1 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
2001/01/19(金) 12:52 ええっと、ユングがナチに協力したという話を聞いたのですが、ほんとでしょうか。
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/19(金) 12:57
あまりに有名。講談社現代新書「精神医学とナチズム」を読め。 フロイトとユングの「決裂」も理論的なことより、つまりはそういうこと。
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/19(金) 13:31
卍 なちすがため。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/19(金) 19:28
そういうことも知らないで心理学を礼賛している人が問題だね。 もう一つ言えば、そのくらい2チャンネルで聞かないで自分で調べろ。
そうだそうだ。調べれば協力したなんて嘘っぱち だってことが良く分かる。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 07:11
>5 調べないで協力したと思うのもおかしいだろうけど, 調べないで「協力してない」ってのはもっとヤバいぞ. だから「精神医学とナチズム」くらいは読めって.
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 13:03
日本のユング派(?5とか?)のひとたちって、そこのところどう考えてるんだろ。ハイデガーはずいぶん叩かれて、論文とかもでてたけれど、ユングについてはあんまり聞かない。反対すると騒ぎになるからから、やり過ごしてるのか、あるいは出版界に自主規制の傾向があるのか。 「精神医学とナチズム」は入門書として、その先を知りたいと思った人が読めるような本ってあります?
8 :
奥さん、名無しです :2001/01/20(土) 16:50
興味深いテーマです。ところで、トピずれですがナチスの研究成果は アメリカに戦後たくさん流れ出ました。アメリカの現代の反映はナチ スの研究成果の上に成り立ってるかもしれません。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 18:22
>>7 論点は若干ずれるかもしれなが、ユングの「光と影」のうち暗いほう
の側面をとりあげたものとして、
ノル著
@「ユング・カルト カリスマ的運動の起源」 新評論
A「ユングという名の神 秘められた生と教義」 新曜社
がある。分厚い本だが一読の価値あり。
Aはユンギヤンでもある阪大老松助教授が訳している。
右へならえの日本のユンギヤンだがこのような批判的な
書物を堂々と訳すのはさすが阪大の反骨精神面目躍如というべきか。
しかし、これらの書物があまり話題にならないのはやはり
お偉いさんに気を使う日本の臨床家の体質、アンチ河合的な
ものを宣伝してはいけないという出版界の自主規制があるのか?
シンパからの猛烈な非難も予期しつつ、このレスに対する
議論を期待しあえて挑戦。
10 :
7 :2001/01/20(土) 19:39
ありがとうございました。早速探してみます >9 心理学と政治、といったトピックに興味があるので、私も追随。 ハイデガーの時と同様、思想自体の孕んでいた危険の有無が、やはり気になるところでしょう。 ところで「治療国家」って、聞いたことあります?なんかヒラリー・クリントンの発言の中にでてきたらしいんだけれど。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 20:02
『精神医学とナチズム』(小俣和一郎著 講談社現代新書)はろくな調査もせず 結構いい加減に書かれた本だと思います。以前に調べたことがあります。 内容的には下記の不審点があります。 P.79 DAAGPの設立の経緯に関しては、DAAGP設立によってユダヤ系医師の権利 が剥奪されないように、UAAGPがDAAGPの上位組織として設立されたとい う説がある。つまり、ユダヤ人がDAAGPから排斥されても、UAAGPに加入 することで、医師としての権利を守ることができた。 P.82 「DIで活動の主導権を握ろうとしたのが、ユング派の分析家たちであり、 チューリヒにいてそれを背後から強く後押ししていたのが、ほかならぬ ユングその人であった」という部分の情報源が不明である。 (私の知る情報では、ユング派の分析家でナチ党員だったものは、一人 しかいない。) P.82 「戦争中のユングの動向を詳しく伝えている本は全く見当たらない」と いうのは誤り。小俣氏はG.ヴェーアの『C.G.ユング』(青土社)、 『ユング伝』(創元社)、B.ハナーの『評伝ユング』(人文書院)を調 べていないらしい。 P.84 「ユングは一種の心理的な危機に陥り、第一次世界大戦が終了するまで ほとんど引きこもった生活をおくっていた」という部分も誤り。 