日本の精神医療の現場で、と限定した上で、
精神分析の諸流派の有効性を問う。
私自身は精神分析の有用性や治療効果については
否定的である。
むしろロジャーズや認知・行動療法、また
ナラティブのほうが実用的だと思う。
いかがでしょう?
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/27(金) 21:18
全部有効でない。
2chでは証明済みのことだ。
終了
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/27(金) 21:36
つーか、精神分析は適応が狭い
治る人しか治せない
あ、他もたいして変わらんか(藁
>2
>3
やっぱりそうだよね。
じゃあ、精神分析は使い物にならん、ということで、あげ。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/27(金) 23:09
精神分析に劣等感でもあるんですか?
6 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/28(土) 00:47
日本にはまだ精神分析はないのと同じ。精神分析家をみたこともきいたこともない人ばかりでは。
ないものについては語れないだろう。
1も精神分析家と会ったことがあるのだろうか。話をきいたことは。
受けた立場からすると役に立つ。私は外国で5年受けた。確実な手ごたえはある。
精神分析家がやっているものが精神分析。素人がやっているのはまねごと。
欧米ではそれが前提で話が進んでいる。
精神分析的心理療法
5年も?
そんなに時間とお金をかけて「手ごたえ」程度なんですか?
何年も(一生?)続けなきゃいけないもんなんでしょうか?
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 07:40
10 :
吾輩は名無しである:2001/07/28(土) 07:51
ちんぽかゆい。どうしたらいい?
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 08:45
キンカンが一番効くよ.かゆさ忘れるから.
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 08:46
ちんぽのかゆさに対するキンカンの効果と,
精神分析の「効果」って,性質が似ているかも知れんな.
13 :
3:2001/07/28(土) 08:55
>>4 >やっぱりそうだよね。
>じゃあ、精神分析は使い物にならん、ということで、あげ。
おれはそういう意味で言ったのではない。
自分の都合のいいように解釈するやつだな。
十分なアセスメントを行って適応のないものを排除する作業が
重要だということだ。
まあいい。どうせ1は聞く気がなかろう。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 10:04
陰部はデリケートなので、「キンカン」を塗布するのはお奨めできません。
フェミニーナ軟膏をお奨めします。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 13:38
聞きかじった知識で、2chでぶつぶつ言ってても駄目。
精神分析が本当に駄目と思うなら、社会で発言しなさい。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 18:17
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 18:59
>>15 「社会」って,どこの社会よ.少なくとも精神医学,
心理臨床の社会では精神分析はその歴史的使命を終えてるよ.
いまだにこだわっているのは,むしろ倫理や文学,芸術など
の人だけで,それは,そう言う場では精神分析はある種の
「イデオロギー」として有効だからだよ.
18 :
S:2001/07/28(土) 19:12
レス上等。あげ撤回。
精神分析は有効性が少ない割には社会的な認知度は高い。
その影響力もあなどれん。
おまけに失敗したときの後遺症のひどさは
他の精神療法諸派よりも悲惨。
さらにそこから派生した様々な流派の中には
とんでもないものもある。
false memory syndromeを
引き起こしていたのは、分析の一派でしょ。
精神分析は強力なイデオロギー。マルクシズムが死に絶えたのに
まだ命脈を保っている。
バランスのとれた臨床のためには、分析には常なる批判が必要。
19 :
S:2001/07/28(土) 19:43
>3
>13
ルボルスキーの「ドードー鳥仮説」だな。
あなたは適応についていうが、精神分析でしか治せない
クライエントっているのかね?
「自ら希望して高い金を払って分析を受けにくる
金持ちの有閑階級」でかつ「分析以外はイヤ」
という人くらいなのでは?
でもこれなら分析医だって嬉しいだろう。自由診療にすれば
いくらでも払わせられるしね。
金持ちのクライエントを数人つかまえるだけで
左うちわの生活。
でもこれは米国でのお話。
日本ではこんなことはできないでしょ。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 20:17
精神分析が心理学や精神医学、
その応用分野にpragmaticに影響を与えたことは
歴史的事実だが、
歴史的に意味があったということは
現在も意味があるということだと強弁するやつが多くて笑える
精神分析でなんでも講釈する「臨床家」って生息してないと
思ってたら結構生き残っているのも笑える
それを信奉してふんふんうなずいているのをみると
集団催眠かと思う
バカか?
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 20:50
私は精神分析はかなり限定的だが、役割を終えているとは思っていない。
それが社会(精神医学、臨床心理)の常識に近いのじゃないか?
1の言うことは分からないことはないが、こんなところで論陣張っても
仕方ないから、外でおやりなさい。
厨房どもにアナウンス効果をねらっても、空しい。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 21:00
>1の言うことは分からないことはないが、
本当に分かってんのかぁ?ゲラゲラ
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 21:02
>>21 あんたの「社会」ってのは,どうも2ちゃんのことらしいな.
だからここでやるんだろう.
「外で」やる必要なんかないんだよ.外ではすでに精神分析
なんか,終わってるんだから.信じてるのは臨床だけが,
っていうか精神医学が心理学だと思ってこの板にくるような
厨房だけだろう? だからここで啓蒙する必要があるんじゃないか.
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 21:06
しょうもな
25 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/29(日) 00:03
False Mwemory Syndromeなどアメリカの外傷一派のものであり、
精神分析とは対立している。
精神分析は記憶を想起させるセラピーではない。
世界に9000人の週4回の訓練分析を5年以上受けた分析家がいる。
しかし日本には20人だ。つまり世界、とくにヨーロッパと北南米の状況と
日本の状況は相当に違っている。
日本の精神分析は草創期だ。
何にも未だない状況だ。
ロンドンに300人分析家が食っていけている状況とは全く違う。
ちなみにいま一番精神分析家が増えつつあるのは南米である。
19の言っていることはほんとの聞きかじり。
一時期のアメリカのイメージが定着しているようだが。
ヨーロッパで暮らした実感では、分析は都市生活に密着している。
別に金持ちのものでもない。
ロンドンでは公費でただで受けれる。ただし1−2年待たないといけないが。
早く受けたかったり、分析家を選ぶのなら、個人開業のところに行けばいい。
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 00:18
週に4回以上という分析のスタイルどう見るか、でしょう。
日本と保険制度なり生活スタイルが違う諸外国とは単純には比較できない。
週4-5回の面接はイギリスでもアメリカでも必ずしも必須ではない。
ただ欧米の分析家にとって週4-5回の面接は、精神分析のアイデンティティーと
的な意味合いは認めているだろう。
精神分析と精神分析的面接は明確に区別しなければならないが、必ずしも
精神分析的面接が劣る訳ではない。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/29(日) 00:48
お言葉ですが、やはり回数はとても重要。
ほぼ毎日受けることは相当に意味があること。
でもそれがそう簡単に実現するかどうかは、たしかに疑問だが。
だからさ、週4−5回の面接を何年も受けるなんてさあ。
同じ条件で、他の心理療法や行動療法を受けた場合は?
