1 :
名無しさん:
脳や心にまつわる本を読んでいて感じたのですが、
タイトルに「心」というキーワードが含まれているにも
関わらず、読んでみると生物学者や医学者の記述が中心で、
心理学や心理学者は関係ないの?と意外に思いました。
また、自然科学者たちの議論や態度から、なるべく"心理学"
という学問やその用語を避けて論じているようにも感じられ
たのですが、もしかして将来、心理学は、それらの自然科学
に吸収されてしまうのではないか?と思いました。
私のとらえた印象では、自然科学者の方々の話では、
「自然科学/心理学や哲学」というように分けて
いたので、心理学は科学より哲学に近いようです。
というか、哲学と科学の板ばさみになっていて、
ニッチで「あやうい」学問なのではないでしょうか?
哲学者は心理学者より賢い。
科学者は心理学者より正しい。
数学者は心理学者より確か。
文学者は心理学者より詳しい。
医学者は心理学者より治せる。
こうみると、やばいのではないでしょうか?
4 :
マルトロ@裏コンで二日酔:2000/11/07(火) 08:32
脳や心にまつわる本を読んでいて感じたのですが、
タイトルに「脳」というキーワードが含まれているにも
関わらず、読んでみると心理学者の記述が中心で、
生物学や医学は関係ないの?と意外に思いました。
なんてこと誰も言わないだろう。
自然科学に認められているかどうかと心理学的研究の
価値は関係ない。単に自然科学のほうがアホであるということも
テーマやトピックによってはたくさんあるし、
同じテーマを扱った異分野の研究同士がつねに比較可能であったり、
順位づけが可能なわけでもない。
たとえば、人の心を理解するにおいて太宰治とギブソンの
どっちが優れているか、とか、村上春樹の小説には
スキナーのことは一言も触れられていないから、行動分析は
危ういんじゃないか、みたいな議論が無意味なことは
誰でもわかるだろう。
日心大会のガーゲン先生の講演は勉強になったね。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 02:49
もうひとつ,あげ
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 06:02
心理学のイメージ:
すでに心理学の知識をもってそうな、とても一般人とは
思えない学生や院生をつかまえてきて、やってることが
不自然すぎて、とても現実を反映しているとは思えない
実験室の環境で、どこまで信用できるかも分からない
アンケートや体験談を集めて、とても科学とは思えない
曖昧な用語をこねくりまわし、肝心の統計もソフトに
おまかせして、設定をちょこちょこ変えて「工夫」し、
その「神の手」で、出ない結果も出そうと思えば出て
しまい、でてくる結果も、わざわざ研究するまでもない
ような、人々が自明としている常識的なことばかりで、
生命科学や情報科学の勢いがものすごいこれからは、
とてもそれらの科学に太刀打ちできそうにない学問。
>6
昔からよくある心理学徒の自虐的発言か?
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 10:57
その常識ってやつの少なからぬ部分は心理学が作ってきたのよ。
ただ、それが一般に知られてないだけ。
いい面でも悪い面でも。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 23:53
日本の大学では、文学部心理学科っていうのが多いから、自然科学というイメージ
は全然持てないね。
10 :
マルシンド:2000/11/09(木) 12:56
>9
だから,自然科学というイメージなんて持てなくても,
ぜーんぜん問題ないんだって.
>6
そりゃあ君の心理学がつまらないだけだ.
こういう自虐的発言はおそらく,
・心理学が大学の中でも,社会的にもあまり影響力がなかった
時代に
・他の学問からバカにされる前にセルフハンディリャッピング
してしまおうとする意図で
・現在は60代に届こうとする世代の先生方の中から
生まれてきたのではないかと想像できる.それが今でも
生き残っているし,心理学業界の中ではこの手の発言を
する奴の方が「通」のように見えると言う悪習がある.
しかし,今でもそんなこと言っているのは,心理学が
社会的にものすごい影響力を持ち始めている現代では
単なる無責任,責任逃れに過ぎない.君が心理学者なら
心理学の良いところを説明してみるべし.そのほうが
ずっと難しいし「通」でなくちゃできないことだろ(笑).
>8
おっしゃるとおり.たとえば,
心理学ができる前には人はみな自分の目に見えている世界が
世界そのものだと思っていた.錯覚なんて言葉もなかった.
人の知覚がその人の経験や欲求に影響される,なんてことは
今は常識だけど,その常識は心理学が作った.
