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都、男性被害のDV相談 「妻から暴力」4割
4月5日7時56分配信 産経新聞
配偶者からの暴力「ドメスティック・バイオレンス」(DV)について、
東京都が男性からの相談内容を分析したところ、
4割が女性から「暴力を受けた」と回答していることが4日、分かった。
「かい性なし」などの暴言を含む精神的暴力が9割以上、
「殴る」などの身体的暴力が7割以上もあった。
都が、昨年7〜9月の3カ月間に相談窓口「配偶者暴力相談支援センター」、
各保健所に寄せられた男性からの電話相談内容を分析した。
相談件数は56件で、このうち22件(39・3%)が女性から「暴力を受けた」と回答。
内訳をみると(複数回答)、身体的暴力は16件で、「殴る」が7件で最も多かった。
次いで「ける」(5件)、「ものを投げつける」(5件)と続いた。
ほかにも「凶器を突きつける」「首をしめる」などの回答もあった。
精神的暴力は21件で、「怒鳴る」(12件)、「脅す」(12件)が多いほか、
「外出制限」(3件)、「携帯電話のチェック」(2件)、
「かい性なしと言う」(2件)などがあった。
このほか「小遣いを渡さない」といった回答もみられた。
東京都の出先機関「東京ウィメンズプラザ」などによると、被害男性の相談内容の中には「『もっと働け、クズ』などと言葉による暴力を受けた」のほか、「殴られて肋骨(ろっこつ)を折った」「熱湯をかけられた」などの身体的暴力を訴えるケースも確認されているという。