。

彼女が一日もはやく、元気になりますように。

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No.215 (1999/03/22 00:24) title:電話
Name:管理人

朝起きて、仕事場に到着して、お昼休みになって、仕事が終わって、
家について、ご飯を食べて、そして寝る前に。
かけられる時間があれば、なるべく声を届けようと毎日繰り返す中で、
夜中、寝る前にかけた電話が不意につながった。
留守番電話になるには、いつもより短い。そう思っていると、メッセージが流れない。
直感的に気付く。電話の向こうに彼女がいること。声をかけると、返事が聞こえた。
当たり前のことを繰り返し聞いてしまう。電話の向こうでは、すごく久しぶりに聞く
彼女の声が響いていた。
どこにいるのか。状況の把握さえままならない中で、電話をする。
伝えたいことを、うまく言葉に出来ない。そのうち、おそらく看護婦さんが
きたのだろう。電話がぷっつりと切れる。かけ直すわけにもいかず、
しばらく待ってから留守電になっているであろう電話にもう一度かけて、
そこにメッセージを入れておく。

今が大切なのは、すごく分かる。分かるけれど、これからという時間は、
今という時間の積み重ねだから。今を焦って、今の形がいびつになったら、
その今の上に、これからの今を上手く積み重ねていけない。
つまり、これからがうまく見えてこない。
貴方は元気になるのだから、これから時間をかけて、会いたいときに会えるようにも
なるのだから、今をもっと大切にしてほしい。今以上にもっと。
病院が苦手なのも知っているし、そこにいると息苦しい気持ちも分かるけれど、
もうすこし元気になるまでは、そこでゆっくり眠っていてほしい。
気持ちとバランスが取れるぐらいに体が回復してからでも遅くないよ。

もっともっと一杯伝えたいことがあるのに、うまく要約できない。
留守番電話のメッセージが入れられる時間はわずかで、その一握りも上手く
伝えることが出来ない。

結局、吹き込める言葉は「側にいるよ」という、一言になってしまう。
うまく伝わってほしい。誤解されてしまうかもしれないけれど、でも、
誤解されてもいいから、いまはゆっくり休んでほしい。
貴方が自分の好きなだけ、無茶が出来るようになるためにも。

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No.216 (1999/03/22 04:03) title:冬に逆戻り
Name:F

今、細くてキラキラした雪が降っています。
こんなに奇麗な雪を見たのは何年ぶりでしょうか。
こんな時は寝る事ができない夜でも気持ちがいいです。

その子の熱の方は下がってきました。
まだ38度前後はありますが・・・
そして少し呼吸が乱れているので酸素管は外せない状態です。
それと高い熱が続いているので薬でほとんど眠っています。
医者は「熱が下がって意識がはっきりした時に今までの記憶の順番が
わかるだろうか」と心配してます。
無意識の中では「行きたいの」「生きたいの」と言っていますが・・・
(どちらの意味かわからないです)
もちろん貴方からのメッセージはすべて聞かせています。

その子がこの雪を見る事ができたら子供の様に感激するのに、
見せられなかったのが残念です。

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医者の先生の心配は見事に的中した。
ようやく自分自身の意識をなんとか手繰り寄せた彼女のその記憶は、
いろいろなものが欠けていて、ちょうど、初恋の人が死んだあとのようだった。

Fさんのことは覚えている。自分の旦那さん。
名古屋の彼氏のことは覚えていない。あの、事故のことも。
自分がなぜ病院に居るのか。なんとなく分からない。

自分の携帯の着信履歴。そこに並んだ私の名前。彼女は、その人がすごく大切な
人なのだろう、とは思った。なんとなく、そう感じたらしい。
ただ、その人が、私が、どんな人で、どんな顔で、どこでなにをしたのか。
その記憶は、どこかに忘れてきてしまったらしかった。

「○○さんは…私の旦那さんじゃないよね? だって、Fがいるもんね」
「うん」
「でも、一杯電話かけてきてくれるよね」
「うん」
「…ごめんね、よく、覚えてないの…。あなたが大切な人なのは、なんとなくわかるの。
でも、どこでどうしたとか、いつ出会ったとか…顔とか。覚えてない」

私は、その言葉を受けとめた。正直、始めはそれが記憶喪失だなんて思わなかった。
ただ、ずっと熱にうなされていたから記憶が混乱したんだろうと、そう思っていた。
だから彼女が早くいろいろなことを思い出せるようにと、たくさんの思い出話をした。
鎌倉の由比ガ浜を歩いた事。初めて一緒に眠った事。夜行列車でのこと。山下公園での猫の話。
名古屋に新幹線で向かった時のこと。

そして彼女は、小さく呟き、そして名刺を取り出したらしかった。

「顔、わかったよ。写真、ある」
「うん」
「うん…。これが、○○さんなんだよね。…きっとね」

自信なさそうに呟いた彼女。だから、私は最初から始めようと思った。
出会った頃のように。

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No.219 (1999/03/24 04:24) title:また
Name:管理人

彼女と電話で話すことが出来ました。
日に日に元気になっていく彼女の声に、なんだかこちらも意味もなく微笑んだりして、
思わず大きな声を出してしまった彼女は、その後病院だということを思い出して
小さな声で笑っていました。

記憶のごちゃごちゃを「友達が急に来ることになってしまった部屋」に例えて
説明をしてみる。
「部屋の中には荷物がごちゃごちゃにあって、どこになにがあるのか自分では
分かっているから一人で生活している分には困らないけど、友達が来ることになって、
その荷物を見られたくなくて急いでそれを押入に押し込んでしまった。
とりあえず友達が帰った後、押入から荷物を取り出してみるけど、急なこと
だったからどこになにがあるのか分からなくて、一つ一つの荷物を確かめながら、
テレビのリモコンはどこだろう、お気に入りの雑誌はどこだろう、と探してる
みたいなもの。
これの良いところは、本当に必要な荷物と、実は必要なくて紛れてた荷物を
区別できる良い機会だ、ってことだよ」
荷物は記憶、友達は発熱、部屋は自分、という解釈です。この話を聞いた後、彼女は
「なんだか先生みたい」
そう言ってまた、無邪気に笑っていました。

早く元気になってほしい、という気持ちがあり。それとともに、
それは塗りたてたペンキが綺麗に乾くのを確認してみたくて指で触ったら
指も汚れて壁にも指の跡が、みたいに焦っちゃいけないな、という気持ちもある。

「焦らないんだね」

という彼女の言葉を聞いたとき、心の中で大きく頷いた自分。

ゆっくり歩こう。道はまだまだ続いているのだし。

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No.220 (1999/03/26 00:31) title:ゆっくり、そうゆっくり
Name:F

その子といると、この表題が口癖になっています。
一緒にいると私の時間までが、ゆっくり過ぎているようです。
ずっと仕事で忙しい私には、その子といる時がHolidayかもしれない。

ゆっくり食事をとり、ゆっくり体を動かし、そしてゆっくり話す。

たまあに子供みたいにわがままを言うけど、それもいい。
今日は一人で立ち上がろうとして、点滴の袋を倒したりしてました。
でもそんな行動を見て、微笑む自分がいます。
そして車椅子が使えるようになったら、一度、アパートに戻る約束を
しました。