聖域なき構造改革で混合診療が認められる予定だから
週4回のスタイルも医療として日本で成立するかもしれんな
聖域なき構造改革で混合診療が認められる予定だから
週4回のスタイルも医療として日本で成立するかもしれんな
聖域なき構造改革で混合診療が認められる予定だから
週4回のスタイルも医療として日本で成立するかもしれんな
聖域なき構造改革で混合診療が認められる予定だから
週4回のスタイルも医療として日本で成立するかもしれんな
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 09:37
患者がついてこんわ。
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 10:21
>>28 他の心理療法はそんなに面接は必要としませんよ。
やっていることが違うから。
どちらがいいかは、クライエントさんが選べばいいのです。
>>33 あほだな。ついてくるやつがいるから成り立つんだろ。
36 :
P医:2001/07/29(日) 10:37
初歩的な転移関係すら理解できない、
しようとしない心理士が多いことが嘆かわしい
まともな人もいるにはいるが・・・
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 10:58
>>35 あほだな、成り立ってないから言ってるんだろ。藁
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 11:04
>>37 あほだな、だったら心理療法すべて成り立ってないだろ。藁
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 11:11
なんか傲慢な言い方だね。
週4日の面接に付いてこれなかったら、心理療法は成り立たないのかい?
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 11:19
>>39 じゃあ、月1回で薬物療法と同等以上の効果を証明できる心理療法ってあるか?
目くそ鼻くそを笑ってンじゃんか 藁
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 11:35
確かに薬物療法は有効だが、今のこの世の中で、心理療法が生き残って
いるのは、それはそれで意味があるからと思わないかい?
U.S.A.でもヨーロッパでも心理療法が死滅した所はない。また限りなく死滅に
向かっている国もない。
あなたにとっては残念かも知れないが、人間の心の問題は薬物なり物理的療法
だけでは、必ずしも解決しないんだよ。
問題によるが、薬物があまり効かない人も沢山いるんだよ。だからといって
効果が現れるまで強い薬を与えたらいいというものでもないだろう。
それに薬には副作用もある。
薬物療法と心理療法を対立的に考えること自体、厨房。
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 11:37
>>41 2chでマジレスしても意味ないよ。
40はメルヘン系厨房と思われ。
43 :
40:2001/07/29(日) 11:40
いっとくが、おれは心理療法を否定してるわけじゃないぞ
いちおう毎日臨床やってるしな
クライアントにとっては、治るならなんだっていいはず
1はどの技法にも適応というものがあるということを知らない厨房か?
ま、たんにネタなんだろうけどな
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 11:44
>>41 基礎系、メルヘン系の厨房は相手にしても空しいだけ。
45 :
40:2001/07/29(日) 11:59
>>41 >あなたにとっては残念かも知れないが、人間の心の問題は薬物なり物理的療法
だけでは、必ずしも解決しないんだよ。
薬物療法と聞いただけで過剰反応するやつ多いね
総合病院なら、平行して行われること多いだろ?
心理療法が薬を飲むことの意味を話すことから始まることもあるのにな
過剰な理想化でもおこしてるんじゃないか? 藁
だいたい、一番広く行われて効果がある(害にならない)と
信じられてる心理療法は「支持的療法」だろ?
現実的に、他の技法はそのオプションだろ?
>>44 いれぐい状態だな
46 :
40:2001/07/29(日) 12:29
終わりか。つまんねーな。じゃ、最後に一言。
アセスメントもろくにできなくて、自分の治療に沿ってうまく症状が改善しないもんで
つい陰性感情からクライアントを放りだすやつ、しかもそれを無意識にやるやつ、
おまえら逝ってよし!
誰かがしりぬぐいさせられてるンだぞゴルァ!!
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 19:11
それはあなたのことですか?
近くの方なら、あなたが何とかしてあげなさい。
48 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/29(日) 23:07
治る、なんて言葉を用いるのは、まったく医学モデルに毒されている。
私は医者だが。
精神分析はひとつのとてもユニークな営み。
10300人の分析家(アメリカに3000人、ドイツに900人、イギリスに300人、そして日本に20人ほど)
がクライエントともっている営み。
残念だが日本にはほとんど生まれたことがない営み。
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 23:43
で、君はその10300人の一人なのか?
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 23:45
生まれないのは、それはそれで意味のあることで、ある種の必然かと
思われます。
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 23:50
>>48 そんなに営まれているなんて、お盛んねえ。ほほほ。
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/30(月) 22:02
日本で分析を批判するのは、
屍を鞭打つようなもの、とは言わないまでも
瀕死の病人を苛めるようなものでは?
どのみちまともに実践されてない。
教育分析を受けたような臨床家でも、
現実には別のことをやっていたりするしね。
少しはエールでも送ったほうがいいのかね?
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/30(月) 23:14
だったら岸田秀が偉いと言うことが証明されたわけだ。
54 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/30(月) 23:53
アルゼンチン1200人、フランス(ラカン派除く)600人、イタリア600
人、オランダ300人、スペイン200人、スエーデン200人などという数字
をみると、日本の20人には驚く。
瀕死というより、誕生以前の胎児。
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 00:38
アルゼンチン1200人!
フォークランド戦争前は立派な先進国だったような覚えがあるぞ・・・。
少なくともスペインくらいな。
56 :
俺も医者だ:2001/07/31(火) 01:53
精神分析を信じている医者がまだいたの?
文学が好きな医者がいるのはわかるけど。
医者は心理学勉強していないからね。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 11:56
精神科では慶応と九大が盛んでした。
精神分析もやり過ぎると害になりますぞ。
薬害のように。
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 21:04
>>1 横やりの亀レスです。
精神分析よりも、薬物療法が有効だから、世界の主流になって
いるわけでしょ。現在、日本の精神科医だって、一応、患者の
話を聞く。だけど、それは(古典的な)精神分析をやっている
わけじゃない。あくまで、どの薬を処方すればいいか、調べて
いるだけ。
それから、ナラティブって言っているけど、あなたはどのくらい
ご存じなんですか?。たぶん、本を1冊読んだ程度なんでしょ。
もし、国内外の論文などきちんと読んでいるのなら、こんなスレ
は立てないはずですが。
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 21:07
60 :
1:2001/07/31(火) 22:39
>25
とりあえずあなたは偉い。
外傷派を分析の一派としたのは私のミス。
正確には亜流。彼らがフロイト自身は放棄した、
精神分析として成立する以前のフロイト理論に依拠しているのはホント。
でも英国では公費で分析が受けられるなんて知らなかった。
それってブレア政権になってからなんでしょ、きっと。
弱者切捨てをしない、っていうことなんだろうね。偉いねー。
まあ英国は日本なんぞに比べると、もともと地域精神医療が
しっかり機能しているから、その上で分析をしようが
何をしようが別に文句もないんだけどね。よその国だし。
でも他のレスは内容が薄いなあ。
ところで精神分析の適応って、何なの?
