中学生が不登校の女の子に惚れた話 [転載禁止]©2ch.net
1 :
鞘継:
立ったら書く
2 :
鞘継:2014/11/24(月) 01:26:45.81 ID:KK3wQGSm
というか一人語りに使わせてもらう
3 :
鞘継:2014/11/24(月) 01:31:50.27 ID:KK3wQGSm
俺が中学2年の頃の話
当時スペック
身長168
体重58
陰キャラ 顔面下の中
特技 5歳からひたすら武道
4 :
名無しさんの初恋:2014/11/24(月) 01:51:16.59 ID:KK3wQGSm
中二の夏、友達が少なかったこともありひたすら自転車でふらふらする毎日だった。
その日もひたすら行ったことこない道をふらふらと走り続けていた。
山を一つ越え、住宅街を抜け、あまり人が来ないであろう浜辺に行き着いた。
5 :
名無しさんの初恋:2014/11/24(月) 01:57:14.58 ID:KK3wQGSm
当時厨二病を発症しかけていた俺は
「一人で浜辺で黄昏るカッケー。」
状態だった。
今思えば何が楽しくてクソ暑い中チャリでうろついていたのかが一切理解できないのだが、、、、
その浜辺が気に入った当時の俺はまた来よう等と独り言を残し帰る予定だった。
ふと視界の端に人影が
6 :
名無しさんの初恋:2014/11/24(月) 02:03:06.12 ID:KK3wQGSm
それは典型的に病弱そうなあまりに白い女の子だった
当時連れがあまりいない俺に女友達が多いわけもなく見づ知らづの女の子に気安く話しかけられるわけもなかった
そのはずだったのだが何故かふと独り言のように
こんにちは?
なんて言葉がサラリとくちから転がり出た
7 :
名無しさんの初恋:2014/11/24(月) 05:49:51.24 ID:2JGQ2myX
おわり
8 :
名無しさんの初恋:2014/11/24(月) 06:09:07.50 ID:arhC0d9j
7さんへ
この話切ないようだけど、すごく面白そうなのに。
冒頭で、“おわり”はないですよ〜。
わたしはこういう小説とか好きなんで、連載続行してください。
9 :
鞘継:2014/11/24(月) 13:54:53.35 ID:4OagAiQa
終わりは別人(´・ω・`;)
見てる人がいて嬉しいです
10 :
鞘継:2014/11/24(月) 14:03:15.95 ID:4OagAiQa
当然ながら真夏に一人で浜辺にいる女の子が(当時服装は黒一色)冴えない中学生に話し掛けられて驚かないわけもなく、俺の顔を見るなりかなりドン引きした感じだった
これは完全にやらかしたわ、、、
とか思いながらもこのまま不審者で終わるのも嫌だった
「ごめんなさい 突然話しかけるとか失礼だったよねw」
と誤魔化しながらその日は浜辺を立ち去りました
多分女の子も一人の時間が好きなんだと勝手に厨二設定を押し付け自分を納得させた感じだったのかもしれません
11 :
鞘継:2014/11/24(月) 14:08:18.11 ID:4OagAiQa
それから数日
やっぱりその女の子が気になって
ぁ〜 あの子またあそこにいるのかな、、、
とか考え続けていました
俺自身女性と付き合ったこともないしこういう感情に疎かったのもあってもやもやした気持ちがあまり気分が良くありませんでした
今思えばあれは完全に一目惚れだったんだと思います
12 :
鞘継:2014/11/24(月) 14:12:58.40 ID:4OagAiQa
日増しに彼女に会いたい気持ちが強くなり、いてもたってもいられなくなった俺は明日彼女の居た浜辺へまた行こうと決意を固めました
居るかわからないし、もしまた彼女に会えたとして俺は当時どうするつもりだったのか、何がしたかったのかは正直覚えていません
しかし若さゆえの過ちは許されると変な自信に満ち溢れていたことはなんとなく頭に残っています
13 :
鞘継:2014/11/24(月) 14:26:24.40 ID:4OagAiQa
そして翌朝、起きてみれば前日の自信はどこへ消えたのか
あって何話せばいいんだよ
あんな気まづい思いしたのにまた話しかけたら完全に嫌われないか??
・・・・・
よし
謝りに行くということにしよう
とまあこんな感じに思考変換されて浜辺に向かうという行為は辞めませんでした
また暑い中、前回彼女がいたのか3時前くらいだったかな?それくらいを目指してチャリを走らせた
高揚しているようで緊張しているようで不安なようで、、、
彼女とどうなりたい訳でもなくただ顔が見たい 会いたい それだけしか頭にありませんでした
14 :
鞘継:2014/11/24(月) 16:14:54.89 ID:4OagAiQa
距離が近づくにつれて不安は大きくなり、その時初めて辞めようかと迷い始めました
しかしその時はもう峠のうけえの上から目的の浜辺が見えてきたところでした
ここまできたら引けない、、、
そう思い目を浜辺に向けると白いワンピースに真っ黒な長い髪の女の子が小さく見えました
あの子いるやん!!!