たくさんのメールを出してあげてください。
すごく喜んでいました。

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188名無しさん…? :2000/10/04(水) 18:52
その20ぐらいで完結するだろうと軽い気持ち出始めた話も、
掲示板のログを転載することによって文章量が長くなってしまい、
もうすぐ30になってしまいました。
こんな長文、あがったら良い迷惑なので、sageてもらってくださって
感謝しています。

金曜日ぐらいに完結するかと思います。

事実は小説より…という言葉がありますが、いまこの恋愛を思い出すと、まさに
そうだったんじゃないのかと、思います。
たくさんの奇跡がおき、そして私はここにいて、この話の中出てくる
「前の」彼女は、いまも北海道で生きています。

ハッピーエンドだけが結末とは限りません。しかし、なにをもって幸福、
不幸とするかは、その人次第ですから。

明日もなんとか続きが書けます様に。
誤字脱字、はご容赦ください(汗
189名無しさん@1周年 :2000/10/04(水) 20:58
本物のスパイダーマンはここにいるのだ。
190名無しさんの初恋 :2000/10/04(水) 23:59
今日もとても良かったです。
連載物語を読んでいるみたいで、続きがとても楽しみ。
金曜日ですか。楽しみにしてます。
191名無しさん…? :2000/10/06(金) 08:27
昨日は忙しくて書くことすらできませんでした。今日中にあげなくてはいけない
仕事があるので、今日書けるかどうか怪しいところです。
連載ではなく、あくまで個人が好きで書いているものなので、そのへんのところを
ご理解いただけると嬉しく思います>楽しみにしているみなさまへ
192名無しさんの初恋 :2000/10/06(金) 17:15
名スレの為あげ
193名無しさん…? :2000/10/07(土) 06:27
お待たせして申し訳ありません。仕事はなんとか終わりましたが、
話のほうはまだかけていないので、月曜日にでも書き込めるように
なんとか頑張りたいと思いますので。

今日の東京(仕事場)の空は、とても青かったです。
194sage :2000/10/07(土) 23:55
>名無しさん・・・?
今までのお話、すっごく悲しくてそしてすごくいい話で・・・。
読みながら涙でました。
話の続き、待ってますね。

実は私、昨日好きだった人にふられました。
その人はバツイチでお子さんを引き取ってて、お子さんの為にも結婚をしたいらしいのです。
でも、自分の今までの経験で考えると同じバツイチの人じゃないと付き合えない(結婚できない)そうです。。。
「それってなんか、差別だ!ちゃんと付き合ってみないとわかんないじゃん!!」
って言ったけど、彼は話を聞いてくれなかった。


でも・・・だったら最初にうちを抱かなかったらよかったのに。
・・・「好きだよ」って言わなかったらよかったのに。。。
なんか、もしかしたらするだけの為に付き合ってたのかなぁ・・・って思ったりするけど
今はそう思いたくないです。
そうだったら自分がバツイチだってことやお子さんがいることや
奥さんと別れたいきさつとかをうちに告白しないって思うから。

彼とはネットで知り合ったけど、
メール上でも、実際に会っても大好きです。
できれば、彼の力になりたい。(前の奥さんのことで相当、傷ついているから・・・)
あと、バツイチ同士でないと恋愛できないなんて発想を変えて欲しいな・・・って思う。

・・・ごめんなさい。ここで愚痴ってしまいました。。。
195名無しさん…? :2000/10/08(日) 23:36
パソコンの具合が悪いので、いろいろいじっていたらこんな時間になりました<自作機
仕事のほうはなんとかなりましたので、近いうちに最後の話がかけるかと思います。

上の人の話を読んでいて思い出しました。私の初体験の人のこと。
その人は、10歳ほど年上の女性で、私が知り合ったころ、離婚したばかりの人でした。
一泊二日での温泉旅行で、その人と初体験。ネットで知り合って、3ヶ月目のこと。
そのひとはもしかしたら、日本にはもういないかもしれませんけど。
「一人で生きる力を得る」ために、フランスに留学してしまいましたから。

幸せになっているといいなぁ。あの、折れてゆがんだ小指を忘れていないから。
メール交換は、数週間続いた。彼女は病院でリハビリを続けて、
弱っていた体も回復し始めていた。
彼女がそろそろ退院、という気配が見えてきた頃、メールの中に
1人の男性が出てきた。
Sさん(仮名)という人で、リハビリの最中に知り合ったのだという。
熱を出して倒れて、そして目覚めてから、彼女の発作の頻度も減り、
ある程度は男性と会話できるようになったらしい。
彼女は、家に帰ったとき、私のHPを見たらしく、こんな書き込みを
残していった。
_______

No.233 (1999/04/13 12:39) title:ありがとね
Name:H
全部、全部この掲示板を見ました。
本当にありがとう。

今はこの言葉だけで精一杯です。
現状に不安はあるけど、心の気持ちを信じてがんばるね。
_______

そして、このページをそのSさんにも教えたらしく、
そのSさんも、私のページに来て、書き込んでくれた。
________

No.235 (1999/04/15 19:03) title:遊びに来ました。
Name:S

管理人さん、はじめまして。
わかりますよね? わたしのこと。

恋愛のコラム読ませてもらいました。
なんか泣けてきました。  
今も辛いけど今までもっと辛いことがたくさん
あり過ぎました。 でもあきらめないできた。
恋愛でもそう、ハンデを背負ってるから恋愛対象に
ならなかったり。 確かに守ってやらなきゃ情けないとは
思ってる。 男だから。
でも心だよね・・そう言い聞かせてきました。
例えハンデ背負っていても気持ちだけは・・・ってね。

好きな人のこと守ってあげて下さい。
私もメールでできる限りのことはしてあげたいと思ってます。
本当に本当に微力だけど。

私のHPにも遊びに来てくださいね。
それから身体、大事にして下さい。
_________

それから私はそのSさんという人とも交流を初めて、
その人の頼みで、鎌倉に出かける事になった。
心霊能力、ではないけれど、そのSさんには信頼している
先生がいるらしく、その人から「鎌倉に水子供養によい
お寺があるから、そこに行くことになるでしょう。ただし、
行くのはあなたではありません」と、ずっと前から
言われていたらしい。
その寺、というのは、私が彼女と始めてあった日に行った、
私が個人的にとても好きなお寺だったのだ。
彼女と過ごす時間の中でそんな「偶然」を不思議だと感じながら、
それでもちゃんと受けとめた私は、鎌倉に出かけた。

携帯電話から、一緒に歩いた海の音を聞かせれば、なにか思い出すかも
しれない。
そんな思いつきから、由比ガ浜の潮の香りを吸い込みつつ、携帯電話で
彼女に電話をかけてみた。
事情を知っている彼女は、それが鎌倉からの電話だとすぐに気がついた
らしい。

「ここ、一緒に歩いたんだよ。波の音、聞こえるでしょ?」
「…うん」
「なにか、覚えてる?」
「ううん…。ごめんなさい」

少し、元気がない声だった。だから、少し話をしたあと、そのまま
電話を切ってしまった。
焦らずにいこう。
そう決めたのは自分自身のはずなのに、どうしても彼女に早く思い出してほしい、
そう願ってしまう自分が居ることに気がつく。
砂浜に座って、じっと海を眺めた。波が打ち寄せてくる中、その間際を
仲の良さそうな恋人が歩いている。

