50と100が自分の恋愛経験を詳細に晒すスレ Part13
554 :
550:
そんなこんので俺の高校生活に生徒会活動という新しい行事が加わった。
初めて生徒会メンバーが集まることになって
「しゃべったことのない女の子とかいたらどうしょう」とか思ってた。
実際、会長は友達だし、他の委員もみんな友達だった。
女の子も3人いたんだけど、その中の一人を見て
「かわいい子だな」って思った。
初めてSを見たときは、たしかそんな感じだったと思う。
いつしか彼女を目で追いかけるようになり、彼女に恋をした。
Sは俺にも親しく話しかけてきて、学校で一番仲の良い女の子になった。
クラスは違ったけど、偶然選択の授業が一緒で、さらに話すようになりうれしかった。
「携帯の番号聞きたいな」と思っていたけど、こんな俺の性格からして
そんなことはできなかった。
そしたら12月の初めごろ
「そういや私K君の携帯しらないよね。教えてよ〜」といわれた。
もうマジでを頭の中で連呼したかわからないくらい信じられなかった。
それから彼女とメールをするようになった。
555 :
550:03/04/15 19:24 ID:OYscSAq8
なんか淡々としてるな〜。文才なくてスマソ。でわ続きを…
Sとメールをするようになってしばらくたったある夜
彼女からメールがきた。
「ちょっと嫌なことがあってさ〜聞いてくれない?」
「何?どうしたの?」
「A子とケンカしてさ、なんか私のことムカツクとか言われて…
私何もやってないのにな…」
A子は同じ生徒会で彼女と仲のいい友達だった。
なんでムカツクんだろうと思いつつ、俺は自分のできる精一杯のフォローをした。
「Sさんは悪くないよ。理由もないのに怒るのはおかしいし。
A子さんと一緒の場にいるのが気まずかったら俺がなんとかするから」
たしかこんな感じだった。
生徒会会議で嫌でも顔を合わす2人の顔色を見ながら、俺はSに気を使いまくって
少しでも笑わせようとがんばった。
その時の俺は女の子の前で自分を出せないなんてことはなかった。
ただSが好きで、好きな女の子が落ち込んでるから励まさないとっていう気持ちで一杯だった。
それから会議が長引いて帰るのが遅くなるときはSをバス停まで送ってやるのが日課になった。
556 :
550:03/04/15 19:43 ID:OYscSAq8
Sとメールをしてた夜のことだった。
地元の友達が俺の家に遊びに来て、Sという高校の子が好きという話をした。
そいつは結構カルい感じの奴でいままでのことを話したら
「告っちゃえよ。絶対落ちるって!」
と言われた。正直クリスマスが迫っていて焦っていたのかもしれない。
Sにメールで
「あなたのことがずっと好きでした。付き合ってください」
と送信した。メールが返ってくるのが怖かった。
「友達として大好きだけど、付き合うことはできない」
玉砕だった…横で笑っている奴を心の底から恨むと同時に、俺は以外としぶとかった。
速攻でSにTelしたまでは覚えているが話した内容は覚えてない。
多分俺がどれだけSを好きかという気持ちを話したんだと思う。
夜も更けてきたので翌日学校でまた話した。
その結果、なんとOK!
意外と女々しくねばってみるのもアリだなって思った。
クリスマスに女の子とデートなんて夢のような話だ。
今となってはどうってことないが、手をつないで街路樹を歩いたり、
オシャレなレストランでディナーを食べたりと、特別な思い出になった。
しかしそんな日々も長くは続かなかった…
557 :
550:03/04/15 19:59 ID:OYscSAq8
後からわかった話だがA子はSと俺が話してばかりいるのでイライラしていたらしい。
こっちはマジメにやってたつもりだったんだけど…
いつしかSとA子は仲直りしていた。
初めて女の子と付き合って色々やった。
キスもしたしHもした。
お互い初めて同士だったからよくわからなかった覚えがある。
でも俺は女の子との付き合い方がわからなかった。いや、知らなかった。
彼氏という名目がついた今、学校で彼女に話しかけるのが恥ずかしかった。
しかも、彼女が男友達にしろ女友達にしろ友達の数が多かった。
だから、彼女が人と話しているときは邪魔をしてはいけないと勝手に考えて、
つまり学校であいさつする以外話さなくなった。
Sは音楽が好きで、将来は音楽系の大学に行くのが夢だった。
そのせいで高2になった今でもたくさんの習い事をしていて忙しかった。
Sと話すのはメールとたまにする電話だけになっていった。
結局Sとは新学期の4月中ごろに別れた。
「俺のせいだからしゃーないか」と思っていたが、
別れて数日たった日、生徒会長だったHが
「SさんMと付き合ってるんだって」と言ってきた。
なんのことかわからなかった。
558 :
550:03/04/15 20:18 ID:OYscSAq8
Mは同じ生徒会のメンバーで高1のときから親友だった。
だからSとうまくいっていないときに何回も相談してたし、Mも親身になって聞いてくれていた。
なんでMがSと付き合ってんだよ…相談してたときの姿は嘘だったのかよ…
早く仲直りするといいねって言ってたじゃんかよ…いつでも相談乗るって言ったじゃんかよ!!