ユングは自伝の中で、明確に「私はとくにこの世において支えとなる点 を必要とした。そして、私の家族と職業上の仕事がそれであったという ことができる」と述べている。(上巻、P.269-270) P.85 1933年のケルンとエッセンでの講演旅行の内容は、「心理学の現代的意 義」(『こころの構造』所収、日本教文社)として残っている。全文を 読めば、明らかにヒトラーを批判したものであることがわかる。 P.85 ラジオ番組の内容についても、歪曲の可能性が高い。 P.85 「このようなユングの一連の親ナチ的言動がみとめられ、…ついにゲッ ベルスとの会見が実現するに至った」という内容は事実だろうか? 前出の『評伝ユングII』では次のようになっている。「ユングはあるド イツ人医師から、新政府の高級官僚の一人(ゲッベルス)が自体の推移 に非常に不安を感じ、ユングにしきりに相談したがっている、と説きつ けられ、不本意ながら、ユングは高官に会いにゆくことを承知した。し かし部屋に入った瞬間、誤ったことを知ったのである。高官もまた、ユ ングが高官に会いたがっていると告げられていたからである。」(p.55) P.86 「ユング心理学には統合性や全体性を強く志向する基本的傾向がある」 という部分も、ユング心理学における「統合」という用語を「全体主 義」に強引に関係づける不自然な主張である。 「統合」とは「影(シャドウ)」を統合することが基本であり、ユダヤ 人(影)を排斥する全体主義思想とは根本から異なる。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 20:03
(続き) P.87 「ユングは個人の違いを超えた民族全体の無意識を重視する(集合的無 意識)。」という部分は、ユング心理学の理解として間違っている。 正しくは「民族的無意識」であって、その下に集合的無意識が位置する。 P.87 対比表。否定的な意図をもって、強引な関係付けが行われている。 P.88 「ヴォータン」からの引用は部分的なものであり、ヴォータン元型の否 定面について一切言及されていない。詳しくは「ヴォータン」(『現在 と未来』所収、平凡社ライブラリ)を参照のこと。 P.88 類型化や分類化と差別化とはイコールではない。ここにも小俣氏の決め 付けが見られる。 P.89 「アーリア的無意識はユダヤ的無意識よりもポテンシャルが高い」とい う引用は部分的なものであり、実際にはこの後に「これが、野蛮からま だ遠ざかっていない若々しさの長所であり、短所である」という文章が 続く。 P.89 「公的な学会誌に国家社会主義的理念を発表したこと」は、自らの意図 に反してなされたものであったと、ユングは反論している。 (「ナチズムと心理療法」『心理療法論』みすず書房、P.136) P.90 「1941年7月……ユングは自らが深く関与していたはずのナチ国家にお ける精神療法に対して、初めて批判的なコメントを発表している」とな っているが、ユングは1933年の「心理学の現代的意義」でナチ批判を行 っている。 P.91 「チューリヒの新聞論争が終わったあとも、ユングは先の「ヴォータン 」を執筆してナチズムを擁護する発言を続けた」というのも誤り。 「ヴォータン」は明白にナチ批判の論文である。 P.92 「今、表通りを闊歩しているのが元型である」という部分は否定的な印 象を持たせるために、アンフェアに引用されている。 すべての元型は善と悪の両面を持つものなので、この発言をもって、ナ チを擁護しているとは言えない。 以上、ユング関係についてのみ、17項目を抜き出しましたが(細かい部分を 入れると20項目を超えます)、小俣氏の著書は明確な資料を明示せず、あるい は事実の一部分だけを抜き出し誇張して、否定的な主張を繰り返しているとこ ろに特徴があります。 ユング心理学についてもまったく理解していないようで、強引な関連付けや、 決め付けが多くて、真面目に反論する気も失せてくるような代物です。 小俣氏は著書の冒頭で「歴史の分析はなによりもまず、広汎な関係者の証言 (聞き取り調査)、個人メモ、文献資料、裁判記録などの丹念な掘り起こしと、 それらの整理、検証、比較検討を通じて行われなければならない」(P.4)と 至極まともなことを書いています。 小俣氏が述べた手法通りに『精神医学とナチズム』が書かれていたのなら、な ぜこんなに大量の不審点があるのでしょうね。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 20:25
だいたい、ユングの親ナチを積極的に宣伝していたのは ユダヤ人の多いフロイト派なんじゃないの? って、根拠のある話じゃないけど、何かの本で読んだことある ユングとナチとは関係ないが9のいうアンチ河合という 意味では、林道義は一定の評価はできるね。言っていることは 河合の方が納得できるんだが・・・ しかし、みんな河合に反発しないんじゃなくて、あまりにも すごすぎて反論できないだけなんじゃないの?
