俺がサキから笑顔を奪ってるんだと気づいた。
離婚させてくれない暴力亭主と俺は紙一重の存在だと知った。
サキは俺と抱き合ってるより軽い男と話してるほうが楽しのではないかと思った。
サキの心が、俺じゃなく、誰かもっと優しくて気楽な男に移ってしまったかもしれないと感じた。
自分自身がサキを見る時していた目や、サキからの別れの宣告を恐れた。
自分がこだわってたものは極々くだらないことで、わがまますぎたと、悟った。
あ、一部言葉おかしい。ごめんなさい。「楽しのでは」って何だ。
「楽しいのでは」だな、うん。以前にも誤字多いみたいで、ホントすいません(;´_ゝ`)
シズ達もいなくなり、学校中が静まった頃、俺も帰ることにした。午後3時くらいだったかな。
駅へ上がるエスカレーターに立った時、俺を呼ぶ声がした。
どこから聞こえたのかわからず、上を見た後、振り返って見下ろした。
エスカレーターのふもとを目で探してみると、俺を不思議そうに見つめる人がいた。
最初は俺より年下の少年かと思ったけど、見覚えのある服装は
サキがうちに来る時よく着てたやつだった。
俺ははっとして、上りのエスカレーターを3段か4段ずつ飛ばして逆走した。
禿頭のおっさんと肩がぶつかり、「馬鹿小僧が・・・」と言われた。
謝ろうかなと思った時には、もう彼の後姿しか見えなかった。
もういいや、って前を見たら、目と鼻の先というか5cm先に目が4つの顔があった。
慌てて距離を置いてその顔の正常な姿を見た。
多少元気がないけど、いつものサキがそこにいた。
『今度会う時は一言ごめんなさいしよう』と思ってたけど、こうして不意に現れたサキを前に、
俺は黙り込むしかなかった。
が、サキが他愛もない質問をした。「今帰り?」
俺は黙ってうなずく。
「そう。誰かと一緒に帰るんじゃないんだ」
「俺が?いやぁ。誰かって誰さ」
サキは平然と答えた。
「シズちゃんとか」
俺は笑って言った。「まさか。あんなヒンドゥー教といてもカレーの話しかないし」
「ひどい、そんなこと言っちゃかわいそうでしょ」サキも笑った。「可愛いじゃん」
「あれが?」
俺はサキの頬を軽くつねった。
「あのさぁ・・・」サキの笑顔が少し曇った。
ついでに俺も手を放して暗くなった。
「うざったいかもしんないけど、ウチは別に、追っかけてきたとかじゃないからね」
「わかってる、どうせゲーセンでも行くんだろ」
また、俺達に笑える雰囲気が戻った。
まるでこれまで何事もなかったかのように笑うサキを見て、『女って強いなぁ・・・』と
少し関心した。同時に、自分が情けなく思えた。
終わりかけた1日は、その時始まった感じがした。それから仲良くしてます。終了!
純情恋愛板にふさわしい良スレだな。
ギスギスしたと思っていた雰囲気が、いつの間にか解決していて、
安堵し、緊張の糸が急にほどける。
お兄さん、いい恋愛してますねぇ。
>>185 レスありがとう!
上げてくれたらもっと嬉しかった(;´_ゝ`)、
偽者さん、よかったです
ついでに挙げますね
私は自分の気持ちを語ることがどうも苦手でね。
なんて言えばいいのか、なにを伝えたいのか、
思うことは色々あるけどうまく言葉になりませんね。
偽物氏 ヽ(゚∀゚)ノ 上げときますね。
190 :
名無しさんの初恋:04/04/01 12:14 ID:4QXUF42I
>>190 (;´_ゝ`) 恐縮です。レス&age ありがとう。
明日から2年生・・・
思えばこの1年、ほとんどサキとの思い出で終わったなぁ。
他はサブ・思い出みたいな。
クラスが分かれたらどうなるんだろう。
サキさんと同じクラスになれるといいね。
ところで春休み中はなにかありましたか?