キレた…
普段あまり怒らないからあそこまでキレたのは人生で一番だったと思う。
Mがいる教室に行き、なんでもない顔で話しかけてくるMを人が来ないところに誘った。
あとは全く覚えてない…
家についてタバコに火をつけたとき、手がアザで真っ赤だった。
皮が剥けて血が滲んでいた。
なぜか涙がでてきた…泣いて、泣いて、泣いて…
別れを言われたときも泣かなかったのに、親友の裏切りは耐えれなかった。
ショックで、悲しくて、悔しくて、惨めで、情けなくて、いろんな感情が一気にでてきた。
このことがあってから
「友達でいようね」
と泣きながら言ったSとも、俺の気持ちを裏切ったMとも卒業するまで話さなかった。
Sは浪人、Mは地方の国立大学にそれぞれ歩んでいった。
そしてこのことを引きずったまま俺も地元の私立大学に進学した…
もうちょい続きます。ゴメソナサイ…
559 :
550:03/04/15 20:41 ID:OYscSAq8
大学生になっても俺は高校の恋を引きずっていた。
新しい友達もでき、季節は春、夏とめぐり、秋がきた。
Sと出会った秋…いいかげん新しい一歩を踏み出さないとな
と思い、高校時代の友達に他大学の女の子を紹介してもらった。
Nとの出会いだった。
Nは地方からこっちの大学に下宿していた。
どことなくSに似ていてしゃべりかたもおっとりしていて
マジメな感じがする子だった。
携帯の番号を交換して何回かデートして、Sを忘れるためというのもあり(失礼な話だが)
Nに惹かれていった。
ある日、彼女が風邪をひいて寝込んでいるという電話をしてきた。
自分の家の近くの病院がどこいあるかわからないから困っているとのことだった。
なぜかいてもたってもいられなくなって、友達に講義の出席を頼み、
免許取り立ての車を乗り、住所だけ頼りに俺の家がある町から少し離れたNの家に向かった。
とつぜん俺が現れたことでNは驚いていたが、熱のせいか淡々としていた。
俺は病院を探しNを連れて行き、その帰りに告白した。
返事はOKだった…
560 :
550:03/04/15 20:51 ID:OYscSAq8
それから家と大学とNの家を往復する日々が始まった。
いわゆる半同棲というやつだ。
一緒にごはんをつくったり、テレビ見たり、風呂に入ったり、SEXしたり…
幸せだった。
でも、心のどこかで今だにSのことを忘れられない俺がいた。
一緒のNとベットで寝ていても、夢に出るのはSとの楽しい思い出…
自己嫌悪になった。
俺は本当にNのことが好きなのか?なんでSの夢を見るんだ?
そんなことを考えながら隣で眠っているNの顔を見ていると、涙が出てきた。
おはようと目を覚ましたNが、俺の涙に気づくと
「なんで泣いてるの?悲しい夢でも見たの?大丈夫だよ。私がずっとそばにいるから…」
俺は彼女に高校の頃あったことをすべて話した。
そしてそれと同時にSに本当のさよならを言った。
でもこのままではスッキリしないと思い、俺は友達に電話番号を聞き、
Mに電話をかけた。
561 :
550:03/04/15 21:03 ID:OYscSAq8
「はい、どちらさん?」
「久しぶりだなM、Kだよ」
「おう!久しぶりじゃん。いきなりどうした?」
殴ったあの日以来、一言も話さなかったのにMは思いのほか軽いノリだった。
「いや………そういやSさんとどうなった?」
「ああ、去年の夏に別れたよ。やっぱ遠距離恋愛ってムズカシイわ。」
「そっか…ほんとになんだよ!俺様から奪った彼女なんだからもっと長持ちしてもらわにゃ!」
「いやあ、俺には無理だったわ。ほんまゴメンゴメン」
「俺のほうこそ……高3の時は悪かった…Mにも理由があったはずなのに、
何も考えず一方的に殴って…すまなかった」
「ああ、もういいよ。俺も若かったし。でもほんと青春してねえ?俺ら」
「たしかにな。ハハハッ」
今度Mに下宿先に遊びに行くという約束をして電話を切った。
時間がこの問題を解決してくれたんだなって思った。
このとき大学1年の春休み。もうすぐ2年生になろうとしているときだ。
高校の恋から数えると2年の月日が流れていた。
562 :
550:03/04/15 21:22 ID:OYscSAq8
俺はNの家に急いだ。
Mと仲直りしたとNに報告したらとても喜んでいた。
これからNと本当の恋が始まるんだなと思った。
しかし…それから一週間たち、そろそろ新学期も始まるある日
「生理が…来ないんだ…」
俺は彼女と産婦人科に行った。
結果は妊娠5週間とのこと。
彼女はずっと泣いていた…。
「生むのもおろすのもNの自由だよ。責任は俺がとる」
「おろすよ…」
「そっか…」
それから手術の日まで俺には何ができる?と考えた結果
ずっと彼女の側にいようと決めた。
じつはこれを書いているのは、彼女がバイトにいっていて、
着替えを取りに実家に帰っって、PCをつけたらたまたま550をとってしまったので書いてます。
もう今から彼女の家に戻らないといけません。
一応俺の話は以上です。
現在進行形になってしまうのですが…。
ほんとに下手な文章でスイマセン。