>58
それじゃあ、いい機会だから、あなたの考えている
ナラティブがどんなものなのか、教えてよ。
「ずーずーしいやつだ」とか言わずにさ。
「本も論文も沢山読んだけど、漠然としていて
よくわかりませんでした」ではダメよ。
それから「薬物療法が世界の主流」というのは語弊があるぞ。
向精神病薬の中でも、抗うつ薬はプラシーボ効果との判別が
困難というのはわりと知られていることなのにね。
的確な精神療法を伴わない薬物療法は、
精神医療とはいえんぞ。
↑もちろんこの精神療法というのは、精神分析ではないよ。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 00:39
>>60 あなたがどのくらいご存知なのでしょうか?。ただ、1で書かれているような
レベルでは説明する気にもなりません。というのも、最新の研究で扱われている
ことではないのでね。
もし、あなたがよナラティブについてよくご存知なら、あなたが説明
出来る範囲で結構ですから説明してください。そのレベルに応じて、
対応いたします。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 07:26
分析家が食っていけるかどうかなんて興味なし。それよりフロイトのメタサイコ
に匹敵するものってちょっとほかに見当たらないだろ。それだけでもたいした
もんだよ。
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 08:44
>>60 >ところで精神分析の適応って、何なの?
おいおいこんなこと言ってるよ・・・
アセスメントもせずにいきなり始めるとでも思ってるのかよ
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 08:53
私の実習先、慶應系列の病院で昔は精神分析が売りだった。
しかし、経営難になり、あまり精神分析をかかげなくなった。
というより「昔は精神分析をやっていた」と看護婦さんは言ってた。
精神分析が有効かどうかは藤山先生にでも訊いたら?
65 :
比ヤング:2001/08/01(水) 11:08
ラカン派の斎藤環は臨床家としても評判が良いが
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 15:36
慶應なら、精神科医の保崎先生が、精神分析はやらないって
言ってたなぁ。ほとんどが薬物療法ですよって。一応、
辞書などを編集する先生なんだけどなぁ。最近、病気よりも
裁判所などでの精神鑑定が多いみたいだけど。
>>65 ひきこもり専門医になったね(藁
>>66 小此木一派は健在と思われるが
68 :
比ヤング:2001/08/01(水) 19:15
あと福岡大・岐阜大もラカン派多いらしいけど
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 19:50
>>67 実績は、小此木先生よりも、保崎先生の方が上でしょう。
それに、小此木一派ではなかったはずだけど。
一般的な知名度は、小此木先生。研究者の中での知名度は
保崎先生だろうな。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 20:26
保崎先生って、保崎秀夫先生?。だったら、小此木先生の
派閥ではありません。専門は精神神経科学で、経歴は、
慶應病院長、日本精神神経学会理事長、日本精神保健福祉
連盟会長などを歴任。
どちらかといえば、この先生は、辞書などの監修をするような
先生。小此木先生の場合、辞書の監修もされていますが、むしろ
一般向けの本を書く先生ですね。
まぁ、私には、どちらの先生が実績が上とかは、分かりませんけど。
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 21:24
千駄ヶ谷の駅前にある、小此木先生が院長のクリニック、誰か行ったこと無いのかな?
あー、実力者に精神分析して貰いたい!
72 :
1:2001/08/01(水) 22:45
保崎秀夫は、宮崎勤鑑定で
「人格障害で責任能力あり」とした人。
周知の通り、これはきわめて検察寄りの判断だった。
「最初に結論ありき」といったような鑑定であったと
吉岡忍は批判している。
宮崎の自著「夢の中」を読むと、私には彼は精神病としか
思えないのだが。
本筋には関係ないが、気になったのでレス。
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 23:18
私は、慶應の医学部ではないですが、大学院で保崎先生
お世話になりました。いろいろ批判があるようですが、
保崎先生は、彼は助かろうとして、わざと、精神に異常が
あるかのように振る舞っていたと、おっしゃっていました。
また、本人も、当初は、自分がやったことをよく理解できて
いたそうです。しかし、極刑が免れないと分かってから、
少しずつ、行動が変になってきたようです。これは、事件
には重要。やはり、事件の起った時に、精神に異常がなけ
れば、責任能力があるのではあいでしょうか?。
ただ、先生は、ああいう人は2度と、担当したくないって
言っておられました。
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 23:22
>>1
>>72 ここは、心理学版だから、医学系で議論した方がいいんじゃ
ないですか?。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 00:09
斎藤環はラカン派なんかではない。ラカン派の訓練をうけてもいないし、とくに
そういった類の臨床はしてない。
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 01:04
>71
小此木先生の臨床は評判よくないぞ。
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 01:43
保崎先生は、優しいよ。
78 :
比ヤング:2001/08/02(木) 07:20
>>75 いわゆるパス取ったラカン派ではないが、ラカンの思考フレームに
依拠しているのは事実だよ。『文脈病』という本も書いているし。
もちろんラカンをそのまま使うわけではないし、宮台に対談で
「ラカンの理論は「世界観」なんですよね」といわれて、
「ラカン派は嫌がりますけど、まあ、そうですね(笑)」と答えている。
だからそういった類の臨床はしてなくても、病理を理解するのには
使っている。これは本人がそういう本を書いているわけだし、否定できないですよ。
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 23:18
>>72 最近の事例?。朝日新聞の記事。−−−−−−−−−−−−−−−−
http://www.asahi.com/national/update/0802/032.html 沖縄県佐敷町で6人が殺傷された事件で、県警の捜査本部は2日、殺人容疑で再逮捕した無職の男(25)の調べを続けた。午前
中は逮捕容疑を「間違いありません」と認めたが、午後になると一転して口をつぐみ、再び意味不明の発言もしたという。3日午後に
男を同容疑で那覇地検に送る方針だ。
調べでは、男は同町小谷の路上で1日午後7時25分ごろ、帰宅途中だった近くの城間ハルさん(68)をかまや包丁で切りつけた
り、刺したりして殺害した疑い。
−−−−−−−−−−−−−−−
これと同じように、宮崎勤も、最初は、容疑を認めていた。が、時間が経つに
つれて、極刑が免れないと思い、おかしくなっていった(おかしくなったふり
をするようになった)。
あと、あの第1鑑定は、保崎先生の一人の判定ではない。あくまでも、第1鑑定人
の代表という立場。もちろん、本人も鑑定を行っているが、他の鑑定者達の意見を
総合的に判断した上での結論。
でね。1さん。一番、おやおや?と思ったのは、吉岡忍ってノンフィクション作家
の話を持ち出しているところ。こんなことを言っているから、ここで馬鹿にされる
んですよ。あぁ、この人は、論文や専門書を読んでいないんだなぁって。
精神鑑定に問題があったなんて、なんで精神科医じゃない人が言えるんだよ(藁)。
