非処女を好きになることの馬鹿らしさ Part 113

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4名無しさんの初恋
【昔の日本は性におおらかだった・・】
【日本の処女信仰は戦後キリスト教の影響】・・・なる記述の嘘2

史料から見る日本の処女信仰

源氏物語 

日本最古にして最大の長編小説《源氏物語・第四の巻:夕顔》によれば“非処女”について、
一千年も前に、つぎのように述べています。
 
── 驚くほど柔らかでおおような性質で、深味のあるような人でもな
い。若々しい一方の女であるが、処女であったわけでもない。貴婦人で
はないようである。(33)
 
── もう一人の女は蔵人少将と結婚したという噂を源氏は聞いた。そ
れはおかしい、処女でない新妻を少将はどう思うだろうと、その良人に
同情もされたし、またあの空蝉の継娘はどんな気持ちでいるのだろうと、
それも知りたさに小君を使いにして手紙を送った。(131)
 
── 紫 式部/與謝野 晶子・訳《全訳源氏物語(上巻)19710810 角川文庫》