きっと、半年前の私と彼女は、ああだったんだろう。

私はなんとなく、その光景と半年前の自分をダブらせて、そして泣いていた。
記憶かさかのぼって、次々と再生されていく。
浜辺。公園。ホテル。列車のホーム。上野駅。メール。電話のやりとり。
最初で最後のケンカ。名古屋での笑顔。最後のキス。
これだけたくさんの思い出があって、そして、確かに彼女は北海道にいて、
でも、これだけたくさんの思い出を覚えているのは、自分だけということ。
結局、星が見えるような時間まで、そこにいたような気がする。
帰り道、猫を見かけて、山下公園の夜を思い出して、なんとなくそのことを
話したくて、電話をして、そしてまた、彼女に言わせてしまった。

「ごめんね…。よく、覚えてない…」

泣き出しそうになった胸を詰まる気持ちをおさえて、また、電話を切った。
誰も悪くない。彼女も、誰も。
ただ、記憶がない。一緒に過ごした記憶がない。それだけのはず。

でも、もしも。一緒に過ごした、って思っているのが私だけだったら。

そんなことまで考え出すと、不安でしかたがなかった。
自分の存在。この世に自分が存在している意味すら、不安になりそうで。

そして、彼女は初恋の先生の命日、その人のお墓へ出かけた。

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No.265 (1999/05/03 19:42) title:雨が・・
Name:F

もうすぐ九年です。
いつもは私が車で連れて行くのですが、今年は置いていかれました。
一人、バイクで行ってしまいました。
あれだけバイクでは行くのを止めたのですが。(苦笑)
雨が降ってきました。
大丈夫でしょうか?少し心配です。

その子はいつもこの時期になると、かなり不安定になりやすいです。
昨日も一人でいられなかったらしく、どこかに行っていたそうです。
でもずいぶん成長したと思いました。そして強くなりました。
一人であの場所に行けるようになったのですから。

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No.267 (1999/05/05 12:42) title:Fさんへ
Name:S
彼女は日曜日、うちに遊びに来ましたよ。
TELがかかって来て「どこにいるの?」って聞いたら
「駅にいる」って言うので迎えに行ってうちに連れて来ました。

突然だったのでビックリしましたけど。 身体のことも心配してたし。
私の男友達もちょうど来てたんですがわきあいあいと話してましたよ。
ずっと笑顔で会話もはずんで楽しそうな顔をずっとしてました。
彼女が一番不思議がってるでしょうね。
3時間ちょっとうちにいたかな?
「Fさんに、ちゃんとうちに来たこと言ったの?」って聞いたら
「言ってない」と言ってたのでご連絡まで(笑)

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No.268 (1999/05/05 20:07) title:連休の最後に・・
Name:F
しばらくまた仕事が忙しくなりそうなので、なかなかここにも
来れなくなります。

Sさん、はじめまして。貴方の事は彼女から聞いております。
「その人の話す言葉が自分が誰かに言いたかった言葉なの」と
言っていました。
貴方の不安な気持ちと、その子の心の中の不安が一緒なのでしょう。
だから貴方を元気つけると同時に、自分を元気つけているのだと
思います。
日曜日、その子が来て貴方は楽しかったでしょ?
そんな貴方を見てその子は楽しかった上に嬉しかったと思います。
そして笑顔になる。そんなその子の笑顔を見て貴方は嬉しかった。

元気になってください、お体を大切に・・・

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No.270 (1999/05/18 22:37) title:なくしたもの
Name:H
大切なものを無くしてしまったって、やっとわかったよ。
誰か拾って、私に届けてくれないかなぁ。
自分で探す自信がなの。見つける自信がない。
それとも新しくそろえた方がいいのかな?
それじゃあ、納得できない自分がいるんだよね・・

毎日、そんな事ばかり考えている。

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No.271 (1999/05/22 23:11) title:言葉
Name:管理人
うまく言葉に出来ないけれど、心まで届きますように。
いつも伝えようとしているこの気持ちが、いつか届きますように。
すれ違うことも多いけれど、誤解をしないように気をつけながら、
いままで歩いてきた道を振り返る勇気を忘れないようにして、
これからもゆっくり歩いていこう。
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No.272 (1999/05/23 10:42) title:髪の毛・・
Name:H
3月から髪の毛を切っていない。
そろそろ伸びてきたから切りたいんだけど、切れない。
髪の毛の先が大切なものを覚えていそうで・・

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No.273 (1999/05/25 23:01) title:夢
Name:管理人
具合が悪い日に限って、うなされるように悪い夢を見る。
目が覚めて、まっさきに電話をしてしまう。
そして、声を聞いたとき、涙が出た。

貴方のいない世界なんて、嫌だった。
だから、夢のなかでも涙が出ていた。
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彼女と出会ってから、今までの恋愛の中で、1番泣いていたと思う。
その日も、だから泣いていた。

Sさんの書き込みに出てきた男友達の人が、彼女のことをとても心配してくれている、
ということを聞いたのは、彼女からじゃなく、Sさんからだったような気がする。
彼女はとても魅力があるので(側にいて欲しい、いてあげたいと思わせるなにががある)
その男友達(Iさんという)やSさんが、彼女のことを友達以上に想っているのは、
なんとなく気がついていたことだった。
Sさんは体が弱くて、家に出るのもあまりままならない状況。彼女が居るけれど、
でも、そんな体の事などがあって、あまり状況は良くない。
Iさんは、女性を好きになった事がない人。好かれて付き合ったことはあるけれど、
結局上手く行かずに別れてしまうことが多くて、女性をあまり大切にできない。
そんな二人が、彼女のことを心配以上の感情で見ているらしかった。

Sさんから告白された、と聞いたとき、だからあまり驚かなかったし、驚かない
私の反応に、彼女が驚いていたような気がする。
そして、Iさんのことを話すときに、嬉しそうな彼女の声を耳にする。

いろいろな葛藤があった。そして、彼女との話し合い。ほんとうにいろいろだった。
「そんなに好きなら今すぐにでも彼女の側に、北海道に行けば良い」
私には、それが、できなかった。
約束にこだわりすぎてしまったのだと、今にすれば思う。
記憶をなくしてしまう前の彼女との最後の約束。
「待っているから」
あの、名古屋での約束。最後に顔を見て交わした約束を、どうしても果たしたかった。

そして、時間が流れて6月。掲示板にこんな書き込みが残る事になった。

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No.285 (1999/06/22 04:17) title:二人で
Name:管理人
決めました。話し合って決めました。
友達になろうね、と。
詳しいことは金曜日の更新でカウンターに書きたいと思います。
失恋・・・・ということになるのかな。微妙だけれど。
互いに涙の笑顔で決めたことだから。
友達からやり直す、のではないんです。恋人だったという気持ちを
いったん綺麗にして、そしてそれからまた、お互いに歩いていこう。
そのとき、また貴方のことが好きになったら、告白するから。
嫌いになったり、別れたりするのではないのです。

一から、始めましょう。
二人が出会った、あのころのように。
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No.286 (1999/06/22 10:42) title:アリガト
Name:H
大切なもの無くしたけど、やっとあきらめる事ができたよ。
あきらめるっていうより、探してばかりいてもしょうがないから・・
忘れた頃に出てくるかもしれないし、そしたらもう一度大切にすればいいよね。