あなたが、まともに精神科の論文や、専門書をお読みになっているのなら、
>>1
で書いたようなスレは立てない。
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 23:25
1さん、やっぱり、ナラティブについても、答えられないんですね。
>>61 を書いてから、返答がない。ちゃんと論文のレベルで話しましょう。
啓蒙書や(初歩の精神分析って感じの本も含む)、ノンフィクション
作家の話は、いいからね。
せめて学会誌のレベルで話しましょう。
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 23:29
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 23:32
ちなみに、私は、この著者のことを中傷しているわけじゃありません。
笑っているのは、宮崎勤の精神鑑定はオカシイというときの証拠が、
ノンフィクション作家の書き物だったこと。
これじゃ、議論になりません。
83 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 23:51
>78
ラカン派の訓練を受けていない臨床家はラカン派ではない。
斎藤は臨床家だからね。
彼自身も自分がラカン派だなんておもっていない。
訓練というシステムのなかで象徴的な去勢をこうむらないと、
何々派とは呼ばれない。
ラカン派っぽいことを言っている人がラカン派なのではない。
単なるディレッタントならいいが、臨床家だからね、彼は。
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 23:56
85 :
84:2001/08/02(木) 23:57
あらら、かぶった。
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 00:10
ラカンだろうが対象関係論であろうが、分析の存在自体の意味を
問われているのをお忘れ無く。
分かったような理屈をこねても、治療効果ないなら意味がないでしょ。
それぐらいの検証はやってくれよ。
87 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/03(金) 00:12
やればわかる。
しかし数字にはできない。数字にはできないことにも
ほんものはある。
クライエントの主観をあつかっているわけだからね。
88 :
比ヤング:2001/08/03(金) 00:38
いつもラカン派だってことで対談してるし、斎藤さんはラカン派だから云々
という質問にも、ラカン派はこう考えます、みたいに応答するよ。
つまり、自他ともにラカン派で通ってるってこと。
パス通らなきゃいけないような狭義の「ラカン派」しか認めない
なら、いったい日本に何人いるんだろう。
こんど再起動する批評空間にも、「解離とポストモダン、
あるいは精神分析からの抵抗」という論文を書くようだよ。
じゃ、岸田はフロイト派ということなのか?
90 :
比ヤング:2001/08/03(金) 00:49
91 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/03(金) 00:52
かわいそうな斎藤。
ラカン派は誰も彼をラカン派なんておもっていない。
精神分析を受けてもいないのに何が「精神分析からの抵抗」だ。ばかもの。
92 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/03(金) 00:53
日本に分析家(IPA)はせいぜい20人。ラカン派は5人くらい。
93 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/03(金) 00:56
>比ヤングさん、
こんなホームページを根拠にそんなことを言っていたんですか。
「批評空間」なんかに書いた時点で、相手にされない。
94 :
比ヤング:2001/08/03(金) 01:04
>>93 批評空間って、そんなに悪いものなんですかね。
東浩紀を育てただけでも価値のあるものだと思いますが。
そういう閉鎖性を嫌うんじゃないの、ラカンは。
95 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/03(金) 01:07
精神分析はフロイト以来、閉鎖的なの。
ラカンも同じ。
ギルドの中で訓練されて象徴的去勢を受けることに
一人前になるかどうかがかかってんの。
あんたフロイトを読んでからラカンを読んでいるか。
日本語版のフロイトは危ないが。
96 :
比ヤング:2001/08/03(金) 01:08
97 :
比ヤング:2001/08/03(金) 01:11
>>95 僕は東浩紀を読んでから日本語版のフロイトを少し読み、
福原泰平の「ラカン」を読んだ程度の素人ですが、
ラカンが派閥の分裂、解散をやっていたのは
確かなんじゃないですか?
98 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/03(金) 01:19
あなたにとって精神分析がそういうものだということがわかった。
精神分析は読むものでなく、営むもの。
頭でっかちの現代思想オタクと見た。>比ヤング。
ソーカルのこと大嫌いだろ?
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 02:22
将棋板で偉そうに心理学講義をしていた山村を思いだした。
あの電波ぶりは壮絶すぎて呆気にとられたものだ。
たしか、「フロイディアンのスキナーは認知心理学の元祖だ」なんてこと言ってたなあ。
ヤツがなんでこんなことを自信たっぷりに言ったのか、未だに全く理解できん。
101 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 05:27
>>99,
>>100 ソーカルがラカンやドゥルーズを読んで抱いたであろう想いは、
我々が山村心理学を読んで抱いた想いに近いものがあるのではなかろうか。
102 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 05:36
要するに、あそこまで電波を飛ばされると、
山村の他の主張などどうでも良くなる。
そう思うのが正常だ。
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 05:50
山村の電波の部分を無視して、他の部分の主張について論じるならともかく、
山村電波を引用して論じるとなると、これはもう山村一族である。
仏蘭西の山村たちの一族が世界に蔓延しているのは、やはり異常というしかない。
104 :
比ヤング:2001/08/03(金) 06:52
105 :
比ヤング:2001/08/03(金) 06:57
>>98 寝椅子に寝かせて、なんてやるのは手間がかかって現実的じゃないし、
誰か言っていたように後遺症も心配だから、安易にするべきではない
とはおもいますよ。しかし、もっぱら病理の理解のみに使ってる医師も
いて、それはそれで価値があるんじゃないかと思うんですよ。
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 07:56
そういえば、蝉寝る登場は去年のいまごろじゃなかったっけ。
結局、おれの質問には答えてくれなかった。
今年も庭先で蝉が鳴いてる。
また出てこないかな。
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 23:43
>>105 で、君は精神分析系以外に、
「病理の理解」に使われるものをどの程度知っているの?
なぜこんなことを訊くかというと、
一つには、
>>100-103が言いたいらしいことを私も老婆心から言いたいわけだが、
それと共に、現代思想オタクが精神分析系を偏愛する根拠を言えということだ。
ネタとして使われるのがフランスの「山村一族」だから否応もなくそうなるということは解るが、
そもそも、まともな心理学者(臨床屋の一部を含む)が相手にしないものを、
彼ら(「それ系」の臨床屋を含む)は何故あそこまで御大層に論じるわけ?
例えば、君は認知行動療法や「基礎系」心理学の本は読む気ないの?