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 21:06
11,12,13にはなんかABOFANみたいな匂いがする。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 21:15
ABOFANとはなんぞや?
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 22:40
ユング側の人間が書いたものを鵜呑みにしなかったからだろ。>12,13 なんか森首相の言い訳(自分の言ったことについて「そんなつもりじゃなかった」とかヤバい人といっしょのところをみつかって「知らされずに一緒になった」みたいな)を聞いてるみたいだ。森並みなのか、ユングって?
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 22:46
>16 いやいや、そういうなら、ユングの反論のここが おかしいとしっかり資料に基づいて反論するべき ではないかな?『精神医学とナチズム』はそこが 抜けているのでは?
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 22:49
別にナチスに協力したって現在の眼から見てユングの理論に 価値があるなら良いじゃない。ナチスに協力した、あるいは ナチスに利用されたものは無条件に否定するなら ワーグナーの楽劇も聞けないぞ。 そこに過剰反応(あるいは故意に無視)するのがどちらかというと ユンギアンなのは,ユンギアンがユング理論の伝記的知識超越的な 価値をしっかり認識できてない(あるいは実際問題価値がない)から じゃないの?
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 22:55
やはり問題になると思うぞ。 たしかに18の言うようなことは自然科学 などの理論ならあてはまると思うけど、 心理療法の理論ってのは、その学派の 提唱者のパーソナリティーに深く依存している からね。やはり、ユングがナチスに協力して いたとのかどうかってことは問題になるのではないか。 だから、ユングがナチスに協力していた なんてことになれば、ユング理論の正統性が 脅かされるわけよ
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 23:28
私もやはり、ユングはナチだったかどうか、という問題は、どうせ瑣末な議論になってしまうので、あんまり関心はない。(「先生は悪くないんです、悪いのは弟子だったんです。弟子が先生を利用してたんです」) ただ、12、13の論証についていうと、ユングの概念のもつ両面性を強調しているのがちょっと気になった。実際、人間の心理の「全体的」な側面を強調して、「影はあってあたりまえなんです。それでいいんです」みたいなことをもしユング派の分析家が、自分たちのやっていることにせっかく疑問を持ったナチの高官かなにかに吹き込んだとしたらどうだろう?そういういい方をせずに、影について語れるのか、という疑問はあるし、日本でユングの理論は、まずそうしたレベルで機能しているのではないかという疑念は強い。 現状肯定のイデオロギー。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/20(土) 23:37
まー分析を干拓事業に見立てるフロイトのど啓蒙主義も どうかとおもうけどさ。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 00:43
ユンクはスイス人であり、ドイツ人ではない。 もし、ナチスドイツにユンクが協力したとすれば、 それはスイス人としてナチスドイツに協力したという ことになる。 今、スイスではナチス時代にドイツに対して行ってきた 戦争協力が改めて問題視されてきている。 スイスという国は、したたかで、狡猾な外交をする国だ。 スイス銀行はナチスに対し資金の温存などの協力をし、 スイス・エリコン社が機関銃を大量にナチスに有利な形で 提供したり、枚挙にいとまがない。 いずれにしても、永世中立国家を標榜しているスイスが その中立を守るために政治的・経済的・軍事的・文化的な 面でナチス時代のドイツと連携を疎にせず、友好関係を築 いてきたことが問題なのだ。そうしておけば、ナチスドイツ はスイスに侵攻出来ないからだ。 ユンクがナチスに協力した、ということがスイスがドイツ と友好関係を築いてきた一翼を担ってしまった、ということ であるのなら、確かに協力したことにはなると思う。
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 03:12
みんな、『ヴォータン』読んだの?