>>192 同じクラスだったらいいなぁ・・・。
春休み中は目立った出来事はなかったけど
次年度別クラスになることを想定して仲良く遊んだりしてた。
今日に至っても覚悟できてないし、「会えなくなるんじゃないから」と
割り切ることもできなかった。サキが心配になってきたなぁ。
レスありがとう。
入学してすぐから、サキと同じクラスで、俺達は互いに惹かれ合ってたと思う。
何をするにも一緒だった。飯も遊びも勉強も、泣くのも笑うのも一緒。
辛い仕事も一緒にがんばった。あぁ、弱音を吐くタイミングがばっちり合ってケンカになったりもしたなぁ。
委員長の計らいで、半年以上隣の席で同じ班として過ごした・・・。
授業でのグループ分けはいつも奇跡的に一緒になれた。
気まずい雰囲気になったこともあったけど、仲直りしたら更に仲良くなれた気がした。
サキはそばにいても遠く離れてても、俺のことを一番に考えててくれた。
俺がどんなに馬鹿でも認めてくれた。優しく包んでくれた・・・。
クラス替えを恐れてここまで来た・・・やっぱり覚悟なんかできなかった。
抱きしめるほどクラスの壁が怖くなって・・・目の前にいないのが不安で不安で・・・。
そんな中で、この日を迎えてしまった。サキは死んだように一点を見つめてた。
バイバイ、サキ。明日も遊びに行くから、飯の準備俺の分も忘れないでくれ。
それと、この2年9組でもよろしく。そのうちきっと隣の席にしてやる!
だからもっと喜べ。この現実だけは喜んでおこう。
-┓ 髷〜!!
ヽ(゚∀゚)ノ
9組ってクラスいっぱいあるなー
あ、やべぇ。なんかmageちゃった。sageだろ普通・・・。
いっしょのクラスになれたんですね。おめでd
早くも波瀾の予感です・・・。
何だかいきなりだな。
(゚∀゚)ドキドキ
大変だ!なんかまた奴らが性懲りもなく踊るらしい!
うわあああああ!!
今度はなんか「1年生を歓迎するんだー」とか「新米に見せ付けてやるんだー」とか、
何をだよ。
ついでに俺が散々煽ってきたせいでサキもうんざりしてて
「くだらないキモイ何言ってんの、馬鹿じゃないの、やりたくないウザイ」とのたまう始末。
ああああああもう黒岩のタコ、いい加減やめてくれ!!
学校に意見箱みたいのがあったら反対意見を投下してみたり。
一人でやる気になってるやつ嫌い。
中学の時、そんなクソ教師がいて、自分勝手にキレたり、片思いしてた女の子にセクハラしたり、マジ殴りたかった。
まぁ、去年に生徒へのセクハラバレて、捕まったけどね。
あんなやつが陸上顧問だったなんて思いたくもない。
人生の汚点だよ。クソが
って、文句だけになっちった(笑)
あのさ、俺高3なんだけど、彼女ってのは一番の心の支えになんだよな。
精神的に一番休まるっていうか…。
だからよ、サキちゃんに当たるのはよせよ?サキちゃんに必ずしも責任あるわけじゃないし…って訳分からなくなった(笑)
まぁ、偽者(でいいよな)の普通の幸せを願うよ。バイオリズムを信じれ!
ファイト!タッちゃん!(?)
203 :
_:04/04/09 01:04 ID:m4tQysf7
ここは香ばしいスレですね。
みんなありがとう。
>>201 生徒の意見を多く集めて捨てるのがうちの方針なんだわ。
生徒会サポーターやってて色々見えてるけど。
教師対生徒代表の討論会もただのアンケート結果の発表で終了だし
アンケート集めた生徒会も何のためにやったかわかってないし・・・
まぁ今俺らが何言ってみても通じそうにはないんだ。
>>202 (;´_ゝ`) やだなぁ、そんな教師。俺は幸運かもしれないね・・・。
サキに文句言うのは間違ってるって気づいたのは、最近だったよ。
俺さえ落ち着いて、余計な馬鹿は考えないで、冷静にサキをフォローできてれば
こんなくだらん事態になることもなかったんだよなぁ・・・。
とにかくちょっとマジ勇気出た。レス(&age)ありがとう。
今日、いや、もう日付が変わってるから昨日、俺がサキの家から帰ろうとしてる時、
サキがCD屋に用があると言い出したんで、もう暗かったし物騒だからついて行った。
大通りの歩道で、ケータイ片手に自転車こいでるヤバそうなお兄ちゃんに抜かれたんだ。
その矢先、向こうから来た自転車の人と彼が正面衝突して喧嘩になったのを見た。
俺はサキとつないでる手を放して仲裁に入ろうか迷ったけど、できなかった。
結局、向かってきてた人が右目と鼻からすごい血を流して泣きそうな顔して、彼らは別れたけど、
途中で彼とサキの目が合ったんだ。何か因縁をつけられはしないかと、怖かった。
でもその人は何も言わずにゆらゆらと自転車を押して去ったんだ。
傷の手当てはできなくても、せめて声ぐらいかけようかと思ったけど、これもできなかった。
サキの手がいつもより強く俺の手を握ってたんだ。お陰で俺も冷静でいられた。
1人でこんな時間にサキを歩かせておかなくてよかったと思った。
(゚∀゚)もー何言えばいいのか分かんないや。
サキさんを大切にな。
>>206 (;´_ゝ`) 俺もわかんねぇ・・・レスありがとうです。
明日学校だけどロクな予感しなくなったな・・・
まぁいつかこの日々のことを笑って話せる時が来ると信じよう。
(゚∀゚)私は明日から新しい仕事場だよ。
不安がいっぱいです。
そうかぁ、大変なんだろうなぁ・・・
がんばれ!
