476 :
チャットシマショウ:
そうそう、落合信彦の本買ってみたんですよ。
ブック・オフで\100でした。
正気でイスラエル支持を表明をする、この御仁の「国際ルポ」とやらは、激しい
頭痛を引き起こしそうなので、敬して遠ざけましたが。
しかし、「嗚呼日本人は駄目だ。日本人は駄目だ、」と嘆息し、
「アメリカさんありがとう」と唱える彼こそ、彼自身が嫌悪して止まない、
日本的、あまりに日本的な心性そのものを感じ入ります。
彼は「官尊民卑」を唱え、「官僚が悪い、官僚が悪い、規制緩和で、民間
の活力を取り入れダイナミックな日本」なんたらと唱えますけど、
はては雪印乳業及び食品から、最近ではミスター・恫捺まで、民間も官僚同等に
どうしようもないという視点がまったく欠けてる(w
それもこれも、官僚であろうと、政治家であろうと、日本人であろうと、
アメリカ人であろうと、そもそも人間とはいかがわしくも度し難い生き物である
という、まっとうにまともな了解事項を弁えていないからだと思うのですが。
さすれば、彼が狂ったように唱える、「自由競争」「規制緩和」とは、泥棒に
追い銭をやる行為だと結論づけて差し支えありますまい。
人間には規制や統制、管理が必要だということですね。あたりまえだけど。
でもやっぱり、こういうステロタイプな、「AでないならB」「イエスかノーか沈黙か」という、
マニュアル型/ステロタイプ日本人には、落合氏みたいな、単純明瞭な回答を出してくれる存在
が、さも頼もしく見えるのでしょうなあ。
もっとも、その答えが、ことごとく間違ってるのが問題なんだけど。
彼の思考回路ってのは、彼が嫌悪してやまない「日本的心性」と同時に、これまた彼が
嫌悪する、マンガと同じものを感じた次第。
まあ、100円でこれだけ楽しませてくれれば、いい買い物だったんだけど(w