読んでる人も多いのだろうが、それでも「それ系」がやたらと目に付くよね?
もういい加減にやめたらどうか(少なくとも程々にしたらどうか)と思うんだけどね。
余計なお世話?
108 :
1:2001/08/03(金) 23:49
1です。改心しました。
いま病院に行って来ました。
入院が正式決定しました。
医師に「今日にも入院したほうがいい」と勧められましたが、
準備などがあるので来週の火曜日から入院します。
治療方法があるかどうかさえわからない状態ですが、
まずいろいろと検査を受けてみます。
今日も体中の筋肉がだるくて体の置き場のない状態が続いています。
特に激しい運動をしているわけでもなく、
栄養も何とかそれなりにとれてはいるのに、
体だけが不調で日常生活がきちんと送ることができません。
これも皆さんに迷惑をかけた当然の報いだと痛感いたしております。
誠に申し訳ございませんでした。
皆さんにこれ以上ご迷惑をかけないためにももう二度とここには来ません。
さようなら。
109 :
比ヤング:2001/08/04(土) 08:15
>>107 ある精神分析の知識のない臨床家は、僕のことを破瓜型精神分裂病と
診断しました。「精神病です。分裂病です。破瓜型です。一生つづきます。
このクスリ切ります。それで動けなくなったら入院してください」
しかし、言語に異常を来しているのかどうかと尋ねると、何も答えられ
ないんですね。「うーーーん、たしかに言語に異常というか、話してることは
わかるが・・・」破瓜型ではなく単純型の可能性は?と訊くと、「その概念
自体あるのかどうか・・・」つまり鬱病にしては期間が長すぎるという程度の
病理理解しか出来ていなくて、単純型の概念すら否定するというのは、DSM-IVを
参照しているとしか思えないですね。
で、その医者をやめて元々診てもらっていた精神科部長の担当に
戻してもらいました。彼に、専門書を何冊も持って、前の先生の
診断は疑問がある、といったらあっさり「うん、診断基準に当てはまらないでしょ」
と返されました。この項目担当の岐阜大の小出浩之先生の解説では云々、と言えば、
「ああ、あの人ね、うん」くらいなものですよ。小出氏は有名なラカニアンなんですが。
その部長は精神分析医は名乗らないけれども、象徴界云々シニフィアン云々
から、僕は破瓜型分裂病ではないのではないか、分裂病だとしても単純型以外
当てはまらないのではないか、と訊くと、ちゃんと理解してくれるわけです。
ちなみに持参した本の一部はこちら。どちらも破瓜型の解説は小出氏です。
『精神分裂病と類縁疾患』
http://www.nakayamashoten.co.jp/books/ISBN4-521-51071-X.html 『今日の精神科治療指針』
http://www.seiwa-pb.co.jp/bo/bo0510.htm#9 精神分析系以外?
放送大学のテキストで「臨床心理学」や「脳と生体統御」を読みましたよ。
あなたかなり偉そうですが、木村敏とか知っています?現象学的精神病理学。
ハイデガーの現存在分析を精神病理学に応用したものです。
木村氏は柄谷行人とも仲がいい。
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/04(土) 08:46
111 :
比ヤング:2001/08/04(土) 09:02
>>110 単純型分裂病か難治性うつ病+α波のサイクルが遅い
+甲状腺ホルモンの値が低い
なんにせよ、精神分析的理解と神経生理学的理解の両方を
しなけりゃならん。僕の場合は認知行動療法なり君らの
いう心理学では捉えられないよ。心因性の病気ではないからね。
112 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/04(土) 09:39
>>111 大変だね。
まじめな方のようだが、信頼できる先生を見つけられて良かったですね。
で、治療はどることになったの?
113 :
比ヤング:2001/08/04(土) 09:48
>>112 抗鬱剤とリタリン中心で。無理させる方向に。
いかにも今まで無理をしすぎているが、分裂の治療に切り替えて
何も出来なくなるよりはマシということで医師と見解が一致して。
当分治る見込みもないけど、それなりに暮らせればそれでいいので。
114 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/04(土) 10:15
115 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/04(土) 10:20
>>111 分裂病って愛とか繊細な感情が薄くなるって読んだことあります。
そんなようなことを感じることがありますか?
116 :
比ヤング:2001/08/04(土) 10:38
>>115 どうだろう。日々打たれ強くなる感じはあるけど、
たんに猛烈な訓練しているからではないかな。くろき叩きに行ったり。
これを行動療法と呼ぶなら、そうなんだろうけど(w
まだ歌を聴いたり映画見たりで涙を流す程度には
感情が残ってますよ。
117 :
115:2001/08/04(土) 12:41
>>116 ぶしつけな質問に答えていただいてありがとうございます。
もう少しいいですか。
単に気が楽になるというだけでなく、生きる意欲が湧いてくる、
というような、医者との会話があったら教えて下さい。
118 :
比ヤング:2001/08/04(土) 13:05
>>117 前の前の医者で、この人は若くて経験があまりないのだけれども、
非常に真剣になって考えてくれていました。おそらく精神分析的な
こともわりと知っている。逆転移がおきないように堅苦しすぎる
くらいの身振りをして努力していたように思います。
しかしその若い医師が転勤することになって、他の医師に引き継ぐのが
心配になるわけです。最後に彼は何と言ったと思います?
「きみはけっしてこのままで終わるような人物ではないと思うから」
119 :
115:2001/08/04(土) 13:51
>>118質問だらけです。煩ければうっちゃいといてください。
その言葉は、堅苦しいのが溶けたように言われたのでしょうか、
それともやはり不器用な誠実さって感じで言われたのでしょうか?
その医師にはどのくらいの期間かかっていたのでしょう?
その言葉があなたの窮地を救ったこともあるのでしょうか?
あなたのHNの由来は何ですか?