俺も俺なりにがんばる。
(゚∀゚)ノシ おやすみー
よーし211ゲット・・・。
俺はサキを束縛しすぎてる気がする。
去年の夏辺りは、俺の力でサキがもっと強い人間になることを期待してた。
今頃そうなってることを期待してた。
でも俺程度の小さな器の人間が何を言っても、どうしても、
人1人の心を変えることはできないって知った。
俺ってホントどうしようもないな・・・。
明日も頑張ろう。このスレもいつか落ちるのかなぁ・・・。
212 :
名無しさんの初恋:04/04/13 21:02 ID:xOtF9HM/
そうだね。縛り付けすぎると相手も重くなって辛いから気をつけて・・
マイナスに考えてると良い事ないし相手との仲も無駄に悪くなるだけだから
プラス思考でいこうよ!サキさんは偽物君の事ほんとに考えてくれてると思う。
優しい子だよ。とにかく頑張れ〜!!応援してるよ支援age
>>212 ありがとう。
そうだなぁ、最近特に何もなくてもふと思うよ。
サキは俺のために何でもしようとしてくれてるんだなーって。
嬉しいけど申し訳無いね。
新しいクラスには、不運にもサキの嫌いな人が1人か2人か、それくらいいる。
俺と一緒になれたことだし、「不幸中の幸い」というより「幸福中の不幸」って感じ。
サキが特に心の中でひどく侮蔑してる女が、俺の前の席で、授業中とかよく俺に話しかけてくる。
彼女の口走る言葉はずいぶん人を馬鹿にしたようで、特に俺への態度が妙にデカいんだわ。
そいつのことは・・・田島と呼びましょう。田島は何か俺に言う度に、ジロジロ睨みながら返事を待つ。
話しの内容が聞いててくだらないし、声とか話し方も感に障る。
俺が口を開けば粗末なセンスで突っ込んでくるし、とにかく話すのが嫌な女なんだ。
俺と田島のそんなやりとりを、サキは後ろからいつも見てる。
今までのサキなら、顔を伏せてロクに口も利いてくれずに悩むところだけど、
なんか最近は笑いながら膨れっ面して「バーカ」とか言ってくる程度になった。
それどころか、試しに俺と同姓の女のスカートの下に手鏡を堂々としのばせるふりをしてみたり
シズにまとわりついてみたりしても、サキは後ろから軽く蹴ってくるだけで終わる。
・・・ちゃ、ちゃんと2人には極秘で了承を得てるぞ?あくまでこれは試しだから。
そういえば、話はそれるけど、悪質な悪戯とピアノをこよなく愛するある男にシズが何度も会いたがってた。
6人目の恋人を作る気か・・・?
216 :
名無しさんの初恋:04/04/15 23:04 ID:1xoAzTou
サキちゃんかわいいじゃん!昔より心も成長して
余裕ができたんだよ。よかったね!
前スレから読んでみたけど、偽者君の考え方も
前より成長して見えます。若い二人を応援してるよ。がんばれ!
