アフォーダンス

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>>154

続き.

概念がなければ発見されないもの,というものが,明らかにある.
理論がなければ観察が成立しないようにね.

アフォーダンス,という概念によってなにが発見,あるいは
再発見されているのかをきちんと認識すべし.その「発見された
もの」がどうでもいいものであるなら,あなたが何もいわなくても
アフォーダンスという概念自体,いずれは使われなくなるだろう.

ただ,アフォーダンスという概念から「あなたが何も発見できない」
場合には,それは,あなたがアフォーダンスという概念を理解していない
だけであるという可能性を忘れないことだね.

>>162
たいていは第二世代の書く本の方が分かりやすくなる.
第一世代は,自分がそれを考えるわけだから,自分だけ分かっていればいい.
第二世代は,第一世代の考えたことを自分なりに敷衍して考える,
ということを余儀なくされるから,他人に説明することもうまくなる.

自分で考えて,自分で確立した考えほど,人に教えるのは難しい.
人から教わった考えを,人に教えるのは,ずっと易しい.
読んで分りにくいのが「イロモノ」なら,心理学諸分野の「創始者」
はみなイロモノということになるだろう.あるいは
ミンスキーやベイトソンもイロモノか(前者はほんとうにそうだという
説もあり).