探すのを手伝ってくれてアリガトね。
もし大切なものが見つかったら見せにいくから・・

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私の書き込みにある、「カウンター」というのは、HP内でやっていた(現在は不定期更新。
そのころは週に1度)恋愛に関する文章をあげている場所で、私はその週、こんなことを
そこに書き残している。
(原文のままなのでは改行がないので、適当に改行を入れてあります)

__________
07月02日 第34回 いつか

掲示板にも書いたのですが、一年間一緒にいた「彼女」と、恋人という互いの関係から一度離れて、
一から始めよう、という事になりました。
このページが出来た頃からいらっしゃっていたお客さんは事情がある程度理解できるとは思うのですが、
最近ここにいらしている方にも、簡単に事情を説明しておきましょう。
私と彼女は一年ほど前に出会いました。その頃、ちょうど前の彼女と別れた私は、
そのことをある掲示板に書き込んだのです。それに返事をくれたのが彼女でした。
遠距離恋愛という共通点、その頃付き合っていた彼氏とのすれ違い、想い。
いろいろな事を話しているうちに、私はだんだんと彼女にとって「大切な場所」になっていきました。
そして私もまた、彼女のことを一番最初に考えるようになっていったのです。
初恋の結果による発作、記憶障害、男性恐怖症、いろいろな環境、さまざまな事情。
まったく知らない人に彼女の話をすれば、ともすれば、それはドラマか何かではないのか、
という返答が返ってくるのではないか。そんな彼女のことを、私は好きになっていったのです。
北海道と横浜という遠距離恋愛、パソコンを通じての出会い、7つの年の差。人がきっと壁というそれも、
私はさして気にすることもなく、私は彼女の側に、自分の居場所を見つけたのでした。
そして去年の12月、二度目に一緒に過ごした夜を境に、彼女にとっての大きな問題である
「記憶障害」のひもが解けていくことになるのです。思い出していく初恋の結末と、
それにより気付いていく作り上げていた偽りの想い出と、本当の記憶。いろいろな問題と重なりながら、
急激に押し寄せてきた波のようなそれに、彼女は倒れ、そしてそのまま今年の3月、
高熱をともなって病院に入院しました。おりしもその色々なことがあった一週間の中に私の誕生日があり、
誕生日というものをとても大切にする彼女の「会って直接おめでとうが言いたい」という気持ちもまた、
彼女の倒れる原因となってしまったのでした。このぐらいの頃の掲示板のログが、
掲示板の全発言表示を閲覧してもらえると見れると思います。この頃の文章は、一種、私の宝物のようなものです。

全ての人の思いが通じて、彼女の意識は戻りました。体力的には全快とはいきませんでしたが、
なによりも大きかった出来事が起きます。「記憶の欠落」という出来事です。彼女は、入院中、
ずっと留守番電話にメッセージを残していた「○○さん」という私のことを、初めは誰なのか、
分からなかったそうです。
彼女は、色々な記憶を眠っている間に落としてしまっていた。私のことをなんとなく思い出せたのは、
私が2月、彼女が名古屋で熱を出して倒れたとき、日帰りで顔を見に行った時に渡していた名刺の写真を見て、
でした。
それからもこの3ヶ月間、いろいろな出来事が過ぎていきました。体力のリハビリ、周囲に教えられる、
他人の目から見た過去の記憶、昔の自分。自分のことをよく知っているけれど、自分は覚えていない恋人の存在。
なにもかも初めからのスタートになった彼女にとって、それは周囲が想像もできないほどの負担だったのでしょう。
彼女が混乱したときに伝えてくれた心の奥の叫び声は、私に「恋人」という存在に対しての疑問を投げかけました。
(続く)
(続き)
もし、貴方が記憶をなくしたら。会ったこともない、電話だけの存在の異性から、恋人だったんだよ、
と言われたら。想像してみて下さい。もしも今、貴方が好きな相手のことを全て忘れてしまったら。
その心の痛み。思い出せない苦しみ。思い出してしまったら全てが変わってしまうかもしれない畏怖。

その痛みをようやく理解出来たとき、私はようやく「今の彼女」を、きちんと見つめることが出来ました。
そして、私が見つめたとき、彼女の周りには、今の彼女が選んで築いていった新しいものが、
確かに存在したのです。

「一緒に歩いていこう」

ずっと伝えてきたその言葉には「一緒に同じ道を歩いていこう。手をつないで、引っ張っていくからね」
という意味が含まれていたのでしょう。でもそれはきっと、彼女にとっては負担だったと思うのです。
同じ道を歩いていくこと。それに知らぬ間に拘ってしまっていた私の意識は、
お互いがお互いに依存してしまうという、悪い意味での「手をつないでいないと歩けない」
という状況を作り出してしまっていたです。
電話だけの存在で、横浜という遠く離れた場所に住んでいる私に依存して生活する
彼女の気持ちに気付いてあげるのに、私は時間がかかってしまいました。
けれど彼女はその間に、不安なりに、不安だからこそ、自分の信じられるものを、
自分の力で少しずつ、選んでいくことを覚えていこうと努力していました。
初めからやり直そうよ。きっと記憶がなくなってしまったのは、神様が与えてくれた生まれ変わるチャンスだから。
友達として、初めてメールをもらった、貴方は覚えていないかもしれないけれど、あの頃のように。
私がその言葉を言うことが出来たのは、きっかけは彼女のくれた一通のメールから、でした。
長い電話のあと、ずっと恋人、として見つめることによって知らずに拘束してしまった、
互いを縛り付けてしまっていた気持ちを解放しました。泣きながら笑っていた気がします。
そこにあった感情は、きっと嬉しさだったのだと、今ははっきりそう思います。

「もしも元気になって、いつか思い出すときが来たら、思い出さなくても元気になったら、
○○さんに会いたくなったら横浜に遊びに行ってもいい?」
「ああ。じゃあ、俺もそのうち北海道に会いに行くよ。会いたくなったら。その時が来たら」
「その時にもしも○○さんのこと好きだったら・・・告白しても良いんだよね?」
「ああ、俺もそのとき好きだったら告白するよ。それに、お互いに恋人がいて、
4人で会うことになるかもしれないしなぁ(微笑)」
「・・・うん、そうだね。そうだよね(微笑)」

彼女はいま、自分が今一番大切だと思うことを、選ぶことから始めました。信じられるものを、信じられる人を。
電話だけの存在だった私より、側にいる、自分の目で見て確かめられる人を選んだ、というと、
悪く聞こえてしまうかもしれませんが、そうじゃないんです。決してそんなことはないんです。
新しい彼女のスタートなんです。
そしてまた、そんな彼女を信じてあげるのが、新しい私のスタートなんです。
「手をつないで一緒に歩く」のではなく「自分の力で好きな人の隣を歩く」ことを始めた彼女を、
笑顔で見送り、そして見守ることから始めた、私の新しいスタートなんです。(続き)
(続き)