私も高校生に戻りたいよ・・
シズちゃんも若いうちだから、どんどん遊んで何よりだよw
>>216 どうもありがとう。
あぁ、気付いたらもう2年生。俺もいつか卒業しちゃうんだ・・・。
昨日、義理の母親となった人が家に来た。こんなに複雑な気分になるのは初めてだ。
居心地悪い。批判の気持ちも起きない。楽しくない。どうしたらいいかわからん。
親父にとっては妻でも、俺にとっては他人。母親となんて思えない。わけわかんねぇー。
218 :
名無しさんの初恋:04/04/30 15:04 ID:uMRVVP27
はじめは、近所のおばさん、親父の友人、みたいな感覚でもいいと思う。
母親と思えないのは仕方ないことだけど、そのうち、それなりに仲良くなるでしょ。
差し出がましい意見すんまそ('A`)
>>218 そうかぁ、そのうち慣れてくるかな。
なんか気が楽になったよ。ありがとう。
冬にサキと障害者支援団体主催の旅行に行ったけど、あの時ほど単純に屈託したことはない。
それまで障害者に対する差別や偏見の気持ちを持ったこともなかった俺が、彼らにはついていけないと感じた。
36歳の幼児が折り紙をただめちゃくちゃに折っただけのものをどうしたらいいかわからなくて、
とりあえず「おお、こんな凄いの俺は作れないぜ」なんて、本音を心にもないオブラートで包み込んだ
不自然な褒め言葉で彼を騙した。
彼は喜んで意味不明な作品を次々と俺に提出してきた。返す言葉は俺の辞書に載ってない。
仕方なく、曲げて褒める。はっきり言って粗末なものを「上手」と言うしかなかった。
「障害者のプライドを傷つけないように」って、丁寧に教えられたから。
彼らを傷つけるようなことを言えば、まぁ暴れ出したりわめき散らしたり、たちまち暴走して
面倒なことになる。
確かにそれを防止するのも参加者を傷つけないのも合理的だけど、なんか・・・
相手をばかにしてるようで悪い。
反面、向こうは俺らや主催者側を平気で傷つけたがるし、傷つけたとも思いはしない。
普段は正直なサキも、全く同じことを、いやそれ以上だな、やってることだろうと思った。
こればっかりはきっと、「やらされてる」んじゃなくて「やりたくてやってる」んだろうな。
いつも学校の授業も行事も「やらされた」って、つまらなそうにぼやくサキが、平気で人をおだててる。
中には、怒られないのを知ってて女性会員の身体のセクシャルな部位をしつこく触って
喜んでおられる成人したクソガキ様もお見えになられていらっしゃったようだが、サキはそれを許した。
旅行を安全(社会的ハンディキャップを背負ったセクハラオヤジを暴走させないため)に、なおかつ
楽しく(参加者のご機嫌をそこなわないよう)進めていくために、サキが無意識に身に付けた能力だったんだろう。
参加者に素敵な思い出を与えてやるため・・・じゃないか、持ち帰ってもらうためには大事な身体を
彼の気の向くままに差し出して、エロい思い出も作ってもらうのは、きっと暗黙の了解というか、常識だったんだ。
サキは、そんな「自分の居場所」が、大好きだった。生きがいみたいなもんだったんじゃないかな。
なんだかな・・・皮肉を書いてるつもりはないけど、自分の大事な人がそう安々と
常にテンションMAXなおっさんにベタベタ触られるのを心から了解してるっつーことは、
まぁ恨んでやるーってことはないにしても、飯の美味くなるような嬉しい話じゃないな。
30超えた小児が和式便所でふんばるのを目の前で見ながら、放置されたそれを平然と流すサポーターとか
風呂場で自分のブツを気持ちよさそうにシコってる40歳近い角刈りの少年の背中を必死で
洗い流さなきゃいけなっかった幸せ者の、俺。
全部が逆転してんだ、小さな小さな常識とモラル、その全部が何もかも。
こんな環境に完全になじんでるサキが、学校生活で抱く気持ちは、その時の俺と一緒だったのかもな。
とても満足そうに帰っていったサキは、俺もまた清く明るい気持ちで家路についたものと信じて疑わなかった
・・・それは違うって証明しちまった。あんなことしなきゃよかった・・・。
「あんなイカレた連中がそんなに好きなら、あいつらと一生ヤってりゃいいだろ。
そいつぁさぞかし嬉しかろうよ。素敵なご旅行になるんじゃねーの」
なんて、疲れと苛立ちと勢いに任せて、突っ走るように言っちゃった。
これが、もう4ヵ月ぐらい前なのかな・・・もう何年も経ってるように思ってた。
あのせいで、サキはもうしばらくあの団体に参加しないと、決意した。
サキがあそこで見せてくれていた最高の笑顔を、俺だけに見せてくれたことは、ただの1度もない。
さて、サキに打ち明けることができずにいる秘密がある。
サキと付き合う前に短い間だけ付き合ってた元カノのことで。
もうすぐPC買うらしいから、自力でこのスレ見つけた時が自白の瞬間ということにしよう・・・。
さて、サキに打ち明けることができずにいる秘密がある。
サキと付き合う前に短い間だけ付き合ってた元カノのことで。
もうすぐPC買うらしいから、自力でこのスレ見つけた時が自白の瞬間ということにしよう・・・。
さて、サキに打ち明けることができずにいる秘密がある。
サキと付き合う前に短い間だけ付き合ってた元カノのことで。
もうすぐPC買うらしいから、自力でこのスレ見つけた時が自白の瞬間ということにしよう・
3回も書いちまったーーー!!!
・・・はぁ・・・恥ずかしい・・・死のう・・・。