おはようございます。誰もいないかも知れませんが
仮病さんがこちらに書き込んでいるようなので、ここに報告します。
朝起きると意外と冷静でした。失敗したらどうしようとか、弱気になる自分もいたんですけど
某漫画に出てきた言葉なのですが「プレッシャーを感じている自分を第三者のように見つめる」
ようなことができていたと思います。そして覚悟を決めて昼過ぎに家を出ました。
そんなことを全く知らないであろう誤爆子はいつも通りの笑顔を向けてきました。
「泳ぐのなしってわがまま言ってごめんね。泳ぎたかった?」
「いや、俺も海は行きたかったけど泳ぐつもりはそんななかったから」
(水着は見たかったんですけどね。)そんなことは言えませんでした。
海までは結構な距離があって、今までのただの移動とは違った感じがありました。
「ドライブデートって感じだね。」茶化した言い方でしたが勇気が必要でした。
「あ〜ホントだ。こういうのはなかったよね。」軽く流されたようでした。
映画や音楽の話もそろそろ尽きる頃、やっと海に到着しました。
小さい頃に行ってから10数年間海には行っていなかったので、かなり広大なイメージ
があったのですが、意外とそうでもないんだなと思いました(海にもよるでしょうが)
夕方の少し前くらいに着いたからか、それほど人も多くなく、座る場所を確保して
しばらくは雑談をしていました。
「なんだかんだ言ってもやっぱり泳ぎたくなるね。」
その通りだと思いました。暑いこともありましたし、泳いでる人達の楽しそうな感じも
泳ぎたいと思わせるには十分でした。少し惜しい気分になりました。
夕方に誤爆子が作ってきてくれた弁当を食べて、そこから浜辺をぶらぶらと歩きました
今まで手もつないだ事もなかったので、勇気を出してこちらから手を握ってみました。
「これでどっちか転んだら共倒れだね」と誤爆子は手をつないだ事への嫌悪感のような
ものはなさそうだったので、一安心しました。
「砂だから大丈夫だよ」と言ってそのまま歩き続けました。
時間にしてどのくらい歩いたかわかりませんが、いつまで歩くんだろうという空気に
なってきたので、座っていた場所へと戻りました。
少し暗くなってきていて、人も少なくなっていました。いよいよかな、と思いました
誤爆子は少し疲れたように見えました。帰ると言う前に言わなければと覚悟を決めました。
しかし切り出し方が全くわかりませんでした。いきなり告白するのも変かもしれない、
前置きが長いのもおかしいのかな、どうすればいいんだろう。でも言わないと。
「誤爆子・・・あの・・」と言った時に「ん?何?」と聞き返してくれて、ちょっと
楽になりました。相槌を打つって大切なことなんですね。
意を決して誤爆子に言いました。
「俺と付き合ってくれない?」ここはすっと言えました。
沈黙の時間は多分10秒くらいだったのでしょうが、本当に長く感じました。
耐え切れなくなって自分から「・・・ダメ?」と聞いてしまいました。
あのまま沈黙が続いていたら本気で発狂していたかもしれません。
ちらっと誤爆子の横顔を見ると、今まで見たことのないような真剣な表情を
していました。そして、目線を合わせないまま口を開きました。
「メルチンさ・・・・」期待とか恐怖とか様々な感情が錯綜していました。
「うん」と相槌を打つのが精一杯でした。
「遅いよ。」
え?何が???意味が全くわかりませんでした。断られたのか、なんなのか。
おもわず「遅いって、何が・・・?」と誤爆子の顔を見ました。
真剣な表情が少し崩れたのがわかりました。
「言うの遅いよ〜。いつ言ってくるのかと思ってたよ。」
びっくりしました。こちらの考えは完全に見透かされてたわけですね。
「ええと、俺が思ってたこととかはわかってたの?」
「そりゃあそうだよ〜。あんなに積極的にどこ行こう、あそこ行こうって言われたら。」
考えてみるとその通りだと思いました。メールとかもたくさんしてたし。
「それでその、返事っていうか・・・」
「ん・・・・・・いいよ。」
今度こそ本気で発狂するかと思いました。嬉しいのと驚きともう頭の中が
整理できなくて、「ホント?」と聞き返してしまいました。
「ホントだよ。」と言われてようやくいくらか落ち着きを取り戻して、
「ありがとう。」と応えることができました。
「今日言おうと思って何日も前からすごい緊張してたんだ」
「だと思ったよ。メールとか見ててもそろそろなのかなって思った。」
「OKしようと思ってくれたのはいつ頃だったの?」
「そうだねぇ、さっき手つないだでしょ?あの時かな。」
「え?じゃあそれまでは断るつもりだったの?」
「それまでは、告白されたら友達からって言おうかなと思って。もう友達なんだけど、
付き合うことを前提にしたっていうか。時間かけて考えようかなと思ってたの。」
「そうだったんだ。でも手つないだ時に付き合おうと思ったの?」
「うん。なんか、ああいいなって思った。」
そこからもいろいろ話を聞いていました。一番気になってたのは、最初にメール
誤爆した時のことでした。触れずにおこうかと思ってましたが、あれがきっかけ
だったし、正直ひいたんじゃないかと尋ねました。
やっぱりちょっとひいたそうです。文が文だけに当然ですよね。わざとじゃないか
とも思ったそうです。でも懐かしかったし、久々に会ってみようと思ったとか。
時間も遅いし、後は帰りの車の中で話そうということになり、荷物をまとめて
車へ戻り、帰路につきました。
車中では、今度はどこに行こうとか、また同窓会開こうかとか今までのことよりも
これからのことについて話してました。
行きと違って帰りはすぐ着きました。あまり車がなかったこともありますし、
プレッシャーから解放されたこともそう感じさせる一因だったと思います。
誤爆子を家に送り、別れ際に
「これからよろしくお願いします」と言って何故か握手しました。
そして自宅に帰ってきて誤爆子にメールして、PC立ち上げたらそのまま
寝てしまいました。早朝に目が覚めて、時間がかかりながらも、なんとか
纏めて現在に至ります。
うまくいったことには素直にとても嬉しいです。でもこれからがスタート
なのかな、とも思います。ここからはみなさんに頼るわけにもいかないし
責任を持って誤爆子と向き合っていきたいと思います。
これで、俺の報告は最後になります。
一ヶ月くらいの間だったと思いますが、ここで様々なご意見や叱咤激励などを
いただき、それらを有効に活用できたから最高の結果に結びついたと思っています。
本当に、ありがとうございました。
みなさんの幸せを強く願っています。以上です。