きみのすべてを ぼくの自由にしたくて
ずっと大切にしてたわけじゃない
だからなにも 信じられなくなっても
ぼくを試したりしなくて いいんだよ
いいさ 落ち込んでだれかを傷つけたいなら
迷うことなく ぼくを選べばいい
さびしさの嵐のあとで
きみの笑顔を さがしてあげるよ
きみがいたから 勇気を覚えて
知らない場所も 目をつぶって走れた
きみのために できることを
あれからずっと 探してる
全部だきしめて 君と歩いて行こう
きみが泣くのなら きみの涙まで
全部だきしめて 君と歩いて行こう
きみが笑うなら きみの笑顔まで
ひとりになるのは 誰だって恐いから
つまづいた夢に 罰を与えるけど
間抜けなことも 人生の一部だと
今日のおろかさを 笑い飛ばしたい
なにかをひとつ 失した時に
人は知らずに なにかを手にする
きみのために できることを
あれからずっと 探してる
全部だきしめて きみの近くにいよう
星になった歌も 過ぎた想い出も
全部だきしめて きみの近くにいよう
きみが黙るなら きみにささやいて
全部だきしめて 君と歩いて行こう
きみが泣くのなら きみの涙まで
全部だきしめて きみの近くにいよう
星になった歌も 過ぎた想い出も
全部だきしめて 君と歩いて行こう
きみが笑うなら きみの笑顔まで

生まれ変わった彼女に、この「全部抱きしめて」を。
そして、掲示板を読んでいて、書き込まなくても、その成り行きを見守ってくれていた全ての人に
「ありがとう」という言葉を伝えたいと思います。

私のことを忘れてしまっていても、貴方が誰であっても、いつまでも変わることがないことがあるよ。
私はずっとここにいるということと、貴方をいつも見守っていると言うこと。
自分の信じられる人、大切な場所、幸せを見つけたとき、その時にでも思ってくれればいい。
私に出会えて良かったと。
貴方と過ごした一年は、また一歩、私に自分らしさと自信を教えてくれた。
だから思うんだ。だから、信じられる。貴方が自分の選んだ道の先に、素敵な未来が待っていることを。
まだまだ全然強くなんかないし、ましてすごい人でもないけれど。またひとつ、人に優しくできる。
自分という存在が、誰かを助けることが出来ること。その方法があること。貴方によって、またひとつ。
____________

その後、彼女とのやりとりは続いた。始めの方こそ互いにどうしても連絡を取り合って
しまったものの、彼女の側にいる「新しい彼」であるところのIさんが
「いつか私の記憶がもどったら、横浜にいくんじゃないかって心配してるよ」
と彼女が苦笑しながら呟いたのを聞いてから、電話もひかえるようになった。
ちょうど仕事も学生が夏休みに入ってきたこともあって忙しくなり、私は
そんななかで、彼女のことを思い出して過ごす回数も減っていった。

そんなとき、あるPC用のゲーム(恋愛もの)を勧められてプレイした私は、
不覚にもそのなかの1人の女の子と彼女をだぶらせて、泣いていた。
たまらなく切なくなって、ずっとしていなかった電話をかけた。真夜中に。
泣きながら電話をかけてきた私に、彼女はとても驚いていたけれど、
私が事情を話すと、笑うように頷いてくれた。
「いま、隣にIさんいるんだ」
そして、きっと笑顔のまま、そう付け足した。

「そっか。うまくいってる?」
「うん。まだ、私が記憶戻ったら、って心配してるけど」
「大丈夫だよ。Hは、記憶が戻ってもこっちにきたりしないよ」
「えっ?」
「変な事、聞いていい?」
「…うん」
「キスした? Iさんと」
「…。うん」

いつかもう1度会えたら、思いきり抱きしめさせて欲しい。
それが、その電話で私が告げたわがままだった。
結局、それは一年以上経った今でも果たされることはなく、
そしてきっと果たされないほうが良いと、そう思っている。

彼女は今でもIさんと一緒にいる。
記憶は、半分ぐらい戻ってきたらしく、私がどんな人だったとか、
そういったことは思い出したらしい。
ただ、残りの半分は、とても奥底にあるらしく、いまだ不透明のまま。
そして、その不透明なものこそ、ここでも、掲示板でも書ききれなかった
大切な記憶。今では私1人だけが知っている記憶。
私が忘れてしまったら、その存在すら忘れられてしまうかもしれない過去。

その過去を、彼女は「思い出さなくても良い」とメールで言った。
今側にいる人が、本当に大切だから、と。
両親に挨拶にくるらしい。そして、年末までには一緒に暮らすと思う。
それが、彼女が「最後」だと言って私にくれたメール。
最後には、こう書いてあった。
__________

いつもいつも励ましてくれてありがと。
でもね、わたしが倒れたとき側にきてほしかったよ。(最後にごめんね)

白い壁の中に一人でいたときのことは今でも忘れない。
たまーにその夢を見て、手を伸ばして寝言で「生きたい」っていう私がいるの。
そんな手を握ってくれて起こしてくれる人がIさんだから。

○○さん、幸せになってね。(*^▽^*)
__________
204名無しさん…? :2000/10/10(火) 12:59
私にはいま、年下の、すぐ近く(北海道に比べればバスで1時間は近いです)に
住んでいる「一応」彼女がいます。
どうして「一応」かというのを話すと長くなるので、まあ置いておいて。
その彼女とは、もう一年以上の付き合いになりました。
その彼女と付き合い出した事は「前の」彼女であるHには伝えたし、
「俺はきみと付き合う前、こんな恋愛をしたんだよ」と、彼女に伝えました。
前の彼女と今の彼女は直接的な面識はないものの、互いの存在を知っていて、
そして、互いに幸せになって欲しい、と思っているようです。

今の彼女もなんだか私の好きになる子の例外にあらず(汗)体が弱く、
私が知り合ってからだけで3回も入院していますし(苦笑)
お父さんが早くに亡くなっている、といった状況です(本人はとても明るいですが)

ここに書いたほかにも書ききれないほどの「思い出」や「過去」それに「事件」が
あったのですが、本当に映画や小説ほどのボリュームになってしまうので、
あえて書きませんでした。
いつか有名になれたら(笑)もっと詳しく書いた小説でも出したいものです。

記憶って結構いいかげんです。美化されてしまうし、都合の良いことは忘れたり。
私も今回の話を書いていて、掲示板やHPを読み返すたびに、覚えていたことと
書いてあることに多少のすれ違いを感じました。
私の知り合いには初恋の人を事故で亡くした人がいるのですが、何年も経つと、
写真を見なければ顔を思い出せなくなってしまう、と切なそうに笑っていました。

ここにこの話を書いておきたかったのも「忘れたくなかったから」なのかもしれません。
私にとって、かけがえのないものを与えてくれた、この経験を。

私が前の彼女にしたことは「生きていく」道を作った事、なのかもしれません。
私の記憶と引き換えに、彼女の発作は、最後のメールによると、もうすっかり
おさまり、たまに軽いのがおこる程度らしいですから。

「幸せになるからね。あなたに、負けないぐらいに」

…でもきっと負けちゃうんだろうけど(笑)
205名無しさんの初恋 :2000/10/10(火) 13:26
泣いてしまった(TT。。
会社なのに。。
206名無しさんの初恋 :2000/10/10(火) 23:06
以前、「sage]と書き込んだものです。。。(メルアドのとこに書くのに間違えてました)

>名無しさん・・・?
さっき、最後まで読みました。
また泣いてしまいました。。。

名無しさんはすごい人だと思います。
うまくいえないんだけど、彼女の心には本人は気づいてないんだけど
名無しさんと一緒に過ごした記憶、きっとどこかにあると思う。
だから彼女は今も生きているんだと思うし。

