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名無しさんの初恋:
part27はすでに800番台まで行きました。埋めるついでに一私見を述べてみます。
受け身は異性との距離を詰めるのが苦手です。たとえ異性の側から積極的に打って出て
も後ずさりされることもよくあるはずです。そのときの挙動不審やおびえた表情は何な
のか見ていきましょう。
考えられる最大の原因は受け身特有の「(異性に)自分自身がのみこまれる」「自
分自身がなくなる、または壊される」感覚です。恋愛に限りませんが、意識している相
手と会話などすると、自身の存在が相手に圧倒されるのです。精神の平静が急に崩れて
逃げたくなるのです。
普通の非受け身男性が女性に好意を持つとき、いとおしい相手を自分が包む想像に
浸ることも珍しくないでしょう。相手との距離が近ければ近いほど明確に生々しく想像
できるはずです。よもや相手に対して自身を守る必要など感じないでしょう。
しかし受け身はいとおしいと思う異性に対しても、初めは自分以上に相手の存在が
大きく見えてしまいます。相手への恋愛感情が強ければ強いほど、相対的に受け身の自
分がちっぽけで弱く思えるのです。仮に年下の女性でも己自身と対等または「人間的に
自分はこの人にかなわない」と圧倒される感覚に陥ることがあります。結果として防衛
本能が作動して逃げてしまうのです。
防衛本能の力は動物的なものなので、完全には消せません。しかし「自分はあなた
の敵ではなく、最高の味方になりたいから近づく」ということを粘り強く示し続ければ
受け身は警戒を解き始めます。ただ外に表れるのはかなり先の話ですが。
長くなったのでこの辺で失礼します。