120 :
比ヤング:2001/08/04(土) 14:22
「堅苦しいのが溶けたように」ですね。
2年ちかいですかね、かかってたのは。
窮地そのものから直接救われることはなくても、
それなりにタフな生き方を選ぶ支えのひとつにはなりますよね。
HNは、読み方が「ぺやんぐ」で、呂比須の比から取ってます。
通信傍受法のときに、逝っちゃってるウヨを撃破するには、
思いつく限りかぎりナメくさったHNで、裏腹にできうるかぎり
論理的に発言して相手の論理を切り崩していくのが一番有効だと
考えました。くろきややまがたも、それをヤラれてるわけですね。
僕が何を書こうが、彼らは最初にHNを見ただけで見下しますし、
逆に発言の中身が論理的であればあるほど、感情的に反応して
他人見下しっぷりを露呈してしまう。
121 :
115:2001/08/04(土) 19:12
>>120 二年間も支えてくれた人との別れは、一般的にはかなりこたえる体験なんでしょうね。
HNの由来はよく分かりませんが、ウェットでないのがいいなと思いました。
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/04(土) 19:49
>>109 本当に、木村敏を読んだのか。ボスの分析をハイデガーの現存在分析の応用と
いうなら、わかるが、木村敏の精神病理学をハイデガーの現存在分析の応用と
いうのはおかしいぞ。影響を受けているのは確かだが。ましてや、現象学的精
神病理学をハイデガーの現存在分析の応用というのは笑止千万。
123 :
比ヤング:2001/08/04(土) 20:29
124 :
比ヤング:2001/08/04(土) 20:37
125 :
比ヤング:2001/08/04(土) 20:57
126 :
CN=:2001/08/04(土) 21:54
精神病理学なら小田晋に聞けよ。奴は入れ歯のサイズが合ってないので何喋ってんだかわかんねぇけど。
127 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/04(土) 23:16
精神分析は、精神分析の訓練をしている人だけが語れるものだと思う。
あとは素人。
やたらに本を読んだり、知識をえようとしたりしてごまかすこと、哲学や思想に逃げようとする
ことをフロイトはけっしてゆるさなかった。
IPAではなくてもいいが、分析を営むことがだけが重要だ。
比ヤング、お前は分析とは遠い人間だ、どこかに行け。
128 :
比ヤング:2001/08/04(土) 23:32
>>127 分析を営むことがだけが重要だ。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
例えば、会話中のちょっとした言い間違いは、日常的な
処理速度では聞き逃されてしまう。しかし、精神分析は
通常のコミュニケーションとは別に存在する深層構造を
浮かび上がらせることに成功した。その着眼点の移動は、
もはや量的なものではない。精神分析的な「細部 Details」
の発見は、むしろコミュニケーションの捉え方そのものを
変貌させてしまう。ここにフロイトの偉大さがあった。
――東浩紀『郵便的不安たち』「精神分析の世紀、情報機械の世紀」
129 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/05(日) 09:02
東は分析家ではない。伝聞だけでもものを言っている。
128の引用意図は何だろうか。
130 :
列島縦断名無しさん:2001/08/05(日) 09:08
すまんが分析は有効かどうかという話に戻してくれんか?
臨床レベルの話だけをしてほしいのだが..。
131 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/05(日) 09:55
そうだそうだ
132 :
比ヤング:2001/08/05(日) 10:25
伝聞だけでもものを言っている。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
もも
133 :
列島縦断名無しさん:2001/08/05(日) 13:21
何を持って有効と考えるかの定義が必要でしょう。
少なくとも精神分析および分析的アプローチが、臨床で短期で治療効果が
上がるというリサーチはないと思われるが、それが即有効でないとはいわ
ないだろう。
134 :
122:2001/08/05(日) 19:42
>>125 ブランケンブルクは? 松尾正は?
いずれも現象学的精神病理学者ですけど、ハイデガーの現存在分析の応用では
ないよ。
それから影響を受けているということと、応用ということは違うでしょう。
西田哲学はどうなるのさ?
135 :
122:2001/08/05(日) 19:54
トピずれの原因の一つを作ったのを反省して、本来の内容につ
いて、書き込み
精神分析の有効性をきちんと判定するだけの手段をまだ持ち合
わせていないということはいえるのかもしれないけど、そうい
う方向への努力はどれくらい行われているのでしょうかね。
精神療法のマニュアルを作って、それを元にトレーニングした
治療家によって治療を行い、対象群と比較するというのが、
精神療法の有効性の検証によく用いられているけれど、認知療
法や行動療法と比べると、同レベルのマニュアルを作るのは難
しいでしょう。
精神分析がなければ、境界性人格障害やら自己愛性人格障害の
研究は遅れたとは思うし、精神分析がその後の精神療法の拡大
を促したということもいえると思うので、歴史的に無駄だった
とは思わないのだけれど。
137 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/06(月) 22:15
おまえもう消えろ。お前はこのスレの趣旨を理解してない。
自分の薀蓄をたれたいだけ。面白くない。
根深い関係というのと、応用というのとは違うでしょ。
応用という言葉をどう考えるかによるから、木村敏につ
いてはこれ以上深入りは避けるけど、現象学的精神病理
学が現存在分析の応用というのは、誰が見てもおかしいぞ。
>>127 >分析を営むことがだけが重要だ。
いいたいことは分かるけれど、これは逃げでしょう。この社会の中で、金を
とって(パンクするかもしれない健康保険の金を時には使って)行う営みなの
だから、何等かの形で有効性を証明していく必要はあり、ただ、臨床の中に閉
じこもっていたのではだめになっていくのではないですか?
>哲学や思想に逃げようとすることをフロイトはけっしてゆるさなかった。
ハイデガーの現存在分析に「逃げ込んだ」ビンスワンガーとは、親しく
所管を交わしていたはずです。(でも、ビンスワンガーは自分の病院で臨
床していたから、良いのかな。もっとも、書簡の中で「あなたは上の階で
やっていてください。私は地下室でやっています」(記憶に頼っているの
で不正確)というような皮肉ともとれることを書いているが)
ハイデガーの現存在分析を臨床研究に持ち込むことを「応用」と
表現するのがそんなにおかしいかね。
141 :
通りがかりの者:2001/08/07(火) 15:32
つまらない素人議論やめたら。
はやく経理の仕事すましちまいなよ。
142 :
列島縦断名無しさん:2001/08/07(火) 19:40
同意。
情けなくてみちゃおれん。
人生でも治療でもコンテインドされなかった人の恨み節が長々と・・・(藁
ハイデガーなら、ナチつながりでユング心理学でも推すんじゃないの。(嘲笑憐憫
147 :
比ヤング:2001/08/08(水) 13:24
それは、ハイデガーの現存在分析なの? 学会の内容をご存知?(笑)
それから、現象学的精神病理学をハイデガーの現存在分析の応用と
いったことの落とし前は?
