>>315 内職と言えば私事思い出があって、女房と結婚した初期はバブル期とは言え新米の俺の給料も
高いわけではなく、物価など下手すると今より高いぐらいの感じであるから生活はカツカツでな。
現役時代に買ったクソ高いF1ベースのバイクを売り払おうかと思っていたくらいで、
バイク屋に中古値段問い合わせたわけだが、その見積もり返事の電話を俺がいない時に女房が受けてな。
それを気に病んだのか、その後知人ツテでセーターの内職見つけてきて四苦八苦してる。
DCブランドからハンドメイドの手編み品の外注うけた制作アパレルがそれを内職
で更に外注という内職だったんだな。俺もハンドニットは好きな方だったから、見ればどの位の売値の品かは見当がつく。
しかし、原価はしらんので一着仕上げて幾らなのか女房に聞いたらなんと売価5万のニットが
たったの8000円。女房だってそんなに慣れているわけじゃないから一着3週間くらいかかる。
あまりの時給換算の低さに思わず「やめちまえ、そんなの!!」といっちまってな(ワラ
ムッとされて「やめない!」と意固地になられて擦った揉んだした挙げ句に半べそかかれて、
俺が大事なバイク売ろうとしているのになにかしなきゃいかんと思ったと言うわけだよ。
俺はビンテージマニアつうわけではないから年式落ちのレーサーバイクなど単なる機械である
から売り払うのは大して抵抗はないんだが、そこは女房の方が逆におもんばかったのが空回り
となったわけだな。まだ十代の娘でしない女房にしてみればガキ抱えて家で稼ぐ方法など
そんな程度しか思いつかんかっただろうしな。
ま、若い頃の野郎なんてのは貯金などなくてもその日暮らしで不安など抱かないものだが
女の感覚ではそう言うわけにもいかない部分があったのかもしらん。
そんなわけで、ボン育ちの俺の金銭感覚に痛打となった出来事だったな。
これ契機に俺の仕事に関しての意識も切り替わり、給料を上げて貰おうという仕事ではなく、
会社から分捕る意識の仕事に変わった。平たく言えば稼いだ利益の20%を払わせようと言う感覚か?
ま、期せずして意識転換の契機になったこのバイクはまだ手元にあるわけだが(ワラ
今やいいビンテージバイクだな。値段が新車時のまだ8掛け付く。どう転ぶか人生わからん(ワラ
( ´−`)y-~ ~