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 10:47
めんどい。要約してくれ>23
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 11:14
この議論を読んで明確になったことは、いかに知ったかぶりで
話をする人が多いかということでしょう。
実際の一次資料にひとつも当たりもせずに、他人の受け売りだけで
何かを決めつけることがどんなに無責任なことかがよくわかります。
ユングが好きでも嫌いでも、客観的に正当な評価をくだすことは
当人の見識が問われるということです。
(発言者を特定できない、匿名の掲示板でこんなことを書くのは
ナンセンスですけどね)
なお、ユング心理学の議論なら、ユングネットで活発に行われています。
ユング関係の著訳書を出されている著名な方が何名も参加されています。
http://www.asahi-net.or.jp/~we7n-hkt/jung.html
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 12:41
↑あはは。「特別参加資格は設けない」といいつつ 「ユング哲学について楽しく話をしたい方」ってところで 確実に選別・排除してるね。上のHP。「ユングとナチの関係 について興味がある」と申告して入れてもらえるかしら。 ちなみに好き嫌いの問題ではないと思うんだけど。これは。 「匿名の掲示板」ですから、あなたもだれかはわからない。 あなたが「ふり」ではなく「知っている」人間であること、 良心的に一次資料にあたった人間であることを証明するのは、 あなたの発言しかないのです。 上の発言では、あなたがユングネットの存在を知っているということ、 また発言内容から推してその参加者であることはわかった。 でもそれだけ。>25
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 12:45
「哲学」は「心理学」の間違いじゃないか>自分
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 13:29
>26、27 > ↑あはは。「特別参加資格は設けない」といいつつ > 「ユング哲学について楽しく話をしたい方」ってところで > 確実に選別・排除してるね。上のHP。「ユングとナチの関係 > について興味がある」と申告して入れてもらえるかしら。 もし、あなたがフェアに議論をしたいのであれば、参加は問題ない はずですよ。主催者に口を利いてあげてもいいです。 私も本名を名乗って、フェアにとことん議論の相手をすることを お約束します。(ちなみに、私は11,12,25の発言者です)
29 :
奥さん、名無しです :2001/01/21(日) 13:32
「ユングネット」って、「と」学者林道義とゆかいな仲間たちのML。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 13:39
>25 おまえだって一次資料なんてひとつもあたっていないんだろ(藁 ナチスに協力したかどうか、直接関係者に会ってインタビュー とったか?ドイツやスイスの図書館行って文献調べてみたんか? 他人の受け売りの無責任はおまえだ。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 14:14
>26,27 言い忘れれていましたが、ユングネットには南山大学の渡辺学先生の ようにユングに批判的なスタンスを持つユング研究者もいます。 アンチ・ユングだからといって、袋叩きにされるようなことはないです。 なお、リチャード・ノルは元ユンギアンだけあって、小俣和一郎のような 資料的な杜撰さはないです。 ユングネットの中でも、それなりに評価している者は少なくありません。 待っています。>26の発言者
>>26 突然乱入のROMちゃんです。
私も待ってますよ。
ユングネットは誰でも入れるぞ。
ちゃんと自己紹介すれば。
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 16:45
ユングとナチズムの関係を客観的に扱った書籍としては「Lingering Shadows」 (徘徊する影)が私の知るかぎり最も詳しいです。 Aryeh Maidenbaum and Stephen A. Martin, eds., Lingering Shadows: Jungians, Freudians, and Anti-Semitism (Boston & London, Shambhala, 1991) この書籍にはユングが自著や書簡でユダヤ人に関して述べたすべての資料の 言葉が引用されています。ユダヤ人ユンギアンのA.サミュエルズのユングに 対する辛口の意見などは結構考えさせられます。 史的資料を調査した書籍では、これぐらいの厳密な調査と出典の記載が必要 でしょう。小俣氏の『精神医学とナチズム』は一般向けの本とはいえ、 あまりにお粗末です。 参考までにカバーに書かれている紹介文を引用しておきます。 Lingering Shadows: Jungians. Freudians, and Anti-Semitism For many years there have been accusations that the Swiss psychiatrist Carl Gustav Jung was personally and professionally anti-Semitic. Lingering Shadows is a definitive sourcebook on this thorny subject. Included are papers from a groundbreaking conference co-sponsored by the C. G. Jung Foundation and held in New York City in 1989, papers from a workshop on Jung and anti-Semitism from the Eleventh International Congress for Analytical Psychology in Paris in 1989, and previously published articles of significance. The scope of the anthology ranges from essays with a historical perspective to those focusing more on a psychological analysis of the events, motivations, and dynamics of Jungian thought in relationship to anti-Semitism and National Socialism. What is revealed in this wide-ranging survey is how complex this relationship is, and how too many have passed judgment, either defensively or offensively, without sufficient information. Lingering Shadows provides straightforward facts and considered scholarly opinion that will clarify this rumor-plagued area of depth psychology. The book also includes a bibliographic essay covering important publications on the topic and a survey of significant events and relevant quotations from Jung, Freud, and others.