149 :
比ヤング:2001/08/09(木) 08:47
>>148 げんそんざい 【現存在】
〔哲〕〔(ドイツ) Dasein〕一般には、あるものが現実に存在すること。
ハイデッガーでは、自己の存在に関心をもち、それを了解する唯一の存在者、
すなわち人間のこと。事物や道具などの存在者と異なって、実存として
世界内存在するとされる。
げんそんざい-ぶんせき 【現存在分析】
〔(ドイツ) Daseinsanalyse〕実存哲学に基づき、ビンスワンガー・ボスに
より提唱された人間学的な心理治療の立場。治療者と患者の人間としての
かかわりを重視し、現象学的手法をとる。
ハイデッガー
[Martin Heidegger]
(1889-1976) ドイツの哲学者。キルケゴールやフッサールの影響下、
人間を世界内存在としてとらえる基礎的存在論としての実存哲学を創始。
1930年代以降、新たな転回を見せ、ヘルダーリンなどの詩を手がかりに存在
そのものの解明を目指す新たな思索へと向かった。著「存在と時間」
「形而上学とは何か」「森の道」「ニーチェ」など。
じつぞん-しゅぎ 【実存主義】
〔哲〕〔(フランス) existentialisme〕人間の実存を中心的関心とする思想。
一九世紀中葉から後半にかけてのキルケゴール・ニーチェらをはじめ、ドイツの
ハイデッガー・ヤスパース、フランスのサルトル・マルセルらに代表される。
合理主義・実証主義による客観的ないし観念的人間把握、近代の科学技術による
人間の自己喪失などを批判し、今世紀、特に第二次大戦後、文学・芸術を含む
思想運動として盛り上がった。実存哲学。
http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/jp-top.cgi ■木田元『現象学』岩波新書
フッサールからハイデガー、メルロ=ポンティへと至る現象学の流れをバランス
よく概説した好著。(吉田浩)
http://www.logico-philosophicus.net/phanomenologie/bibliography.htm 「現存在とは何か」
http://www.hoops.livedoor.com/~m_nakahashi/Dasein.htm ハイデガーはフッサールの現象学を受け継いでいる。
現存在Daseinはハイデガーの記述である。
ハイデガーは実存主義(実存哲学)の代表格である。
ビンスワンガー・ボスは実存哲学に基づいている。
さあ、オトシマエをつけてもらおうか。
150 :
比ヤング:2001/08/09(木) 08:51
151 :
比ヤング:2001/08/09(木) 08:55
152 :
比ヤング:2001/08/09(木) 08:57
153 :
比ヤング:2001/08/09(木) 09:06
154 :
通行人:2001/08/09(木) 15:13
君たち、ハイデガーもフッサールも全然読んだことがないでしょ?
>>154 読まなくても臨床的に優秀な分析家もいれば
読んでてもろくにクライアントとの付き合い方を知らぬ人もいる
あほらしい話が続いてるよのう・・・
つーか俺のまわりの現存在分析やってるひとって、共感能力に欠ける人が多くて困る(藁
ラカン派と似ていて、哲学防御網っていう堅固な城の上から人を鳥瞰しておる
からな。マクロには方向感覚はまちがっていなくても、ミクロではすぐに
迷子になるのかしらん。いやまぁ、誰でもすぐ迷子になっちゃうもんなんだが。
シュナイダーなんて読んでると徹底した客観記述へのこだわりへのドイツ的な
意地みたいな物を感じるが、臨床やってると、サリバン−中井系の
関与しながらの観察なんてほうに実感がわくな。
157 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/09(木) 22:52
ほんと臨床も、精神分析の実際も知らないやつばかりがのさばっている。
関与しながらの観察なんてサリバンは書いとらんし。
とにかくもうこのスレはだめ。
耳学問であるにもかかわらず何故か自信満々の連続書き込み。
つまらんことでも絶対に自分が正しいと強硬に言い張る。
行動療法も彼にとっては特殊な意味を持つらしい。
>>116 たしかに山村一族である。
二度とageるな。>154
159 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/09(木) 23:23
おや?サリバンは書いとらんですか?日本語で書いてないとかいうしゃれかな?
それとも157の読んだ本の中には書いてなかったのですかしらん。書いていたけれど
意味がつかめなかったという事かしらん。
「精神医学事典」弘文堂 人名項目 サリヴァン
こんなもんでよろしいか?それとも原典で言わんといけませんのかねぇ。夏ですなぁ。
あげてもうた。すまんな。山村一族ってなんの事かと思ってたら、例の奴のことか。
なんと懐かしい。あれはなかなか面白かった。終戦後もしばらく出張組が将棋板で
晒しあげしていて、なかなかこっちも粘着だったな。協力した憶えあり(ぽりぽり)
でまぁ、山村一族のほうであるが、山村御本家よりは若干ましそうに思えるが、
なんせちゃんと読むきにもならないので、なんともいえん。中身を読むよりも、
その表現のあり方、存在の仕方ですかね(?)をみてるだけでも、ある種の世界に
居てる人だなというのはわかるな。けっこうじゃないか、なぁ。
山村御本家よりは若干マシどころか、はるかにマシだろう。
比べるのは御本家に対して失礼だ。
でもまあ、一族なら程度の差こそあれ、色々といるだろう。
はるかにマシであるとお墨付きをもらえるにもかかわらず、あちこちで
ウザがられているようなのは、由緒正しい血統というものなのだろうなぁ。
つまるところ語る人の余裕のなさとかですかねぇ。それが表現全体を、
タイトを越えてギスギスにしてしちまうようで。
だからといって人格障害はお気の毒・・・とは全然思わないけど。
163 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/10(金) 00:20
サリバンが言っているのは「関与しながらの観察」でではなく、
臨床においては観察はすべて「関与的観察」に必然的になる、という
ことです。「関与しながらの観察」なんて能天気なことは、彼は
優れた臨床家なので書きません。
ちなみに多くの翻訳や解説書では誤読されています。
164 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/10(金) 00:34
はいはい。そういうお返事かなと思ってました。あげ足とった後の
「優れたサリバン解釈」どーもありがと、と言っておきましょう。
しかし
>ちなみに多くの翻訳や解説書では誤読されています。
・・・と、そこまで書きますか? 優れたサリバン理解者には頭が
あがりませんな。原文で読みこなしたんですねぇ。としか言いようが
ありませんな。
急に盛んになりましたね。
しかし、辞典からとってくるだけではだめだよ。爆笑。
ボスがビンスワンガーの現存在分析のことをどう見ていたか、ご存知ですか。
事典どころか、翻訳や解説書でも誤読さているそうなので、だめらしいですぜ。
オリジナルを読みこなした上での「私のサリバン解釈」に同調しないといかんらしい。
>ボスがビンスワンガーの現存在分析のことをどう見ていたか、ご存知ですか。
唐突になんじゃ。自分が語りたいならさっさと語りなさい。読む人がいなくても
俺だけは知っている型自慰行為はできる。匿名掲示板の特権じゃ。どうぞ。
167 :
キティ:2001/08/10(金) 18:59
やっぱ、精神科医ってだめねぇ.
出来の悪い哲学科陰生みたい.
ばかなおたく?
