えーっと、あと非処女が立后したって証拠だっけかw
藤原多子(ふじわら の まさるこ)という人が近衛天皇、二条天皇と
二人の天皇に立后していますね。
さらに二人目の伴侶である二条天皇からの寵愛も深かったとか。
まぁ立后には、寵愛云々というよりも実家やら後ろ盾の
権力差によるものが大きいわけですが、系譜上だけとはいえ国母になる身分の人
(しかも皇后の身分)に元人妻をあてがうかと言われたら、処女をそこまで重要視しているのなら
普通ありえないわけですよ。
なんせ形式上とは言え、国のトップである天皇の、妾ではなく「后」が元人妻であったわけですから。
あとさらに言うなら、江戸幕府二代将軍秀忠。
彼の正室であり、江戸大奥御台所として有名なお江ですが。
最初の夫は佐治一成で、その後秀吉の命により離婚し、次の夫は豊臣秀勝。
で、これが死別したために、徳川秀忠へと再再婚、と。
全て時の権力者の政治的駆け引きやらなんやらが当然含まれているわけですがね。
でも非処女を妻に娶るという事に対して、タブー視はされていなかったようですな。
ちなみに母親お市の方も、浅井長政へ嫁ぎ、その後死別ののち柴田へと嫁いでいますね。