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 17:49
>31 ちょっとおたずねしたいんですが、 「ユングネット」って林道義先生が読んだり書いたりしている メーリングリストでらっしゃるんですよね?
35 :
26 :2001/01/21(日) 18:06
>主催者に口を利いてあげてもいいです。 お誘いには感謝いたしますが、 主催者には口を利いて「いただかなくても結構です」。 せっかくですから、 囲ってないところでやりましょうよ。ここで。>31 >私も本名を名乗って、フェアにとことん議論の相手を することをお約束します。 ありがとうございます。ただ、 先にもいいましたが、たまたまネットの上でお会いした幸運、 つまりあなたがどなたかによってではなく、あなたがなにを おっしゃるかによって判断することができるという、この 貴重な機会を、私は逃したくないのです。 33さん、ありがとうございました。絶版になっているようですが 何とか探してみたいと思います。
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 19:10
>34 > ちょっとおたずねしたいんですが、 > 「ユングネット」って林道義先生が読んだり書いたりしている > メーリングリストでらっしゃるんですよね? 林先生も一会員として参加されていますが、基本的に林先生の日本ユング研究会と ユングネットは別組織です。 河合派の人もいますし、いろんなバックグラウンドを持った人が集まって きています。
>33 また受け売りの無責任引用か? お前のやりかたにはもううんざりだ。S石
>36 林道義が参加しているなら,残念ですが遠慮します.(笑 ちなみに,渡辺学先生はユングに批判的な「アンチ ユング」ではありませんよ.(笑) 「河合派」って、「河合ファン」ですよね。(笑)
>35さん > せっかくですから、 > 囲ってないところでやりましょうよ。ここで。>31 さすがにこの無法地帯では落ち着いて議論はできないでしょう。 あなたが指定する場所で構いませんから、場所を変えましょう。 > 先にもいいましたが、たまたまネットの上でお会いした幸運、 > つまりあなたがどなたかによってではなく、あなたがなにを > おっしゃるかによって判断することができるという、この > 貴重な機会を、私は逃したくないのです。 あなたが本名を開示してもしなくても別に構いません。 落ち着ける場所で議論しましょう。 メールください。待っています。
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/21(日) 23:35
> 林道義が参加しているなら,残念ですが遠慮します.(笑 (^^;) > ちなみに,渡辺学先生はユングに批判的な「アンチ > ユング」ではありませんよ.(笑) 渡辺学先生の学問的なメインテーマは、すでにユングから離れているように 思うのですが・・。渡辺先生のユング批判はかなり厳しいものがあります。 元型的心理学にはわりと好意的みたいですけど。 最近はカルト問題に深く関わっておられますね。 > 「河合派」って、「河合ファン」ですよね。(笑) 関西のユング派の臨床家のほとんどは河合派ですよ。
うっ!今日の2ちゃんはユングネットの人が多いみたい(ジブンモナー)
42 :
38 :2001/01/22(月) 01:22
>40さん。 お手数でもうしわけないのですけれど どういう意味で「河合派」とおっしゃら れているのか、教えていただけないでしょ うか? HPを拝見させていただいて、その方た ちが、ご発言されているとは、おもえませ んので。
43 :
厨房 :2001/01/22(月) 02:18
講談社新書の「ナチズムと精神医学」って、初心者がいかにも手に取りそうで 結構読まれているんだけど、なーるほど、トンデモ本の側面もあるんですか。 はあ。 でもドイツの精神医学って、「外因性」に固執するってところは面白かったです。はい。 で、戦後、精神医療にハイデガー導入するところは、笑っちゃいました。 ドイツ人って、その辺、ちょっと小生の頭では理解できぬ不気味なところがあります
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/22(月) 06:19
>43 ドイツの精神医学は「内因性」に固執する、の間違いじゃない? トンデモ本かどうかとか以前に、どれだけの人があの程度の本でも きちんと読めているかが疑問。
45 :
22 :2001/01/23(火) 00:30
ヨーロッパで発生した犯罪的政権に対して、傍観を決め込んで いたことが「協力した」ことになるというのなら、ユングはまさ に傍観者だったんだから、協力したことになるのだろう。 ユングが優れた心理療法家ということだけでなく、優れた社会 思想家であり、それについての行為者であったなら、あとあとに なってこのような誤解が生まれることはなかったろう。 はっきり言うが、ユングは社会思想家としては失格だ。 少なくとも時代を先読みすることは出来なかったんだし。 「ヴォータン」は、ナチスの悪業が露呈し始めた頃に書かれて いる。彼が時代を先読みして、何か行動を起こしたかといえば 否である。 誰かに似てるなぁ、と思ったら、世の臨床家がこれだけ社会 的、経済的に苦労してるのに、自分の本ばかりが売れている 河合隼雄と同じではないか。さすが孫弟子!