168 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/11(土) 00:30
日本の精神分析関係の本の翻訳はひどいのは事実。
フロイト著作集も小此木先生以外は相当にひどい。
ウィニコットなども牛島訳、橋本訳は問題多し。「ピグル」なんて1ページに数箇所
初歩的な高校英語レベルの誤訳あり。
さらにクラインも訳者によってはそうとうに問題のものがある。
「関与しながらの観察」は相当訳者の解釈に引き寄せた訳。中井は関与的観察と中立的に訳しているところ
が多いが。
別に語るつもりはない。
比ヤングさんに対しての書き込みですから。その文脈で読んでください。
比ヤングさんは、現象学的精神病理学を現存在分析の応用といったことの
落とし前はまだつけてません。もちろん、現存在分析を用いた精神病理学
を現象学的精神病理学というのはおかしくはないですが、逆は違います。
(ハイデガーの現存在分析を用いるのは、真の現象学的態度ではない、と
いう現象学的精神病理学者もいますが)
171 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/11(土) 03:00
比ヤングさんのカキコで、話が精神分析から現存材分析とかに移ってしもうた
みたいですな。
分析は有効かという話で言うたら、ベネデッティが「分析は金も時間も手間も
かかるから、実際の治療としてはペイせえへん。けど、分析で得られた経験は、
分析でない臨床にも役に立つ」と書いてたような記憶がありますな。だから、
この世のどっかで偉い先生が分析したはるのも結構なこととちゃいますか。
それから、わしは現存材分析もおもろいと思うし、個人的には好きやけど、
あんまし治療のこと書いてへんみたいで、気になりますねん。木村敏、
ビンスワンガー、ブランケンブルクなんかはあんまし治療書いてまへんな。その点、
ボスはしっかり書いてますから、許せますねん。もっとも、「お前の言うてるのは
ハイデガーのとちゃうやないか」というのにこだわりはるから、ちょっと言うてる
ことがようわからんちゅうのもありますねん。
172 :
比ヤング:2001/08/11(土) 08:26
173 :
比ヤング:2001/08/11(土) 08:27
木村敏の精神病理学をハイデガーの現存在分析の応用と
いうのはおかしいぞ。というのはおかしいぞ。
174 :
キティ:2001/08/11(土) 15:38
>フロイト著作集も小此木先生以外は相当にひどい。
具体的に指摘してみて。
あんたドイツ語読めんの?
175 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/11(土) 18:54
もっとお母さんみたいに重箱の隅突っついてくれ。
>>171 ブランケンブルクは「志向性トレーニング」とかいう治療法を編み出
したと聞いたことがあります。文献で確認したことはないので、正し
くないかもしれません。
>>173 ビンスワンガーの現存在分析は本人としてはハイデガーの現存在分析の応
用(そして発展)のつもりでしょうが、ボス(そしておそらくはハイデガ
ー)にとっては、おかしな誤用・逸脱であり、応用とはいえない代物でしょ
う。木村敏の精神病理学にしても比ヤングさんが紹介したサイトにもある
ように、ハイデガーの姿勢から逸脱しているところがある。それをもって
「応用というのはおかしいぞ」ということはあるでしょう。
ハイデガーを実存哲学の代表格と見るのは、最近は?がつくらしい。
木田元の本でも、岩波から出ている『「存在と時間」を読む』の方を
読んだ方が良いと思います。
177 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/12(日) 00:08
>>1 科学的に検証された訳ではないだろうけど、自我の防衛機制なんて言う概念は
なかなか便利な側面もあるから、精神分析の理論的な部分については肯定的な
立場を取っております。
178 :
比ヤング:2001/08/12(日) 07:39
>>176 あのさ、「応用」というのは何事も誤用、逸脱がつきものなの。
それすらないとは誰も言ってないわけ。わかる?それをもって
「応用というのはおかしいぞ」ということはおかしいわけ。わかる?
179 :
比ヤング:2001/08/12(日) 08:25
>>176 ハイデガーの実存論的構造は、形式的にも時期的にも
ゲーデルの不完全性定理に対応していて、のちにハイデガーと
ゲーデルを組み合わせる操作がラカン派によって行われたらしい。
新潮社から出ている東浩紀『存在論的、郵便的』を読んだ方が良いと思います。
180 :
ほつま:2001/08/12(日) 12:37
や、この話題ではラカン派精神分析が射程に入ると思いますので。
関係なければ名前も出さないです。
岐阜大の小出浩之氏も現象学的精神医学からラカン派に至ったので。
182 :
比ヤング:2001/08/12(日) 13:49
>>178 そのあたりは、言葉の問題だから、なんともいえませんね。ただ、たとえば、
ビンスワンガーについていうと、あの逸脱・誤用の仕方は、「応用」という
のはとてもはばかれる代物です。すべての逸脱・誤用を「応用」として認め
ることはできないですよ。このあたりは主観が入ってくるから、判断が分か
れるところですが。
東浩紀は、言っている内容を信ずるかどうかはともかく、ちょっとしたファン
だから読んではいます。(「機動戦艦ナデシコ」が好きだ、というあたりも、
理由の一つ(笑))
比ヤングさんは、しかし、精神分析をどのような観点から有効と思っている
のだろうか。「治療」として有効と見ているのか、それとも、「思想」とし
て有効と見ているのだろうか。
184 :
比ヤング:2001/08/12(日) 19:06
「治療」とひとくちに言ってもですね、
精神分析にプロザックのような効果を期待するほうが
ナンセンスというか、即有効な短期的治療が出来ないから無効と
するのはあまりに一面的で、さらには医療行為としてのみ
見るのも一面的でしょう。フロイトの精神分析、無意識という
深層の発見は、ある種の時代精神であり、世界観だった。
このような捉え方は精神分析派がいちばん嫌がるそうですが。
しかし世界観だからこそ、べつの視線で病理を捉えることができるし、
教育のありかたなどを考えることもできる。
OUTで斎藤環がやっている活動が、「治療」とは無関係だとは、まだ
だれも言えないんじゃないですかね。
http://www.out.gr.jp/top.html
>>179 183の追加。
ただ、あのソーカル&ブリクモンの「知の欺瞞」で扱われたラカンの数学の
誤用をみると、「ハイデガーの実存論的構造は、形式的にも時期的にもゲー
デルの不完全性定理に対応していて、のちにハイデガーと ゲーデルを組み
合わせる操作がラカン派によって行われたらしい」といっても、容易には、
信じがたいですね。あそこで指摘された誤用を読んでいると、ラカンの思考
そのものに対する疑問を抱かざるを得ませんから。
186 :
比ヤング:2001/08/12(日) 23:09
>>185 ソーカルは精神分析あるいはポストモダニズムを全面否定している
わけではない。ただ、論理と関係の無い数学が使われていたことを
さしているだけだ。で、ゲーデル的な厳密極まる構造を、
いかに成り立たせなくするか、ラカン用語でいう象徴界と想像界の
境界は厳密ではないし、また特異点も分割できる、ということを東浩紀は
言ってるわけですよ。って言っても分かりませんか。ああ、そうですか。
187 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/13(月) 00:10