聞いて心あったまる異性から優しくされた話part2

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134名無しさんの初恋
前にも書いたけど、
中学一年の時付き合ってた彼女が、初潮を迎えた。
その日は学校は祝日で休みだった。
彼女の母親から電話があったのが、午後六時ごろだった
「○○君!聞いて頂戴!M子に初潮が来たのよ!すぐいらっしゃい今からお祝いするから!」
僕は慌てて彼女の家に向かった。
 食卓には大きなケーキとかもの丸焼き、そして大量のお赤飯が並べられていた。
「やあ!よくきてくれた」と、M子の父親。
その日は家族総出でお祝いだ。弟やお姉さん(どうやら、お姉さんが首謀者らしいが)
がはりきっている。
男三人兄弟で育った僕にはまるで未知の世界だった。
はっきり覚えているのは、鴨の肉の皮がパリパリしていておいしかったこと、M子が恥ずかしそうにうつむきながらお礼の言葉を言ったこと、そして、この娘と結婚できたらいいなぁと思っていたこと。
帰りにM子が途中まで送ってくれた。「ずっと一緒にいようね」そう言って、目を合わさずに走って帰っていった。
今彼女は結婚している、もちろん違う誰かと、、
夏が近づくと思い出す。