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/23(火) 01:01
なんかどこかで読んだような評が多いなあ
47 :
↑ :2001/01/23(火) 01:23
なにをいまさら(藁
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/23(火) 23:58
>>44 クレペリン体系でいうなら、ドイツの精神医学は肉体的疾患による脳の損傷といった
「外因性」に、病因をもとめる傾向がありました。
・・・疑問ね(笑)
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/24(水) 00:45
>38さん > どういう意味で「河合派」とおっしゃら >れているのか、教えていただけないでしょ >うか? > HPを拝見させていただいて、その方た >ちが、ご発言されているとは、おもえませ >んので。 PRページで紹介されている発言は初期のものですから。 今は会員数100名超、総発言数も6000ぐらい行ってますね。
>49 もう結構です。
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/24(水) 03:10
46じゃないけど批判する側もされる側も型どおりのことしか言わないね。
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/24(水) 07:14
脳損傷など中枢系障害にに原因もとめるのは普通内因性っていわないか?
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/24(水) 09:09
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/24(水) 18:36
じゃあ内因性と心因性はどう区別すんだ?
かんたんにいえば、 内因性は、イコール原因不明という意味でつかわれる。 心に原因がうまく見つかれば、心因性だった、ということ になる。 内因性にはなるべくしたくない、ってこと。
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/24(水) 22:10
だったら脳の障害が原因だったら内因性とは言えないだろう? ちゃんとしてくれよ。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/24(水) 22:34
?
>>56 疑問のお人だな(笑)
本を読み返しなさい。たぶん、君自身が納得しなければ、他人あいてに
論争をくりかえすだけだ
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/24(水) 23:43
本って「精神医学とナチズム」のことか? そういう話をしてたのか?
その本が間違ってるんでは?ってはなしじゃないの?
レジデントが誤解をまねく文章を書いている気がするが、ま、よい。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/25(木) 02:41
ユングはオカルティストだったからナチに惹かれたのです。 シオニストを爺さんに持つユングがナチな分けない。
63 :
高校生くらい :2001/01/25(木) 02:53
シオニストとはユダヤと何か関係があるんでしたっけ? すみません、ショボイ質問で。
10人、筋弛緩剤で薬殺して、いま罪状認否している守容疑者というやつ。 いま、ひょいと思ったんだけど、ラインハルト・ハイドリヒみたいなナチの情動の 鈍磨した分裂病的エリートと、精神構造似てるんじゃないかな。 余談です
噂によるとお父さんが警察官。権威的で圧倒的力を持つ支配者的対応を家の中で とりそうなタイプ。去勢不安を持ち反抗できない息子の図。表面的優等生。 その後の看護士。やはり権威的な「医者」のもとで働く仕事。反復で選んだのか。 院長はお飾り。侮蔑、不平等感。副院長は女医。男性としてアイデティティに揺らぎ。 職場での待遇に不満。=権威的対象への怒り。自らの万能感を発揮したい軽率な欲望と復讐心。 自分が点滴をすることで事件が起こることによって、偽体験される万能感。 発覚。その後は弁護士に死刑と太鼓判おされてびびって否認。俗物ですよ。
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/26(金) 01:15
>63 ショボすぎるからテメエで調べろや。(笑)
>62 爺さんって、カール・グスタフ・ユングのことか?