いざ視界に入るとテンションは上がる一方
不安もいつのまにか小さくなりを潜め、早く話しかけるんだ、早く会いたい
先走る気持ちを抑えることも出来ずにただひたすらにチャリを走らせました
15 :
鞘継:2014/11/24(月) 16:21:32.63 ID:4OagAiQa
浜辺の入り口にチャリを止めてさりげなさを装い彼女に近づく、、、
気づかれた瞬間逃げられたらどうしよう
悲鳴を上げられたら
罵声を浴びせられたら、、、
ここに来てのさらなる不安
当たり前ですよね、思春期真っ盛りの中坊が一目惚れの相手に初めて声をかけるんですし
彼女との距離が近づき10メートルほどの距離に来た頃
ハッとこちらに気づいた彼女が身構えるように一歩退きまた前回のようなドン引きの顔
その瞬間間髪入れずに
「この前はごめんなさい!!
驚かすつもりはなかったんです
ただこんなところに一人でいるなんて、なんか寂しそうで、、、、、、、」
とまあやたらでかい声で言ったような気がします
16 :
鞘継:2014/11/24(月) 16:31:12.23 ID:4OagAiQa
正直あまりに緊張しすぎて頭真っ白だったんですよけねだったんですよね、、、、
あまりに唐突な俺の言葉に面食らったのか変な沈黙状態に陥りお互いどうしたらいいのわからない状態でした
1分くらいだとはおもうけどやたら長く感じた沈黙を破ったのは彼女でした
「ぁ、、、、
あの、、、、
こちらこそごめんなさい
親以外の人に会うのは久しぶりで、、、、」
波の音にさらわれそうなくらい小さい声でそういった彼女
よく見ると凄まじく可愛い
声もやたら高くて綺麗な声でした
余りに消え入りそうな声と雰囲気にあまり関わって欲しくないのかなと思いながら
「今日はこないだのことを謝りたくて、、
多分一人の時間をあんまり邪魔されるの好きじゃないよね?
とりあえず謝りたくて来ただけだから、、、、
さよなら」
これ以上無理矢理話を続けても彼女に悪いし、どう考えても俺みたいな顔面偏差値の低い奴と関わりたくないだろうと勝手に決め付けて、逃げるように立ち去ろうとした
17 :
鞘継:2014/11/24(月) 16:34:56.41 ID:4OagAiQa
「ちがう!・・・」
後ろを向き一歩踏み出そうとしたその瞬間先程よりも大きな声で彼女が叫びました
予想外の事態に慌てて振り返ると、涙目であまりに悲しそうな顔でこちらを直視する彼女
あまりの出来事に反応できないし、何よりなぜに涙目なのか、、、
女の子を泣かした罪悪感と、なにがちがうのかわからない疑問に沈黙するしかありませんでした
「ちがう、、、
1人は好きじゃない、、、
邪魔されたとかそんなんじゃないし、、、
ただ驚いただけだから、、、」
溢れそうな涙が遂に決壊し俯きながら涙を流す女の子
紛れもなく泣かしたのは俺だしどうしたらいいのかわからず困り果てました
ゆっくりと近づき彼女に話し掛けました
「ごめんね
俺女の子と話すの慣れてなくてなんで泣いてるのか察してあげらんなくて、、
俺は一人でプラプラするのがすきだからてっきり同じような感じなのかと思ったんだよ
」
誠心誠意出来る限り優しくゆっくり壊さないように、、、
18 :
鞘継:2014/11/24(月) 16:36:17.31 ID:4OagAiQa
そんな感じに落ち着かせようとしました
意外に彼女は直ぐに返事をしてくれました
「1人は嫌い
でも友達居ないし毎日家に引きこもってても悲しくなるから毎日散歩してるの
それで普段人が来ないこの浜辺でゆっくりしてて、、、
君が来て、、、
驚いて、、、」
それだけいうと俯きながら黙ってしまいました
こんなはずでは、、、
と後悔しながらも1人は嫌いならもしかしたら話を続けたほうが喜ぶのではないかとなぜか突然のポジティブ思考に突入し俺は彼女に話し掛けました
「少しだけ話ししていいかな?
俺も友達少なくてさ
こないだ見かけたときに無性に気になって話しかけちゃったんだけど
なんか寂しそうでいてもたってもいられなかったというか、、」
特に何か話のネタがあるわけでもない
女の子を笑わせて楽しませるトーク力もない
元々どちらかというとコミュ症な俺にこんな可愛い子が、、、
焦りと後悔と雑念が頭の中で交錯して取り留めのない会話しかできないかなと諦めました
19 :
鞘継:2014/11/24(月) 16:37:49.71 ID:4OagAiQa
「初対面でなんか質問するのも失礼かもしれんのやけどさ?