名無しさんもほんと、幸せになって頑張って下さい。
(・・・こんな言葉しか言えなくてごめんなさい)
お話、有難うございました。。。
207名無しさん…? :2000/10/11(水) 13:12
>208
大丈夫ですよ。毎日、それなりに生きてますから(笑)
ちなみに、私はあんまり「頑張って」って言葉は使いません。
「気楽に」っていうほうが好きです。
「頑張って」という言葉は、日本にしかないらしいですし(聞いた話によると)
高度経済成長とか東京オリンピック辺りから好んで使われ始めたらしいですけど、
「頑張って」って、どうにも押しつけているようで(子供の頃はとくに)
好きになれませんでした。なんて応えて良いのかわからなくて。
今はそれでも平気になったんですけれど、でもやっぱり私としては
「Take it Easy」のほうがいいです。
これを前の彼女に教えたら、えらい気に入ってたなぁ(笑)
以来「簡単、簡単」がしばらく口癖になっていたのを思い出します。

他にもいくつか恋愛していますが、さすがにこの恋愛を超えるものはありません。
でも、この恋愛に至るまでに「自分が無力だな」と感じる事が多かったので、
なんとしてでも、っていう気持ちはあったんだと思います。
208名無しさんの初恋 :2000/10/11(水) 19:03
名無しさん・・・?さま。
良い話をありがとうございます。
2ちゃんねるで、此処まで心が暖かくなるスレッドは初めてです。
ほんとうにありがとう。

焦らずゆっくり行こうよ、
人生なるようになる。
ですね。
209こじ :2000/10/11(水) 19:55
横レスごめんなさい。親戚との結婚は何親等からできましたっけ?
4でしたっけ?従兄弟どうしは大丈夫でしたっけ?
210夢男 :2000/10/11(水) 20:44
>名無しさん…?
終了した様なので後で読ませていただきます。お疲れさんです。

ところで俺は頑張るって言葉が大好きです。言葉のとらえ方の
違いなんていくらでもあるから気にはしないでいただきたいが、
俺の考えでは非常に日本人的に曖昧な言葉で大好きなのです。
211うし :2000/10/11(水) 20:48
>こじさん
オジオバとオイメイは× いとこどうしは可
212名無しさん…? :2000/10/11(水) 21:20
>夢男さん
頑張って、って言葉、今は嫌いではないですよ(笑)
その言葉を好きにさせてくれた人もいるんです。手の届かない人でしたけど。
なんのかんのいっても「さぁ、頑張ってみるかなぁ」とか言っちゃうし。
仕事場で「気楽にいこっかぁ」って言えないですから(心の中では思っていても<笑)
213名無しさんの初恋 :2000/10/11(水) 22:37
語りすぎ。
214名無しさん@心いっぱい :2000/10/11(水) 23:36
泣ける話ばっかりなのに
心が暖かくなるなりますね・・・。
このスレ。
>名無しさん…?
無理せず頑張って♪(笑)


215菜々、試算。 :2000/10/12(木) 14:40
私の男友達でシングルマザーと付き合ってる子がいる。
その彼女のバックには結構な資産家がついているので彼は太刀打ちできないようだ。
きっと、彼は遊ばれてるんだろうけど、めちゃめちゃ好きで仕方ないようで、
「彼女を喜ばせる為に、俺は花をいつも買うんや。花を買って1週間くらい経って、
枯れたかなという頃に花をまた買ってあげると彼女がめちゃめちゃいい顔で笑うんや。
それを見たくて俺はいつも花を買うんや・・・」と言っていた。
・・・・泣きました。
216名無しさんの初恋 :2000/10/12(木) 15:00
>>215
泣けるー!!!!
217森本レオ :2000/10/12(木) 16:17
涙こらえるのに死にそう
218名無しさんの初恋:2000/11/20(月) 01:41
中3の頃、初めて女の子と付き合い始めた日、他の女子から電話があった。
「ふふ、今日みんなに言いふらしといたから、明日の学校を楽しみにね〜」
それ以来、誰を好きになっても人に言えなくなった。

大学に入って彼女ができたが、付き合っていることを周囲に知られるのが
怖くて、冷たい態度を取り続けた。その頃は自分でも理由が分からなかった。
彼女は、「私のこと好きじゃないなら、別れよう」と言って、泣いた。
俺は、死ぬほど好きだったのに、「そうしよう」と言った。

中学の頃の経験がトラウマになっていると気付いたのは、2年も後だった。
俺は、別れた彼女に会い、分かってもらえるとは思わなかったけど、
理由を説明して、あの頃の自分の態度を謝った。
彼女は俺にキスをして、今は遠距離だけど優しい彼がいるんだと言った。

次に人を好きになったら、素直になりたい。
219>長文の名無しさんへ:2000/11/20(月) 10:46
あなたの話はとても綺麗ですが、「彼女」のそばに居たFさんの気持ちを
彼の立場になって考えたことってあるのでしょうか。
コピペから見る限り、非常に自分勝手な人間に見えてしょうがありません。
220なかお:2000/11/27(月) 02:59
妥協が嫌いな僕は女との友達以上恋人未満の期間を5カ月程とった。抱き締めたかった時もあったが何度も我慢した。徐々に女の気持ちや態度が僕を想うようになってきた。そして完全にメンタル面が僕と同じ気持ちになった時僕は告白した。女はワンクッション置いたが事はうまく行った。今はお互いハンパじゃない恋愛をしている。いまだにお互い相手を思いやりケンカなど一度もない。一生に一度の恋愛をしているような気がする。恋愛は思いやりの連続だと最近知りました。
221名無しさんの初恋:2000/11/27(月) 09:59
エロゲー中毒がまじってるね
222名無しさんの初恋:2000/11/28(火) 06:54
私も219さんと同じく、違和感を感じます。
この女性は「実家を出るために(愛していないのに)」Fさんと結婚、
その後名古屋の彼、あなた、そして今はIさんでしたっけ。
名古屋の彼には自分から電話したくせに、コールバックした彼を
「こわい」と言って避けて。
困った立場になるといつも(別の)男に依存、こんなの「真実の愛」
でもなんでもありません。
確かこの女性は結婚した相手との間に子供がいたはずですよね。
(もし私の記憶違いならすいません)

いちばんかわいそうなのはその子供!
こんなバカ女が母親なんですから。
(体が弱い、なんていっさい言い訳にならない。
あちこち男に会いに行くヒマがあったら子供と一緒にいろ!)

いい大人(複数)がサカって血迷って何やってんだか、
という感想を持ちました。
煽りではありません。
ド・マジレスです。

すみません、この話以外の話にはとても感動しました。
223名無しさんの初恋:2000/11/28(火) 12:47
>いい大人(複数)がサカって血迷って何やってんだか、
>という感想を持ちました。
激しく同意!!