68 :
高校生 :2001/01/26(金) 01:45
69 :
64 :2001/01/26(金) 03:27
>>65 なーるほど。残念。
いや、たまたまナチ党中堅官僚のパーソナリティ興味あるのですけど、
大量殺人を実行するドイツの知的エリートって、どーんな精神構造してるのかな
と調べているところでした。
わが国の薬害エイズや731ですと、アイヒマンのような想像力の欠如、
中間官僚の没個性ということで処理できそうですが、
ハイドリッヒをはじめとするドイツ警察官僚の意思的殺人のメンタリティってのは、
何なんだろうなあ・・・と思ってます。
やっぱ守容疑者じゃ、レベル引くすぎか。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/27(土) 23:23
硬派あげ.
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/01/28(日) 22:35
>69 山口定著「ナチ・エリート」中公新書 は面白かったよ。
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/02/01(木) 22:08
揚げ玉ボンバー
73 :
名無しさん :2001/02/03(土) 05:28
パレスナの子供の射殺する ユダヤの兵隊だな
> パレスナの子供の射殺する ユダヤの兵隊だな 「パレスナの子供」と一般的にくくるほど, 「パレスナ」の童は兵隊を射殺するのか? 恐ろしい時代になったものよのう.
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/02/05(月) 01:29
なんか、ドイツ関係って、ひとり洋行経験者が、すげえ劣等感剥き出しで レスかえすので疲れるのですけれど・・・
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/02/11(日) 15:16
ユングとシュタイナーとナチスって関連性あるんでしょうか?
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/02/11(日) 15:26
ユングとナチの関係より、共産主義とライヒの方が興味深い。
78 :
奥さん、名無しです :2001/02/19(月) 00:10
ユダヤ人フロイド
79 :
奥さん、名無しです :2001/02/19(月) 00:13
結局宗教だよ。マックスヴェーバーお勧め。
過激恋愛板からの出張ごくろう。似合ってるよ、そのハンドルと中身。
81 :
奥さん、名無しです :2001/02/23(金) 22:18
ユダヤ人は紀元前から精神分析してます。
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/03/22(木) 13:37
「ユング」って本、出たね(講談社) 広告でいってた「影の部分」って、どういうところだろ?このスレと重なる? 山中ってだれ?
83 :
age :2001/03/22(木) 14:19
レス期待上げ
84 :
>82 :2001/04/02(月) 00:16
共著の教科書じゃん。 一番微妙なとこ助手に書かせんじゃないっつーの。
85 :
まるー :2001/04/03(火) 14:18
「彷徨する影」という論文集が一見の価値ありだと聞きましたが、 同書の和訳版は出版されているのでしょうか?ユング派アナリスト が解釈する見解の大半はユングの非ナチ党員説を裏付けるものが 多い中、反ユダヤ的側面を敢えて可能事象であるものとして証拠に上げ、 この騒動に渦巻く様々な「影(の投影)」を多義的に公平に論述された ものだという事で、是非、拝見したく思っております。
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/03(火) 23:07
分析心理学者の Andrew Samuels 著 Political Psyche も良いぞ。 ユングの理論そのもののなかに、反ユダヤ主義に向かう要素があるかどうか、という点を直球勝負。 判定は黒、だそうな。
87 :
家庭ゲー板の認知科学者 :2001/04/04(水) 19:47
ユングは心理学というよりは精神分析学ですね. 精神分析学が心理学かどうかは微妙な問題ですが, 精神分析学=心理学と言われるとブチ切れる心理学徒は カウンセリング=心理学と言われるとブチ切れる心理学徒よりも多いです. あんなのは心理学じゃないやぃ! というのが多くの心理屋の一致するところ. フロイトは確かに心理学に大きな影響を与えてはいるけど心理学者じゃなくて医者. 心理学という名前がついていれば全部心理学というわけではない. 超心理学(霊魂やUFOの研究)は心理学じゃない. ユングの精神分析学は,臨床心理学という心理学のなかの一分野の中で, さらに精神分析派と呼ばれる非主流なマイナーな分野の人間が引用しているだけ. 心理学かどうかは微妙なのだ.