11 :
理系:2000/11/09(木) 22:35
科学も哲学の1分野です。
12 :
知覚屋2号:2000/11/10(金) 07:36
色の恒常性なんかは、心理学でモデル化されたものが
生理学者に伝わるまでにそうとう時間がかかったし、
運動視のフィルターモデルだって、Marr&Ullmanなんかのモデルを
支持するデータが90年代になって神経細胞レベルで発見された。
Nature Neuroscienceにも毎号必ずPsychophysicsの論文が掲載されてるし。
神経科学の中には心理学はちゃんと加えられてる、といっていいような気がする。
もちろん、心理実験だけで神経科学的な結論を導き出すのは難しいし、
最終的な証拠の発見は生理学者にゆだねられるが・・・
心理学を背景とする知識は、神経科学では求められるものだし、
きちんとした心理実験を組める、実験屋としての人材も必要とされているよ。
基礎系心理学者は妙に卑下せず、また奢らずに、Scientistの端くれとして
振舞えばいいのでは?
どーでもいいがこの板の院生、講師などと思われる学者たちを
見れば見るほど心理学が胡散臭くなっていく気がするよ(苦笑
変人方が、皆につつかれて溜まったストレスをここで発散しているだけ
だと固く信じてないと心理学に進む人々は夢もチボーも無いぞ。
ふぁいとだっ!学者の卵たちよ!
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/11(土) 00:45
>13
どのような書き込みを指してそうおっしゃるのかわかりませんが、
胡散臭いのは教授や名誉教授クラスにもおります(笑)。
むしろこの板に書き込んでいる心理学徒の連中は、
心理学界の良心とまでは言いませんが(笑)、比較的まともだと思いますよ。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/11(土) 07:08
>14
そうなのかなぁ…。私は13じゃないし、門外漢だけど、
少なくともこの板を読めば読むほど、心理学やそれに
参加する人があやうく、胡散臭く印象づけられてくる
んですが…。匿名掲示板だからこその表れでしょうか。
もちろん、玉石混交なのかもしれませんが、素人が漠然と
みていくと、なんだか、間接的にも心についての研究を
しているとは思えないほど、自分の心理に自覚的でない
ような、心理学関係者の発言が、おぼろげながらも
うかんでくるのですが。そこに、心を読むことと、
心を理解することとのギャップ、あるいは、心理学
の世界の常識と、その外にある常識とのギャップが
あるのかなあ、と感じます。
まあ、学問はそういうものなのかもしれませんが…。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/11(土) 07:39
>15
心理学ってのは、よくわからないぼんやりとした心という存在をそのまま理解するんじゃなくて、
部分部分に切り分けて理解する学問だから、一般イメージとはかけ離れているだろうね。
記憶ってのはどういう仕組みになっているのか。
文字をどう認識するのか。
色をどうやって認識するのか。
という人間の機能的な面を研究するのも心理学の一面。
心を研究しているからといって、あたたかな感覚のある学問ってわけじゃないよ。
17 :
14:2000/11/11(土) 08:03
専門家の端くれとして、
少しでも多くの方に心理学の実像を知っていただきたいと思って
この板に参加しているのですが、
13氏や15氏のような御意見を読むと考えさせられます。
たしかに同じ「心理」という言葉を使っても、その意味するところについて
一般の方と専門家の認識のギャップは大きいかもしれません。
また匿名板ですから、専門家のふりをしていいかげんな事を書き込んでいる輩もいますが、
一般の方にはそのへんが見分けにくいかもしれませんね。
固定ハンで書き込んでいる住人の書き込みはどちらかというと業界人向けで
心理学の現状への批判も含まれていますが、読む価値はありますよ。
若き心理学徒の愚痴とぼやきと息抜きの場になっていることも確かですが、
有意義な議論も(ときどきは)交わされているようですし。
なんか弁解になっちゃったな。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/11(土) 23:07
なんで1日のうちにこんなに下がっちゃうの。
>17
いいがけんな書き込みは問答有用です。
>18
あちこちのスレが活発に稼動しているから。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 20:08
/
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/20(月) 20:14
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
2chってさあ、匿名だから人間っぽくていいよね。
心理学もある程度の人から得られるデータとかで
いろいろやるんだろうけど、こっち見てるほうが
人の心理について分かるような気がするよ(藁
以上素人の感想でした。