体の弱い見た目のかわいい女の調子のいいわがままに
いいように振り回されてるようにしか見えないよ。
自分で情けないとは思わないの!?
結局この女性は、自分にちやほややさしくしてくれる
ちょっといい男なら誰でもいいんだよ。
もう少し女を見る目をやしなったほうがいいと思う。
224名無しさんの初恋:2000/12/02(土) 04:55
>220
ケンカしないからいい恋愛?馬鹿じゃない?お互い傷付け合うのが怖いから逃げてるだけじゃない?
いい恋愛ってもんは、お互いにすべてをさらけだして、ケンカして、人間として成長できることなんじゃないかな。
悪いところを知ったうえで愛せるかってこと。
225Fatman:2000/12/05(火) 00:44
俺にも書かせて下さい。

小学校低学年のころ、いつも一緒に遊んでいた女の子がいた。
周りにいくら男友達がいても、俺は彼女を必ずつれていっていたし、
彼女も一緒によくくっついてきた。
当時はそれが当然だと思っていたし、それが恋だとは思いもしなかった。

ある授業の日に「次の一時間、男の子は家庭科室にきてはいけません。」
と言われた頃からだろうか。
彼女と二人で遊ぶことも、男友達を囲んで遊ぶこともへり、
次第に疎遠になっていくのを幼心に感じていた。
226Fatman:2000/12/05(火) 00:54
六年生も終わりを告げ様としていたころ、
俺は周りに流されて受けた中学受験をタナボタ的に合格してしまい、
彼女と同じ中学へはいけなくなってしまった。
その頃は男女互いに妙に意識し合う時期で、
例えば女の子が座った後の椅子には
男の子はいやがって座らないとか、
そんな些細なことで異性を感じる時期だったと思う。

卒業式をまさに間近に控えたある日、合奏クラブの練習の後に
彼女の友達に呼び出された俺は言われるがまま、
音楽準備室へといった。
227名無しさん@京都板じゃないよ:2000/12/05(火) 01:04
俺が卒業した小学校には変わった慣例がある。
卒業するにあたり、これからの抱負を、男女ペアで体育館の舞台に立ち
発表するのだが、本来なら出席番号順にも関わらず、
実はある程度のアバウトさなら見逃してもらえるのだ。

音楽準備室には彼女を含めて三人、いつも一緒にいる女の子達が立っていた。
その中で、女の子のリーダー的存在なSが、卒業式の抱負発表の際に
彼女と共に舞台に立つよう言ってきた。

反抗期も始まり、女の子と一緒にいることなどが恥ずかしいと感じていたこの頃の俺は
結局、なんでおまえらに指図されなきゃいけないんだと突っぱねてしまう。

俺だって、彼女のことは好きだった。
だけど、そんなことは当時の俺は学校のトイレで大きい方をした事実を
口にしてはいけないくらい、とてもではないが言えなかったのだ。

そして、何事もなく卒業式は終わり、新たな春を迎え・・・
228名無しさん@京都板じゃないよ:2000/12/05(火) 01:13
中学校一年の春、俺は他県へ引っ越していった。
その後、中学を卒業する頃にあの時に音楽準備室にいた女の子三人がメインとなり、
同窓会を開くと言う知らせを受けたが、
俺はその頃、すでにドキュン私立中特有の悪い遊びなどを覚え、
結局興味を示さずに行かなかった。

高校生活になれた頃、次第に昔の思い出に寄り掛かる時間が増え、
一度だけ連絡をしようと思ったが恥ずかしくてできなかった。
この頃から、俺は彼女への思いを絶ちきれていない自分に気が付き始めた。

でも、素直になれない。素直になりたい。
偶然でもなんでも、再会を果たしたときでいいだろう・・・
そんなふうに自分を納得させつつ、高校を卒業し、
思いがくすぶりつつも自分の生活、環境で生きていた時に、
成人式がやってきた・・・
229名無しさん@京都板じゃないよ:2000/12/05(火) 01:24
俺は最初から、昔の土地で成人式を受けようと思っていた。
なまじ私立に行っていたためにこっちには友達がいない。
年末から年始にかけて、年賀状やら電話やらで男友達と連絡をとりつつ、
それなりに昔の顔に会える事を楽しみにしていた。

そして、成人式当日。
男友達10数人でてんやわんやの大騒ぎをしているとき、
ふいに俺の名前を呼ばれた。

ふりむくと、そこには彼女が立っている。
間違いない。まぎれもなく彼女だ。
二人で話せるところへ行き、たわいもない話でしばらくを過ごした。

俺は、こんなチャンスはないと思い、決死の覚悟で昔からの思いを告げた。
ふられてもいい。ただ、まとわりつく思いを成仏させてくれればそれでいいから・・・

思いを告げた瞬間、彼女は顔を覆ったまま走り去ってしまった。
俺は何が起きたのかわからない。
おいかけようと思ったが、下駄を履いていた為に走れず、結局彼女はいなくなってしまった。

腑に落ちない疑問を抱え、その夜、小学校時代の友人が集まる居酒屋へ行く。
彼女がいない。俺が悪かったのか?

・・・全ての疑問は、
音楽準備室にいたあの時の女の子が教えてくれた事実で氷解することになる・・・
230名無しさん@京都板じゃないよ:2000/12/05(火) 01:33
彼女は高校を卒業してすぐ、結婚していた。
彼女の父親は体が弱く、また、母親も病弱な為、彼女は長女として
早くに結婚し、今は相手男性を中心に二世代同居をしているそうだ。

彼女は、ずっと俺を思っていてくれたらしい。
同窓会に欠席したときも、俺が一方的に暑中見舞いや年賀状などの遣り取りをやめたときも、
常に事ある毎に彼女達に相談していたそうだ。

走り去ってしまったのは、俺の行動があまりに遅すぎたから。
もっと早く言ってくれれば・・・という思いだったのかもしれない。

俺だって逢いたかった。でも、それを素直に表現できないくらいまだまだ子供だった。
もしも、あの時、俺が電話の一本でもかけていれば・・・と思うと
今でも胸が締め付けられる思いだが、
俺が一緒にいたところで、ただのガキである俺が彼女の両親を含め幸せに出来たか?と
自問自答することにより納得させています。

長くなりました。
でもなんだか書いてすっきりしました。
少しでも後悔しないように、何事も全力で頑張りたいです。
231Fatman:2000/12/05(火) 01:35
ああー!!途中から名前が!!
>>225->>230
は、全部俺です。