88 :
チミチミ :2001/04/04(水) 20:16
>>87 ユングは精神分析学会に参加しておらんだろうに。
もうちょっと歴史を勉強してみんかね。
89 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/04(水) 21:10
>>87 ナに?この出鱈目は?ユングがフロイトに従属し続けていたとでも思っているのか?しかも書き込んだスレが見当違いじゃないか?ユングのナチ加担説にはフロイトの陰謀が見え隠れしていたとも考えられているし。
90 :
家庭ゲー板の認知科学者 :2001/04/04(水) 21:25
>>88 -89
おやおや?さも自分だけが心理学に通じていると思っているかのような物言いだね。
まぁ、心理学も結構だが、その知識を持ちながら周りの雰囲気読めてなかったり、人
を見下ろすように使わないようにしようね。だから心理学が嫌われるんだ。
っと、ごめんなさい。過剰反応し、さらに言い返したりする俺も同レベルです、はい。
91 :
アンタさんの :2001/04/04(水) 22:01
似非知識がそう思わせるのだろうな
92 :
チミチミ :2001/04/04(水) 23:27
同レベルだなんて、失礼だね。僕は学部生だよ。 しかし、チミのウソ知識にはどうにも賛同しかねるので、 もう少し勉強して下さいね、と言っているのだよ。 Psychoanalysys と Analitical Psychology の 区別くらい出来なければね。学部生以下、厨房と言われてもね、 いたしかたないなぁ。(笑)
精神分析学≠分析心理学≠臨床心理学
これかなり基本。
いつもパラパラ漫画描いてるトコにでも書いて置け。
>>87
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/04(水) 23:51
まあ一応、 心理学>臨床心理学>精神分析>分析心理学くらいで決着付ければ? これもかなり問題あるけど(汗。
95 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/05(木) 00:03
”>”じゃなくて”⊃”なら納得
96 :
チミチミ :2001/04/05(木) 00:05
>>95 だからそうじゃない、って言ってるだろうに。(笑)
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/05(木) 00:10
でも認知系の人間の認識って本当にこの程度なのかも 鬱出汁脳
こんな比較は無意味でっせ〜やめまひょ〜
99 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/05(木) 00:46
狭義の「精神分析」と広義の「精神分析」のズレだろう, キミたちがモメてるのは。 狭義の精神分析=正統フロイト派にはユングもアドラーも含まれないが, 広義の精神分析に含めるのは妥当だろ。
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/05(木) 00:59
基本的に87の論術内容自体がデタラメなので 87がその様な区別を以って精神分析 という語を引用したとは考えにくいです。
’論述’です。すみません。
102 :
山本 :2001/04/05(木) 18:07
ぼくもユングとナッチは友達だったと思います。
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/05(木) 22:11
みんな精神分析が気になってしょうがないのね。
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/05(木) 23:38
うん。精神分析を否定するとね、科学者として一歩偉くなったような気がするんだ。 それに、俺たちの理解できない特殊な用語でぶつくさ言われるのが、不愉快なんだよ。 一部の人間だけがひそひそ話してるんだから、カルトじゃないか。宗教とかわらん。 どうして一部の人間しかわからないごちゃごちゃした内容が真理なんだ、変だろう? 科学は世界共通じゃないか。まさに真理なんだよ。金を持ってないのに血統と文化だけ 自慢するような欧州の没落貴族はみたいなのは意味ないよ。アメリカみたいに金持ってる のが一番強いんだよ。そういう単純なものに俺は憧れるな。とういか、それしか頭に はいんないよ。他には何もないよ、知らないしさ。 >102 ところであんた誰よ。急に固定ハン棄てて変身してるんじゃねぇか。
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/05(木) 23:40
>102は>103のまちがいだ。打つだ視脳、ってやつだ。
>>104 君、87?何も知らない、何もない尽くしがよくそこまで言えたもんだ。素晴らしい。
例えばユング仮説が精神科学と行動科学に深く関わっている事をご存じ?
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/06(金) 09:01
「俺の理解できない特殊な用語でぶつくさ言われるのが、不愉快なんだよ。」 この辺で彼の素性が露出してるじゃない。構う事なんてないよ。>>ALL
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/06(金) 10:29
>>106 向性だけだろ。それにしたって全然深くないじゃん。
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/04/07(土) 23:39
↑ 8パターンしかないもんね
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
2001/04/08(日) 03:28 ↑ 外向と内向だけだろ。一般心理学にかかわっているとすれば。