今何歳?
俺中2で◯◯中学なんだよ」
困った時は自己紹介!!!
と武道の師匠から言われたことが錯綜する頭の中に閃きとりあえず自己紹介して相手の不安を取り除こうと思い立った
「散歩ってことはここら辺に住んでるのかな?
歩いてこれる距離だと、、、
ぁ!!
名前名前!
名前教えて!!」
こんな感じで一人で一方的に喋りかけました
返事は正直期待してなかったけど、、、
そしてまた意外にも早く彼女から返事が
「同い年だよ、、、
家はすぐそこあそこの茶色い塀の家
名前は、、、
香奈
秋月 香奈」
返事キター!?!?!
ちゃんと質問に全部答えてくれてなんかやたらと嬉しくてこっちが泣きそうになりました
20 :
鞘継:2014/11/24(月) 16:57:49.70 ID:4OagAiQa
香奈は返事をすると同時に顔を上げ、潤んだ目でこちらを見ながら言いました
「君の名前は?」
こちらにも少しは興味を持ってくれたのかと徐々に柔らかくなる場の雰囲気に安心しつつ俺も答えました
「俺は鞘継です
鞘継 冬弥」
お互いに名前と同い年であるという事を理解してなんとなく香奈は警戒心が弱くなってきました
正直その時はこの異常な警戒心や怯えた雰囲気をただコミュ症なだけだと思っていました
その後取り留めのない話をひたすらに話し続け、少しでも香奈との距離を縮められるように必死でした
自分が武道をやっていること
本を読むのが好きでラノベから詩集や哲学書なんかも好きなこと
犬を飼っていること
姉がいる事
自分の事で話題に出来そうなことは何でも話しました
時々香奈も自分がピアノとか音楽が好きなこと
自分も犬を飼っていること
一人っ子で兄弟が欲しい事など小さな声で挟んで話してくれました
21 :
鞘継:2014/11/24(月) 17:00:38.12 ID:4OagAiQa
俺が浜辺に来て香奈に謝罪を叫んでから約1時間くらい経った頃
「香奈〜?」
遠くから女の人の声が響きました
目を向けると香奈と似た滅茶苦茶美人な女性が歩いて来ます
俺は何故か凄まじい不安にかられました
お母さん的に、
人目のない場所で娘と居る同じ位の年の黒づくめの少年+香奈は涙を拭いた後や赤い目=大事な娘さんを泣かせた奴
という図式が頭に浮かんだからです
見つかる前に逃げたい!
焦りと不安で慌てふためき
「ごめん!
今日はちょっと帰らなきゃいけないから!!
またきていい?!」
と聞くと
香奈は疑問符を頭に浮かべながらうなづきまし頷きました
絶対また明日来るから!!と言い残しチャリに走っていき急いで家に向かい走り始めました
我ながらどんだけビビリなんだよと思いますが、まあ中坊なんてそんなもんだったのかなと今は思います
22 :
鞘継:2014/11/24(月) 17:07:37.98 ID:4OagAiQa
取り敢えず書き溜めはここまでです
ここからはゆっくり書いていこうと思います
見ている方いらっしゃるかわかりませんが頑張って最後まで書きますのでよろしくお願いします
23 :
名無しさんの初恋:2014/11/25(火) 23:05:45.04 ID:iM4CdfzI
24 :
名無しさんの初恋:2014/11/28(金) 00:05:06.12 ID:nkV3YEmC
読んでるから続き書いてね
25 :
名無しさんの初恋:2014/11/28(金) 09:18:15.29 ID:xn/pFoO4
続き待ってますよ
26 :
名無しさんの初恋:2014/11/28(金) 22:15:53.77 ID:6A6D6f6z
スレタイだけ見ての感想だが俺も何故だか不登校になった女の子とかばっかり好きになってしまう節があるわ
27 :
名無しさんの初恋:2014/12/01(月) 14:44:56.47 ID:iQBgU+qR
スイート はなちゃん
マジ、北川景子似!!!
ビックリするよ(汗)
しかもスグ会えるから嬉しい\(^o^)/
http://swee■tl■i■ne.xyz/chance.html
↑ ↑ ↑
■ を外して アクセス!!
28 :
鞘継:2015/02/05(木) 19:48:59.87 ID:9V/Gxtji
凄い久しぶりになってしまいましたがまた続きを書こうと思います
読んで頂いてた方遅くなって申し訳ありません
思い出すとたまに胃が痛くなる思い出なので、、、
29 :
名無しさんの初恋:2015/02/05(木) 20:21:55.41 ID:9V/Gxtji
今思えばあの時変な正義感と幼いながらの保護欲を起こさなければこの話の結末も違ったのかもしれません
後悔もありでも失い難いあの子への気持ちもありといった感じな気がします
30 :
名無しさんの初恋:
>>26 それ俺もww
なんか素直な人が多いんだよね、良くも悪くも