寺社仏閣に出入りしているのもばれてしまった・・・(;´Д‘)
232名無しさんの初恋:2000/12/09(土) 00:02
このスレッドはageだ!
233名無しさんの初恋:2000/12/15(金) 06:06
>名無しさん・・・?
さいもんふみによる漫画化か
岩井俊二による映画化を激しくきぼ〜ん!
文章をよく推敲して
マジで売りこみに行ってくれない???
すごーく良い作品ができそうなんだけど…
234名無しさん@1周年:2000/12/16(土) 02:27
ある女の子のことが好きだとばれた途端に一気に広まって、
その子とは疎遠に・・・。そしていつしかその子に彼氏が・・・(泣)
しにたいです、
235名無しさんの初恋:2000/12/17(日) 03:26
中学の時が一番楽しかったなぁ。
席替えで好きな子の隣になるのが嬉しくてたまらなかった。
つまらない授業だって、その子が隣にいるだけで楽しかった。
くだらない会話がとても楽しくて、学校へ行くのが毎日楽しかった。
周りに人がいるときは、ふざけていられるんだけど
いざ、放課後とか偶然二人っきりになったりすると
恥ずかしくて、照れちゃって何も話せなかった。
あの頃は本当に彼女の事が好きだった。
また、中学生の頃に戻れたらなぁ〜。
236名無しさんの初恋:2000/12/17(日) 03:30
age
237名無しさんの初恋:2000/12/17(日) 07:44
>236
あげらんねーんだよなー
サーバーの狭間にあるスレッドだから・・・残念。
238名無しさんの初恋:2000/12/18(月) 15:04
名無しさん…?の長文の感想はフジテレビの恋愛ドラマの感想みたいだ。
それだけ文章力があるってことなのかな。
239名無しさんの初恋:2000/12/22(金) 16:41
ずっと付き合ってた人が実は妻子持ちでした…。
気付かなかった私もバカだったけど、本当に彼の事が大好きだったから信じられなかった…。
彼はまだ「付き合って行こう」って言ってくれたけど、あまりにも辛すぎて自分から「好きな人が出来たから別れる」って伝えました。
クリスマスに一緒にディズニーランドに行く約束だったから、今はクリスマスツリーを見るのも辛いです。
早く、彼の事を忘れられるように頑張りたいです…。
240今年で29歳。:2000/12/23(土) 00:02
嫁さんに勧められて見てみたけど、いいスレだね。ここ。
俺も書いてみていい?
241たかこ:2000/12/23(土) 02:16
前に付き合ってた彼は束縛がものすごい人で、携帯のメモリーは全部消され、番号も変えさせられ、休みの日には外出禁止…
とにかく自由が何も無かったの…。でも、私は彼の事が本当に大好きだから全部守ってたんだ。
だけど、彼の仕事が忙しくなって来たら全然逢えなくなっちゃって(ヒドイ時は月に一回)そうなると、毎日家で一人ぼっちの私は寂しさに耐えられなくなってしまって
辛さから不眠症になってしまい、病院に行って薬をもらわないと眠れない程ひどい状態になってしまいました…
242たかこ:2000/12/23(土) 02:36
でも彼は、そんな私の状態にも気付いてくれなくて病院に行ってる間や、夜、薬を飲んで眠っている時に電話に出られなかった事を、他の男と浮気しているんじゃないか?って勘ぐり始めちゃったの。
だから私が思い切って彼に、病院に行って薬をもらっている事を相談したら
「暗いんだよ〜!そんな事ぐらいで眠れなくなってんじゃねえよ!バカか!?」
って冷たい言葉が返って来て、それを聞いた時は本当に涙がとまらなかったな…
…今になって考えてみれば、あの言葉は口が下手な彼なりの「励まし」だったのかもしれないな…って思ったりもするけど…
243Fatman:2000/12/24(日) 07:29
>>240 今年で29歳。さん
サーバー移転しちゃってお化けスレッドになってるんで、
書いても名スレ辺りから飛んできた人じゃないと見られませんが
それでもよければって感じでしょうか。

表にpart2スレがありますからそちらでもいいと思います。
うう、呑み過ぎで頭いてぇ・・・

すません、別に俺がたてたわけじゃないんですが、レスさせて下さいね。
>>239さん
辛い気持ち、お察しします。
好きな思いが強いほど、終わってしまった後の反動って大きいですよね。
でも、時間が必ず素敵な思い出にしてくれるはずです。
来年の今ごろは、「ああ、去年は辛かったけど、今年はこんなに素晴らしい。」と思えるように
頑張って下さい。応援しています。

>>241 たかこさん
正直な話、同じ事をされた多くの人はもっと彼の事をひどく言うでしょう。
でも、貴女はそれをしない。良い様に考えようとしている。立派なことだと思います。
俺は、束縛は愛情の裏返しだと信じています。
俺は遠距離恋愛をしていたことがあって、月に一回あえればよかったほうです。
ひどいときは半年あえませんでしたからね。お互い忙しさも重なって。

こんな話があります。
古の昔、日本人は夢の中で心に思う人が出てくると、
それは相手も自分を思っている、と夢詠みしたそうです。

貴女の夢には、今も彼が出てきますか?
きっと、それが答えなのではないでしょうか。

うーん、お茶を濁してしまったかもしれません。
いいお話を聞かせて頂いてありがとうございました。

いい加減ねよう・・・あたまいてぇ・・・O=(__;;; パタ...
244名無しさんの初恋:2000/12/25(月) 01:20
239です。>>Fatmanさん。クリスマスの夜に、一人さみしくネットをしていたら
貴方の言葉に励まされました・・・。
ありがとうございます。がんばるぞ〜!!
245名無しさん…?:2000/12/25(月) 11:55
久しぶりに純愛板にきたら懐かしいものがあがっていて、いくつか感想をいただいている
ようなので、自分なりのことを書かせていただくと…
事実はもっと様々な出来事から成り立っていました。書ききれないほどの。
じゃあ全部書けよ、書けないなら書き込むな、と言われる事を覚悟であの長さに
しました。それでも充分長いとは思いますが。
自分勝手な人間だな、とは思います。とくに、掲示板の文章を自分で改めて
読み返していたときは。「こいつは何様だ」とも思いますよ、自分で。
でも、良くも悪くもあのころの自分を思い出すことで、思うこともいろいろあります。
もう二度と、同じ事は出来ないだろうと。
>222さん
彼女に子供はいません。そういった記述もした覚えはないのですが…。
それと、体が弱い、といっても発作のせいであって、それは初恋の人が目の前で
死んだという精神的なもの(あまりのショックによりそれは無意識に封印され、
以後、その引き金となるものに関わると、苦しくなる…というようなもの)が原因です。
実家を出るため、というのが結婚をした理由の全てではないですし(文章が下手で申し訳ありません)
彼女のそばにいた誰も、彼女の苦しみを理解できなかったと思います。
>223さん
優しい男なら誰でもいい。
それならば、彼女はもっと幸せになれたんです。誰でも良かったのなら。
優しくしてくれる人でも、それが本能的に受け付けない限り、彼女はうづくまり、
呼吸が出来ないほどの発作に見舞われるんです。手に触れられただけでも。

記憶喪失になった人間、発作をもった人間。
本当に、自分が体験してからでないとわからない恐怖、感情というのがあります。
私自身、学生のころに発作がありましたし、死への恐怖を感じたこともありますし、
電話口でうめき声をあげたまま息が出来なくなり、相手に恐怖を感じさせたことも
ありますから。

文章で読めば一瞬でも、そこには何ヶ月、何年の時間と、その年月の分だけの
思考、苦悩、葛藤がある。私の文章ではそれを感じてもらうことができなかかったようで、
情けなく思います。

自分が記憶喪失になったら。好きな人が自分のことを忘れたら。
好きな人との電話の最中、うめき声をあげて電話が切れて、連絡がつかなくなったら。
その人には、家族がいなかったら。連絡先が、電話しかなかったら。
極端ですが、想像してもらえると、少しはわかってもらえるでしょうか。

クリスマスの時期になると、山下公園の氷川丸のマストのツリーを見るたびに
「あの大きな星が欲しいなぁ」と言っていた彼女の顔を思い出します。
どうか彼女が幸せになりますようにと、その星に願いをかけながら。
246名無しさんの初恋:2001/01/11(木) 15:55
age
247トリプル
私の話も聞いてくださいな。
5年くらい前、バンド内恋愛でヒドイ目に
遭わされました。