以前別スレで書いたことがある話。
飲まずに…スレでも彼にまつわる不思議な出来事の方を書いてたり。
昔兄のように慕ってた人が白血病で亡くなった。
彼の運び出された後の病室で俺はしばらく呆然としていた。
ベッドの鉄パイプに、彼の爪跡が残っていた。
それと一枚のメモ。
鉄のパイプに爪跡が残るほどの苦しみ。
その苦しみの中で書かれたメモらしかった。
字は掠れてその殆どが文字の体をなしていなかったけど
一行だけ読める文字があった
「おかあさんごめんなさい僕はもうがんばれない」
闘病4年目、あと2ヶ月で14歳の冬の日だった。
辛い事があると、この文字を思い出す。
俺はまだがんばれる。
まだ「もうがんばれない」と言って良い程にはがんばってない。