【_| ̄|○】やっちゃったよ、メール誤爆【2件目】

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610名無しさんの初恋
3日間書けて丹念に書き上げた長文告白メールを、間違えて友達に送ってしまった(´・ω・`)
当然、すぐに「ええっ!?」という返信が帰ってきたが、誤爆であることは当然分かっているだろうと思い込んでいた私は「あはは…バカだよね(泣)」とはっきりしないメールを返してしまった―――。

翌日、複雑な気持ちで登校。おしゃべり好きな友達のこと、クラス中に広められてることは間違いがない。
でも、迷いが出て結局告白メールを送れなかった自分としては、それが幸いしてイイ方向に進展がある可能性もないわけじゃないのだ。となると必ずしも悪い結果にはならないかも…。
611名無しさんの初恋:03/11/10 00:49 ID:+VyHnODm
…ところが。
教室に入ってみると、みんなの態度が予想と違う。昨日の話は伝わっているはずなのに、誰もからかってこない。全員、不思議なものを見る目でこちらを注視している…なんか変だ。
席につくと、隣のクラスの生徒が扉のところにいるのが見えた。最初はなんだか分からなかったが、どうやら私を見物している模様。誤爆女がそんなに珍しいかヽ(`Д´)ノ
結局、授業中もずっと変な空気が流れつづけた。先生もキョドってるし。ああ、早く外に出たい…。
612名無しさんの初恋:03/11/10 00:49 ID:+VyHnODm
ようやく休み時間がやってきて、私は売店に直行した。
すると列の後ろに並んだ私を見て、ふたつ前の女の子二人組がはっきりとした声で二言三言の会話をした。
「ほら、あの子あの子!」
「…誰だっけ?」
「ほら、レズの。」

 … な ん で す と ! ?
613名無しさんの初恋:03/11/10 00:50 ID:+VyHnODm
教室に飛びこみ、ものすごい形相で室内を見回す。件の友達は10人ぐらいに囲まれて何かうつむいている。
私はガニマタで歩み寄ると、がっしりと彼女の腕を捕まえた。「ちょっと話あるんだけど、いいかなぁ(゚Д゚)!?」
ところが―――「ちょっと待って○○さん」―――友達の周りにいたクラスメイトから待ったが入った。
なんだよテメエ?な目で私がにらむ。その子ちょっとひるむ。友達顔赤らめる。しかし、数秒後しっかりとした声でその子はこう言った。
「あのね○○さん、△さんのことはあきらめてあげて。」

(゚д゚)ポカーン
614名無しさんの初恋:03/11/10 00:51 ID:+VyHnODm
その子の発言を皮切りに、輪の中のクラスメイトが次々と残酷な説得に当たってきた。
「△さんが×君と付き合ってるのは知ってるでしょ?」
「普通の友達に戻ってあげなよ」
「あんまり困らせちゃダメだろーが」
「レズがいけないってわけじゃないんだよ?でも△さんはそういう子じゃないんだよ…」

そして、その輪の中にいた「彼」、私が本来告白するはずだったあの「彼」が決定的な一言。

「大丈夫、女同士が好きな子だって絶対いるって」

…理解を示されてしまった。これ、避けられるよりずっとツラいかも(泣)
予想だにしない斬新・驚異の失恋ショックに、私はレズ説否定するのも忘れてへたりこんでしまった。
615名無しさんの初恋:03/11/10 00:53 ID:+VyHnODm
―――その後も周囲の勘違いは暴走し、ついには状況を深刻視した担任どもによって全校集会で「ジェンダーなんとかへの理解」として取り上げてしまった。
なんかそれっぽい肩書きのフェミニズムおばさんが講演してるし。変なキャラの書かれた特製定規と下敷きのセット配られたし。もうだめぽ _| ̄|○